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16587761 story
バイオテック

茶色くならない遺伝子編集バナナ 25

ストーリー by headless
黄色 部門より
フィリピン政府が先月、英スタートアップ企業 Tropic Biosciences の茶色くならないバナナを認可したそうだ (The Next Web の記事プレスリリース)。

Tropic によれば、輸出されるバナナの 60% 以上が消費者に届く前にゴミとなっているという。Tropicの茶色くならないバナナは CRISPR や GEiGS などのツールを用いて遺伝子編集したもので、サプライチェーンでの二酸化炭素排出量を 25% 以上減らすことができるとのこと。

フィリピンは東南アジア最大のバナナ生産・輸出国だが、新パナマ病とも呼ばれるパナマ病 TR4 (Tropical Race 4) の影響で世界でのシェアが減少している。Tropic では今後 10 年の間にフィリピンへの導入を計画する複数の重要な製品の一つとして、遺伝子編集によるパナマ病 TR4 に耐性のあるバナナの開発も進めているとのことだ。
16585269 story
バイオテック

3人の親を持つ子供が英国で誕生。難病の遺伝予防へ核移植 30

ストーリー by nagazou
治療法としての成果はどうなんだろ 部門より
英国で遺伝的に3人の親を持つ子どもが誕生したという。この子どもは母系遺伝性の難病"ミトコンドリア病が子に伝わるのを防ぐ目的から、受精卵の「核移植」を実施した(産経新聞)。

ミトコンドリア病は細胞内小器官「ミトコンドリア」の働きが低下することで運動障害などを起こす病気。移植した受精卵には提供女性のDNAを持ったミトコンドリアがあることから、子は結果として遺伝的に3人の親を持つことになったという。2018年に英政府の研究監視機関「ヒト受精・発生学委員会」(HFEA)が移植を初承認、以降、少なくとも30件が承認されているとのこと。日本でも核移植に関してミトコンドリア病研究に限り解禁されているそうだ(読売新聞)。
16583216 story
スラッシュバック

中国の再利用型宇宙機、276日間の軌道運用後に着陸成功 24

ストーリー by nagazou
成功 部門より
headless 曰く、

中国の再利用型宇宙機の試験機が 276 日間の軌道運用を終え、着陸成功したと中国メディアが伝えている (Xinhua の記事Global Times の記事新浪財経の記事大公網の記事)。

この宇宙機は昨年 8 月 5 日に長征 2F ロケットで打ち上げられ、5 月 8 日に予定通り酒泉衛星発射センターに着陸したという。宇宙機の詳細は明らかにされていないが、宇宙の平和利用を低費用で実現する道を開くものとのこと。

中国では昨年 8 月 26 日に準軌道宇宙機の着陸に成功したと中国航天が発表しており、8 月 5 日に長征 2F ロケットで打ち上げられたものとみられていたが、実際には別のロケットで打ち上げられたものなのか、同時に打ち上げられたものなのかは明らかでない。

16581818 story
アナウンス

日本中からアイドルCDが届くリサイクル企業 73

ストーリー by nagazou
経済活動 部門より
日本中からアイドルのCDが届くというリサイクル企業に関するツイートが話題になっているようだ。黒熊(くろくま)さんのツイートによれば、この企業は三星化成工業だそうで、理由としてはタレコミにあるとおりとなっている。リサイクル時には近くの障害者施設が分別作業を担当しているためコスト的に成立しているとのこと。ただ処理した材料が10トン規模にならないと買い取り業者が引き取ってくれないとのことで、できるだけ多くのCDを募集している模様。なおアイドルCDは同じものがたくさん届くので分別しやすく助かるらしい(黒熊(くろくま)さんのツイートTogetter)。

nemui4 曰く、

「日本中からアイドルのCDが届くんだよ」というリサイクル企業にお話を聞いてみた
https://togetter.com/li/2138242
CDは分別がめんどくさくて原料としての書いとり単価が低いので引き取り手がほぼ無い。
障がい者施設へ分別作業を依頼して、アイドルヲタの資源をリサイクルしてみんな幸せ
集めた資源は10t単位で引き取ってもらえるので全国のヲタ達の協力を求む。

