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火星

ボーイングCEO「火星一番乗りはSpaceXではなくボーイングだ」と語る 35

ストーリー by headless
自信 部門より
ボーイングCEOのデニス・マレンバーグ氏がCNBCの「Mad Money」に出演し、最初に有人火星飛行を成功させるのはSpaceXではなく、同社であるとの見解を示した(CNBCの記事[1][2][3]Fortuneの記事)。

これについて AC0x01 曰く、

マレンバーグ氏は「我々は最終的に火星に到達する、そして火星への最初の一歩を踏み出す人間はボーイングのロケットで到達するだろうと固く信じている」と述べている。ボーイングはNASAが開発中の巨大ロケットSpace Launch Systemの1段目の主開発者であり、NASAは同ロケットで深宇宙ミッション用のオリオン有人宇宙船を打ち上げる計画だ。同機は組み立ての最終段階に入っており、最初の打ち上げ試験を2019年に予定しているとのことだ。

これに対しSpaceXのイーロン・マスク氏は「Do it」とツイートした。なお、NASAは7月、火星にいつ人類が到達できるか明言できないと述べている。

13475080 story
インターネット

北極の氷が溶けたことで田舎に高速インターネットが繋がる 36

ストーリー by hylom
変動で新経路 部門より
taraiok曰く、

アラスカ州北西部の岬の先端に位置するポイント・ホープは、岬を囲む三方の海が氷となっている。人口はわずか700人。本土に接している道は舗装すらなく、アンカレッジから牛乳やパンを輸送するには飛行機を使うしかないという。そんな田舎ポイント・ホープに米国でも最高速クラスのインターネット回線が接続された。地球温暖化により北極の氷が交代しており、新たな敷設ルートの誕生に繋がったためだ(The New York TimesSlashdot)。

もちろんポイント・ホープがケーブル敷設の目的地ではない。東京・ロンドン間の通信をより高速化する目的で敷設されたケーブルの副次的なものだという。ケーブル敷設により東京・ロンドン間の金融取引の高速化が可能になる。ポイント・ホープでも回線の高速化により、町に住む患者と都市部の医師とでウェブキャストが可能になり、医療体制が改善されることなどが期待できるとしている。

13473918 story
映画

無音の動画を見て音が聞こえたこと、ある? 59

ストーリー by hylom
そんなものがあるのか 部門より
headless曰く、

GIF動画を見ると無音なのに映像に合わせて音が聞こえるような気がする、このような現象は共感覚の一種なのだそうだ(The Vergeの記事)。

楽音を聞いて色を感じるといった現象で知られる共感覚は、脳の異なる部位の結合によって発生すると考えられている。この現象を「visually-evoked auditory response(vEAR)」と呼んで研究するシティ(ロンドン大学)博士課程のChris Fassnidge氏によれば、他の共感覚を持つ人は2~4%と少ないのに対し、vEARは20%の人が感じる可能性があるという。

これまでvEARはあまり研究されていないが、共感覚の結合が子供時代に起こることを過去の研究結果は示唆しており、乳幼児期から動きと音の関連を見聞きしてきた経験により、多くの人がvEARを持つと考えられるとのこと。Fassnidge氏は現在、参加者を募って無音の動画を見て音を感じるかどうかのオンライン調査を行っている。調査には誰でも参加できるが、動画の再生にはFlashが必要だ。

オンライン調査を実際に試してみたところ、動画の大半では何も感じず、いくつかの動画で音が聞こえるような感覚があった。なお、The Vergeの記事にあるGIFでは音は聞こえなかったが、耳に衝撃を感じた。スラドの皆さんはいかがだろうか。

13473048 story
宇宙

Falcon Heavy デモフライト、積荷はTeslaの初代Roadsterに 18

ストーリー by hylom
関連会社製品 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

延期を繰り返しているSpaceXのFalcon Heavyロケットだが、デモフライトのペイロードは創業者のElon Musk氏が個人所有するTesla Roadsterのうちの1台となるようだ(Musk氏のツイートThe Verge)。

第二段に搭載し、地球-火星遷移軌道へ投入すると推測されている。HeavyはRoadsterを10台打ち上げるだけの搭載量を持つが、周回軌道への投入を行うかは不明だ。打ち上げ日は早くとも12/29以降に設定される。

