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14214854 story
宇宙

仙台上空に未確認物体が出て騒ぎに。気象台や空港事務所も該当登録機なし 85

ストーリー by nagazou
UFOならもっと怪しい感じがほしい 部門より

宮城や福島で目撃された「謎の白い飛行物体」が話題になっている。この物体は丸い気球のようなもので、写真を見る限り、下部分に十時のアンテナのような装置が取り付けられている。河北新報によれば、気球のような物体は17日午前4時ごろから目撃されたようだ。また、Twitterなどの目撃情報によれば、仙台、福島だけでなく、山形市でも見ることができたそうだ。

これに対し警察や気象台に多くの問い合わせがあったことから、宮城県警がヘリコプターを飛ばす事態になっている。県警によると、物体の高度は2000~3000メートル以上。国土交通省仙台空港事務所によると、航空法に基づく届け出や報告はないという。気象観測機器を飛ばすための気球に似ているが、気象台のものではないとしている。

三重大大学の立花義裕教授(気象学)は、気象観測用の「ラジオゾンデ」の可能性があるとの見方を示している。「アジア大陸で放たれ、偏西風に乗って来たとも考えられる」とのこと(河北新報河北新報その2各種目撃報告)。

14214942 story
ニュース

暗黒物質を探索するXENON実験チーム、想定外の事象を観測と発表。アクシオンを観測した可能性 39

ストーリー by hylom
SFのような語感 部門より

イタリア・グランサッソ国立研究所(LNGS)の地下実験施設で行われていたXENON実験の過程で、「想定外の事象」が観測されたことを研究者らが発表した(日経新聞SankeiBiz朝日新聞)。

この実験には、国内からは名古屋大学神戸大学、東京大学などの研究者らが参加している。研究チームの発表によると、観測データから53の「謎の信号」が見つかったという。暗黒物質ではないようだが、未知の素粒子「アクシオン」を想定したシミュレーション結果と99.98%の確率で一致したとのことで、このアクシオンを検出した可能性があるそうだ。

14214925 story
NASA

国際宇宙ステーションのトイレが秋に大幅アップデート。有人火星探査船用の試験も兼ねる 7

ストーリー by hylom
トイレマジ大事 部門より

taraiok曰く、

今年後半、国際宇宙ステーション(ISS)のトイレが大幅にアップデートされるそうだ(SPACE.COMSlashdot)。

この最新トイレは「Universal Waste Management System(UWMS)」と名付けられており、有人火星探査といった長時間の生活のお供となることを想定して設計されている。現在ISSの米国施設で提供されているトイレは1990年代に設計されたもので、女性による利用に問題があるとのことだが、新トイレでは軽量化や小型化を行いつつ、より快適に利用できるような強化が行われているという。また、機能面でも廃棄物を圧縮する装置の強化などを行っているそうだ。

さらに大きな変更点として、微小重力下で体をトイレに固定する方法が変更された。今までのトイレは太ももを金具で固定していたが、新トイレではつま先で足を引っかける単純なスリッパ方式に変更されるという。これはISSのロシア施設にあるトイレの機能を模倣したものだそうだ。

SPACE.COMの記事にはプロトタイプの写真も掲載されているが、ゴミ箱のような円筒形の便座にタンクなどを組み合わせた構造になっているようだ。

14214819 story
アメリカ合衆国

米FCC、低軌道衛星によるブロードバンドサービスが往復遅延時間100ミリ秒以下を実現できるかどうか疑問を呈す 50

ストーリー by hylom
ですよねえ 部門より

headless曰く、

米連邦通信委員会(FCC)が地球低軌道(LEO)の通信衛星によるブロードバンドサービスについて、現実のサービスで往復遅延時間100ミリ秒以下が実現できるかどうか疑問を呈している(FCCの公告: PDFArs Technica)。

FCCの見解は田舎へのブロードバンドサービス提供を支援する基金Rural Digital Opportunity Fund(RDOF)の入札に関するものだ。入札では広帯域・低遅延のサービスがそれぞれ有利な扱いを受けることになっており、往復遅延時間100ミリ秒以下のサービスが低遅延カテゴリーとなる。SpaceXのStarlinkなど低軌道衛星を使用するブロードバンドサービスプロバイダーは低遅延カテゴリーでの入札を目指すが、軌道が低いことを理由に物理の法則上低遅延が実現できると説明するのみだという。

