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一般的なフェアリングは2段目の上に乗っていて衛星のみを覆うが、Astraのフェアリングは衛星と2段目を丸ごと覆う、大型の方式になっている普通は、2段目の外筒の下端で1段目に乗り、上端にフェアリングと衛星が乗るという方式Astraのは延長されたフェアリングが1段目に乗って、2段目を包み込むから、2段目は空気抵抗やフェアリングの重量を考慮する必要がなくなり、通常キックモーターと呼ばれる軽量簡素な構造を採用することができた
1段目エンジン停止、フェアリング固定解除、フェアリング投棄、2段目固定解除、2段目エンジン点火、というのがAstraの正常な手順ところが今回はフェアリング固定解除が不完全だったせいで投棄できないままシーケンス通り2段目固定解除、フェアリングに包まれたままエンジン点火、フェアリングは吹っ飛ばせたが2段目は激しく回転してエンジン停止、ということに推測だけど、1段目エンジンの停止が不完全でわずかに推力が残っていて、慣性飛行状態を前提としたフェアリング固定機構が動作不良になったのかも
分離はロケットの鬼門なので、重量や衝撃の増加を甘受して確実に動作する保守的な設計をする価値があるAstraは小型ロケットなのでマージンが少なく、設計の自由度はどうしても制限される同じ失敗を防ぐ改造は技術的には簡単だけど、小さな新興企業の体力が持つかどうか…
一段目残存推力かぁ…ありそうな話新規参入はみんなやらかすね
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
なにが起きたか (スコア:0)
一般的なフェアリングは2段目の上に乗っていて衛星のみを覆うが、Astraのフェアリングは衛星と2段目を丸ごと覆う、大型の方式になっている
普通は、2段目の外筒の下端で1段目に乗り、上端にフェアリングと衛星が乗るという方式
Astraのは延長されたフェアリングが1段目に乗って、2段目を包み込むから、2段目は空気抵抗やフェアリングの重量を考慮する必要がなくなり、通常キックモーターと呼ばれる軽量簡素な構造を採用することができた
1段目エンジン停止、フェアリング固定解除、フェアリング投棄、2段目固定解除、2段目エンジン点火、というのがAstraの正常な手順
ところが今回はフェアリング固定解除が不完全だったせいで投棄できないままシーケンス通り2段目固定解除、フェアリングに包まれたままエンジン点火、フェアリングは吹っ飛ばせたが2段目は激しく回転してエンジン停止、ということに
推測だけど、1段目エンジンの停止が不完全でわずかに推力が残っていて、慣性飛行状態を前提としたフェアリング固定機構が動作不良になったのかも
分離はロケットの鬼門なので、重量や衝撃の増加を甘受して確実に動作する保守的な設計をする価値がある
Astraは小型ロケットなのでマージンが少なく、設計の自由度はどうしても制限される
同じ失敗を防ぐ改造は技術的には簡単だけど、小さな新興企業の体力が持つかどうか…
Re: (スコア:0)
一段目残存推力かぁ…ありそうな話
新規参入はみんなやらかすね