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医療

米CDC、COVID-19感染経路の解説記事をわかりやすくしようと編集した結果、メディアに誤解されて編集をやりなおす 36

ストーリー by headless
混乱 部門より
米疾病予防センター(CDC)がCOVID-19の感染がどのように広がるのかを解説するページを書き直したところ、CDCの見解が変わったと誤解したメディアの報道が相次いで再び書き直すことになった(ニュースリリース)。

元々このページでは「人から人への感染」「汚染された面や物体からの感染」「人と人との接触による感染しやすさ」という3つの小見出しで解説されていた(Internet Archiveのスナップショット5月10日分)。更新版は5月11日に公開されたもので、「人から人への感染」「人と人との間では感染が広がりやすい」「その他の経路では感染が広がりやすくない」「感染を防ぐ方法」の4つの小見出しによる解説に変更された(Internet Archiveのスナップショット5月11日分)。
14191870 story
スラッシュバック

COVID-19に関する緊急事態宣言、関西3府県でも解除 31

ストーリー by hylom
思っていたより早い 部門より

headless曰く、

安倍晋三首相は21日、大阪府・京都府・兵庫県の関西3府県でCOVID-19に関する緊急事態宣言を解除すると発表した(首相官邸のニュース記事1記事2)。

緊急事態宣言は4月7日に5月6日までを措置期間として7都県へ発出され、4月16日に対象が全都道府県へ拡大された。5月4日には措置期間が5月31日まで延長されていたが、5月14日には39県で解除されており、今回の3府県解除により北海道・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県を残すのみとなった。安倍首相は新規の感染者が確実に減少していることや医療のひっ迫状況も改善傾向にあることから、25日にも解除可能になるのではないかとの考えを示した。

ちなみに、5月15日~21日の1週間に発表された新規感染者数は北海道35人(PDF)、埼玉県20人(PDF)、千葉県16人(XLSX)、東京都59人(CSV)、神奈川県80人(CSV)。北海道と神奈川県では緊急事態宣言解除の条件の一つとされる10万人当たり0.5人を上回っている。

14190928 story
ニュース

新型コロナの治療薬として期待される「アビガン」の有効性、現時点では判断できず 146

ストーリー by hylom
なかなか難しい 部門より

Anonymous Coward曰く、

抗インフルエンザ薬として開発され、その後エボラ熱の治療にも使われるようになった薬「アビガン」を新型コロナウイルスの治療薬として利用するための検証が行われているが、国内での臨床研究において、現時点では有効性が判断できないとの中間結果が出ているようだ(NHK)。

とりあえず臨床研究は継続だが、その有効性については以前から疑問の声もあった(東洋経済ダイヤモンド・オンライン)。

具体的なデータは出されていない状況でこういった報告が出ているのは、臨床研究において劇的な効果は見られず、一方で大きな問題も見られない、という状況となっているためと推測されるという。(Yahoo!ニュース)。

14190855 story
SNS

Twitterがきっかけで発見された新種の菌、「Toglomyces twitteri」と名付けられる 9

ストーリー by hylom
Twitterでウイルスが見つかるという話ではなかった 部門より

Twitterに投稿された写真がきっかけで発見されたという新種の菌に、「Toglomyces twitteri」との名前が付けられた。この名前は、Twitterにちなんで付けられたという(GIGAZINE)。

この菌はヤスデの体表から見つかったもので、昆虫学者がTwitterに投稿したヤスデの写真上にあった「小さな点」から、その標本に未知の最近が存在するのではないかと考え、実際にその昆虫のサンプルを調べたという。その結果、複数の標本から新種の菌が見つかったそうだ。

14188912 story
地球

ペンギンの糞からは「亜酸化窒素」(別名笑気ガス)が大量に排出される、これを吸った研究者に影響も出る 22

ストーリー by hylom
糞で陶酔 部門より

オウサマペンギンの糞からは亜酸化窒素が大量に排出されているそうだ。亜酸化窒素は人体に対し陶酔作用があり、笑気ガスなどとも呼ばれている。そのため、研究者がこれを吸って「おかしくなる」こともあるそうだ(AFP)。

