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翼、必要ですか?
第1段を再利用するなら、SpaceXが垂直着陸方式で実用化済み。以前なら、垂直着陸の制御難易度の問題で、翼滑空による水平着陸にせざるを得ませんでしたが…。
打ち上げ中は、翼は大きなデッドウエイトとなるうえに、空力上も抵抗にしかならず、第2段の積載方法も軸上ではなく背中に子亀方式ではよろしくない。帰還時の逆噴射燃料が不要なことと、帰還先の選択肢が広いことはメリットですが、デメリットが上回るんじゃないかな。
とはいえ、翼がある宇宙機はロマンですからねぇ…。高性能な空中発射母機、って考えればアリなのかな。宇宙機というには微妙だけど。
有翼宇宙機の技術継承という意味合いが強いんじゃないでしょうか。スペースシャトルの特色の中に、打ち上げ後に軌道傾斜角を大きく変更できることと、着陸地点を自由に選べるということがありました。この二つの機能は米空軍の要望したもので、打ち上げ後に監視の及ばない空域で傾斜角を変更したり、脅威があるとか着陸場が破壊されているとかいう時に着陸先を変更したりするためのものでした。その能力を空軍としてまだ維持したいとか、あとはマッハ30とかのきわめて高速での翼のふるまいを見たいとか、その辺の思惑ではないでしょうか。
減速・着陸用の燃料のことを考えると、効率の差はもっと縮まる、とか?空気抵抗で壊れないぐらいのスピードで落っこちてこようと思うと、それなりに燃料を食いそう。
上段とペイロードを載せないなら、それなりのペイロードを積んで極超音速で飛べる飛行機ですからね、これ。しかも運用コストは相当低減される。推進剤が液酸と液水でその調達が問題ですけど、そこらの飛行機のようにそこらの滑走路から運用できるなら、そりゃ有用でしょう。
でも、使い捨てる上段とペイロードフェアリングだけで1回500万ドルの予算を食いつぶしそうな気もするし、どうするんだろ。
垂直離陸だし、まんまロケットエンジンだしで、そこらの空港じゃ無理じゃないかな。安全基準や騒音規制を突破できるとは到底思えないし…。
やはり、単純に、SpaceXとかの打ち上げロケットの1段目が翼でフライバックしてくるだけ、って思います。翼があるから飛行機に見えるけど、本質は従来型のロケットでしょう。夢のスペースプレーンがすっかり現実的になっちゃった姿、とでも言うか。
VAFBからAtlas Vのお急ぎ便で打ち上げて、中東の洞窟を何度か航過させて、フィンランド空軍からの怒りの電話を聞きながらミルデンホールで完璧なフレアをかける姿を見守る訳ですよ。夢があるじゃないですか。
その司令官の声は間違いなく石塚運昇氏だな
まだ始まったばかりの垂直着陸方式より、実績のある技術をベースにしたほうが確実と考えたのでしょう。
垂直着陸方式だと水平方向の速度を稼げないXS-1はSpaceXよりも一段目の高度・速度がはるかに大きいようだが
亡霊ってのはヒドイなー
宇宙往還機の翼はメリットは他にもあるんですよ今回のコレに適応できる話かどうかは置いといて
先ず現在のところ,10トン単位のペイロードを大気圏に再突入させる技術はこれのみですカプセル+アブレーションに比べて,再突入時のGをかなり低減することもできます
揚力カプセルにすればたいして変わらんのでは?リフティングボディーは翼の一種だよ、って主張もあるかもしれないけれどw
亜音速以下の飛行、というか着陸が問題になるだけですかね。翼が無いと。それ以外はたいして変わらんかもしれない。パラフォイルの試みは頓挫してるようですが、ちゃちな可変翼(格納時は耐熱気にしなくて良い)を展開するとか、なんか方法ないもんでしょうか。
あるいはいっそ、バリュート使ってみるとかね。あまり研究されてないっぽいですけど、巨大なバリュートならゆっくり降ろせるって話もあるみたいです。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
スペースシャトルの亡霊 (スコア:0)
翼、必要ですか?
