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暗号

Collins Dictionary が選ぶ 2021 年を代表する言葉は「NFT」 40

ストーリー by headless
代表 部門より
Collins Dictionary は 11 月 24 日、2021 年を代表する言葉「Word of the Year 2021」として「NFT」を選んだと発表した。 (Collins Dictionary Language Blog の記事Neowin の記事Mashable の記事Ars Technica の記事)。

NFT は Non-Fungible Token (代替不可能なトークン) の頭字語で、Collins Dictionary では略語として「アートワークやコレクターズアイテムの所有者を示すためにブロックチェイン上に記録されたユニークなデジタル証明書」、名詞として 「NFT によりその所有権が記録された資産」と定義している。2021 年はインターネットミームなどが NFT としてオークションに出品され、高額で落札されて注目を集めた。

新語 7 つを含む 10 の 2021 年を代表する言葉のショートリストでは、テクノロジー関連用語 として NFT のほかに「metaverse (名詞: メタバース)」と「crypto (名詞、口語: 暗号通貨 cryptocurrency の短縮形)」が含まれているとのこと。そのほかショートリストに残った言葉は以下の通り。
  • double-vaxxed (形容詞、口語) : ある疾病に対するワクチンを2回接種した
  • hybrid working (名詞) : 自宅とオフィスなど複数の異なる環境で交互に仕事をすること
  • pingdemic (名詞、口語) : (COVID-19) 接触通知アプリにより広範囲の人々に送られる通知
  • climate anxiety (名詞) : 気候変動への懸念により苦痛を感じている状態
  • neopronoun (名詞) : 最近作られた代名詞、特に「xe」「ze」「ve」などジェンダーの明示を避けるよう作られたもの
  • Regencycore (名詞) : テレビドラマ「ブリジャートン家」でみられる英摂政時代 (1811~1820) の上流階級の衣服をイメージした服装
  • cheugy (形容詞、スラング) : 以前はかっこいい・ファッショナブルだと考えられていたが、今はそうではなくなっているもの
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アメリカ合衆国

米国防総省、UFOなどの調査を行うための新グループを設立すると発表 9

ストーリー by nagazou
略称をモルダーにしてくださいな 部門より
米国防総省は23日、未確認飛行物体などの調査を行う新たなグループを設立する方針を示した。これまでも米政府はUFOの疑いがある動画公開や目撃情報などの検証を進めてきたが、正体をつかめたとする公式発表はされていない。新たに設立されるグループは情報機関も含めて政府内の幅広い連携を行うことにより、飛行制限空域などにおける飛行物体を発見・識別・特定することを目指すとしている(朝日新聞)。
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宇宙

NASA の惑星防衛実験ミッション DART、打ち上げ成功 17

ストーリー by nagazou
実験 部門より
headless 曰く、

SpaceX は 24 日、NASA の惑星防衛実験ミッション DART (Double Asteroid Redirection Test) の打ち上げをバンデンバーグ宇宙軍基地で実施した(NASA のブログ記事 [1][2][3]動画)。

ジョンズホプキンス大学応用物理学研究所が開発した DART は小惑星に宇宙機を衝突させることで軌道がどのように変化するのかを確かめることが目的であり、地球近傍小惑星 65803 ディディモスの衛星ディモーフォスがターゲットとなる。

DART 宇宙機を載せた Falcon 9 ロケットが打ち上げられたのは日本時間 24 日 15 時 21 分。およそ 55 分後に惑星間遷移軌道へ宇宙機を投入し、打ち上げは成功した。その数分後には最初のテレメトリーデータが送信され、太陽電池アレイを展開するのに安全な向きへの転換を開始。ディディモスへ向かって旅立った。

今回の Falcon 9 ロケット第 1 段はこれまでに 2 回のミッションで使われたもので、今回も打ち上げから約 9 分後に太平洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」へ無事着陸し、回収も成功した。