16580920 story
バグ

GPT-4は「ハノイの塔」が解けない? 72

ストーリー by nagazou
議論百出 部門より
route127 曰く、

再帰呼出しによるプログラミング例としても古くから例題にも用いられてきたリュカによるハノイの塔」についてGPT-4が誤った回答を返すようだ。
3段重なった石板の真ん中の段をだるま落としの様に抜こうともするようで杭と石板の物理的制約が「理解」されていないのではないかという考察が寄せられている一方で、

はたまた「プロンプトが下手なだけ」などという意見まで飛び交っている。
成功例も寄せられており、どうやら初期条件の与え方により一般的なハノイの塔で生成される確率バイアスに引っ張られることによる誤答なのではないかという仮定の元にそれを補正する方法が考察されている。

16581037 story
アメリカ合衆国

北米のBMW、タカタのエアバッグを搭載した未修理の車両を使用しないよう呼びかけ 16

ストーリー by nagazou
残ってるなあ 部門より
headless 曰く、

BMW of North America は 4 日、タカタ製エアバッグを搭載してリコール対象となっている車両の使用中止を求める「Do Not Drive」警告を出した (BMW のニュース記事Ars Technica の記事)。

対象となるのは 2000 年 ~ 2006 年式の M3 を含む BMW 3 シリーズ (E46) と 2000 年 ~ 2003 年式の M5 を含む 5 シリーズ (E39)、2000 年 ~ 2004 年式の X5 (E53) で、運転席側のエアバッグにタカタが製造したインフレーターが使われているものだ。これらの車両は既にタカタ関連の複数のリコールに含まれており、BMW では 2016 年からオーナーへの働きかけを行っているが、現在もおよそ 9 万台が未修理のままだという。

問題のインフレーターには長期にわたる温度変化や湿気により分解する高圧ガスが含まれており、劣化した状態でエアバッグが膨らむと金属製のインフレーターが破裂して乗員が破片で負傷する危険性がある。リコール開始から何年も経過し、危険性がさらに高まっていることから Do Not Drive へ引き上げたとのことだ。

16580617 story
医療

米 CDC、疫学専門家向けイベントで COVID-19 アウトブレイク 43

ストーリー by headless
白袴 部門より
米疾病予防センター (CDC) 疫学調査局 (EIS) のカンファレンス「Epidemic Intelligence Service (EIS) Conference」で COVID-19 アウトブレイクが発生したそうだ (Ars Technica の記事The Washington Post の記事 [1][2])。

CDC の「疾病探偵」とも呼ばれる現場の疫学専門家がさまざまな調査結果の発表を行う EIS カンファレンスは COVID-19 パンデミックの影響で 2020 年と 2021 年は中止、2022 年はオンライン開催となっており、4 年ぶりの対面型開催で盛り上がった。CDC スタッフや EIS の養成コース修了者の中には感染を懸念してオンライン参加した人もいるが、CDC 本部に近いアトランタの会場にはおよそ 2,000 人が集まったという。

参加者のほとんどがワクチン接種済みとみられ、CDC は多くの参加者がマスク着用を選択していたと述べている。しかし、参加者の証言によればマスクを着用しない人も多く、安全な距離を保つなどの感染防止策を実行しない人もいたとのこと。CDC は感染者の発生についてコミュニティ感染が広がっていることを示すものだなどとして、CDC イベントで発生した COVID-19 アウトブレイクとみなすべきではないとも述べていたが、5 月 2 日時点で 35 人の感染者がカンファレンス参加と結び付けられているとのことだ。
16580065 story
EU

ドイツ初のソーラールーフ付き自転車道、フライブルクに開通 31

ストーリー by headless
300mは長いのか短いのか 部門より
ドイツ・フライブルクでドイツ初のソーラールーフ付き自転車道が 4 月 27 日に開通したそうだ (Solarwatt のプレスリリースThe Next Web の記事Renewables Now の記事)。