ペンギンは窒素を多く含むオキアミや魚を主食としていることから、糞にも窒素化合物が多く含まれており、それらが土壌細菌によって変換されて亜酸化窒素ガスが発生するという仕組みだという。

また、亜酸化窒素は強い温室効果ガスであり、またオゾン層を破壊する効果もあるが、ふんからの排出量は地球に影響を及ぼすほどではないようだ。ただ、ペンギンの集団繁殖地周辺環境への影響は考えられるそうだ。

14188876 story
NASA

NASAがアルテミス計画の月着陸船を開発する民間企業3社を選定 9

ストーリー by hylom
技術的にはどれも面白そう 部門より

AC0x01曰く、

やや旧聞となるが、NASAは5月1日、2024年の月着陸を目指すアルテミス計画の有人月着陸船の開発を行う民間企業としてBlue Origin、Dynetics、SpaceXの3社を選定したことを発表した(NASAマイナビニュースSoraeTechCrunchSlashdot)。

今回選定が行われたのは月周回軌道と月面との往復を行う「有人月着陸システム (HLS: Human Landing System)」。2024年の月探査では、月周回軌道上でオリオン宇宙船とドッキングして、月着陸を行う役を担う。

各社の案としては、Blue Originのグループは兼ねてから独自開発を進めていた着陸船「Blue Moon」を中心にオリオン宇宙船やシグナス宇宙船の技術を組み合わせたシステムを、Dyneticsのグループは従来型に近い月着陸船を、そしてSpaceXは開発中の大型有人宇宙船「Starship」をそのまま月着陸仕様に改造して提案している。各社案のイメージ図も発表されているが、三者三様に大きく異なったものとなっている。

ただし、NASAは3つの提案すべてを進めたいとしつつも、予算の都合上2社に絞り込まざる得ないとも語っている。計画はひとまず2021年2月が次の審査とのことなので、今後どうなっていくか興味深い。

14188050 story
中国

中国が大型ロケット「長征5号B」の初打ち上げに成功、破片の一部は西アフリカに落下? 45

ストーリー by hylom
着々と進歩 部門より

AC0x01曰く、

中国は5月5日、将来の有人宇宙船や宇宙ステーション打ち上げ用に開発していた大型ロケット「長征5号B」の初打ち上げに成功した(人民網Sorae)。

長征5号Bは2016年に打ち上げられた長征5号の増強版で、低軌道に25tの打ち上げ能力を持つ同ロケットの最大構成となるバージョンである。1段半型とも言われる構成となっており、小型の2段目の代わりに大型のコアステージを用いることで、従来よりも大きなペイロードを確保しているという。今回の打ち上げでは、同じく開発中の次世代有人宇宙船の試験機が搭載され、この試験機も8日に地球帰還を果たすなど、ロケット・宇宙船双方ともミッションを達成したようである(人民網のカプセル回収記事)。

一方で、重さ17.8tもの大型のコアステージが軌道上で切り離される仕組みから、打ち上げ当初から残骸が燃え尽きずに地上に落下するのではとの懸念が報じられていた。実際に5月11日にコアステージが大西洋上で大気圏再突入を果たすと、その進路上にあった西アフリカのコートジボワールでは、長さ10mや50kgの金属管が落下して一部が民家の屋根に刺さる被害が出たと報じられている。中国は来年以降、独自の宇宙ステーション建設のために長征5号Bを複数回打ち上げることを計画しているが、この問題が対処されるのかが騒動となるかもしれない(SoraeGIGAZINESlashdot)。

14186877 story
国際宇宙ステーション

SpaceX、Crew Dragon宇宙船のISSドッキングシミュレーターを公開 17

ストーリー by headless
体験 部門より
SpaceXが国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー輸送デモミッション(Demo-2)に先立ち、Crew Dragon宇宙船のISSドッキングシミュレーターを公開している(特設サイトThe Vergeの記事Mashableの記事SpaceXのツイート)。