13473020 story
NASA

米探査機ボイジャー1号、37年ぶりにバックアップエンジンを作動させる 51

ストーリー by hylom
あるものでなんとかしなければならない世界 部門より

1977年に打ち上げられた無人宇宙探査機ボイジャー1号のエンジンが37年ぶりに起動された(AFPハザードラボ)。

ボイジャー1号は太陽圏を抜け、現在は地球から約210億キロメートルの位置を飛行しているが、地球との通信を続けるためにはアンテナの向きの微調整が必要になったという。しかし、本来その調整を行うための姿勢制御システムは劣化し始めているため、バックアップエンジンを起動させて調整を行うことにしたそうだ。これによってボイジャー1号の寿命は2~3年延びたという。

13472058 story
サイエンス

動物の利口さは脳の大きさよりもニューロン数に左右される 66

ストーリー by hylom
サイズよりも演算・記憶能力 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

犬と猫どちらが利口か。思考、計画、複雑な行動に関連する思考はニューロンの数と深い関わりがあるとされ、それを調べれば判断できるという。猫や犬などの肉食動物の脳のニューロンを数えた結果、犬には約5億3千万、猫には約2億5千万のニューロンがあり(人間は160億)、猫よりも犬のほうがニューロン数が多いことが分かっている。

さらに、研究者らは、フェレット、マングース、アライグマ、ネコ、イヌ、ハイエナ、ライオン、クマなどのニューロンと脳のサイズの比率を研究した。この研究は捕食を行う肉食動物は、草食動物より多くのニューロンを持っているという仮説を証明するためのものだった。しかし、実際は中小型肉食動物のニューロンと脳のサイズの比は、草食動物のそれとほぼ同じであった。一方は獲物を捕らえるために、もう一方は捕食者から逃れるために脳を発達させていったと見られている。

また、大型肉食動物では中小型肉食動物よりも、ニューロンと脳のサイズの比が小さいという。大型の捕食者は3倍ほど脳が大きいにも関わらず、ゴールデンレトリーバーのほうがニューロン数は多い。中でもクマは極端だ。脳の大きさは猫の10倍にもかかわらず、ニューロンの数は猫とほぼ同じだった。

そのほかにも、家畜動物と野生動物では家畜のほうが脳が小さいという仮説にも挑戦している。フェレット、ネコ、イヌと野生のマングース、アライグマ、ハイエナ、ライオン、ブラウンベアを比較したところ、脳のサイズと体重の比はほぼ同じだったとしている(VANDERBILT RESEARCHFrontiersSlashdot)。

13472054 story
国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーションで謎の細菌が見つかる、地球外のものである可能性も 32

ストーリー by hylom
続報を待て 部門より

国際宇宙ステーション(ISS)の外壁で細菌が発見され、これが地球外のものである可能性があることが話題になっている(INDEPENDENTトカナSlashdot)。

トカナの記事では「“未知の生命”が国際宇宙ステーションで採取」「人類とエイリアンが邂逅」などとされているが、実際のところは現時点ではこの細菌が地球外由来のものであるという証拠はないようだ。

この細菌の発見を明らかにしたのはロシアの宇宙飛行士で、ISSモジュールの打ち上げ時にはなかったものだとしている。ただ、超低温や高温に耐えられる細菌は地球上にも存在し、以前にもそういった地球由来の細菌が宇宙ミッションで見つかったことはあるそうだ。現在分析中とのことだが、とりあえずこの細菌には危険性はないように見えるという。

13470912 story
教育

東大、元大学院生の博士論文に盗用があったとして博士号を取り消し 57

ストーリー by hylom
指導教授なにやってんの 部門より

東京大学が30日、当時東大大学院に在籍していた元大学院生の博士論文に盗用があったとして博士号を取り消したことを発表した産経新聞読売新聞)。この元院生は現在北海道大学の准教授を務めているという。

この元大学院生は当時東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻に所属しており、論文の題目は『<ミドルクラス>のメディア・イメージとその意味 -「高度経済成長期」における日中新聞の比較分析を通じて-』とのこと。

学外からの調査依頼を受けて調査を行ったところ、問題の論文内では盗用とみられる部分が合計320箇所(論文全体の約29%)見つかり、さらにこれには論文の主要内容とも深く関係している箇所が少なからずあったことから学位授与取り消しとなった。

東大での博士号取り消しは、2010年の大学院工学系研究科建築学専攻の助教による論文盗用事件、2011年の社会科学研究所の助教による不正引用・盗用事件、2015年の図表のねつ造・改ざんを行った分子細胞学研究所所属学生3人の博士号取り消し以来6人目となる。