長さ 300 m の自転車道は都市空間を複数用途で活用するパイロットプロジェクトとして、Solarwatt が地元エネルギー企業 badenova の子会社 badenovaWÄRMEPLUS とフライブルク市、Fraunhofer ISE の協力により、サッカークラブ SC フライブルクの本拠地近くに建築した。ソーラールーフは Solarwatt 製太陽電池モジュール 900 枚以上で覆われ、ピーク時出力は計 287 kW、年間で 280 MW時の電力が得られる。写真では不透明に見えるが太陽電池モジュールは半透明で、両面をガラスで挟んだ構造で耐久性が高く、公的機関ドイツ建築技術研究所 (DIBt) の認定も得ているため個人宅・公共施設共に制限なく使用できるとのこと。

長さ 300 m は短い気もするが、2021 年にオランダ・マールテンスデイクに開通した世界最長のソーラー自転車道 (太陽電池パネルが路面に敷き詰められている) が長さ 330 m ということで、この手の施設としては短くないようだ。ただし、韓国では 7,502 枚の太陽電池パネルを約 5 km にわたって配する約 9 km の自転車レーンが 2014 年に開通しているとのこと。
16580024 story
医療

WHO、COVID-19 の国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態終了を宣言 76

ストーリー by headless
宣言 部門より
WHO、COVID-19 の国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態終了を宣言 maia 曰く、

世界保健機関 (WHO) のテドロス事務局長は5日、COVID-19 (コロナウイルス SARS-CoV-2 による疾患) の「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を解除すると発表した (読売新聞オンラインの記事)。

宣言があったのは 2020 年 1 月 30 日だから、約 3 年 3 ヶ月に及んだ。なおテドロス氏は死者が出続けていることを強調し「コロナの脅威が終わったわけではない」とも訴えている。現時点の累積患者数は約 7 億 6,522 万人、死者は約 692 万人である (WHO COVID-19 ダッシュボード)。

テドロス氏は現時点で各国が避けるべき最悪の行動として、(COVID-19に対する) 防御をやめたり、構築したシステムを廃止したり、COVID-19 を恐れる必要はないというメッセージを国民に送ったりする理由に今回のニュースを用いることだと述べている (記者会見トランスクリプト)。

16579388 story
ビジネス

イーロン・マスク曰く「Starship は今年 4 ~ 5 回の軌道飛行試験を行い、1 年以内に打ち上げ成功する」 50

ストーリー by headless
発射 部門より
AC0x01 曰く、

SpaceX のイーロン・マスク氏は 4 月 29 日、有料の Twitter スペースで購読者に対して、先日の Starship 軌道飛行試験について語った。内容について、複数の宇宙レポーターがまとめているが、箇条書きすると以下のようになる (CNBC の Michael Sheetz 氏によるまとめSpaceNews の記事)。

  • 打ち上げはわずかに期待を上回ったが、おおむね「発射台から打ち上がるだろう」という期待の通りだった
  • 機体は予想以上に頑丈だった
  • 発射台の損傷はひどくなく 6 ~ 8 週間で再打ち上げ可能だが、作動までに 40 秒近くかかった飛行停止システムの再検証に最も時間がかかるだろう
  • タワーも大きなコンクリート塊がぶつかったが重大な損傷はみられなかった
  • エンジン 3 基の使用を中止したため、最低のエンジン数である 30 基で打ち上げた
  • 打ち上げ27秒後にエンジン1基が破損。自身と周囲のエンジンの熱シールドを壊した
  • 打ち上げ 85 秒後には推力ベクトル制御が失われた
  • 離陸時の推力で発生したデブリのトルネードがエンジンを損傷したという証拠はない
  • Starship は安全に分離可能な地点まで到達しなかった
  • Super Heavy は Booster 9 以降で大幅な改善が行われている
  • 発射台下のコンクリート破壊は全く予想していなかった
  • デブリ対策として上向きに水を吹き出す巨大シャワーヘッドのようなシステムを発射台下に設置する
  • Starship HLS は NASA のArtemis III ミッションで完成までに最も時間を要するアイテムになることはなく、むしろ一番最初に完成する
  • 軌道到達の可能性は年内で 80%、1 年以内にほぼ 100%
  • ラプターエンジンは既に必要以上の数が完成しているので生産ペースを落としている
  • 今年 Starship の開発におよそ 20 億ドルを費やすが追加の資金調達は不要
  • 今回はエンジン始動から離陸まで 5 秒かかったが、次回は半分に短縮する