しかし、遅延時間は物理の法則にのみ支配されるのではなく、ネットワーク上のさまざまな要素が影響する。現在のところマスマーケット市場向けに低軌道衛星からブロードバンドサービスを提供しているプロバイダーは存在しないため、FCCでは現実に100ミリ秒以下の低遅延サービスが消費者に提供できるかどうか判定できないとのこと。

遅延時間20ミリ秒以下を目指すStarlink米国とカナダでサービスを今年開始する計画だが、RDOFの申請締め切りは7月15日であり、現実のパフォーマンスを示す時間はない。低遅延カテゴリーでの申請が認められない場合、低軌道衛星によるブロードバンドサービスはDSLや固定無線アクセスに対しても不利な条件で入札を戦うことになる。

14213561 story
JAXA

IHIエアロスペースが衛星打ち上げ事業に参入へ 50

ストーリー by nagazou
信頼性重視でがんばれ 部門より
pongchang 曰く、

IHIのグループ会社であるIHIエアロスペースが12日、衛星打ち上げ事業に参入すると発表した(上毛新聞IHIエアロスペースJAXA)。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で新たに開発する「イプシロンSロケット」を活用する。初号機は2023年に打ち上げる予定。この初号機では、ベトナムの地球観測衛星「LOTUSat-1(ロータスサット・ワン)」の打ち上げが決まっている。イプシロンシリーズで海外の衛星打ち上げを受託したのは今回が初めてだという。

14213791 story
NASA

失われたアポロ10号用のプログラム、ドキュメントや変更履歴メモ、チェックサムなどを元に再現 46

ストーリー by hylom
これはめちゃくちゃ大変そうでは 部門より

Anonymous Coward曰く、

あるヴィンテージコンピューティング愛好家が、失われた「Apollo Guidance Computer(AGC) 」のアポロ10版を再現することに成功したそうだ。AGCはアポロ計画における月着陸ミッションのナビゲーションなどに使われたもので、アセンブリ言語で書かれていたという。オリジナル・ソフトウェアは、人類初の月面着陸となるアポロ11号のリハーサルテスト(アポロ10号自体がアポロ11号のリハーサルテスト)で失われた。

宇宙飛行エンジニアのマイク・スチュワート氏は、その失われたプログラムを再現する面白い方法を見つけ出した。それは古いバージョンのプログラムを印刷した物から転写するという方法だ。まず1735ページ分の印刷物から外部の協力者の手を借りて手打ちでソースコードを転写。しかし、そのままではバージョンが古いままなので、NASAの変更メモや新しいバージョンのプログラム、そして最近発見されたACGで実行されたチェックサムの資料をもとに修正をかけた。その結果、プログラムの再現に成功したとしている(YouTubeVirtual AGC Home PageGitHubYouTubeその2Slashdot)。

14212722 story
ニュース

「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」を論理的に考察する論文 28

ストーリー by hylom
パラダイムシフトが必要 部門より

人工知能の研究者である東京大学・松尾豊教授による「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」が面白いとTwitterなどで話題になっている

この論文は2006年に人工知能学会論文誌に掲載されたもので、タイトルの通り「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」について考察し、精神的ゆとりを表す単位「ネルー」を提案している。これによると、「n日寝てしまっても締め切り等に影響がない状態」を「nネルー」とするという。また、「創造的仕事」や「やっつけ仕事」についても数式を使って定義しており、これらを使って締め切り位に追われる理由を定式化している。

14211155 story
宇宙

観測ロケットMOMO5号機、打ち上げ失敗 94

ストーリー by headless
残念 部門より
インターステラテクノロジズは14日、観測ロケットMOMO5号機の打ち上げを北海道大樹町で実施した(プレスリリース: PDFNHKニュースの記事時事ドットコムの記事記者会見動画)。

打ち上げが行われたのは6月14日5時15分。打ち上げから約70秒後に機体姿勢が基準値を超えたためエンジンを手動で緊急停止し、射点から約4 kmの海上へ安全に落下した。打ち上げから約36秒後にはロケットエンジンのノズルから飛散物が確認されており、それ以降姿勢が悪化したとみられる。最高高度は11.5 kmにとどまり、目標としていた100 km以上の高度には到達できなかった。

