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考えてみたらいい、瀬戸内海は昔から工場排水で栄養塩が豊富だったのか?そうじゃないだろう。
工場ができる前は山から栄養塩がきちんと供給され、山と海が繋がって一つの生態系になっていた。落ち葉が分解され、それを食べるもの、さらにそれを食べる生き物の生態系が海まで含めて存在したわけだ。その繋がりやバランスを考えないまま、現状の栄養塩不足を単純にとらえて「海に栄養が足りない!海に供給しなきゃ!」ということで下水処理場の運用方法を調整して戻すというのは、あまりに近視眼的でおかしい。不足する原因は山から川にかけての生態系が壊滅しているからだよ。里山は荒れ、山は針葉樹林ばかり植わっているから十分な落ち葉もないし。
環境省なんだから、きちんと農林水産省や経済産業省と連携して山から海まで一つながりで対応してほしい。もし説明不足で、単にこれが対策の一つに過ぎないというのであれば、そう説明すればいいだけだが。そうでないと、また赤潮やら青潮まで戻るよ。
日本の自然の生態系では針葉樹に限らず純林を作ることはないです。地域にも依りますが、北海道は針葉樹が優先しますが、青森以南は常緑広葉樹が優先します。植林した結果、杉や檜の林になるので。もう伐採はでき無くなりましたが、屋久杉の屋久島の林は広葉樹針葉樹の混交林です。そこから選択的に屋久杉だけを伐採して出荷していただけで、屋久島は屋久杉ばかりが生えているわけではありません。
結構有名になっていると思いますが、漁師さんが森や山との関係に気がつき山の手入れをしています。http://www.mori-umi.org/ [mori-umi.org]
植林されたまま間伐されずに放置された杉や檜の針葉樹林は、下草が生えなくなり、地面の腐葉土層が消えていく本来下草が生える程度に間伐しないといけない
所有者が間伐してなかったり、所有者不明の人工の針葉樹林を、公共事業で強制的に間伐やって回るしか無い
行政の委託受けた業者が勝手に間伐やって回れるよう、法改正や新法でも作って、間伐やってまわる以外に荒れた山を回復させる方法は無い
腐植土層は下草がなくとも針葉樹の葉で十分に形成されますよ。さらに環境にも大きく影響されますが、一般的に広葉樹林よりも針葉樹林のほうが分解速度が遅いため厚い腐植土層が形成されます。
https://www.agri.tohoku.ac.jp/soil/jpn/2009/03/post_30.html [tohoku.ac.jp]
水産業への影響としては、地表付近に形成されるかどうかが問題なんであって、下の方に厚く形成されるよではダメなのでは。大規模な土砂の崩れがないと、20センチも下の層は海に流れないよね。
> 植林されたまま間伐されずに放置された杉や檜の針葉樹林ある意味問題ではあるけど、このまま時が止まるわけじゃない。ある木は枯れ、あるところは崩れて隙があく。そこへは他の植物が入り込む余地が生まれる。単一の樹種のみが生育する環境は、ある意味不自然で、それが故に放置によって多様化が進む可能性が高い。生きてるうちにその地域に根ざした植生分布になるかというと、それはならないだろう。でもいつかは本当の自然に近い状態に戻る。それまでほっとくのが良い。特に産業として成り立たないところにお金をかける必要はない。
放置されて荒廃とか、里山とかいう言葉が出てきたら胡散臭いと思ってる。救えば救えるところへは、林業振興としてやればいいけど、全国くまなくやる必要はない。
それもまた思い込みだ。葉が針のように細長い針葉樹が落とす落ち葉は硬く分解されにくい。だから(分解され利用されるだけの量の、生態系のために)十分な落ち葉がないということ。
時定数の問題ですね.分解時定数が,植林が多く行われ始めてからの時間より長ければ,植林によって,海に流れ込む分解生成物は減ります.つまり,定常状態にならず,山に落ち葉堆積物が増えている状況
定常状態になれば,一年に落ちる葉の分だけ海に流れますね.
現実の時定数がどのくらいか私は知りませんが.
# 人に「頭使え」と言う場合は,ご自分も十分に使ってからの方が良いと思います.
分解されるだけではダメで、海に運ばれないといけないんだけど。運ばれずに地面深くに留め置かれる量が多ければ、生態系に供給される量は減るよね?
間伐されてないスギやヒノキは、大雨が降った時に土砂・養分が一気に流出する一時的に栄養が多くなるが、それ以外のときは逆に栄養が少なくなる
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
原因をおろそかにして短期的な解決を図る愚策 (スコア:0)
考えてみたらいい、瀬戸内海は昔から工場排水で栄養塩が豊富だったのか?