タレコミ子としては、結構いろいろ問題が出てたのでまだまだ時間が掛かるかと思っていたが、マスク氏は相変わらず強気の発言で驚きである。もちろん Starship の本当の課題は回収や再使用の方で、打ち上げ自体は既存のロケットの延長に過ぎないものではあるが、本当にあと 1 年で実現するだろうか。

16579381 story
地震

石川県で最大震度 6 強の地震 130

ストーリー by headless
地震 部門より
5 日 14 時 42 分ごろ、石川県で最大震度6強を観測する地震が発生したそうだ (気象庁 - 地震情報tenki.jp の記事読売新聞オンラインの記事毎日新聞の記事朝日新聞デジタルの記事)。

震度 6 強を観測したのは石川県珠洲市。このほか、石川県内では能登町で震度 5 強、輪島市で震度 5 弱を観測したという。震源は石川県能登地方 (北緯 37.5 度 東経 137.3 度)、震源の深さは約 10 km、マグニチュード 6.3 と推定される。津波の心配はないとのこと。揺れはかなり広い範囲で感じられたようだ。スラドの皆さんはご無事だろうか。
16579315 story
地球

米環境保護団体、Super Heavy打ち上げで適切な環境対策を行わなかったとして米連邦航空局を提訴 7

ストーリー by headless
対策 部門より
SpaceX の Starship/Super Heavy 打ち上げに関して米連邦航空局 (FAA) が適切な環境保護対策を行わなかったとして、Center for Biological Diversity などの環境保護団体やネイティブアメリカンの文化団体が FAA をコロンビア特別区連邦地裁に提訴した (Center for Biological Diversity のプレスリリースThe Verge の記事Ars Technica の記事The Register の記事訴状: PDF)。

テキサス州ボカチカの SpaceX 発射場周辺は州立公園や野生生物保護区で囲まれており、絶滅が危惧される野生生物、たとえばフエコチドリやオナガハヤブサ、ジャガランディ、オセロットなどの重要な生息地になっているほか、ヒメウミガメの産卵地になる海岸もあるという。しかし、FAA が適切な環境評価を行わずに SpaceX に発射場の建築と打ち上げを許可し、野生生物に大きな影響を与えたと原告は主張する。

4 月 20 日の打ち上げは爆発による大量のデブリを周辺地域にまき散らしているが、FAA では今後 5 年間にわたって年 20 回の Starship/Super Heavy 打ち上げを許可している。そのため、原告側は FAA が米国家環境政策法 (NEPA) に違反したことの確認や、FAA による SpaceX への打ち上げ許可取り消しなどを求めている。
16577592 story
医療

COVID-19 ワクチンの新たな追加接種、8 日開始 124

ストーリー by headless
追加 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

厚生労働省の〔追加接種〕令和5年春開始接種についてのお知らせによると、新型コロナワクチンの追加接種を新たに 5 月 8 日から開始するとのこと。

対象は高齢者、基礎疾患のある人、医療関係者等。初回接種 (1 回目・2 回目) が完了していない人は対象外となる。細かい条件はリンク先を見てほしい。基礎疾患がない人の追加接種は 9 月 ~ 12 月にかけて「令和5年秋開始接種」で実施予定だという。