Crew Dragonは自律的にISSへのドッキング・アンドッキングを実行するが、必要に応じてクルーがマニュアルでコントロールすることも可能だという。シミュレーターはマニュアルでのドッキングをWebブラウザー上で体験するもので、操作は特に難しくないが根気のいる作業だ。現在のところ、Demo-2の打ち上げは日本時間28日5時32分に設定されており、予定通り打ち上げが行われれば29日未明にISSとドッキングする予定だ。
14186120 story
地球

星間分子雲の塵に含まれる有機物が地球の水の起源となった可能性 19

ストーリー by headless
水源 部門より
地球に水をもたらしたのは星間分子雲の塵に含まれる有機物であった可能性を示す研究成果を北海道大学などの研究グループが発表した(JAMSTECのプレスリリース詳細プレスリリース: PDF論文)。

従来、彗星の氷や炭素質隕石に含まれる含水ケイ酸塩鉱物などが地球に水をもたらした物質の候補となっていたが、67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の探査では彗星の氷に由来する地球の水が1%未満に過ぎないとの同位体分析結果が出ている。また、炭素質隕石由来とすると地球の水が多くなりすぎるという問題もあるという。彗星や星間分子雲は有機物を大量に含んでおり、今回の研究では星間有機物が雪線の内側(太陽からの距離が2.5天文単位以内)でどのように変化するかを加熱実験により調べている。

星間有機物を直接入手することはできないため、研究では星間分子雲で有機物質が生成されるプロセスを実験室で再現し、生成された有機物質の分析結果を元に作った模擬星間有機物を使用している。加熱実験ではダイヤモンドアンビルセルを使用した場合、反応容器を使用した場合ともに400℃で水と石油が生成されることが確認されたという。星間有機物は氷が蒸発してしまう雪線の内側でも残っているため、炭素質隕石がなくても地球の水の起源を説明できる可能性が出てきたとのこと。この結果は小惑星や氷衛星の内部に大量の石油が存在することも示唆するものだ。

研究グループのメンバーは小惑星探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウで採取した試料の有機物を分析することも予定しており、地球型惑星や隕石中の水や有機物の起源をより明確にできることが期待される。
14186117 story
医療

COVID-19に関する緊急事態宣言、39県で解除 198

ストーリー by headless
解除 部門より
政府の新型コロナウイルス感染症対策本部は14日、北海道・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・京都府・大阪府・兵庫県の8都道府県を除く39県で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する緊急事態宣言の解除を決定した(首相官邸のニュース記事記者会見動画新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針: PDF)。

安倍晋三首相によれば、2週間前と1週間前を比べて新規の感染が減少傾向にあること、直近1週間の(感染者報告数)合計で10万人当たり0.5人以下に抑えられていること、感染経路のわからない感染者の発生者状況などを総合的に判断したという。8都道府県については現在のところ緊急事態宣言の解除基準に達していないが、21日をめどに再評価を行い、可能であれば31日の措置期間終了を待たずに緊急事態宣言を解除するとのこと。

首相は多くの地域の緊急事態宣言解除により、14日が「コロナの時代」の新たな日常を取り戻す本格的なスタートの日になると述べた。ただし、気を緩めると再び感染が拡大することになるとして、再度の緊急事態宣言が必要になることがないよう、解除された39県の人々に対しては「段階的に日常を取り戻す」「前向きな変化を継続」「日常のあらゆる場面でウイルスへの警戒を怠らない」という3点での協力を求めている。

具体的には、1)当面は人との面会や県をまたぐ移動を可能な限り避ける、2)テレワークや時差通勤などの継続、3)新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」も参考にして手洗いの励行や外出時のマスク着用、3つの密の回避などを継続するといったものだ。
14185447 story
NASA

NASA、今秋国際宇宙ステーションへ向かうソユーズの座席追加購入に成功 3

ストーリー by hylom
なかなか切り替えられず 部門より

headless曰く、

NASAは12日、国際宇宙ステーション(ISS)に米宇宙飛行士を送り続けるため、今秋打ち上げられるソユーズの座席を追加購入することでロスコスモスとの交渉を完了したことを発表した(NASA公式ブログ)。

