
がんのゲノム変異カタログを作ります 6
ストーリー by nabeshin
「かぜ」もぜひ 部門より
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紫外線が強くなる季節がそろそろ 曰く
理化学研究所のお知らせにより。理化学研究所と国立がんセンターは、世界9か国の機関と共同で、がんのゲノム変異(異常)カタログを作成するための国際共同プロジェクト「国際がんゲノムコンソーシアム」(International Cancer Genome Consortium:ICGC)を発足した。ICGCでは、最大50種類のがんについて、高精度のゲノム異常(変異)データを整理し、無償で提供するそうだ。
がんは部位で語られがちだが、種類が体系化できれば、より確実な治療ができそうだ。将来は「検査で胃にA-23タイプのがんが見つかりました。治療はBセンターでA-23と言って受けてきてください」というようなやり取りが健康診断などでなされるようになるのだろうか。
だいぶ将来の話なのかも (スコア:2, 参考になる)
あくまでも多くのDNA採取したうえでの共通項を見出して、そのうえで統計上xxの部分のゲノム異変が将来xxxの病気になりますよ、というレベルの話らしい。
というのも、先日、SPring-8 [wikipedia.org]の施設公開があり行ってきたのだが、そこでの解説ではゲノム異変からわかる病気は現状ではまだ20数種類らしい。
病院で遺伝子を解析してもらって、治療に備えるにしても、日本でこのような遺伝子解析をする病院は10に満たず。
技術的な側面以外にもいろんな国の認可やらなんやらで、こういうことを利用した治療を一般レベルに広げるには、まだまだとても時間がかかるらしい。
Re:だいぶ将来の話なのかも (スコア:4, 興味深い)
がん細胞のDNAをデータベース化しようって話です。その結果、XX遺伝子に変異のあるがん細胞には、○○って抗がん剤が良く効くといった知識を体系化して、治療に役立てるんですよ。正常細胞の遺伝子を調べて、癌発症リスクを管理しようってのとはまったく別の話です。
変異だけでなく (スコア:1)
どこの組織になる/なった細胞かによって、活性化する遺伝子が違うから、変異が有効だったり無意味だったりするそうだ。
もちろん、治療の作用も組織によって違う。
the.ACount
告知 (スコア:0)
ここは一発歌わねば (スコア:0)
重箱の隅だが (スコア:0)
「A-23」を言いまつがえたらどうするんだ。