13470332 story
統計

Net Applicationsの測定方法変更により、Windows 10のシェアが30%を超える 15

ストーリー by headless
変更 部門より
Net Applicationsが公表しているブラウザーやOS、サーチエンジンなどのシェアデータ測定方法が変更され、過去のデータも含めて数字が変動した。その結果、デスクトップOSシェアの11月分でWindows 10が30%を超えている(Operating System Share by VersionOperating System Market Share)。

旧データでWindows 10のシェアが30%を超えたことは一度もないが、新データでは9月に初めて30%を超えており(30.52%)、10月には再び30%を割っていた(29.86%)。11月分では2.09ポイント増の31.95%となっている。旧データ前月分との比較では2.69ポイント増になる。Windows 7は前月から0.07ポイント増の43.12%だが、旧データ前月分と比較すると3.51ポイント減。3位はWindows 8.1(5.97%)、以下Windows XP(5.73%)とMac OS X 10.12(3.87%)が続く。Linuxのシェア(1.64%)は大幅に減少したようにみえるが、新データではUbuntu(0.51%)やFedora(0.05%)などが別バージョンとして分離されたためで、OS種別データでは2.21%。Chrome OS(0.29%)はOS種別でもLinuxと別集計になっている。このほか、OS種別ではWindows(88.39%)やMac(9.05%)に加え、BSD(0.04%)が集計対象になっている。

新データの測定方法はNet Applicationsの提携サイトに対するユーザーのアクセスについて、非アクティブ時間が30分以上続かないものを1セッションとし、セッションをカウントしていくというものだ。これまでの測定方法は1日単位で全提携サイトへのユニークビジターをカウントするもので、あるユーザーが複数の提携サイトに何度アクセスしても1ビジターとしてカウントされていた。そのため、新データではアクセス回数の多いほどシェアが高くなるStatCounterの数字に近づいたとみられる。2016年12月分以降のデータを比較すると、旧データのバージョン別シェアはWindows 7が常に高め、Windows XPとMac OS X 10.12が常に低めになっていた。OS種別ではWindowsが常に高め、Macが常に低めとなっていたようだ。
13469175 story
地球

南極の氷河崩壊による海面上昇速度は予想よりも早い 39

ストーリー by hylom
温暖化 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

南極のパイン・アイランド氷河は、南極大陸の氷河の中で最も早く溶けるとみられている。地球の温暖化が進み、テキサス州の面積以上の大きさの氷河が溶けていけば、海面上昇は免れない。この氷河がどのくらいの速度で崩壊していくかを知ることは、重要な科学的課題の一つと言える。氷河の崖は一定以上の高さになると崩れやすい。この海洋氷崖の不安定性が南極の氷の崩壊を加速させる要因になるという予測が出ている(Nature)。

この海洋氷崖の不安定性を最新のコンピューター・シミュレーションに取り入れた結果、次の世紀の海面上昇は予想以上に早いという結果になったようだ。これまでの研究では、今世紀の終わりまでの海面上昇率は3フィート(1メーター弱)ほどと見られていたが、海洋氷崖の不安定性を取り入れたデータでは6フィート(約1.8メートル)になるという結果になったという。また最悪のシナリオになった場合、11フィート(約3.3メートル)ほどの海面上昇を伴う氷が溶け出す可能性があるとしている。

6フィートの海面上昇があった場合、アメリカではニューオリンズ、ヒューストン、ニューヨーク、マイアミに頻繁な洪水が発生し、太平洋島嶼国はマーシャル諸島のように、大部分の領土を失うだろう。11フィートの場合は、人の住んでいる場所のほとんどは海に沈むとしている(salonCNNSlashdot)。

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地球

大西洋クロマグロ、漁獲規制で回復の見込み 46

ストーリー by hylom
太平洋側でもこれくらいきっちりやれるとよいのですが 部門より

乱獲によるマグロの個体数減少が問題となっており、とくにクロマグロについては絶滅の危機と言われるほどの状況となっていた。しかし、漁獲規制によって大西洋クロマグロの資源量は回復、漁獲量が増える見通しだという(Yahoo!ニュース)。

漁獲規制については日欧で取引を追跡する仕組みを作り、不正漁獲ができないようにした点が大きいという。これによって産卵量が増え、急激に個体数が回復したようだ。これにより、2014年には1万3400トンに制限されていた漁獲量が2020年には3万6000トンにまで増やされる見込みだという。また、これに伴って日本への配分量も1140トンから2801トンになるようだ。