MOMO5号機は年末年始にかけて実施した打ち上げが電子機器の不具合で延期となり、COVID-19対策として無観客での打ち上げを計画した5月には観客が集まることを懸念した大樹町からの要請を受けて再度延期していた。今回も見学場封鎖や立ち入り制限区域の拡大など、打ち上げを見られる場所を厳しく制限。当初は13日の打ち上げを計画していたが上空の強風により14日の打ち上げとなった。

MOMOは初号機2号機の打ち上げに失敗しており、3号機は打ち上げ成功したものの、4号機の打ち上げは失敗(PDF)している。
14210881 story
月

土星の衛星タイタンが従来の推定よりはるかに速く土星から遠ざかっているという研究成果 20

ストーリー by headless
百倍 部門より
NASAとイタリア宇宙機関などの研究グループの研究成果によると、土星の衛星タイタンは従来考えられていたよりはるかに速く土星から遠ざかっているそうだ(JPL Newsの記事論文アブストラクトSlashGearの記事The Registerの記事)。

今回、研究グループはNASAの土星探査機カッシーニが撮影した写真を用い、背景に写った恒星をマッピングしてタイタンの位置を追跡した。さらにカッシーニがタイタンに最接近(フライバイ)した際に地球へ送った電波を用い、信号の周波数変化からタイタンの軌道の拡大を推定。これら2つのデータセットにより、タイタンは年に約11cmの速さで土星から遠ざかっていることが判明した。これは従来考えられていた速度の100倍に相当するという。

衛星が惑星を周回する軌道上を進む際、衛星の重力に引かれて惑星に一時的な膨らみが生じ、元に戻る。この繰り返しによるエネルギーが衛星に送られることで衛星は外側に押し出され、月の場合は年に約3.8cmずつ地球から遠ざかっている。土星は太陽系初期の46億年前に形成されたと考えられているが、土星の環や80以上の衛星が形成された時期は明確になっていない。現在のタイタンは土星から約120万kmの距離にある。今回判明した速度は、タイタンがこれまで考えられていたよりも土星にずっと近い位置で形成されたことを示唆し、土星系がずっと速く拡張していることを意味する。

従来、衛星が惑星から遠ざかる速度は惑星から遠いほど遅くなると考えられていた。しかし、今回の論文執筆者の一人は4年前、惑星からの距離にかかわらず同様の速度で衛星が遠ざることが示す研究成果を発表している。今回の発見はこの理論を裏付けるものとなる。新しい理論は衛星と惑星の相互作用が従来考えられていたよりも顕著になる可能性を示し、太陽系外を含む幅広い衛星系や連星系にも適用できる可能があるとのことだ。
14210177 story
バイオテック

DNA検査サービス23andMe調べ、O型は他の血液型よりもCOVID-19の影響を受けにくい 38

ストーリー by headless
影響 部門より
DNA検査サービス23andMeが進めているCOVID-19と人間の遺伝子に関する大規模な研究で、血液型がO型の人は他の血液型の人よりも感染しにくいことを示唆するデータが得られたそうだ(23andMe Blogの記事)。

血液型による感染しやすさや症状の深刻度を調べる研究はこれまでにも行われており、O型のリスク低いことも既に示されている。ただし、これらの研究は調査対象が千人規模だったのに対し、23andMeは数十万人規模で調査を行っているという。

回答者のうち陽性と診断された人の割合はO型で1.3%、A型で1.4%、B型とAB型で1.5%となっている。医療関係者など感染者と接触する可能性の高い人や感染者との接触が確認された人に限定するとO型は3.2%だったのに対し、A型は3.9%、B型は4.0%、AB型は4.1%となる。Rh陽性のO型のみ感染しにくいという研究成果(PDF)も発表されているが、23andMeの研究ではRh型による違いはなかったとのこと。

A/B/AB型の陽性者率に統計学的な違いはなく、年齢や性別、人種などによる調整後も関係は維持されたそうだ。調整後の値でみると、O型のグループは他の血液型グループと比べてCOVID-19検査で陽性になる可能性が9~18%低く、感染者との接触がある人の場合でも13~26%低かったという。また、インフルエンザ様疾患の症状が出た陽性者のうち、重症化する可能性も1%~21%低かったとのことだ。
14209420 story
JAXA

