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核融合研、中性子を生成しない軽水素ホウ素反応実験に成功」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2023年03月23日 16時47分 (#4431477)

    探してもTwitter [twitter.com]情報しか見つからなかったけど、水素-ホウ素核融合は既存の核融合と違って、発生したエネルギーが核融合を起こすエネルギーとしても作用するので、最初の核融合だけ起こしてやれば後は(条件をうまくコントロールしてやれば)勝手に核融合が維持されるのではという話が…。

    温度が10倍以上じゃ、いくら放射線が出ないとはいえ、重水素-三重水素ですらできてないのに夢のまた夢だろと思ったけど、それがマジなら実はワンチャン可能性がある???

    • エネルギーを閉じ込め続けることができさえすれば、大抵の核融合反応は維持されると思いますが。

      温度が10倍以上じゃ、いくら放射線が出ないとはいえ(略)

      自分の日記にも書きましたが、中性子線がでないのが重要なのでしょう。高エネルギーのαって、要するにアルファ粒子の流れ、つまり放射線であるアルファ線がでているのだと思います。

      高エネルギーヘリウムイオンは荷電粒子なので、うまくすればMHD発電 [wikipedia.org]と似たような形で直接電力に変換できるのではないでしょうか。重水素とヘリウム3から発生する陽子(水素原子核)からの発電と同じです。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      10億度以上の核融合炉心から、実用的なエネルギー形態(電力一択?)
      に変換して取り出すか、という部分の技術開発も大変そう。

      需要変動への追従運転も難しそう(個人の印象です)。

    • by Anonymous Coward

      むしろ10倍以上に温度を上げられるプラズマ閉じ込め技術が前提にあるからこそ、水素とホウ素の核融合を狙うわけで。
      新しいプラズマ閉じ込め技術の開発には時間かかるけど、その後の材料開発は大幅に短縮できるから、トータルで従来のトカマク型より速く発電実用化に到達すると言うのが狙い。
      今回のTAE Technologiesのグループの方式だと、電力を電磁誘導で取り出すので蒸気タービンも不要。
      https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/07822/ [nikkei.com]

    • by Anonymous Coward

      重水素三重水素核融合はまず装置の中性子脆化が大問題。2kgの重水素と3kgの三重水素を核融合させると1kgの中性子が発生する。これが装置を作ってる原子の原子核にくっついて別の原子に変化させたりするんで脆くなる
      あと、出てくる中性子をリサイクルして燃料の三重水素を作らないといけないのも難しい。
      燃料どうすんの問題はヘリウム3核融合も同じ(ヘリオンエナジーは合成できると主張してるが)

      そこいくと、ホウ素・軽水素核融合は中性子出ないし材料はそのへんでいくらでも取れるんで、核融合本体のハードルは高いが他のハードルが低いのが特徴。

ソースを見ろ -- ある4桁UID

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