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13765804 story
国際宇宙ステーション

ソフトウェアエラーで使用できなくなっていた国際宇宙ステーションロシア側のコンピューター、再起動で回復 78

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回復 部門より
ロスコスモスは8日、ソフトウェアエラー発生により使用できなくなっていた国際宇宙ステーション(ISS)ロシア側のメインコンピューターの1台が再起動により回復したことを発表した(プレスリリースGeekWireの記事)。

このコンピューターのトラブルをロスコスモスは6日に発表し、再起動で復旧するとの見方を示していた。ロシア側のコンピューターは3台で冗長性を持たせており、残りの2台で運用上の問題はなかったが、プログレス71補給機(16日打ち上げ予定)のドッキングに備えて信頼性を向上させるため、8日の再起動を予定していた。

再起動が行われたのはモスクワ時間8日12時5分(日本時間18時5分)。再起動は成功し、正常な動作が回復したという。その後、ISSが地球を1回半周回する間(約2時間)にテストが行われ、すべての機能に問題がないことを確認したとのことだ。
13765627 story
JAXA

はやぶさ2搭載のMINERVA-Ⅱ2、計画通りの運用が行えない可能性 54

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机上 部門より
AC0x01 曰く、

東北大学は8日、JAXAが開催した小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会で、はやぶさ2が搭載する小型ローバ「MINERVA-Ⅱ2 (ミネルバ・ツー・ツー: ローバ2)」に不具合が発生しており、観測が行えない可能性が高いことを明らかにした(毎日新聞の記事産経ニュースの記事Yahoo!ニュースの記事)。

ローバ2は重さ877g。9月に着陸成功したMINERVA-Ⅱ1がJAXA開発だったのに対して、ローバ2は東北大を中心とする国内5大学のコンソーシアムが開発した。低重力下用に4種類の移動機構を備えており、これら機構の検証が主目的とされている。

発表によれば、ローバ2との通信は確立し、通信系からのレスポンスは返るものの、FPGAの動作が不安定で機器の状態を示すデータが得られないという。この不具合は宇宙に出てからのものではなく、地上での最終試験の段階から発生するようになっていたといい、アース線などの取り回しが原因となっている可能性があるとのこと。

現状分離運用中止までの判断はされておらず、はやぶさ2からの分離により問題が改善する可能性や、電源なしで移動する機構もあるためその確認を行うなど、できることを行っていく方針のようだ。

なお、ローバ1着陸時の記事では「MINERVA-Ⅱ2は放出・投下されないと思います...」「打ち上げ前から観測できない(柔らかめな表現)状態だったそうです」というAC氏のコメントが盛り上がっていたが、本当の話だったようだ。

13765100 story
スラッシュバック

Collins Dictionary、2018年を代表する単語に「Single-use」を選定 16

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単語 部門より
Collins Dictionaryが2018年を代表する単語「The Collins Word of the Year 2018」として「Singe-use」を選定した(Collinsのブログ記事Mashableの記事)。

Single-use(形容詞)はストローやボトル、買い物袋など、主にプラスチック製で一度だけ使って捨てられることを意図して作られた、という意味。Collinsによると、Single-useという言葉が使われるケースは2013年以降4倍に増加しているという。今年はスラドでもスターバックスすかいらーくホールディングスのプラスチック製ストロー全廃計画や、EUの使い捨てプラスチック製品に対する課税計画が話題になった。
13764775 story
宇宙

小惑星「オウムアムア」は地球外生命体の探査機という説 60

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ブービートラップか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

昨年10月、「太陽系外から飛来した可能性がある極めて高い」という彗星が発見された(過去記事)。この彗星は「オウムアムア」と名付けられ、「 金属質で細長い葉巻型」であることが分かっているが、米ハーバード大学の研究者らがこれについて地球外生命体から送り込まれた「探査機」である可能性に言及している(AFP)。

