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極論を言います。数々のノーベル記念経済学賞受賞者がいるけど、真に褒め称えていいのは行動経済学関連だけ。今回の受賞者もそうだし、ダニエル・カーネマンもそう。こういう研究にだけ授与すればいい。
だめな例として。たとえばマイロン・ショールズやロバート・マートンなんかにはあげるべきではなかった。こう言うと「ブラック–ショールズ方程式は正しいオプション価格の算定に…」という反論を受けますが、不確かなリスク見積もりで巨大なファンドを1年ちょっとで吹っ飛ばすようなメッキだけはピカピカだが役立たずの金融工学()にあげるようなものじゃありません。三角形だった車輪を四角形にしただけの研究なんですから。
政策や経済活動における工学としてのそれらは碌なものを生み出さなかったかもしれないが、金融工学周りは十分理論としてもっともだとは思うけど。ブラック–ショールズ方程式が何だったのかは忘れたけど、なるほどとは思った記憶がある。発展途上の理学的な試行錯誤段階にある学問を、安易に工学に適用してしまったのが誤りなのでしょう。別分野に置き換えてみればそれはダメだと分かる。だからと言って無価値とは言えない。
LTCMがコケたのは、金融工学におけるモデルの、金融危機における妥当性について検討をしなかったのが原因ですなたとえばあるものが正規分布に従うという仮定は平常時には妥当だが、金融危機下ではそうではなかった
行動経済学は伝統的な経済学が採用しているモデルについて批判的に検討して別のモデルを提案しますが、モデルに基づいている以上、応用の際には現実において検討する必要があることにはかわりはないです
そもそもモデルは議論のたたき台にするためだからなるべくシンプルなほうがいいし、シンプルに過ぎるように見えても現象の一部分の本質を捉えていれば捨てるのはもったいないですよ
>現象の一部分の本質を捉えていれば捨てるのはもったいないそう言い続けて周りからの指摘に耳を塞ぎ続けてきたのが経済学なんだよなぁ。経済学のいう「効用」なんて噴飯物。
A:裸一貫から1億円の資産を持つようになった人。B:かつては50億の資産に恵まれていたが、経済危機で吹き飛んで1億だけ残した人。
行動経済学以前の経済学では「1億円の効用は両者にとって同一である」から経済活動においては両者とも同じように行動するんだそうでw
ここで問題になってるのは「旧来の経済学は本質を捉えてない」ってことなんじゃないの?だからこそ「ラクダを探しに北極に行っている」と叩かれてるわけでしょ。
シンプルすぎるモデルにいつまでもしがみつくのはバカだけど、いきなり万能のモデルを求めるのも童貞度のバカですよ
物理学だって古典物理学が有効な範囲とそうでない範囲があるでしょう行動経済学も古典的な経済学を批判的に継承していますよ
俺がちゃんと読めてないのかわからんが、どのあたりに「万能のモデルを求める」ようなところがあるんだ?従来の経済学を否定してるのは「万能でないから」じゃなくて、「本来なら織り込まないといけないところを無視して、実状とかけ離れた空論にしがみついてるから」ってことだろ。この辺とかそういうこと言ってるんじゃないの?
「机の上でしか成り立たないような虚学ではなく、実社会に寄与する実学をたたえるべき」
今の一般的な経済学がしていることは、ラクダを探しに北極を目指しているようなものです。LTCMを潰した二人が発見したのは「我々は順調に北に向かっている」と言うことです。(オプションの売りのリスクを考えたら「適正な価格」なんて絵空事だとわかります)
ここで問題になってるのは「旧来の経済学は本質を捉えてない」ってことなんじゃないの?
