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バイオテック

熟した状態で2倍の期間鮮度を維持できるというアボカド、米国で発売される 18

ストーリー by headless
新鮮 部門より
熟すのに時間がかかる一方、熟したらすぐに傷んでしまうアボカドだが、熟した状態で鮮度を維持できる期間が2倍という「Apeel Avocados」が米国のCostcoなどで発売された(Apeel Sciencesのブログ記事FAQFOODBEASTの記事)。

このアボカドは新しい品種というわけではなく、Apeel Sciencesが開発したコーティング剤で処理したものだ。Apeelのコーティング剤は植物ベースで、果皮などから抽出した脂質やグリセロ脂質が主成分だという。コーティングすることでもう1枚の果皮のように働き、水分蒸発や酸化を抑える仕組みだ。これにより販売可能な期間も長くなり、全米のより多くの店舗で高品質なアボカドを販売できるようになるとのこと。

Apeelの目標はゴミとして捨てられる食品を減らし、新鮮な食品が届けられるよう生鮮食料品の提供者を助けることだ。アボカドから始めたのは、上述のように食べられなくなってしまうことが多いためで、今後はほかの野菜や果物にも採用されることを目指していくそうだ。
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サイエンス

記録の関連付けは扁桃体のエングラム細胞が担っている 9

ストーリー by hylom
記憶は物理と化学 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

富山大学の研究グループが、シナプス特異性によって記憶のアイデンティティ(個々の記憶がそれぞれ異なるものとして認識されること)が保たれていることをマウス実験で明らかにしたと発表した(科学技術振興機構の発表朝日新聞Science誌掲載論文)。

独立した記憶同士が関連付けられて新しい記憶が形成されることはすでに知られているが、こういった相互作用が起きても個々の記憶のアイデンティティが保たれている原理については今まで不明だった。

研究グループはマウスを用いた実験で、アニソマイシン投与によるタンパク質合成の阻害によって部分的な健忘が、タットベクリンとアニソマイシンの投与によって完全な健忘が引き起こされることを確認。完全な健忘状態では扁桃体のエングラムが消失しているしていることも確認したという。

また、7kHzのブザーの音を流した上で電気ショックを与え、音と電気ショックの関連付け記憶を形成させた後、5時間後または24時間後に今度は2kHzの音を流した上で電気ショックを与えると、5時間後の場合は2kHzのブザー音に対する反応が増大したという。これは2つの記憶の間に相互作用が形成されたことを示しており、それぞれの固体に対して記憶を担うエングラム細胞集団を調べたところ、5時間後に2kHzのブザー音+ショックを与えた固体では、24時間後に与えた固体と比べてエングラム細胞の共有率が高くなっていることが分かったという。このことから、記憶の相互作用は扁桃体に存在するエングラム細胞の共有化によって行われていると判断できるとのこと。

13628207 story
プログラミング

C++の生みの親であるBjarne Stroustrup氏による講演会、7月27日に東大で開催 80

ストーリー by hylom
重鎮 部門より

AT&Tベル研究所でC++言語の設計と開発を行ったBjarne Stroustrup氏が来日し、7月27日に東京大学で講演を行う(東京大学・創造情報学専攻による告知)。

開催日時は7月27日15時から17時で、会場は東京大学工学部2号館212号講義室。参加希望者は事前の参加登録が必要となっている。講演タイトルは「The continuing evolution of C++」で、企業のスポンサードがない言語がどうやってこのように成功したのか、またどのデザインや開発体制、源氏あの状況や将来の展望についてが語られるようだ。

13628095 story
サイエンス

レミングスは集団自殺しない 42

ストーリー by hylom
知らなかった 部門より

「集団で入水して自殺する」という話で知られるネズミの一種「レミング」は、実際には集団自殺はしないそうだ(GIGAZINE)。

レミングといえば、勝手に動くレミング達を誘導して出口に導くゲーム「レミングス」が有名だが、このゲームも集団自殺するという話をモチーフとしていた。集団自殺するという話は、ディズニーの映画「白い荒野」でレミング達が海に飛び込むシーンによって広まったそうだが、この映画の舞台となったカナダのアルバータ州は内陸部であり、撮影クルーは別の地域でレミングを集めて撮影に使ったという。また、意図的に混乱させて海に飛ぶこむよう追い込んだという話もあるようだ。

13628044 story
地球

コウモリの生態に影響が少ないハイテク街灯を導入するオランダの住宅地 14

ストーリー by hylom
赤い光とコウモリ、一歩間違えればホラー 部門より
headless曰く、

現在開発が進められているオランダ・南ホラント州の住宅地、Zuidhoek-Nieuwkoopがコウモリ(ココウモリ)の生態に影響が少ないハイテクLED街灯を導入したそうだ(SignifyのプレスリリースThe Next Web)。