オウムアムアは「想定よりも速い速度」で太陽から遠ざかっているそうで、これは「未知の力」によるものではないかという仮説が出ているそうだ。

13763769 story
JAXA

電動航空機に関する活動を進めるJAXA 40

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飛行機も環境対策 部門より
Yohsa曰く、

JAXAが航空機の電動化に向けた活動を進めている(JAXAの航空機電動化(ECLAIR)コンソーシアムページ)。

近年、各国で電動の重航空機の開発が盛んになっている。頻繁にテック系ニュースサイトで採り上げられる「有人のドローン(マルチコプタ)」だけでなく、中小型の旅客機の電動化を視野に入れた開発も行われている。これは将来の航空需要の増大に伴い、現状のエネルギ効率が悪い推進機では燃料資源を浪費しそれに伴いCO2排出量が増大するために、その抑止を企図して開発がされている。

また、JAXAは電動航空機に関する特集記事の連載も開始している。現在の記事と連載予定は以下の通り。

13763022 story
サイエンス

Googleがオープンソースで公開したAI技術「BERT」の読解力は人間を上回った? 139

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意外と早かったですね 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

Googleが開発している自然言語処理のための人工知能技術「BERT」が最近オープンソースで公開された。この技術を使って読解力テストを解かせたところ、人間よりも高いスコアが出たという(Google AI BlogVentureBeatOSS×CloudTogetterまとめ)。

なおとばっちりで、2016年に「AIは読解力に限界がある」としてプロジェクトを終了した東ロボ君(過去記事)が叩かれている模様である。

テスト結果の数値では、たとえばWikipediaの記事を元に質問に回答させるようなテストでは93.2%の精度で正しい回答ができたという。これは、同じテストを人間に対して実施した場合の正答率よりも高いという。

13762735 story
地球

パラオ、サンゴ礁に対して有害な物質を含む日焼け止め製品を禁ずる法律が成立 7

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セーフなものはあるのだろうか 部門より
headless曰く、

パラオ共和国で、サンゴ礁に対して有害な物質を含む日焼け止め製品の販売や持ち込みを禁ずる条項を含む法律「The Responsible Tourism Education Act 2018(責任あるツーリズム教育法)」が成立した(パラオ天然資源環境観光省のニュースレター: PDF条文PDFMashableBBC News)。

米国・ハワイ州ではサンゴなどに悪影響を与えるオキシベンゾンまたはオクチノキサートを含む日焼け止め製品の販売・流通を禁ずる法案が5月に可決し、7月に成立(PDF)しているが、国レベルで日焼け止め成分を規制する法律が成立したのはパラオが初めて。施行日もハワイより1年早い2020年1月1日となっている。

今回成立した法律ではハワイで禁止される2物質に加え、オクトクリレン・エンザカメン・トリクロサン・メチルパラベン・エチルパラベン・ブチルパラベン・ベンジルパラベン・フェノキシエタノールが禁止物質として挙げられている。

2020年1月1日以降、パラオでは禁止物質を含む日焼け止めの販売を目的とした製造・輸入は禁じられ、どのような目的であっても持ち込みが禁じられる。違反者は1,000ドル以下の罰金の対象となり、禁止された日焼け止めを販売目的で所持している場合や、パラオ入国時に所持している場合は没収となる。

このほか、旅客船や旅客機の運航会社にはパラオの環境保護に関する情報の乗客への提供が入国許可条件として求められることがあるといった条項や、旅行会社は再利用可能な食器等を顧客に提供すべきといった条項も盛り込まれている。

13761105 story
国際宇宙ステーション

ソユーズ事故原因はセンサーの故障、来月3日にも有人打ち上げ再開へ 22

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打ち上げ前に発見できなかったのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

今年10月にソユーズ宇宙船の打ち上げ失敗というトラブルがあったが、このトラブルの原因はセンサーの故障だったという(NHK朝日新聞読売新聞)。

組み立て中にセンサー部品がゆがむ→ブースター切り離しバルブが動作せず→分離失敗したブースターが燃料タンクと衝突→タンクが減圧→緊急停止、という流れらしい。

また、打ち上げから事故までのオンボードカメラの映像も合わせて公開されている。

13761018 story
NASA

NASA小惑星探査機OSIRIS-REx が撮影したベンヌの画像を公開 7

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アクシズ型に見えなくもない 部門より
pongchang 曰く、

NASAの小惑星探査機「OSIRIS-REx」が小惑星ベンヌの撮影に成功、その画像が公開された(NASAの発表ギズモード・ジャパン毎日新聞)。

またしても「算盤玉」型の岩ごつごつ。イトカワのラッコ型モフモフは奇跡だったのか?

