アカウント名:
パスワード:
って思うんですけどどうですかね。ここまで大勢(検出論文だけで1,000名 [ismedia.jp])の人間が長らく貢献を重ねて(論文は)ようやく3名が受賞、別分野では賞に匹敵(すると言われる)クラスの研究者/成果がゴロゴロいる。そのうちその一部が死亡し受賞できず受賞の栄誉は生き残った研究者にというケースもあると聞く。素人考えですけど、もうちょっとどうにかならんのだろうか……
うん、待ちに待った物理学史上の一大イベントではあるんだけど、それだけに、ノーベル賞で追加の箔が付くようなものでもないし。ノーベル賞の使い方としてはもっと意義がある使い方がありそうに思う。
計測自体も、順調に人類の科学技術が発展する限り、相対性理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはできるだろうという話だし。それこそ、100年後ぐらいには、天体写真を撮るついでに、スマホで重力波検出しとこうか、ぐらいになってるかもしれない。当時はノーベル賞級の計測だった、光の速度を測る、というのが今だったら高校生の夏休みの自由研究ぐらいでそこそこできるような具合に。
それを、今の計測技術を底上げしまくってついに成し遂げたというのは凄いんだけど、思いもよらなかった新しい知見すごいというより、とても有名なレースの一等賞おめでとうという雰囲気だし。
>計測自体も、順調に人類の科学技術が発展する限り、相対性理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはできるだろうという話だし。>それこそ、100年後ぐらいには、天体写真を撮るついでに、スマホで重力波検出しとこうか、ぐらいになってるかもしれない。
マイケルソン「理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはエーテル計測できるだろうって話だよね」モーリー 「今は水銀のプールに浮かべた10mの干渉計を使ってるけどさ、それこそ100年後くらいには時間を測るついでに懐中時計でエーテル検出しとこうか、くらいになってるかもしれないな」マイケルソン「はっはっは」モーリー 「はっはっは。しかしもう6年これやってんだよな。そろそろ結果出ないかな」
うん。そうなってしまうと気の毒だし。市場に出回ってる最高の機器を組み合わせたら計測できそうなぐらいまで、待ちましょう、それまで無理な計測は控えましょう、みたいな紳士協定はできないものか。
多分、重力波の初検出グループは限界を越えて工夫に工夫を重ねて、常識的な装置の10年とか20年とか先ぐらいを行ってるんだろうし。もしそれで、「理論上、この設計で計測できるハズだが…」となってしまうと、理論が間違ってるのか設計が間違ってるのか製造が間違ってるのかと延々悩むハメに陥る。その段階で「計測できないっぽい」と発表しても、「どっか壊れてるんだろ」となか
いやいやヒッグスにしても重力波にしても専用の装置を作らないと検出できないし、能動的に作ろうとしないとそっち方面の技術はよくならないよ。量子限界のレベルでの測定とか、普通は需要がないんだよ。たとえば、イメージングセンサーの精度は上がってるとはいえ、いまだに素粒子を捉えるレベルにはなってないでしょ?需要が直交してるんだよ。フェルマーの定理だってそれをナントカしようとした上に数学界の進歩があった。基礎科学って言うのはそういうもんだよ。
重力波だと、距離の時間変化の計測だから、ただ単にレーザー測距技術の精度が上がれば上がるほど、小型の機器で計測できるようになりそうに思えますが。まあ、重力波検出に必要な精度が異様すぎて、一般的な需要に基づいた測距技術の改善を待ってたんでは、いつまで経ってもそこまで上がらないんですかね。
未知の超絶技術がない限り今の測距技術の延長では難しい。技術が進歩すると検出器は大型になれこそすれ小型にはならない。センサー感度について言えば、LIGOはすでに量子限界で測定している。つまり小型の装置では原理的にLIGOに勝てない(基線長・レーザー出力)。さらに、測定に使うミラー達は量子限界以下まで静かになっていないといけない。防振性能がそれだけないといけない。熱励起による雑音を下げるためミラーだって大きくないといけない。
なるほど。今回の受賞で雑誌などにまた特集記事が書かれると思うので見てみます。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
ノーベル賞基準のインフレ (スコア:1)
って思うんですけどどうですかね。