この街灯はワーゲニンゲン大学およびオランダ生態学研究所(NIOO-KNAW)と実施した共同研究の成果に基づいてSignify(旧Philips Lighting)が開発したものだ。夜行性のココウモリはエコーロケーションにより飛行するため視力はあまり発達していないが、夜間の人工照明により影響を受けるという。研究では白・緑・赤の街灯を設置した状態と無照明の状態でコウモリの活動を比較し、赤い光が自然の状態に最も近いとの結果が出ており、今回設置されたLEDランプも赤い光を発する。

Zuidhoek-NieuwkoopはEUのNatura 2000で保護区に指定されているNieuwkoopse plassenの端に位置し、自然とともに暮らす持続可能な住宅地を目指しているという。街路灯システムではコウモリへの影響の少ないランプを使用するだけでなく、SignifyのInteract Cityにより明るさをリモートからリアルタイムで調整可能だ。これにより不要な電力消費を抑えつつ、緊急時には街灯を明るくするなど、安全性も確保できるとのことだ。

13627017 story
地球

イオン、「持続可能なウナギ」の調達へ 118

ストーリー by hylom
ウナギの危機が周知されると良いのだが 部門より

2013年に環境省がニホンウナギを「絶滅危惧 IB 類」に指定し、2014年には国際自然保護連合(IUCN)もニホンウナギを絶滅危惧種に指定したが、そこから遅れること数年、イオンがニホンウナギの保全に取り組むことを明らかにした(発表PDF日経新聞朝日新聞時事通信)。

イオンはウナギの現状について絶滅の恐れがあるとしたうえで、資源管理・保全外のもの、違法に流出しているものが流通している可能性があるとし、2023年までにその中通過程を100%追跡できるウナギのみを販売することを目指すとしている。さらにインドネシアでインドネシアウナギ(ビカラー種)の漁業改善プロジェクトを進め「持続可能なウナギ」の調達を目指すとともに、ウナギ以外の食材を使った蒲焼の商品開発も進めるとのこと。

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教育

福井県立大学、恐竜学部新設へ 25

ストーリー by hylom
地方でも戦える学部ではある 部門より
clay曰く、

福井県立大が、「恐竜学部」を新設するという(福井新聞)。

福井県と福井県立大が6月15日に発表した次期中期目標・計画(2019〜2024年度)骨子案で言及されていたもの。福井県立大学は2013年に恐竜学研究所を開設しており、これを発展させて恐竜学部とするようだ。

多くの男の子が一度はハマる恐竜。保育園や小学校で恐竜博士のあだ名を持つ同級生もいただろう。しかし、本当に古代生物学で博士になろうとすると、どの大学・学部に行けば良いか良く分からないケースも多いと思われる。今回の恐竜学部(正式名称は違うだろうけど)は、非常に明快で小さなお友達憧れの学部になりそう。

ただ、大学側も認識しているようだが、卒業後の進路に関しては受け皿が少なさそうなのが問題のようだ(福井新聞の別記事)。

ともかく恐竜博士、懐かしい響きである。

福井県立大学は恐竜系の学部に加えて、「地域経済のリーダーを育てる」学部も設置する。

福井県が今年高校2年生を対象に行った調査では、少なくない数の生徒が「県内に希望する学部・学科がない」という理由で県外への進学を希望していたことが分かったという。一方で県内の国立・私立大学は交付金や財政上の問題から定員増が難しい状況とのことで、これを踏まえて福井県立大学の改革に踏み切ったという。

13625961 story
月

1970年代に観測された月の温度上昇は宇宙飛行士の活動が原因の可能性 23

ストーリー by hylom
月も温暖化 部門より
headless曰く、

1970年代に観測された月の温度上昇は、月に着陸した宇宙飛行士の活動が原因となっていた可能性があるそうだ(CBC NewsLive SciencePhys.org論文概要)。

1971年のアポロ15号ミッションと1972年のアポロ17号ミッションでは、月の地表および地表下にセンサーを設置し、温度変化を調べる実験HFE(heat flow experiment)が行われた。実験が1977年に予算不足で終了するまでセンサーからのデータは地球に送信されていたが、NASAが保存していた記録は1974年までのもので、以降の記録は紛失したと考えられていた。

