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台風による倒木が停電復旧の妨げに」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    タレコミ文はツリなんだろうが、一応反論。

    サンブスギ(山武杉)における非赤枯性溝腐病が手に負えない状態になったのは、輸入材の流入により杉建材の価格が劇的に低下して、商品価値が著しく毀損したことで、商品としての出荷が大幅に減ったため。結果として、杉の手入れが行われず病害が拡がることとなった。

    さらにこの状況が好転する見込みがないため、林業従事者が減って、後継者もいない。そうこうするうちに、杉林の持ち主が死去して、土地の所有権が相続者(複数)に分散し、今では持ち主不明の杉林だらけ(空き屋激増と同じ理屈)。

    このあたりの事情は

    • by Anonymous Coward on 2019年09月24日 17時02分 (#3690405)

      輸入材っていうか、集成材がメインになって日本製の材木を使う理由が失せたのが大きいかと。
      昨今の一般住宅はプレカット工法で工業的に生産されており、材木も品質として狂いがないことが求められます。
      それに対応するために生木ではなく集成材を使うようになり、集成材の原材料としては品質の劣る日本製の材木を
      使わずに海外輸入が増えたというのが聞いた話。

      そもそも普通の木材はいくら乾燥させてもある程度の反りが出るので、大工はその経年の反りまで考慮の上で
      組んだものですが、そういった工法のできる大工は需要がないため、昨今極めて少なくなっています。

      山林の管理は、所有者が何年に一度建物を建て替えるという前提で管理し、前述のような大工の手を借りつつ
      建物を更新することで成り立っていたそうなので、そういったローテーションのノウハウが住宅の工業化によって
      失われた現在、山林が管理されなくなるのもむべなるかなと言ったところでしょうか。

      親コメント

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