宇宙機は 2022 年 9 月にはディディモスへ到着し、およそ 6 km / s でディモーフォスへ故意に衝突する。衝突によりディモーフォスの軌道は数分短くなると予想されており、地球上から望遠鏡で変化を正確に測定する。この結果により、小惑星に与えた衝撃による軌道変化を予測するコンピューターモデルが改善できるとのことだ。

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宇宙

米小型ロケットベンチャーのAstra、初めての軌道投入に成功 7

ストーリー by nagazou
成功 部門より
2016年に設立された米国の新興ロケット打ち上げ企業「Astra Space」は、現地時間11月19日午後9時ごろ初のロケットの打ち上げに成功した。テストペイロードを軌道に乗せることに成功している。同社は自動車のように大量生産できるロケットを作り、宇宙へ毎日アクセスできるような環境を作ることを目標としているという(Astra SpaceリリースTechCrunch)。

あるAnonymous Coward 曰く、

4回目にしてようやく軌道投入に成功したという。Astraのロケットの特徴は、3回目の打ち上げの時の以下の記事が詳しいが、新技術などではなく、徹底的な簡素化により最大630kgながら打ち上げ価格を約250万ドルに抑えるという。

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数学

フェルマーの最終定理、IUT理論による証明が行われる 46

ストーリー by nagazou
別ルート 部門より
朝日新聞の記事によると、難問とされる「フェルマーの最終定理」が従来の証明方法とは異なる方法で証明したとする論文が東京工業大が発行する数学誌に掲載されるという。ABC予想の証明で話題となった京都大数理解析研究所の望月新一教授らによるもので、望月さんが約20年かけて築いた「宇宙際タイヒミュラー理論(ITU)理論」を拡張することにより解いたものだという(朝日新聞)。
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プリンター

レーザーマーキングを使用したラベルレスのペットボトル飲料をテスト販売 48

ストーリー by nagazou
ラベル剥がし地味に面倒 部門より
アサヒ飲料はラベルレス飲料商品『アサヒ 十六茶』PET630mlダイレクトマーキングボトルをテスト販売する。これまでラベルシールに記載していた情報を、リコーのレーザーマーキング技術を使用することにより、ペットボトルの表面に直接印字。インクなどの不純物がないことからリサイクル性を低下させないとしている(アサヒ飲料)。

販売は12月21日からAmazon.co.jpで限定1200箱だけテスト販売を実施するとしている。希望小売価格は一箱3628円となっている。同社は2018年5月からこうしたラベルレス商品を開発、Amazon.co.jp限定でのテスト販売を行ってきた。ユーザーからラベルを剥がす手間がないのは助かるとの声があり、ラインナップを増やしてきた経緯がある。
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変なモノ

「T4ファージボールチェーン&フィギュアマスコット(仮)」が発売? 14

ストーリー by nagazou
売れるかなあ 部門より
大腸菌に感染するバクテリオファージ「腸内細菌ウイルスT4 (T4ファージ) 」がボールチェーン&フィギュアマスコットとして販売されるそうだ。T4ファージは、6本の足のようなものを持つ月着陸船のような形状をしており、ウイルスの中でもとりわけカッコイイなどと報じられている。販売を行うのは、きのこ雑貨コレクションなどを販売してきた「株式会社いきもん」。がちゃぽん情報の記事によると、全8種類のラインナップが用意され、価格はそれぞれ300円に設定されている。発売は12月を予定している模様。なお現時点では株式会社いきもん側にはリリースは掲載されていない(がちゃぽん情報)。
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テクノロジー

キヤノン、民生品レンズを束ねて天体観測を行うプロジェクトにレンズ120本を提供 34

ストーリー by nagazou
天体観測 部門より
米キヤノンは19日、国際研究プロジェクト「Project Dragonfly」に大口径超望遠単焦点レンズ「EF400mm F2.8L IS II USM」を120本を提供すると発表した。このプロジェクトは民生品である同社の大口径超望遠単焦点レンズを束ねてアレイを構築することにより、焦点距離40cm、口径1.8メートルの屈折望遠鏡と同等の機能を持たせる新しい概念の望遠鏡であるという(PR TIMESデジカメ WatchDigital Photography Review)。