第1段を再利用するなら、SpaceXが垂直着陸方式で実用化済み。
以前なら、垂直着陸の制御難易度の問題で、翼滑空による水平着陸にせざるを得ませんでしたが…。
打ち上げ中は、翼は大きなデッドウエイトとなるうえに、空力上も抵抗にしかならず、第2段の積載方法も軸上ではなく背中に子亀方式ではよろしくない。
帰還時の逆噴射燃料が不要なことと、帰還先の選択肢が広いことはメリットですが、デメリットが上回るんじゃないかな。
とはいえ、翼がある宇宙機はロマンですからねぇ…。
高性能な空中発射母機、って考えればアリなのかな。宇宙機というには微妙だけど。
Re:スペースシャトルの亡霊 (スコア:2, 興味深い)
有翼宇宙機の技術継承という意味合いが強いんじゃないでしょうか。スペースシャトルの特色の中に、打ち上げ後に軌道傾斜角を大きく変更できることと、着陸地点を自由に選べるということがありました。
この二つの機能は米空軍の要望したもので、打ち上げ後に監視の及ばない空域で傾斜角を変更したり、脅威があるとか着陸場が破壊されているとかいう時に着陸先を変更したりするためのものでした。
その能力を空軍としてまだ維持したいとか、あとはマッハ30とかのきわめて高速での翼のふるまいを見たいとか、その辺の思惑ではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
減速・着陸用の燃料のことを考えると、効率の差はもっと縮まる、とか?
空気抵抗で壊れないぐらいのスピードで落っこちてこようと思うと、それなりに燃料を食いそう。
Re: (スコア:0)
上段とペイロードを載せないなら、それなりのペイロードを積んで極超音速で飛べる飛行機ですからね、これ。しかも運用コストは相当低減される。
推進剤が液酸と液水でその調達が問題ですけど、そこらの飛行機のようにそこらの滑走路から運用できるなら、そりゃ有用でしょう。
でも、使い捨てる上段とペイロードフェアリングだけで1回500万ドルの予算を食いつぶしそうな気もするし、どうするんだろ。
Re:スペースシャトルの亡霊 (スコア:1)
垂直離陸だし、まんまロケットエンジンだしで、そこらの空港じゃ無理じゃないかな。
安全基準や騒音規制を突破できるとは到底思えないし…。
やはり、単純に、SpaceXとかの打ち上げロケットの1段目が翼でフライバックしてくるだけ、って思います。
翼があるから飛行機に見えるけど、本質は従来型のロケットでしょう。
夢のスペースプレーンがすっかり現実的になっちゃった姿、とでも言うか。
Re:スペースシャトルの亡霊 (スコア:1)
VAFBからAtlas Vのお急ぎ便で打ち上げて、中東の洞窟を何度か航過させて、フィンランド空軍からの怒りの電話を聞きながらミルデンホールで完璧なフレアをかける姿を見守る訳ですよ。夢があるじゃないですか。
Re: (スコア:0)
その司令官の声は間違いなく石塚運昇氏だな
Re: (スコア:0)
まだ始まったばかりの垂直着陸方式より、実績のある技術をベースにしたほうが確実と考えたのでしょう。
Re: (スコア:0)
垂直着陸方式だと水平方向の速度を稼げない
XS-1はSpaceXよりも一段目の高度・速度がはるかに大きいようだが
Re: (スコア:0)
亡霊ってのはヒドイなー
宇宙往還機の翼はメリットは他にもあるんですよ
今回のコレに適応できる話かどうかは置いといて
先ず現在のところ,10トン単位のペイロードを大気圏に再突入させる技術はこれのみです
カプセル+アブレーションに比べて,再突入時のGをかなり低減することもできます
Re: (スコア:0)
揚力カプセルにすればたいして変わらんのでは?
リフティングボディーは翼の一種だよ、って主張もあるかもしれないけれどw
亜音速以下の飛行、というか着陸が問題になるだけですかね。翼が無いと。
それ以外はたいして変わらんかもしれない。
パラフォイルの試みは頓挫してるようですが、ちゃちな可変翼(格納時は耐熱気にしなくて良い)を展開するとか、なんか方法ないもんでしょうか。
あるいはいっそ、バリュート使ってみるとかね。
あまり研究されてないっぽいですけど、巨大なバリュートならゆっくり降ろせるって話もあるみたいです。