温度変化の謎を解明するため、テキサス工科大学などの研究グループは2010年に記録の追跡を開始。440本の磁気テープをワシントン国家記録センターで発見し、数年にわたってデータの復元を進めていたという。HFEの担当者は1974年まで緩やかな温度上昇が確認されたと注記していたが、以降も温度勾配は小さくなりつつ温度上昇が続いていたそうだ。

NASAの月探査機Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)搭載カメラが撮影した2着陸地点周辺の高解像度写真を取得して調べたところ、宇宙飛行士が歩いた跡や、探査車が通った跡がはっきりと確認でき、斜長岩主体の白い表層土が乱されて黒っぽくなっていることが判明する。その結果、これらの場所では太陽熱の吸収が大きくなり、温度が上昇したと考えられるとのことだ。

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バイオテック

独化学メーカーBASFは海洋生物由来の多くの遺伝子特許を押さえている 22

ストーリー by hylom
新たなビジネスの種 部門より

ドイツの化学系メーカーBASFは、海洋生物のDNAに由来するDNA特許を数多く保有しているそうだ(Smithsonianmag.comSlashdot)。

ストックホルム大学や東京大学、スウェーデン王立科学アカデミー、ブリティッシュコロンビア大学の研究者らが、特許化された3800万もの遺伝子配列記録を調査してそのデータベースを作成したという。その結果、特許化された遺伝子配列のうち47%はBASFがその権利者となっていることが分かったという。それ以外の企業による特許をすべて合わせても37%にしかならず、BASFは群を抜いて大量の遺伝子配列による特許を押さえている状況のようだ。また、大学やそのパートナーが保有していた特許は12%だったという。

遺伝子配列について特許として独占権を与えることについては以前より議論になっているが(過去記事)、たとえば日本では有用性があることが分かっている遺伝子配列については特許として保護対象になるとされている。

BASF社が特許を持つ遺伝子配列は、たとえば遺伝子改変によって健康に良いとされるオメガ3脂肪酸を含む脂肪を作らせるといった用途で利用できるものだという。

13623612 story
アメリカ合衆国

米調査、職場で無料提供される飲食物が不健康な食生活の原因になるとの結果 57

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無料 部門より
米疾病予防センター(CDC)の調査によると、米国では職場で無料提供される飲食物が不健康な食生活の原因になっているそうだ。調査結果はNutrition 2018でCDCのStephen Onufrak氏が発表した(Nutrition 2018のプレスリリースSlashGearの記事)。

調査は米農務省(USDA)によるFood Acquisition and Purchasing Survey(FoodAPS)のデータを使用したもの。働く成人5,222名のうち、22%は週に1回以上職場で無料提供または販売される飲食物を摂取しており、平均カロリーは1,277キロカロリーだったという。週に1回以上無料の飲食物を利用する人(17%)は購入する人(8%)よりも多く、無料の食物は職場での週間摂取カロリーの71%を占める。

職場で無料提供される飲食物は固形脂肪や加糖によるエンプティーカロリーの比率が高く、ナトリウム量や精白穀物も多い一方、全粒穀物は少ない。働く米国人の相当数が食品栄養ガイダンスに沿わない飲食物を摂取していることになるため、職場での福利厚生には無料提供または販売する食品の栄養価を改善する必要があると結論付けている。
13623277 story
サイエンス

スタンフォード監獄実験、看守役への指示が行われていたことを示す録音の存在が明らかになる 46

ストーリー by hylom
人間は意外とちゃんとしていた 部門より

看守と囚人を演じさせる実験を行なったところ、指示を出さずとも看守役はより看守らしく、囚人はより囚人らしく振る舞うようになり、看守は暴力的に、囚人は従順になったという結果で知られる「スタンフォード監獄実験」だが、これに対しては実験方法やその結果についてさまざまな批判がある。この度、この実験中の会話の録音したテープがスタンフォード大学によって公開され、それを聞いた社会神経学者のJay Van Bavel氏がそれについてTwitterに投稿を行なった。それによると、実験中に看守役の被験者が刑務所長役の被験者に対し、「非人道的に行動しろ」との指示を出していたという(Togetterまとめ)。また、看守役からはそういった行動は誤っているという反論も出ていたそうだ。

スタンフォード監獄実験では、権力者は暴力的になり、実際に権力がなくとも役割を与えられただけでそういった状況に陥る、という結論とされていたが、少なくとも「看守役が自主的に暴力的になる」という説はこれによって否定されたことになる。