接種できるワクチンは以下の通り。

  • ファイザー社のオミクロン株対応 2 価ワクチン
  • モデルナ社のオミクロン株対応 2 価ワクチン
  • 武田社 (ノババックス) の従来ワクチン (1 価)

レアワクチンを接種したい人は 1 価のノババックスワクチンを接種してはどうだろうか。どこの自治体で接種できるのだろう。地域によっては、すでに接種券が届いている。お住まいの地域はどうだろうか。

なお、オミクロン株対応 2 価ワクチンを接種するには前回の接種から 3 か月以上、従来の 1 価ワクチンを接種するには前回の接種から 6 か月以上経過している必要がある。今回の接種では基本的にオミクロン株対応 2 価ワクチンの接種が推奨されるが、何らかの理由で同ワクチンを接種できない場合には従来の 1 価ワクチンで接種を受けることも可能、という話だという。そのため、かかりつけ医等に相談すれば接種するワクチンを決めることができるようだ。ただし、5 ~ 11 歳にはファイザーの小児用オミクロン株対応 2 価ワクチンのみ使用するとのことだ。

16576362 story
NASA

NASA、ボイジャー2号の電源安全装置を無効にして科学機器用の電源確保 15

ストーリー by nagazou
確保 部門より
headless 曰く、

NASA はボイジャー 2 号の電源出力低下に対応するため搭載科学機器のうち 1 台の電源を切ることを検討していたが、安全装置を切ることで電源確保に成功したそうだ (NASA ジェット推進研究所のブログ記事)。

ボイジャー 1 号 / 2 号は放射性同位体熱電気転換器 (RTG) を搭載し、プルトニウムの崩壊熱を電力に変換している。プルトニウムが崩壊することで少しずつ電源出力は低下していくため、探査活動の継続に必須ではないヒーターやその他のシステムをオフにして対応してきたという。オフにできるものはすべてオフにしてしまったため、次は 5 台搭載する科学機器のうち 1 台をオフにすることを計画していた。なお、双子のボイジャー 1 号では科学機器の 1 台を故障のため使用しておらず、次に科学機器の電源オフが必要となるのは来年とみられる。

それでも科学機器をどうにか維持しようと考えるチームは電源電圧の異常な変動から機器を守る安全装置に注目。この装置は電圧レギュレーターを搭載し、必要に応じてバックアップ回路に切り替える仕組みを備える。バックアップ回路には電力が供給されているが、これを科学機器に回すことで 2026 年まではすべての科学機器を使い続けられるようになったとのこと。

ボイジャー 1 号 / 2 号は他に例がないヘリオスフィアの外で運用される宇宙機であり、その探査活動はヘリオスフィアの形や、星間環境にみられるエネルギー粒子やその他の放射線から地球を守るヘリオスフィアの役割に関する質問の答えを見つけるのに役立っているとのことだ。

16576334 story
バイオテック

キューピーと広島大学、アレルギー低減卵の安全性を確認 16

ストーリー by nagazou
安全確認 部門より
キユーピーは4月26日、広島大学と共同研究として進めてきたアレルギー低減卵に関する成果を発表した。 食物アレルギーの原因食物に関しては、鶏卵が約33%を占め1位。 鶏卵のアレルゲンとなる物質は、卵白に含まれるタンパク質であるオボアルブミン、オボトランスフェリン、オボムコイド、オボムチン、リゾチームなどとされ、オボムコイド以外のタンパク質は熱に弱いため、加熱による対策がしやすかった(キユーピーリリース広島大学発表)。

しかし、オボムコイドは熱にも消化酵素にも強いことから、同社と広島大学はオボムコイドを含まない鶏卵を作出できないか研究をおこない、2020年にラボレベルでの作出に成功していたという。作られた鶏卵はゲノム編集技術を用いたもので、ゲノム編集による副産物や、標的以外へのゲノム編集の影響を解明する作業を広島大学を中心に進めてきた。その結果、ゲノム編集による別の遺伝子の挿入や他の遺伝子への影響も全くないことが明らかとなったとしている。
typodupeerror

皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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