13760298 story
お金

英中央銀行、50ポンド新ポリマー紙幣の肖像になる科学者の人気投票を実施 88

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公募 部門より
英国の中央銀行であるイングランド銀行が2日、50ポンド新ポリマー紙幣に肖像を印刷する科学者の公募(人気投票)を開始した(ニュースリリースThe Registerの記事応募ページ)。

対象となるのは科学に貢献し、英国社会に影響を与えた歴史的な人物となっている。そのため、科学者であれば英国人である必要はなく、分野も問われないが、存命中の人物は対象外となる。

これについてThe Registerでは英科学者10名を以下の通り選定し、独自に人気投票を実施している。
  • チャールズ・バベッジ
  • ジョン・ロジー・ベアード
  • マイケル・ファラデー
  • アレクサンダー・フレミング
  • トミー・フラワーズ
  • ロザリンド・フランクリン
  • スティーブン・ホーキング
  • エイダ・ラブレス
  • アイザック・ニュートン
  • アラン・チューリング
13760296 story
海賊行為

ブロッキングに反対するスウェーデンのISP、ブロッキングを要求したElsevierもブロック対象に 72

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阻止 部門より
Webサイトブロッキングに反対するスウェーデンのISP、Bahnhofが裁判所の事前差止命令に従ってブロッキングを実施する一方、ブロッキングを要求したElsevierのWebサイトもブロッキングの対象にしたそうだ(プレスリリース[1][2]TorrentFreakの記事)。

この裁判はElsevierがBahnhofを含むスウェーデンのISP7社を相手取り、Sci-Hubなど不正に学術論文の共有を可能にするサイトのブロッキングまたは賠償金の支払いを求めたものだ。BahnhofはVPNの使用やDNSサーバーの変更で容易に迂回できるISPによるブロッキングの効果に疑問を呈しており、不正サイトではなくISPをターゲットにするElsevierの方針を批判。Elsevierによる学術論文誌購読費の高騰が論文共有サイトを生んだとも批判している。また、審理を行う特許・市場裁判所(PMD)が著作権者寄りだとも批判する。

そのため、ブロッキングを拒否しても勝てる見込みはなく、賠償金額が膨らむだけだとして事前差止命令に従う意向を示す一方で、ブロッキング画面にはElsevierやPMDへの批判を掲載し、法務大臣にブロッキング反対のメッセージを送信するためのWebフォームも用意している。さらにElsevierのWebサイトもブロッキングの対象とするほか、PMDのネットワークからbahnhof.seへのアクセスもブロックしているとのことだ。
13760291 story
NASA

小惑星探査機Dawn、燃料を使い切ってミッション終了 43

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終了 部門より
NASAは2日、小惑星探査機Dawnのミッション終了を発表した(プレスリリース)。

Dawnは10月31日と11月1日、予定されていたDeep Space Networkとの通信セッションが行えなかったという。フライトチームは可能性のあるさまざまな原因を排除していき、姿勢制御用の燃料として使用するヒドラジンを使い切ったとの結論に達する。燃料を使い切るとDawnはアンテナを地球に向けることや、充電のため太陽光パネルを太陽に向けることができなくなるため、ミッションは燃料切れとともに終了する計画だった。

2007年に打ち上げられたDawnは主小惑星帯で最も大きな2つの天体を探査してきた。2011年に小惑星Vestaへ到着し、主小惑星帯の天体を周回する初の宇宙機となる。2015年には準惑星Ceresに到着して準惑星を訪問する初の宇宙機となり、地球外の2つのターゲットを周回する初の宇宙機ともなった。

Dawnはヒドラジンを最後の一滴まで使い切り、初期の太陽系で天体がどのように形成され、発展していったのかについて重要な知見をもたらした。Ceresは生命誕生につながる化学を研究する科学者にとって興味深い環境を持つことから、NASAではDawnが接触してCeresを汚染しないよう厳格な保護対策を講じている。Dawnは少なくとも20年間は軌道上を周回し続け、99%の信頼度で少なくとも50年間は周回を続けられると考えられているとのことだ。
13760286 story
アメリカ合衆国