これらをどう読んだら「万能でないから駄目」と読めるのか・・・
「ラクダ見つけたいなら北極は諦めて砂漠に行け」
> 「本来なら織り込まないといけないところを無視して、実状とかけ離れた空論にしがみついてるから」ってことだろ。
どんな有用なモデルであってもあてはめる範囲を間違えればそりゃ失敗しますがな行動経済学の精密なモデルであっても適用範囲を間違えれば失敗は確実です
古典的な経済学のモデルは簡単で扱いやすいというメリットがあるので、それで十分なところに行動経済学の難しいモデルなど大げさすぎてかえって不便ですよ
> どんな有用なモデルであってもあてはめる範囲を間違えればそりゃ失敗しますがな
傲慢で調子こいていた連中が大失敗してみんな迷惑したのは事実ですが、フランク・ナイト [wikipedia.org]にしろケインズにしろ、大昔からみんなわかっていて、その上で議論の出発点として簡便なモデルを考えたのですよ
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
行動経済学限定でいいよ(フレームの元:-1) (スコア:1)
極論を言います。
数々のノーベル記念経済学賞受賞者がいるけど、真に褒め称えていいのは行動経済学関連だけ。
今回の受賞者もそうだし、ダニエル・カーネマンもそう。
こういう研究にだけ授与すればいい。
だめな例として。たとえばマイロン・ショールズやロバート・マートンなんかにはあげるべきではなかった。
こう言うと「ブラック–ショールズ方程式は正しいオプション価格の算定に…」という反論を受けますが、
不確かなリスク見積もりで巨大なファンドを1年ちょっとで吹っ飛ばすような
メッキだけはピカピカだが役立たずの金融工学()にあげるようなものじゃありません。
三角形だった車輪を四角形にしただけの研究なんですから。
Re: (スコア:0)
政策や経済活動における工学としてのそれらは碌なものを生み出さなかったかもしれないが、金融工学周りは十分理論としてもっともだとは思うけど。
ブラック–ショールズ方程式が何だったのかは忘れたけど、なるほどとは思った記憶がある。
発展途上の理学的な試行錯誤段階にある学問を、安易に工学に適用してしまったのが誤りなのでしょう。
別分野に置き換えてみればそれはダメだと分かる。
だからと言って無価値とは言えない。
Re: (スコア:0)
LTCMがコケたのは、金融工学におけるモデルの、金融危機における妥当性について検討をしなかったのが原因ですな
たとえばあるものが正規分布に従うという仮定は平常時には妥当だが、金融危機下ではそうではなかった
行動経済学は伝統的な経済学が採用しているモデルについて批判的に検討して別のモデルを提案しますが、
モデルに基づいている以上、応用の際には現実において検討する必要があることにはかわりはないです
そもそもモデルは議論のたたき台にするためだからなるべくシンプルなほうがいいし、
シンプルに過ぎるように見えても現象の一部分の本質を捉えていれば捨てるのはもったいないですよ
Re: (スコア:0)
>現象の一部分の本質を捉えていれば捨てるのはもったいない
そう言い続けて周りからの指摘に耳を塞ぎ続けてきたのが経済学なんだよなぁ。
経済学のいう「効用」なんて噴飯物。
A:裸一貫から1億円の資産を持つようになった人。
B:かつては50億の資産に恵まれていたが、経済危機で吹き飛んで1億だけ残した人。
行動経済学以前の経済学では「1億円の効用は両者にとって同一である」から
経済活動においては両者とも同じように行動するんだそうでw
ここで問題になってるのは「旧来の経済学は本質を捉えてない」ってことなんじゃないの?
だからこそ「ラクダを探しに北極に行っている」と叩かれてるわけでしょ。
Re: (スコア:0)
シンプルすぎるモデルにいつまでもしがみつくのはバカだけど、
いきなり万能のモデルを求めるのも童貞度のバカですよ
物理学だって古典物理学が有効な範囲とそうでない範囲があるでしょう
行動経済学も古典的な経済学を批判的に継承していますよ
Re: (スコア:1)
俺がちゃんと読めてないのかわからんが、どのあたりに「万能のモデルを求める」ようなところがあるんだ?
従来の経済学を否定してるのは「万能でないから」じゃなくて、
「本来なら織り込まないといけないところを無視して、実状とかけ離れた空論にしがみついてるから」ってことだろ。
この辺とかそういうこと言ってるんじゃないの?
「机の上でしか成り立たないような虚学ではなく、実社会に寄与する実学をたたえるべき」
今の一般的な経済学がしていることは、ラクダを探しに北極を目指しているようなものです。
LTCMを潰した二人が発見したのは「我々は順調に北に向かっている」と言うことです。
(オプションの売りのリスクを考えたら「適正な価格」なんて絵空事だとわかります)
ここで問題になってるのは「旧来の経済学は本質を捉えてない」ってことなんじゃないの?
これらをどう読んだら「万能でないから駄目」と読めるのか・・・
「ラクダ見つけたいなら北極は諦めて砂漠に行け」
Re:行動経済学限定でいいよ(フレームの元:-1) (スコア:0)
> 「本来なら織り込まないといけないところを無視して、実状とかけ離れた空論にしがみついてるから」ってことだろ。
どんな有用なモデルであってもあてはめる範囲を間違えればそりゃ失敗しますがな
行動経済学の精密なモデルであっても適用範囲を間違えれば失敗は確実です
古典的な経済学のモデルは簡単で扱いやすいというメリットがあるので、それで十分なところに行動経済学の難しいモデルなど大げさすぎてかえって不便ですよ
Re: (スコア:0)
> どんな有用なモデルであってもあてはめる範囲を間違えればそりゃ失敗しますがな
傲慢で調子こいていた連中が大失敗してみんな迷惑したのは事実ですが、
フランク・ナイト [wikipedia.org]にしろケインズにしろ、大昔からみんなわかっていて、その上で議論の出発点として簡便なモデルを考えたのですよ