なお、日本周辺に生息する太平洋クロマグロについては漁獲規制が難航、違法操業なども続いているという。

13469115 story
宇宙

宇宙ベンチャーの宇宙ゴミ観測超小型衛星、打ち上げ失敗で行方不明に 25

ストーリー by hylom
ミイラ取りがミイラに 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

11月29日、ロシアの宇宙機関ロスコスモスがボストーチヌイ宇宙基地からソユーズロケットを打ち上げたが、搭載していた衛星の軌道投入に失敗した。このロケットには東京都墨田区の宇宙ベンチャー・アストロスケールによる超小型衛星「IDEA OSG1」も搭載されていた(NHK朝日新聞日刊工業新聞)。

打ち上げ失敗はエンジン制御のミスが原因とみられている。IDEA OSG1の行方は不明で、今後米国機関などに連絡を取って捜索するようだ。

IDEA OSG1は宇宙ゴミを観測するための超小型衛星で、0.1〜10mmの宇宙ゴミを計測できるという。

13467503 story
バイオテック

「クローンは早死にする」は誤り、クローン羊ドリーの遺体を調査した新研究 55

ストーリー by hylom
まだまだサンプルが必要なのではないか 部門より

世界初のほ乳類の体細胞クローンとして生まれ、2003年に安楽死させられた羊「ドリー」は、「生まれつき老化している」という研究が発表され、そのため「クローンは長生きできない」という説が生まれていた。しかし、その後ドリーと同じ細胞から作られたクローン羊が長生きしていることが明らかになっており、「クローンは長生きできない」説には否定的な意見が出ている。そして、このたび発表された新たな論文によると、ドリーが患っていた変形性関節症はクローンが要因ではなく、羊では珍しくないものだったという(AFPConversationABC)。

ドリーの死後から14年以上が経過しているが、ドリーの遺体の一部はスコットランドで保管されていたそうだ。今回の研究では保管されていた脚の骨に対しX線検査を行い調査したという。その結果、ドリーの変形性関節症は同年代の羊にはしばしば見られる疾患であったことが分かったという。また、ドリーと同様にクローン技術で生み出されたクローン羊13匹についてはこの関節症は見られなかったという。

13466126 story
サイエンス

うんこには個人差があり、指紋のように使える可能性がある 51

ストーリー by hylom
黙秘も難しい 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

人間の排泄物に含まれる細菌類の分布は人ごとに異なるという。これを利用し、排泄物を使って個人を特定できる可能性があるという(AFP)。

ちなみにうんこ本体だけでなく、拭き取ったもの、つまりトイレットペーパーに付着した便からでも個人を特定できる可能性があるようだ。実験では1970年の排泄物に含まれる細菌類の半数近くが現在の排泄物にも含まれていたとのことで、排泄から長時間が経っても個人の特定に使える(かもしれない)あたりが特徴。

13464049 story
火星

火星の地表に繰り返し出現する筋は水の流れた跡ではなく、乾いた砂が斜面を滑り落ちたものだという研究結果 56

ストーリー by headless
風紋 部門より
火星地表の斜面に繰り返し出現する筋(RSL)は水の流れによるものではなく、乾いた砂や塵が滑り落ちることによって発生するとの研究成果を米地質学研究所(USGS)および米アリゾナ大学、英ダラム大学、米惑星科学研究所(PSI)の研究グループが発表した(USGSのニュースリリースUANewsの記事ダラム大学のニュース記事PSIのプレスリリース論文アブストラクト)。

2011年に発見されたRSLは火星で地表温度の上がる季節に出現し、温度の下がる季節には消えることから、液体の水が流れている可能性が指摘されていた。2015年にはNASAがRSLに含水塩の存在を確認したと発表し、水が流れている可能性が高まったと考えられていた。

しかし、研究グループが地形学的に分析したところ、RSLは斜面の傾きが大きい場所で長くなるなど、乾いた粒子が斜面を滑り落ちる動きに一致したという。斜面を水が流れる場合には長さが水の分量に左右されるうえ、水が斜面の上部からのみ流れ出すことも考えにくいとのこと。

季節ごとに砂が流れ出す仕組みについては判明しておらず、含水塩が検出されていることから水が何らかのかかわりを持つ可能性もある。ただし、液体の水はごく微量であるか、まったくないと考えられるとのことだ。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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