ここまで大勢(検出論文だけで1,000名 [ismedia.jp])の人間が長らく貢献を重ねて(論文は)ようやく3名が受賞、
別分野では賞に匹敵(すると言われる)クラスの研究者/成果がゴロゴロいる。
そのうちその一部が死亡し受賞できず受賞の栄誉は生き残った研究者にというケースもあると聞く。
素人考えですけど、もうちょっとどうにかならんのだろうか……
Re:ノーベル賞基準のインフレ (スコア:0)
うん、待ちに待った物理学史上の一大イベントではあるんだけど、それだけに、ノーベル賞で追加の箔が付くようなものでもないし。
ノーベル賞の使い方としてはもっと意義がある使い方がありそうに思う。
計測自体も、順調に人類の科学技術が発展する限り、相対性理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはできるだろうという話だし。
それこそ、100年後ぐらいには、天体写真を撮るついでに、スマホで重力波検出しとこうか、ぐらいになってるかもしれない。
当時はノーベル賞級の計測だった、光の速度を測る、というのが今だったら高校生の夏休みの自由研究ぐらいでそこそこできるような具合に。
それを、今の計測技術を底上げしまくってついに成し遂げたというのは凄いんだけど、
思いもよらなかった新しい知見すごいというより、とても有名なレースの一等賞おめでとうという雰囲気だし。
Re:ノーベル賞基準のインフレ (スコア:1)
>計測自体も、順調に人類の科学技術が発展する限り、相対性理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはできるだろうという話だし。
>それこそ、100年後ぐらいには、天体写真を撮るついでに、スマホで重力波検出しとこうか、ぐらいになってるかもしれない。
マイケルソン「理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはエーテル計測できるだろうって話だよね」
モーリー 「今は水銀のプールに浮かべた10mの干渉計を使ってるけどさ、それこそ100年後くらいには時間を測るついでに懐中時計でエーテル検出しとこうか、くらいになってるかもしれないな」
マイケルソン「はっはっは」
モーリー 「はっはっは。しかしもう6年これやってんだよな。そろそろ結果出ないかな」
Re: (スコア:0)
うん。そうなってしまうと気の毒だし。
市場に出回ってる最高の機器を組み合わせたら計測できそうなぐらいまで、待ちましょう、
それまで無理な計測は控えましょう、みたいな紳士協定はできないものか。
多分、重力波の初検出グループは限界を越えて工夫に工夫を重ねて、常識的な装置の10年とか20年とか先ぐらいを行ってるんだろうし。
もしそれで、「理論上、この設計で計測できるハズだが…」となってしまうと、
理論が間違ってるのか設計が間違ってるのか製造が間違ってるのかと延々悩むハメに陥る。
その段階で「計測できないっぽい」と発表しても、「どっか壊れてるんだろ」となか
Re: (スコア:0)
いやいやヒッグスにしても重力波にしても専用の装置を作らないと検出できないし、能動的に作ろうとしないとそっち方面の技術はよくならないよ。量子限界のレベルでの測定とか、普通は需要がないんだよ。たとえば、イメージングセンサーの精度は上がってるとはいえ、いまだに素粒子を捉えるレベルにはなってないでしょ?需要が直交してるんだよ。フェルマーの定理だってそれをナントカしようとした上に数学界の進歩があった。基礎科学って言うのはそういうもんだよ。
Re: (スコア:0)
重力波だと、距離の時間変化の計測だから、ただ単にレーザー測距技術の精度が上がれば上がるほど、小型の機器で計測できるようになりそうに思えますが。
まあ、重力波検出に必要な精度が異様すぎて、一般的な需要に基づいた測距技術の改善を待ってたんでは、いつまで経ってもそこまで上がらないんですかね。
Re: (スコア:0)
未知の超絶技術がない限り今の測距技術の延長では難しい。技術が進歩すると検出器は大型になれこそすれ小型にはならない。センサー感度について言えば、LIGOはすでに量子限界で測定している。つまり小型の装置では原理的にLIGOに勝てない(基線長・レーザー出力)。さらに、測定に使うミラー達は量子限界以下まで静かになっていないといけない。防振性能がそれだけないといけない。熱励起による雑音を下げるためミラーだって大きくないといけない。
Re: (スコア:0)
なるほど。今回の受賞で雑誌などにまた特集記事が書かれると思うので見てみます。