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緑内障の者です。
緑内障は眼圧が高い事が原因で起きる病気ですので、その治療としては「眼圧降下薬の継続的な点眼」(もしくは手術)が必要です。眼圧の高さというのは体質的な所に原因がありますので、点眼は一生続きます。そういう観点で、タレコミでは薬価を気にするようなコメントを書いたんでしょうけど、はっきり言って目薬なんてたいした額じゃありません。私の場合、目薬2種を点眼していますが、3割負担で月額2,000円程度。普通は気にするほどのものではないでしょう。私は使ってませんが、ジェネリックを使えばもっと安くなりますし。
それよりも、目薬の一滴が多すぎることによる最大の問題は副作用です。眼圧降下薬の機序はいろいろあるのですが、その中でも、最近は「プロスタグランジン製剤」と呼ばれるタイプの目薬(以下PG系)が流行っています。(まあ、最近といっても、ここ20年ほどの話。PG系で最初に出た「キサラタン」(ラタノプロスト)はもう特許切れでジェネリックが出てます。別の製薬会社が、特許避けのため微妙に成分が異なるPG系の目薬を出してますが、それらはまだ特許は切れてません。)
それまでの目薬は一日2~3回の点眼が必要なのが普通だったのですが、PG系は1日1回の点眼でOKで、しかも眼圧降下作用が強いという実に良い薬なのですが、「まつげが伸びる」「色素が沈着する(目に隈ができる)」「まぶたがくぼむ」といった副作用があります。たいした副作用じゃないと言われそうですが、人によっては「眼鏡のレンズにまつげがバシバシ当たってうっとうしい」とか「あまりに風貌が変わってしまって、他人に体調を心配された」なんてレベルの副作用が出る人もいて、特に女性にとっては大問題らしいです。(他の目薬では「喘息を引き起こす場合がある」「味覚異常を起こす場合がある」などといった副作用がある薬もあるので、それに比べれば、受け入れやすい副作用です。そういう点でも「あまり問題のある副作用がない」としてPG系がもてはやされてる理由。まあ、眼圧を下げずに放置したら失明しますので、それ比べれば、PG系点眼薬の副作用を受け入れて点眼するしかないって場合が多いでしょう)
これらはすべて「目からあふれた薬剤が目の周りの皮膚に付く」ことが原因で起きますので、「点眼後には、洗顔・入浴する」といった対応である程度は副作用は防げるのですが、それでも副作用が出る人は出ます。適切な量の一滴が出せるようになれば、そういった副作用の心配がなくなるので、それを望む人はかなり多いと思います。
#ちなみに、「まつげが伸びる」という副作用については、PG系眼圧降下薬「ルミガン」を出した製薬会社は、同じものをまつげ用育毛剤「ラティース」として販売してたりします。#じゃあ「頭皮に塗ればハゲが直せるのか?」と考える人も出てきそうですが、実際に試した人によると「確かに育毛効果はあったが、大量の目薬が必要でコスト的に見合わない」という結論を出してました…#ルミガンは保険適用なしで1本3mlが3000円。ラティースなら1本1万円を超えるぐらい。頭皮が相手だと、一日数本は必要でしょうから、まあやってられないでしょうねぇ。
それはそういうハゲに効く薬が増えるだけ。AGA治療薬でも処方してもらいなさい。
# 謳えるほど効果がなけりゃ薄毛対策シャンプーにでもなろう
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
最大の問題は副作用 (スコア:5, 参考になる)
緑内障の者です。
緑内障は眼圧が高い事が原因で起きる病気ですので、その治療としては「眼圧降下薬の継続的な点眼」(もしくは手術)が必要です。
眼圧の高さというのは体質的な所に原因がありますので、点眼は一生続きます。
そういう観点で、タレコミでは薬価を気にするようなコメントを書いたんでしょうけど、はっきり言って目薬なんてたいした額じゃありません。
私の場合、目薬2種を点眼していますが、3割負担で月額2,000円程度。普通は気にするほどのものではないでしょう。私は使ってませんが、ジェネリックを使えばもっと安くなりますし。
それよりも、目薬の一滴が多すぎることによる最大の問題は副作用です。眼圧降下薬の機序はいろいろあるのですが、その中でも、最近は「プロスタグランジン製剤」と呼ばれるタイプの目薬(以下PG系)が流行っています。(まあ、最近といっても、ここ20年ほどの話。PG系で最初に出た「キサラタン」(ラタノプロスト)はもう特許切れでジェネリックが出てます。別の製薬会社が、特許避けのため微妙に成分が異なるPG系の目薬を出してますが、それらはまだ特許は切れてません。)
それまでの目薬は一日2~3回の点眼が必要なのが普通だったのですが、PG系は1日1回の点眼でOKで、しかも眼圧降下作用が強いという実に良い薬なのですが、「まつげが伸びる」「色素が沈着する(目に隈ができる)」「まぶたがくぼむ」といった副作用があります。
たいした副作用じゃないと言われそうですが、人によっては「眼鏡のレンズにまつげがバシバシ当たってうっとうしい」とか「あまりに風貌が変わってしまって、他人に体調を心配された」なんてレベルの副作用が出る人もいて、特に女性にとっては大問題らしいです。
(他の目薬では「喘息を引き起こす場合がある」「味覚異常を起こす場合がある」などといった副作用がある薬もあるので、それに比べれば、受け入れやすい副作用です。そういう点でも「あまり問題のある副作用がない」としてPG系がもてはやされてる理由。まあ、眼圧を下げずに放置したら失明しますので、それ比べれば、PG系点眼薬の副作用を受け入れて点眼するしかないって場合が多いでしょう)
これらはすべて「目からあふれた薬剤が目の周りの皮膚に付く」ことが原因で起きますので、「点眼後には、洗顔・入浴する」といった対応である程度は副作用は防げるのですが、それでも副作用が出る人は出ます。適切な量の一滴が出せるようになれば、そういった副作用の心配がなくなるので、それを望む人はかなり多いと思います。
#ちなみに、「まつげが伸びる」という副作用については、PG系眼圧降下薬「ルミガン」を出した製薬会社は、同じものをまつげ用育毛剤「ラティース」として販売してたりします。
#じゃあ「頭皮に塗ればハゲが直せるのか?」と考える人も出てきそうですが、実際に試した人によると「確かに育毛効果はあったが、大量の目薬が必要でコスト的に見合わない」という結論を出してました…
#ルミガンは保険適用なしで1本3mlが3000円。ラティースなら1本1万円を超えるぐらい。頭皮が相手だと、一日数本は必要でしょうから、まあやってられないでしょうねぇ。
Re: (スコア:0)
目薬のグラム単価が高いのはそれが目薬だからで、ハゲ薬専用に例えば目に入れると毒な成分混ぜるとかすればメーカーの利益を減らさずに大量安価に提供できるのでは
# はやくしろー間に合わなくなってもしらんぞー
Re: (スコア:0)
それはそういうハゲに効く薬が増えるだけ。
AGA治療薬でも処方してもらいなさい。
# 謳えるほど効果がなけりゃ薄毛対策シャンプーにでもなろう