あるAnonymous Coward 曰く、

このチームはイェール大学とトロント大学の研究者で構成されている。非常に淡い光の天体構造物を観測しており、それはダークマターの拡散や特徴を理解する助けになると考えられている。同チームは2013年と2015年にキヤノンから提供された48本の400mmF2.8の一眼レフカメラ用単焦点望遠レンズを用いて構築した望遠レンズアレイでその観測をしていた。これらのレンズで24本ずつのクラスター2系統を構築していたが、キヤノンはこのほど追加で120本の同レンズを提供する。

キヤノンによると、従来からのものと合わせて168本のレンズを用いることにより、口径1.8メートルの望遠鏡に相当する集光能力を実現でき、長さはたった40cmであるという。
同チームはこれまでも超淡光の星雲などを発見しており、今後改良されたシステムを用いての成果が期待される。

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変なモノ

人体で最高の加速度を生み出す指パッチン 36

ストーリー by nagazou
スカッ 部門より
ジョージア工科大学らアメリカの研究チームが、いわゆる「指パッチン」をハイスピードカメラや力覚センサーを使って分析したところ、人体が生み出せる最高の加速度を持つ動きであることが分かったそうだ。研究チームは親指と中指の摩擦がエネルギーの保持や解放に重要な役割を果たしているとして、さまざまな条件で指パッチンの動きを分析。その実験の結果、素手による指パッチンは毎秒7800度の回転速度と毎秒160万度2乗を測定した。これはプロ野球のピッチャーの腕の回転加速度のほぼ3倍に匹敵するものだとしている(EurekAlert!GIGAZINE)。

nemui4 曰く、

素晴らしきヒィッツカラルドさん最強説

研究の発端はサノスの指パッチンジェノサイドだそうな。
ポール牧師匠を知ってるのはどの世代までだろう。

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宇宙

11月19日16時頃から「ほぼ皆既の部分月食」。日本の広い範囲で観られる 37

ストーリー by nagazou
ほぼ 部門より
国立天文台によると19日の16時頃から「部分月食」が起こるそうだ。今回は月の直径の97.8%までが影になるという「ほぼ皆既月食」になるそうで、皆既月食に近い状況が楽しめる。肝心の天候だが、ウェザーニューズによれば、西日本から東海、関東にかけて穏やかに晴れるところが多いとのこと。夕方からの月食も観測できる地域も多いとしている。ただ夜間は気温低下するので防寒対策はしたほうがよいとのこと(国立天文台Impress Watchウェザーニューズ)。
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宇宙

ロシアが衛星破壊実験を実施。約1500個のスペースデブリが発生 66

ストーリー by nagazou
批判は分かっていたのになぜこのタイミングで 部門より
maia 曰く、

11月15日、ロシアが地上打ち上げ型ミサイルで衛星破壊実験を行った(CNNの記事日経の記事産経の記事)。追跡可能なデブリが約1500個、微小な破片は数十万個発生したと推測される。現在ISSにはロシア人を含む7人が滞在しているが、宇宙船に退避するなど一時的な避難行動を余儀なくされた。今回の破壊実験に対してアメリカは容認できないとし、強い調子で非難している。ロシアは昨年4月と12月にも同様の実験を実施している。過去にはアメリカ、中国(2007年)、インド(2019年)も衛星攻撃実験を行っている。やはり、スペースデブリやケスラーシンドロームは人類レベルの懸念だろう。

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宇宙

宇宙ベンチャーのSpinLaunch社、回転アームを使ってのロケット打ち上げ実験に成功 82

ストーリー by nagazou
砲丸投げロケット 部門より
SpinLaunch社は、遠心分離機のような仕組みでロケットを軌道に乗せるための発射システムを開発している宇宙スタートアップ企業。同社は10月22日にニューメキシコ州のスペースポート・アメリカ実験場で最初の試験機体の打ち上げを行い、その打ち上げに成功したと発表した。打ち上げられた試験機体はエンジンを搭載しておらず全長は3メートルほどのものとされている。同社は今後6〜8か月間に約30回ほどの弾道テスト飛行を実施する計画だとしている(CNBCTechCrunch公式動画ITmedia)。

あるAnonymous Coward 曰く、

最も多くの燃料を消費するロケットの第一段をなんとかして簡略化できないか?という問題はこれまで多くのロケット開発者が頭を悩ませてきたところだが、文字通り「剛腕」で解決しようとするSpinLaunch社の挑戦は果たして実を結ぶだろうか?