米民間宇宙船によるISSへのクルー輸送ミッションを受注したBoeingとSpaceXは宇宙船開発の最終段階に入っており、早ければ5月27日には最初の有人デモ飛行となるSpaceXのDemo-2ミッションが実施される。しかし、ISSに米宇宙飛行士を送り続けるには、米民間宇宙船による定期的なクルー輸送が可能になるまでソユーズに頼るしかない。民間宇宙船によるクルー輸送計画は延期が繰り返されており、NASAはソユーズの座席予約たびたび追加している。

14184901 story
医療

大便として排出された新型コロナウイルスを下水中からサンプリングして流行状況を調査する試み 82

ストーリー by hylom
なるほど 部門より

新型コロナウイルスは、感染者の便からも検出されるそうだ。これを利用して、下水道内のウイルスを監視することで新型コロナウイルスの流行状況を調査するという動きがあるという(JBpress)。

これまでの研究によると、大便内に含まれたウイルスは呼吸器からウイルスが検出されなくなった後も長期に渡って残るという結果が出ているという。そのため、下水内のウイルスを調査することで、実際に体内にウイルスを持っている人の増加・減少傾向を分析できる可能性があるようだ。なお、こういった背景から、感染者に対し大便からサンプルを採取するPCR検査が必要との指摘もあるという。

14184830 story
ニュース

新型コロナウイルスは猫の間でも感染伝播する 97

ストーリー by hylom
猫にも外出自粛を要請しなければ 部門より

pongchang曰く、

猫やフェレットなどは新型コロナウイルスに感染しやすいという話が以前あったが、東京大学医科学研究所が、新型コロナウイルスは猫同士でも容易に感染するという研究結果を発表したNew England Journal of Medicine誌掲載の研究報告)。

この研究を行なった河岡先生は東大と米国にもラボをもっているインフルエンザの先生。武漢の頃から新型コロナウイルスはネコからも感染すると言われ、またブロンクス動物園でもライオンなどの感染が知られていたが、今回実験室での猫-猫感染が観察されたとのこと。

研究では新型コロナウイルスを猫の鼻腔内に接種し、その後感染猫ネコとの接触によってウイルスが同居ネコに伝播するのかどうかを調べた。その結果、3ペア中3ペアにおいてウイルスが伝播し、またウイルスはネコの呼吸器でよく増えることも分かったという。

14182515 story
テクノロジー

データ化された味を再現できるシステム「Norimaki Synthesizer」 30

ストーリー by hylom
未知の味を合成したい 部門より

Anonymous Coward曰く、

明治大学の宮下芳明教授が、任意の味を表現できるというデバイス「Norimaki Synthesizer」を開発した。このデバイスには「甘味、酸味、塩味、苦味、うま味」の5種類に相当する味の電解質をそれぞれ固めた5つのゲルがセットされており、これらのイオンが舌に触れる量を電気で制御することで味を再現するという(大学ジャーナルONLINE明治大学の発表論文)。

宮下教授の研究成果としては、以前食べ物の味を変える手袋型デバイスが話題になっていた。そちらは舌を電気で刺激することで味覚を操作していたが、今回のデバイスは電気刺激を使わずに味を再現できるのが特徴だという。

14181910 story
バイオテック

新型コロナの細胞への感染を抑える抗体、北里大などが開発 23

ストーリー by hylom
予防薬としての実用化はできるのだろうか 部門より

Anonymous Coward曰く、

北里大学、埼玉大学発ベンチャーのEpsilon Molecular Engineering(EME)、花王が5月7日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対し感染抑制能(中和能)を持つ「VHH抗体」の開発に成功したと発表した(プレスリリース食品新聞マイナビニュース)。

コロナウイルスは細胞内の受容体に結合することで細胞内に侵入すると考えられているが、今回開発されたVHH抗体はこの結合を阻害することで感染を防ぐ効果を発揮するというもの。北里大学と花王の共同研究によって、感染抑制機能を有することも判明しているという。

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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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