大人のための粉ミルク「森永ミルク生活」、宇宙日本食として認証されISSに持ち込めるように 22

ストーリー by hylom
宇宙に行った気分で粉ミルクを飲める 部門より

以前話題になった森永乳業の大人向け粉ミルク「ミルク生活」が「宇宙日本食」の認証を取得した。これによって国際宇宙ステーション(ISS)への持ち込みが可能になった(森永乳業の発表)。

認証を受けたのは「森永ミルク生活(宇宙用)」。こちらは宇宙向けに指定された容器を使っている以外は、地球で販売されている「ミルク生活」と同成分・同製法とのこと。

14209338 story
スラッシュバック

「東京アラート」解除、休業要請緩和はステップ3へ 81

ストーリー by hylom
実感はあまりない 部門より

headless曰く、

東京都は11日、新型コロナウイルス感染症対策本部で「東京アラート」を同日で解除することを決定した(東京都の発表東京都庁広報課のツイート都内の最新感染動向)。

東京アラートが発動されたのは6月2日。この段階で7日間平均の新規陽性者数は緩和基準(20人未満)を下回っていたが、7日と8日は21人まで増加していた。ただし、9日以降は再び20人を下回り、11日は17.9となっている。新規陽性者数における接触歴等不明率と週単位の陽性者増加比は緩和基準(それぞれ50%未満、1未満)を上回っていたものの、2日の接触歴等不明率はその後50%未満となり、以降11日まで50%を下回っている。11日は48%だった。陽性者増加比は1を上回る状況が続いていたが、11日に0.98となった。

また、6月12日0時からは施設別休止要請の緩和ステップ3に移行する。ステップ3ではカラオケやネットカフェ、漫画喫茶、(店の従業員による)接待を伴わないバーやスナックといった遊興施設等(飲食・酒類の提供は朝5時~夜12時)、パチンコ屋やゲームセンター、遊園地といった遊技施設などに対する休止要請が解除される。接待を伴うバーやスナックなどのほか、ライブハウスも引き続き休止要請の対象となっている。

なお、都庁舎のライトアップは11日23時頃に赤色からレインボーカラーに切り替えられたようだ。ただし、9日と10日は青色でライトアップされていたため、その趣旨は不明だ。

14208038 story
地球

ロシアの川が赤くなった燃料の流出事故、気候温暖化が原因? 32

ストーリー by nagazou
川も顔も真っ赤 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

最近、ロシアのシベリアにある発電施設から大量の燃料が漏れる事故があった。北極圏の事故としては過去最大だという。プーチン大統領はこの事故のことを2日後に、しかもSNS経由で知ったことから、関係者の事故の報告遅れに対して激怒したそうだ。

なお、Bloombergが報じたところによれば、この事故は単なる事故ではなく永久凍土の融解が原因で引き起こされたと発電施設側は主張している模様。ちなみに北極圏の温暖化はほかの地域よりも早く、2倍のペースで進んでいるとのこと(Bloomberg)。

14208370 story
人工知能

耳の画像から顔を推定する試み 37

ストーリー by hylom
耳と顔にそんなに相関があるのだろうか 部門より

Anonymous Coward曰く、

AIを使って耳の画像から本人がどんな顔をしているかを推定する、「Ear2Face」という手法が発表された(論文)。

先行研究としてすでに、声から顔を推定するSpeech2Faceが知られている。

もしかすると、他にも思いもよらぬ情報から当人の顔面を推定できるのかもしれない。

14206598 story
宇宙

地表温度が約5℃と推測される太陽系外惑星候補が見つかる 17

ストーリー by hylom
超光速推進技術の開発が待たれる 部門より

Anonymous Coward曰く、

恒星との距離が地球-太陽間とほぼ同じで、地表温度は約5℃という惑星が発見された(EngadgetSlashdotSORAE)。

この惑星は「KOI-456.04」との名称で、「Kepler-160」という恒星を約378.4日周期で公転している。Kepler-160ではすでに2つの惑星が見つかっているが、その1つで公転周期にわずかな変化が確認されたため観測データを調査したところ、新たな惑星が存在する痕跡が見つかったという。

ただ、まだこの惑星の存在可能性は85%で、直接の観測はされていないという。さらに地球からKeplar-160までの距離は約3140光年とのことで、現在の技術では到達することは難しいと思われる。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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