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アリアン5の打ち上げ連続成功記録、82回で途絶える」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2018年01月28日 19時35分 (#3352279)

    アリアンVロケットご乱心 ~とんでもない所に飛んで行った商業打ち上げのエース~ [togetter.com]

    軌道傾斜角20度といっても普通に20度ズレてるだけじゃなくてなんかややこしい事になっているらしい。
    今回の衛星は電気推進らしいけど、本当に戻せるのだろうか…?

    • Wikipediaにあるアリアン5の過去の打ち上げリスト内で「一部失敗」扱いになっているARTEMIS [www.jaxa.jp]がロケットによる軌道投入に失敗した後、自力で軌道に乗っています。

      ちなみにARTEMISも電気推進系です。比推力が大きい電気推進系の方が、推進剤の量に対して得られる速度が大きいので、結果的に大きな軌道変更ができる、ということなんでしょうね。ま、その分衛星の寿命が短くなる訳ですが。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      バイコヌールの打ち上げなどで軌道傾斜角が初めからゼロ度にできない時は、 この図のように近地点と遠地点が赤道上に来るようにする [spaceflight101.com]らしい。今回のロケットはこの図で言うと最初の黒丸からいきなり灰色の赤道面に入り、(7)付近で衛星を放出、衛星は(16)の軌道を飛んで(14)でアポジ噴射を行い、外枠の静止軌道に入る計画だった。そもそも全て灰色の面で完結して、斜めの軌道を飛んで水平に戻すという操作は必要ないはずだった。

      ところが間違った姿勢で飛んで

      • by Anonymous Coward on 2018年01月28日 23時59分 (#3352348)

        こちらの図 [twitter.com]が分かりやすいですが、高度が足りないのではなく(実際高度は43000kmある)、遠地点が赤道上に無い軌道に入ってしまったのが問題です。

        今から本来の静止トランスファ軌道に戻すことも可能ですが、そのためには現在の軌道が赤道面を横切る近地点付近で噴射をしなければならず、これは燃料を非常に消費してしまうことになります(軌道傾斜角の変更は遠地点で噴射を行うのが最も効率が良い)。

        その代わりに、この図 [twitter.com]のように、遠地点で噴射を行って傾いた円軌道に載せ、赤道上を通ったときに傾斜を修正する、といった方法が考えられるようです。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          なるほど、Argument of perigee(ω)が(通常の静止軌道に入れるための前段階としては)とんでもない値になってしまったんですね。

        • by Anonymous Coward

          準天頂衛星の初期の実験は、こんな感じの失敗衛星使ったんだろうか?
          たしか、衛星の燃料噴射で静止軌道に移すのを断念した衛星だったはず。

          今回のは電気推進だからリカバリ可能性がある、のですかね。

にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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