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・大気の窓と呼ばれ、大気中でほとんど吸収されずに宇宙へ放出されるのは8~13マイクロメートルの波長領域(遠赤外線)・一方この塗料については、「市販の白い塗料と比較して、より多くの紫外線を反射できることを示した。」のと「炭酸カルシウムフィラーは紫外線をあまり吸収せず屈折率は低い。」
温度測定が放射温度計に拠っているということは他の塗料に比べ赤外線放射は少ないということは確かなのでしょうが、「反射率が高いけど大気を温めるということじゃないよ」と謳っているのと矛盾する。(同じ温度なのに8~13umの波長放射が特異的に多くなるというなら、大気を温めずに放射冷却できるといえるのでしょうけど)
放射率と吸収率は可逆のはずで、熱を放射しやすいものは光を吸収して熱にしやすい(例:黒体)ので、光を反射しつつ、熱も光(赤外線)に変えて放射したいとなったら、波長変換しないといけない。放射する波長を「大気の窓」の遠赤に合わせるならそこの反射率を下げ,他の領域で反射率を上げたうえで、そのエネルギー収支をマイナスにしないと温度は下がらないはずだけどなぁ。
よく判らないのなら、論文を読みましょうhttps://www.cell.com/cell-reports-physical-science/fulltext/S2666-3864... [cell.com]
要は- 太陽光の95.5%を反射(=太陽光で暖まりにくい)- 8~13マイクロメートルの波長の放射率は0.94(=冷えやすい)ってことです
細かい事は Figure 2とか、本文読めば全部書いています
> 放射率と吸収率は可逆のはずで、
その考えは間違ってます。論文読みましょう。冷える理由が書いてあります。
元コメの言う通り、定義上、放射率と吸収率は同じものだよ。窓の波長は太陽から来る分が無視できるってだけの話で。あと、空気が反射光で温まるってのもその通り。
元記事ざっと見た限りだけど、太陽光のスペクトラムと大気の窓を通した300Kのスペクトラムが違うから、可視光~赤外線は市販の白色塗料と同程度に放射しやすく、紫外線は反射しやすく太陽光スペクトラムの紫外線側を吸収せずに済むなら冷やせるといってるようだ。
紫外線を反射するのは炭酸カルシウム、遠赤外線を放射するのはアクリル基材、ってのは読めばわかるやん
理想的な冷却体は大気の窓で放射率 100% でそれ以外の波長では反射率が 100%(吸収率 0%)ということになりますので,そういう観点でリンク先の論文の最初の図の従来の塗料と本論文の塗料を比較していただければ分かると思います。
紫外線反射率については、大気の窓以外で反射率が高い方/吸収率が低い方がいいという意味で大気の窓とは直接関係ないです。放射率と吸収率が可逆というのもそのとおりで、それ以降のくだりも論文の内容と何も矛盾してないようですが。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
つながりがよく判らない (スコア:0)
・大気の窓と呼ばれ、大気中でほとんど吸収されずに宇宙へ放出されるのは8~13マイクロメートルの波長領域(遠赤外線)
・一方この塗料については、「市販の白い塗料と比較して、より多くの紫外線を反射できることを示した。」のと「炭酸カルシウムフィラーは紫外線をあまり吸収せず屈折率は低い。」
温度測定が放射温度計に拠っているということは他の塗料に比べ赤外線放射は少ないということは確かなのでしょうが、「反射率が高いけど大気を温めるということじゃないよ」と謳っているのと矛盾する。
(同じ温度なのに8~13umの波長放射が特異的に多くなるというなら、大気を温めずに放射冷却できるといえるのでしょうけど)
放射率と吸収率は可逆のはずで、熱を放射しやすいものは光を吸収して熱にしやすい(例:黒体)ので、
光を反射しつつ、熱も光(赤外線)に変えて放射したいとなったら、波長変換しないといけない。
放射する波長を「大気の窓」の遠赤に合わせるならそこの反射率を下げ,他の領域で反射率を上げたうえで、そのエネルギー収支をマイナスにしないと温度は下がらないはずだけどなぁ。
Re:つながりがよく判らない (スコア:1)
よく判らないのなら、論文を読みましょう
https://www.cell.com/cell-reports-physical-science/fulltext/S2666-3864... [cell.com]
要は
- 太陽光の95.5%を反射(=太陽光で暖まりにくい)
- 8~13マイクロメートルの波長の放射率は0.94(=冷えやすい)
ってことです
細かい事は Figure 2とか、本文読めば全部書いています
> 放射率と吸収率は可逆のはずで、
その考えは間違ってます。論文読みましょう。冷える理由が書いてあります。
Re: (スコア:0)
元コメの言う通り、定義上、放射率と吸収率は同じものだよ。窓の波長は太陽から来る分が無視できるってだけの話で。あと、空気が反射光で温まるってのもその通り。
Re: (スコア:0)
元記事ざっと見た限りだけど、太陽光のスペクトラムと大気の窓を通した300Kのスペクトラムが違うから、可視光~赤外線は市販の白色塗料と同程度に放射しやすく、紫外線は反射しやすく太陽光スペクトラムの紫外線側を吸収せずに済むなら冷やせるといってるようだ。
Re: (スコア:0)
紫外線を反射するのは炭酸カルシウム、遠赤外線を放射するのはアクリル基材、ってのは読めばわかるやん
Re: (スコア:0)
理想的な冷却体は大気の窓で放射率 100% でそれ以外の波長では反射率が 100%(吸収率 0%)ということになりますので,
そういう観点でリンク先の論文の最初の図の従来の塗料と本論文の塗料を比較していただければ分かると思います。
紫外線反射率については、大気の窓以外で反射率が高い方/吸収率が低い方がいいという意味で大気の窓とは直接関係ないです。
放射率と吸収率が可逆というのもそのとおりで、それ以降のくだりも論文の内容と何も矛盾してないようですが。