13623003 story
数学

ミツバチは「ゼロ」の概念を理解できるという研究結果 23

ストーリー by hylom
0の概念ってこういう話だったっけ 部門より

「0」という数の概念は非常に高度なものとされているが、ミツバチも0の概念を理解できるという研究が発表された(GIGAZINESCINEWSSlashdot)。

豪RMIT大学の研究者Adrian Dyer氏らは、ミツバチの理解能力を調べるため、個々のミツバチを識別できるようにした上で試験装置に投入し、「数の大小」を識別できるよう訓練したという。具体的には、複数の要素が描かれた画像を提示し、その画像内に含まれた要素の数がもっとも少ないものを選択すると報酬として砂糖が得られるようにしたそうだ。

このように訓練したミツバチに対し、何も描かれていない画像とそうでないものを提示したところ、何も描かれていない画像を選択するようになったという。訓練には要素が描かれた画像のみを使っていたとのことで、研究者らはこれをもってミツバチは「0を理解できるようになった」と主張している。

13621042 story
サイエンス

もっとも重い素粒子の質量起源もヒッグス機構と判明 55

ストーリー by hylom
謎の解明につながるか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

CERNは、LHCでの実験によって、もっとも重い素粒子であるトップクォークとヒッグス粒子が相互作用することが裏付けられたと発表した(KEKのプレスリリース)。

LHCでは、13TeVまで加速した陽子同士を衝突させ、そのエネルギーから発生した素粒子を検出する。今回、LHCのATLAS実験グループは、2017年までに蓄積されたデータの中に、ヒッグス粒子とトップクォーク対が同時に生成される反応が含まれていることを発見した。この反応が起こる確率は極めて低いが、ヒッグス機構から予測される確率と統計的に一致していた。

2012年のヒッグス粒子発見の際は、弱い力を媒介するW粒子とZ粒子の質量起源がヒッグス機構であることが突き止められた。その後の実験で、物質を構成する粒子であるタウ粒子とボトムクォークの質量起源もヒッグス機構であることが分かっていたが、今回の成果により、さらにトップクォークの質量起源もヒッグス機構であることが判明した。

今後は、もっと軽い素粒子の質量起源もヒッグス機構なのかどうかを調査し、なぜ素粒子に質量差があるのか、なぜ多くの種類の素粒子があるのかという謎の解明に迫っていきたいとしている。

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宇宙

クリーンルーム内でも見つかる微生物、洗浄剤を栄養源としていた 39

ストーリー by hylom
ゴキブリなんて目じゃない 部門より

宇宙で実験を行うための宇宙船用クリーンルームを建造する際には、地球から微生物を持ち出さないよう厳重な洗浄が行われるのだが、この時に利用される洗浄剤を栄養源として生き延びる微生物の存在がカリフォルニア州立工科大学ポモナ校の研究チームによって明らかになった(マイナビニュースAstrobiology誌掲載論文GIGAZINE)。

研究によると、厳重に洗浄を行なったとしても少量のさまざなな微生物がクリーンルーム内には残存するという。さらに、こういった微生物には洗浄剤で使われるアルコール類を栄養として成長するものがあるそうで、そのため洗浄後でも生き残った微生物が生存・成長していけるという。

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火星

NASA、30億年前の火星の泥岩から有機分子を発見 16

ストーリー by headless
発見 部門より
火星探査車Curiosityが火星で発見した有機物に関する2つの論文が6月8日号のScience誌に掲載されている(ジェット推進研究所のニュース記事Scienceの記事論文[1][2])。

1つは30億年前の泥岩サンプルから有機分子が検出されたというものだ。サンプルはシャープ山裾野の数地点で地表から5cmほどの深さまで掘削して採取されたもので、CuriosityのSAM(Sample Analysis at Mars)で加熱・発生ガス分析を行った結果、芳香族化合物や脂肪族化合物が検出された。化合物の中にはチオフェンが含まれていることから、硫化が有機物の保存を助けた可能性が示唆されるとのこと。

もう1つはゲールクレーター内で季節によって大気中の微量なメタン濃度が変動するというものだ。火星時間で3年近く(地球時間で5年以上)にわたる観測の結果、北半球の夏にメタン濃度が上昇して夏の終わりにピークを迎え、秋には減少していくことがわかったという。季節変動には大気圧や紫外線の強さなども要素となるが、観測された変動はこれらの要素を上回るもので、火星でのメタン発生の起源をつきとめるのに重要な手掛かりになるとのことだ。

生命と関連付けて考えられることの多い有機物だが、非生物学的に生成されることもあり、必ずしも生命の存在を示すものではない。火星の有機物が生命に関連して生成されたのか、生命とは無関係に生成されたのかは現在のところ判明していないが、火星で生命の手掛かりを探す、という現在の探査計画は正しい方向だとNASAは考えているようだ。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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