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Wired 曰く
中国の「九章」とグーグルの「Sycamore」には、ひとつ違いがある。光子を使ったプロトタイプの場合、再プログラムして別の計算を実行することは容易ではないのだ。というのも、設定が光回路にハードコーディングされているからである。
ということで、まだ他の困難な問題に簡単に適用できるようなものではないが、実現ができることを示したという点では、非常に重要なブレークスルーである
あとイチャモンかもしれないが、「神威・太湖之光」で 25 億年なら、「富岳」で 6 億年かかるはずがないTOP500 のデータでは、LINPACK 特化の「神威・太湖之光」が最も得意とする HPL ですら 4.7 倍の性能差、HPCG では 33 倍も差がある「神威・太湖之光」を高く見過ぎではないだろうか# といっても「富岳」でも億年単位のスケールだろうし、今回の成果が凄いことには変わりないが
問題ごとに丸ごと作らないといけないとしても、25億年かかる問題が、作成期間含めても1年とか数年って範囲で説けるってことなので、十分実用な気がする。
そこは扱える問題の質とサイズに依るのでなんとも。よーいどんでスタートして200秒後に答えが出てくるなら使いたい用途と、数日後、1週間後、1年後でも良い用途には差がある。
最高のCPUを設計するとかなら計算に1年かかっても大丈夫かも知れないけど、その規模の問題はまだ解けないかも知れない。
現時点で解けるパラメータ数からして明日の株の値動きを予測するぐらいが限度、とかだったら、回路作成に1日かかってたら間に合わない。
チャッチャと答えが出る用途なら既存のスパコン使えば良くない?それではどうにも太刀打ちできそうにない物ならハードコーディングでも何でもやってよいんじゃなかろうかと。今では3Dプリンタとかも有るから意外とイケたりして。
CNCで光回路チャチャと作ってブロック的にポンポン組んで、ってのも面白そう。
探せばそういう問題もあるのかも知れないけど、量子コンピュータって、100バイトしかメモリが無いけど、その100バイトが取り得るパターンを全部一瞬で試せる、とかそういう話だから。
それを普通のコンピュータでやるととんでもない時間が架かるけど、そもそもやる意味があんまり無い。短時間である程度のパターンを試して良い感じの答えを探す普通のコンピュータ用のアルゴリズムも徹底的に研究されていてそっちを使うので十分。そこから全パターンを試すといくらかより良い答えが見つかるだろうけど、大幅な改善は望めなかったり。
この手の最先端のスピード競争って、ライバルと自分の所で極端に差が付く実用性の無い問題、トイプロブレムで行われるのが常なので。
逆に言うと、既に実用的な規模の問題が解ける段階にあったりすると、最先端では、そういう不自然な問題でもっと極端な性能差をたたき出してドヤ顔してる奴が絶対に居る。円周率の桁競争なんかがイメージしやすいかな。意味はないけどある種の実力を誇示するには便利な問題。50兆桁ぐらいまで計算されてるようだけど、じゃあ50兆桁計算して何か便利に使える話は無い。その記録をはじき出すのに使われたテクノロジの進歩の尺度にはなるけど。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
素晴らしいが実用性はまだ (スコア:0)
Wired 曰く
中国の「九章」とグーグルの「Sycamore」には、ひとつ違いがある。光子を使ったプロトタイプの場合、再プログラムして別の計算を実行することは容易ではないのだ。というのも、設定が光回路にハードコーディングされているからである。
ということで、まだ他の困難な問題に簡単に適用できるようなものではない
が、実現ができることを示したという点では、非常に重要なブレークスルーである
あとイチャモンかもしれないが、「神威・太湖之光」で 25 億年なら、「富岳」で 6 億年かかるはずがない
TOP500 のデータでは、LINPACK 特化の「神威・太湖之光」が最も得意とする HPL ですら 4.7 倍の性能差、HPCG では 33 倍も差がある
「神威・太湖之光」を高く見過ぎではないだろうか
# といっても「富岳」でも億年単位のスケールだろうし、今回の成果が凄いことには変わりないが
Re: (スコア:1)
問題ごとに丸ごと作らないといけないとしても、25億年かかる問題が、作成期間含めても1年とか数年って範囲で説けるってことなので、十分実用な気がする。
Re: (スコア:0)
そこは扱える問題の質とサイズに依るのでなんとも。
よーいどんでスタートして200秒後に答えが出てくるなら使いたい用途と、数日後、1週間後、1年後でも良い用途には差がある。
最高のCPUを設計するとかなら計算に1年かかっても大丈夫かも知れないけど、その規模の問題はまだ解けないかも知れない。
現時点で解けるパラメータ数からして明日の株の値動きを予測するぐらいが限度、とかだったら、回路作成に1日かかってたら間に合わない。
Re: (スコア:1)
チャッチャと答えが出る用途なら既存のスパコン使えば良くない?
それではどうにも太刀打ちできそうにない物ならハードコーディングでも何でもやってよいんじゃなかろうかと。
今では3Dプリンタとかも有るから意外とイケたりして。
CNCで光回路チャチャと作ってブロック的にポンポン組んで、ってのも面白そう。
Re:素晴らしいが実用性はまだ (スコア:0)
探せばそういう問題もあるのかも知れないけど、量子コンピュータって、100バイトしかメモリが無いけど、その100バイトが取り得るパターンを全部一瞬で試せる、とかそういう話だから。
それを普通のコンピュータでやるととんでもない時間が架かるけど、そもそもやる意味があんまり無い。短時間である程度のパターンを試して良い感じの答えを探す普通のコンピュータ用のアルゴリズムも徹底的に研究されていてそっちを使うので十分。そこから全パターンを試すといくらかより良い答えが見つかるだろうけど、大幅な改善は望めなかったり。
この手の最先端のスピード競争って、ライバルと自分の所で極端に差が付く実用性の無い問題、トイプロブレムで行われるのが常なので。
逆に言うと、既に実用的な規模の問題が解ける段階にあったりすると、最先端では、そういう不自然な問題でもっと極端な性能差をたたき出してドヤ顔してる奴が絶対に居る。円周率の桁競争なんかがイメージしやすいかな。意味はないけどある種の実力を誇示するには便利な問題。50兆桁ぐらいまで計算されてるようだけど、じゃあ50兆桁計算して何か便利に使える話は無い。その記録をはじき出すのに使われたテクノロジの進歩の尺度にはなるけど。