米ハワイ州最高裁、30メートル望遠鏡建設計画の認可は適切と判断 17

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適切 部門より
米国・ハワイ州の州最高裁判所は10月30日、州土地・天然資源委員会(BLNR)による30メートル望遠鏡(TMT)建設計画の認可は適切との判断を示した(Ars Technicaの記事West Hawaii Todayの記事州最高裁の意見書)。

ハワイ島・マウナケア山頂への建設が計画されているTMTは2015年に着工したものの、建設予定地が一部のネイティブハワイアンにとって神聖な場所であったことや、環境への影響が問題視されて反対運動が起こり、建設が中断している。州最高裁はBLNRの認可手続きに問題があったとして、同年12月に保護地区利用許可(CDUP)を取り消した。

本件はヒアリング担当官の勧告を受けたBLNRが2017年9月に改めてCDUPを発行したことに対し、ネイティブハワイアンの文化実践者が上訴していたものだ。上訴ではヒアリング担当官のRiki May Amano元判事がハワイ大学ヒロ校付属イミロア天文学センターの家族会員だったことなど不適格な担当者があてられていたこと、CDUPがネイティブハワイアンの権利を侵害することや自然環境に悪影響を及ぼすことや、その他の手続き上の問題が指摘されている。

州最高裁は元判事について、イミロア天文学センターの有料家族会員だっただけで利害関係はなかったと判断。TMTの建設予定地や道路の場所が歴史的・文化的な場所から離れており、自然環境への影響も認められないことなどを挙げ、今回の認可手続きに問題はなかったとして、BLNRによるCDUP発行を支持している。
13759393 story
NASA

NASA、ケプラー宇宙望遠鏡の退役を発表 12

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お疲れ様でした 部門より
headless曰く、

NASAは日本時間10月31日、観測に必要な燃料がなくなったことによるケプラー宇宙望遠鏡の退役を発表した

2009年3月6日に打ち上げられたケプラー宇宙望遠鏡は、9年にわたるミッションで2,600個以上の系外惑星を発見している。ケプラーの観測成果に基づく最新の分析では、夜空に見える星の20~50%は地球サイズの惑星をハビタブルゾーン内に持つとの結論に達するなど、ケプラーは銀河系に多様な惑星が存在することを明らかにした。

当初のミッションが完了した2013年5月までに姿勢制御用リアクションホイール4個のうち2個が故障したが、太陽光の圧力を3個目のリアクションホイールとして用いることで姿勢制御機能が復活。K2ミッションと呼ばれる新たなミッションを開始した。はくちょう座の方角に見える15万個の恒星を観測する当初のミッションに対し、K2ミッションでは観測の対象となる恒星が50万個以上に増加している。

科学者はケプラーの退役前に最後の観測ミッションを複数完了し、燃料切れの警告が出た後も貴重な観測データをダウンロードしたとのこと。ケプラーは現在の地球から遠く離れた安全な軌道上で退役を迎えることになる。

13758352 story
地球

地下鉄構内はPM2.5濃度がやや高い、車輪やレールなどが発生源か 21

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場所によっても変わりそうだ 部門より
maia曰く、

地下鉄構内のPM2.5の調査が横浜市営地下鉄の駅で行われた(NHK)。

結果としては、通勤ラッシュの午前9時台がピークとなり、1立方mあたりおよそ120マイクログラムに達した。計測した午前5時から午後8時までの平均値は80マイクログラムとなった。環境基準は1日平均値35マイクログラム以下である。各種金属の濃度が高いのが特徴で、これは屋外では見られない現象。鉄が断トツに多く、銅、マンガン、チタン、亜鉛と続いた。車輪とレール、架線とパンタグラフ、ブレーキなどが発生源と思われる。

今回は1か所1日だけの調査である。地下鉄では換気や清掃は行われているが、これまで構内でのPM2.5の測定は行われていなかった。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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