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牛は広い牧場でのびのびと生きるべき
>特定の場所の草を食べ尽くしたら別の場所に行くこれって今問題になっている飛蝗と、外見的には同じですね。牛は蝗ではないし、飛ばずに歩くし、何と呼ぶのか……牛歩か。
似て非なるもの、ですかね。
牛や馬は植物の生長点よりも上を食べるから、食べ尽くしても草(牧草)は再び生長します。つまり一度 "食べ尽くした" 区域でも何ヶ月後かには牧草(2番草)が伸びていて、再び放牧地として使えます。これが放牧の原理です。
その時に、土壌改良(=糞尿の分解)をしてくれる昆虫やバクテリア等がいないと、牛糞が分解されず問題になります。いわゆる生肥の状態で土壌に滲み込んでしまうと、亜硝酸態窒素が問題となります(植物がそれを取り込み有害な草になってしまいます。)。
ちなみに、ヤギを放すとヤギは植物の生長点も食べてしまうため、草は再生できません。これはヤギが餌に乏しい "山岳地帯の急峻な岩場" に生息する種だからギリギリまで食べてしまうのであり、一方こういった厳しい環境下の植物は根を食べられない限りは再生可能ですから、生態系としてちゃんとバランスが取れています。元々の生息環境と異なる環境で放すからヤギが食べ尽すと "草も木も生えない" 状況になってしまうということです。(ので、逆手に取って空き地などの雑草をヤギに食べてもらうと効果的なんです(笑)。)
生態系をうまく利用するというのは、口でいうほど単純ではないですね。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
牛権侵害では? (スコア:0)
牛は広い牧場でのびのびと生きるべき
Re:牛権侵害では? (スコア:1)
>特定の場所の草を食べ尽くしたら別の場所に行く
これって今問題になっている飛蝗と、外見的には同じですね。
牛は蝗ではないし、飛ばずに歩くし、何と呼ぶのか……牛歩か。
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re:牛権侵害では? (スコア:2, 参考になる)
似て非なるもの、ですかね。
牛や馬は植物の生長点よりも上を食べるから、食べ尽くしても草(牧草)は再び生長します。
つまり一度 "食べ尽くした" 区域でも何ヶ月後かには牧草(2番草)が伸びていて、再び放牧地として使えます。
これが放牧の原理です。
その時に、土壌改良(=糞尿の分解)をしてくれる昆虫やバクテリア等がいないと、牛糞が分解されず問題になります。
いわゆる生肥の状態で土壌に滲み込んでしまうと、亜硝酸態窒素が問題となります(植物がそれを取り込み有害な草になってしまいます。)。
ちなみに、ヤギを放すとヤギは植物の生長点も食べてしまうため、草は再生できません。
これはヤギが餌に乏しい "山岳地帯の急峻な岩場" に生息する種だからギリギリまで食べてしまうのであり、一方こういった厳しい環境下の植物は根を食べられない限りは再生可能ですから、生態系としてちゃんとバランスが取れています。
元々の生息環境と異なる環境で放すからヤギが食べ尽すと "草も木も生えない" 状況になってしまうということです。
(ので、逆手に取って空き地などの雑草をヤギに食べてもらうと効果的なんです(笑)。)
生態系をうまく利用するというのは、口でいうほど単純ではないですね。