そうじゃないだろう。
工場ができる前は山から栄養塩がきちんと供給され、山と海が繋がって一つの生態系になっていた。
落ち葉が分解され、それを食べるもの、さらにそれを食べる生き物の生態系が海まで含めて存在したわけだ。
その繋がりやバランスを考えないまま、現状の栄養塩不足を単純にとらえて「海に栄養が足りない!海に供給しなきゃ!」ということで下水処理場の運用方法を調整して戻すというのは、あまりに近視眼的でおかしい。
不足する原因は山から川にかけての生態系が壊滅しているからだよ。
里山は荒れ、山は針葉樹林ばかり植わっているから十分な落ち葉もないし。
環境省なんだから、きちんと農林水産省や経済産業省と連携して山から海まで一つながりで対応してほしい。
もし説明不足で、単にこれが対策の一つに過ぎないというのであれば、そう説明すればいいだけだが。
そうでないと、また赤潮やら青潮まで戻るよ。
Re:原因をおろそかにして短期的な解決を図る愚策 (スコア:0)
印象だけの根拠のない思い込みの代表例
同程度のサイズの樹木からは針葉樹でも広葉樹でも同程度の落ち葉が発生します
秋に紅葉してまとめて落ちないから分かりにくいだけ
Re:原因をおろそかにして短期的な解決を図る愚策 (スコア:2)
日本の自然の生態系では針葉樹に限らず純林を作ることはないです。地域にも依りますが、北海道は針葉樹が優先しますが、青森以南は常緑広葉樹が優先します。植林した結果、杉や檜の林になるので。もう伐採はでき無くなりましたが、屋久杉の屋久島の林は広葉樹針葉樹の混交林です。そこから選択的に屋久杉だけを伐採して出荷していただけで、屋久島は屋久杉ばかりが生えているわけではありません。
結構有名になっていると思いますが、漁師さんが森や山との関係に気がつき山の手入れをしています。
http://www.mori-umi.org/ [mori-umi.org]
Re:原因をおろそかにして短期的な解決を図る愚策 (スコア:1)
植林されたまま間伐されずに放置された杉や檜の針葉樹林は、下草が生えなくなり、地面の腐葉土層が消えていく
本来下草が生える程度に間伐しないといけない
所有者が間伐してなかったり、所有者不明の人工の針葉樹林を、公共事業で強制的に間伐やって回るしか無い
行政の委託受けた業者が勝手に間伐やって回れるよう、法改正や新法でも作って、
間伐やってまわる以外に荒れた山を回復させる方法は無い
Re: (スコア:0)
腐植土層は下草がなくとも針葉樹の葉で十分に形成されますよ。さらに環境にも大きく影響されますが、
一般的に広葉樹林よりも針葉樹林のほうが分解速度が遅いため厚い腐植土層が形成されます。
https://www.agri.tohoku.ac.jp/soil/jpn/2009/03/post_30.html [tohoku.ac.jp]
Re: (スコア:0)
水産業への影響としては、地表付近に形成されるかどうかが問題なんであって、下の方に厚く形成されるよではダメなのでは。
大規模な土砂の崩れがないと、20センチも下の層は海に流れないよね。
Re: (スコア:0)
> 植林されたまま間伐されずに放置された杉や檜の針葉樹林
ある意味問題ではあるけど、このまま時が止まるわけじゃない。ある木は枯れ、あるところは崩れて隙があく。そこへは他の植物が入り込む余地が生まれる。単一の樹種のみが生育する環境は、ある意味不自然で、それが故に放置によって多様化が進む可能性が高い。
生きてるうちにその地域に根ざした植生分布になるかというと、それはならないだろう。でもいつかは本当の自然に近い状態に戻る。
それまでほっとくのが良い。特に産業として成り立たないところにお金をかける必要はない。
放置されて荒廃とか、里山とかいう言葉が出てきたら胡散臭いと思ってる。
救えば救えるところへは、林業振興としてやればいいけど、全国くまなくやる必要はない。
Re: (スコア:0)
それもまた思い込みだ。葉が針のように細長い針葉樹が落とす落ち葉は硬く分解されにくい。
だから(分解され利用されるだけの量の、生態系のために)十分な落ち葉がないということ。
Re:原因をおろそかにして短期的な解決を図る愚策 (スコア:1)
分解されにくいだけで分解できないわけではない
長期間かければ分解される
1週間前の落ち葉が1週間で分解されても
1年前の積もった落ち葉が1年かけて分解されても
トータルで生態系に供給される量は変わらない
Re: (スコア:0)
時定数の問題ですね.
分解時定数が,植林が多く行われ始めてからの時間より長ければ,植林によって,海に流れ込む分解生成物は減ります.
つまり,定常状態にならず,山に落ち葉堆積物が増えている状況
定常状態になれば,一年に落ちる葉の分だけ海に流れますね.
現実の時定数がどのくらいか私は知りませんが.
# 人に「頭使え」と言う場合は,ご自分も十分に使ってからの方が良いと思います.
Re: (スコア:0)
分解されるだけではダメで、海に運ばれないといけないんだけど。
運ばれずに地面深くに留め置かれる量が多ければ、生態系に供給される量は減るよね?
Re: (スコア:0)
間伐されてないスギやヒノキは、大雨が降った時に土砂・養分が一気に流出する
一時的に栄養が多くなるが、それ以外のときは逆に栄養が少なくなる
Re: (スコア:0)
そしてイチョウやサクラの葉も同様に分解阻害酵素を持っています
広葉樹か針葉樹かという区別ではありません