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お金

愛猫家からの寄付により、一度中断した猫の腎臓病治療薬の臨床試験が再開へ 24

ストーリー by nagazou
再開 部門より
コロナ禍の影響などによって開発が一時中断となってしまったネコの腎臓病の治療薬。しかしネットで開発中断が話題となり、2億円を超える募金が集まったことから、治療薬の臨床試験の再開が来春にも行われる見通しとなったそうだ(読売新聞)。

高齢の飼い猫は2~3匹に1匹が「慢性腎臓病」というものにかかりやすいとされるが、いまのところ有効な治療法がないそうだ。東大の宮崎徹教授は2016年、腎臓にたまる老廃物の除去に必要なたんぱく質「AIM」がネコではうまく機能していない点を発見。人工のAIMを薬として投与する臨床試験を計画していた。しかし、コロナ禍で協力企業が出資を見送ったためこの計画は中止になっていたとされる。
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火星

ハインツ、火星の土壌を模した環境で栽培したトマトでトマトケチャップ「Marz Edition」を作成 22

ストーリー by nagazou
略すとMe 部門より
headless 曰く、

フロリダ工科大学オルドリン宇宙研究所の研究チームが火星の土壌を模した環境でトマトを栽培し、そのトマトを用いてハインツがトマトケチャップ「Marz Edition」のプロトタイプを作成した(Florida Tech News の記事ハインツ UK の特設ページH.J. Heinz & Co. のツイート動画)。

栽培実験は2年にわたり、パームベイの同大先端製造・革新デザインセンターに設置された温室「Red House」で行われた。Red House は火星で植物を栽培しようとする人類が直面する条件を再現すべく設計されており、明かりは LED のみ。火星の土壌と共通する特徴を数多く備えるモハベ砂漠の土およそ 3.5 トンを模擬土として用いるほか、厳格な温度管理と定期的な灌漑が行われるという。

研究チームは初めに 2,000 時間以上かけて 30 株を栽培するパイロット版の実験を行い、その後 450 株のトマトを個別の鉢で栽培した。その過程でハインツが持つ大量の種子カタログから 4 種の候補を選び出し、そのうち 2 種がより大きな規模での栽培に成功したとのこと。

Marz Edition の「Marz」は火星 (Mars) の「s」をハインツ (Heinz) らしく「z」に置き換えたものだ。プロトタイプはハインツが今週公開したが、味見は社内のごく一部でのみ行われる。それは一人の人間にとっては小さな一口だが、人類にとっては偉大な一歩になるとのことだ。

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NASA

NASA、アルテミス計画の2024年の月着陸を「2025年以降」に延期 7

ストーリー by nagazou
正式に発表 部門より
NASAは9日、2024年に計画していたアルテミス計画における有人月面探査を延期して2025年以降にすると発表した(朝日新聞AFPBB NewsArs Technica)。

あるAnonymous Coward 曰く、

延期の理由としては、(トランプ政権が政治的理由でスケジュールを前倒ししたため)元々無理なスケジュールだったことの他、議会が予算を要求通りに付けないことや、新型コロナによる開発遅延、Blue Originによる月着陸船を巡る訴訟で7か月間開発が停止したことが上げられている。
一方で、NASAが開発を進めるSLSとOrionは着実に前進していると述べるとともに、より安価なSpaceXのStartshipの開発が進んでいることに対して「代替案」が検討できることは嬉しいとも語っているという。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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