「「電磁波を使った流体活性化装置」特許を持つ日本システム企画、同社製品への「誹謗中傷」はたった1人の人物によるものと主張」記事へのコメント

14年

[nakka-man (37094)]

そのパイプテクターの特許は、特開2006-068621 [inpit.go.jp]だと思うのだが、名前の通り2006年に公開されていて、出願は2004年9月1日。
特許は出願日から20年間の権利があり、今年で出願から14年になるわけだが、出願した直後から誹謗中層を受けていたの？？

この手の製品は、製品が「特許庁に効果を認められた」というふうに宣伝する（実際は、特許は著作権等と同様に「他の人よりも早く」考えた事のみ審査される）ものなので、製品化は2006年だと推測します。
そうだとすると、12年しか経過していないことになりますね。

えっ？ 24年？？
それ、特許権は完全に切れてますよ。
まあ、模倣する人はいないでしょうけど。

Re:14年

[bemsj (39574)]

＞製品が「特許庁に効果を認められた」というふうに宣伝する 特許庁が特許として認めたとしても、その製品の効能を認めたことにはならないはずです。 日本の特許庁はまじめに審査しますが、 アメリカの特許には、ザル特許が多く、実現不可能なものや、効能が信用できないものが あります。 詳しくはわかりませんが、公正取引委員会では、特許にあるからと言って製品の効能を認める ことはない・・・・という情報をどこかで見た記憶があります。

Re:14年

[nakka-man (37094)]

そうです。特許は、効果を認める物ではありません。
特許の審査内容は、新規性 [wikipedia.org]と進歩性 [wikipedia.org]と言い、簡単に説明すれば、「誰よりも早く発明したか」を審査する物です。
特許を与えるときの項目には「高度な物である事」という条件も書かれていますが、高度な技術かどうかは判断材料が無いため、「誰でも考えつく幼稚な物では無い」ぐらいの意味しかなしていません。
特許は効果を調べず、他人がやっていない新しいものであれば良いので、エピデンスの無いダイエット薬とか、疑似科学とかは、まだ誰もやっていないので、かえって特許は取りやすくなるのです。

著作権だって、誰よりも早く表現した人が持つ物なので、特許と同じ訳ですが、著作権が自動的に付与されるのに対して特許は審査があるため、「効果について、国のお墨付きが得られた」という錯覚を与えます。疑似科学は、この性質を利用しているのです。
はっきり言って、広告に「特許取得しました」って書いてあったら、100％疑似科学と思って間違いありません。なぜなら、特許取得した事をわざわざ公表するのは、現代ではプラスにならないからです。