パスワードを忘れた? アカウント作成
28664 story
宇宙

宇宙飛行士の候補者、出揃う 11

ストーリー by nabeshin
人生を宇宙開発にかける 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

宇宙航空研究開発機構のプレスリリースによると、先日スラドでも話題となった国際宇宙ステーションに搭乗予定の宇宙飛行士の募集が締め切られ、募集結果が集計されたとのことです。 わずか3枠(予定)に対して全963名を多いとみるか少ないとみるかは難しいですが、募集結果の内訳には年代や職業別の人数が記載されており、これによると30代・会社員が圧倒的に多いようです。 研究開発にかかわり学位を持っている人を想定していたので30代の会社員がメインとなるのは当然と言えば当然なのかもしれませんが、タレコミ子もちょうど同じ世代にあたるので、元気な30代が多くてなんだか頼もしいです。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年06月26日 20時20分 (#1371386)
    厳しい選抜を勝ち抜いて宇宙飛行士になっても、
    実際に宇宙へ行けるかどうかは全く別問題です。
    最も大人数を軌道上へ上げられるスペースシャトルを
    持つNASAですら、最初から最後まで待機要員扱いのまま
    一度も宇宙へ行けずに職業を終える宇宙飛行士が多いとか。

    数年後にスペースシャトルの退役が待っていますが、
    有人打ち上げを完全にスペースシャトルに依存している日本は、
    ロシアのソユーズフレガートロケットに頼らざるを得なくなります。
    米国がポストシャトルとして開発している有人宇宙船就役まで待つと、
    最低5年ぐらいブランクが生じますし、5年で飛べるモノが出来ると
    いう保証はありません。
    他に有人打ち上げをやっているところは中国ぐらいなモノですが、
    ISSに関わっていない中国にはすがれない。結局ロシアのみが頼り。

    ソユーズはシャトルより安全と評価が高い有人宇宙船ですが、
    定員は3名。ソユーズがロシアで打ち上げている分とは別に、
    シャトルと同じ頻度で臨時便を追加しても、一回の打ち上げで
    シャトルが最大8名でしたから、5人も搭乗員枠が減らされる
    ようなものです。

    現状でも宇宙へ行ける宇宙飛行士は限られている状態なのに、
    これまでの半分以下の数となった指定席にISS参画各国の
    宇宙飛行士達が頼る事になるのですから、搭乗員枠を巡って
    激烈な競争が各国との間で繰り広げられるはずです。
    おそらく、独自に有人打ち上げをしない我が国の宇宙飛行士は
    今後は待機要員のまま宇宙飛行士人生を終える可能性が高いです。
    • たしかに、スペースシャトルの退役後はMSとして搭乗する機会が無くなりますが、
      長期滞在クルーの割り当てがあるので、ISSが運用されてる間は、むしろ今までより
      コンスタントに、日本人宇宙飛行士が宇宙にいけるようになるんですよね。

      現在のところ、18次長期滞在クルーとして若田宇宙飛行士が3ヶ月、
      20次長期滞在クルーとして野口宇宙飛行士が6ヶ月滞在する予定になってますし、
      17Aミッションで滞在人数が6人に増えれば、年0.5人の割り当てがあるので、
      最低でも毎年1人は滞在できるはず。(ちょっと楽観的ですが)

      ただ、ISSの運用が予定通り2016年で終わるとすると、
      今回の募集で採用された人は順番が回ってくるかどうか微妙かも。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年06月27日 1時13分 (#1371584)
        >ただ、ISSの運用が予定通り2016年で終わるとすると、
        >今回の募集で採用された人は順番が回ってくるかどうか微妙かも。

        募集して宇宙飛行士としたは良いが、待機要員のままという可能性が高いと思いますよ。
        月や火星に傾注している米国にISSをやる気はもう無さそうですし。
        各国の利害の調整だけでも、それぞれ相当の労力を使う割にメリットが薄く、
        自力で軌道上に人間を送る手段を持つ国だけが有利な状況で、思惑に振り回される
        共同の宇宙開発事業は内心何所の国も手を引きたがっているのでは無いでしょうか。

        日本は多額の費用を負担して実験モジュールを付けましたが他国と比べて後回し。
        構想から運用まで20年近く経ったきぼうの設備と実験内容は
        陳腐化していると言われていますが、他国との手前今更降りる訳にもいかず・・・。

        シャトル退役後、打ち上げ人員枠を巡ってグダグダ状態が酷くなるようなら
        2016年にきっちり降りるという選択肢を考えてもいいと思います。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        そこで、国産有人ロケットを新規開発…
    • by Anonymous Coward
      何を言いたいんだろ?

       応募せずに宇宙に行ける確率   < 0.01% ?
       応募して宇宙飛行士になれる確率  0.3%

      に比べれば、宇宙飛行士になってから宇宙に行ける確率は十分に大きいのに。

       あのぶどうは酸っぱいんだね?
  • by Anonymous Coward on 2008年06月26日 18時36分 (#1371298)
    俺には、これしかないんだ!
    • by Anonymous Coward
      サラリーマンだって平和を守れるんだ!(違

      #結果出るまで勝負はわからない、やってみなけりゃ全てはわからないってね
    • by Anonymous Coward
      とある方の日記に、星出彰彦氏 [wikipedia.org]の学生時代のエピソードとして
      「オレ、やっぱり宇宙が好きなんだ。宇宙じゃなきゃダメなんだ。」
      という発言が書かれていて、感動しました。
      # 当然、ハチマキを思い出す

      こういう情熱を持った方というのは、端から見ていてもこっちまで熱くなっちゃいますね
typodupeerror

日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

読み込み中...