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地球

今夏、北極点から氷が消えるかも 128

ストーリー by soara
シロクマが北極からいなくなる日も近い? 部門より

hide.jikyll 曰く

米国National Snow and Ice Data Center のMark Serreze博士によると、今年の夏に人類史上初めて北極点から氷が消えるかもしれないという(The Independentの記事)。これはこの冬だけでできた(溶けやすい)“薄い氷”が北極点周辺に大きく張り出しているため。通常は複数年かかってできた“厚い氷”が存在する。これに1年間の海上氷面積の推移を当てはめると、今夏北極点から氷が消える確率は50%以上とのこと。要するにたまたま氷の分布状況が悪かったわけでそれ以上の意味はなさそうだが、「人類史上初」ということもあって地球温暖化を象徴する出来事として扱われることになりそうだ。

似たような内容をAFPの記事でも伝えている。 また、NSIDCの記事によると、2008年6月の北極海の海氷範囲は1979年以降の同月のものと比べて狭く、昨年よりも速く溶け出しているそうだ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by jtss (23444) on 2008年07月05日 18時44分 (#1377467)
    ある日、白熊君が寒さに凍えていました。その様子を見ていた北極君は、地下深くの熱いマントル君へ、「ちょっとこっちへ来てくれないか」と頼みました。マントル君は「特別に熱くしてサービスしてあげよう」と言って地中深くから放射能つきの特別に熱い岩石を対流させてあげました。その後は皆さんのご推察どおり。「過ぎたるは及ばざるが如し」ということですね。
    --
    JTSS
  • by Technobose (6861) on 2008年07月05日 23時46分 (#1377631) 日記
    ガソリンの値段が高騰してますが、物価の上昇・給与水準の変化を考えると80年代初頭の価格水準と同じくらいではないかしら。
    確かに一時期よりは高いけど、安かった時期が異常だったと思わないと。
    バブルの前後から、山を切り崩したり田畑を潰して郊外に団地を造成したり車中心で町作りをしてきたけど、これは間違いだったよね。
    人口密度が薄くなって、行政からしたら金ばかりかかるようになったし、仮に車をこれからも自由に使えると仮定しても、高齢化で車を運転でき無くなる人も多くなって、そのうち日常生活もできない世帯ばかりになってくるぞ。
    温暖化対策だけでなく、高齢化対策としても、これからは自家用車に頼らなくても暮らせる町作りも必要だと思うなぁ。

    追記
    試しに平成17年国勢調査のデータを元に、高齢化がどれくらい進んでいるかMANDARAで統計地図を作ってみると感じられると思うよ。
    まず65歳以上の人口が、各地区でどれくらいかマッピング。
    その後、公共交通の路線やスーパーの場所をマッピングしてみればいいと思う。
  • by obaka (36521) on 2008年07月05日 17時03分 (#1377411)
    と、アルビノのエゾヒグマが申しております。
    北極点に「わたしは氷」と書いておけば消えてないはず。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月06日 10時57分 (#1377794)
    まずは、赤祖父氏の本「正しく知る地球温暖化」を読むことをおすすめしますね。

    赤祖父氏は、米国で唯一の総合的北極圏研究の要点であるアラスカ大学地球物理研究所の所長として13年務め、地球温暖化はもちろん北極圏の地球科学全般について、国際的に指導的な役割を果たした方です。また、温暖化が大きく取り上げられる前、1988年の時点で、日米で協力してこの問題を研究するため、国際北極圏研究センターがアラスカ大学に創設し、1999年から7年から所長を務めています。2006年4月の上院議会公聴会でも温暖化について証言しています。

    公聴会では「家は火事だ。ただちに、行動しないとだめだ」という議員に対し、「家が火事であるのかもはっきりしないのに、水を掛けたら、家具がダメになるだろう」という主旨の発言をしています。実際、IPCCの要約では、1900年代の中頃から観測された気温上昇の「大部分(most)」は人類活動による温室効果ガスによる可能性が極めて高い、としていますが、赤祖父氏は、それを数値として示している論文は、知る限りではない、と言っています。むしろ、IPCCがずっと無視してきた小氷河期(1400~1800年)からの回復期にあり、5/6が自然、1/6が人為という仮説を提示しています。

    よって、温暖化の大部分が自然変動であるのであれば、防止ではなく、順応することが大事であることを説きます。噴火しそうになっている火山を、噴火しないように防止策を取ろうとするのは、馬鹿げた話だ、という例えも使っています。結局、温暖化問題は、サイエンスではなく、サイエンス・フィクションとして、IPCCの要約を元にしたメディア狂想曲となっているわけで、北極点から氷が消えれば、騒ぐメディアが出るのは止められないでしょうね。

    あと、赤祖父氏の本の重要な点は、地球温暖化のような幼年期にある学問において、科学者のコンセンサスなど生まれるはずもない、ということです。よって、それは学問の場でしっかり議論すべきであって、大きな不可知の部分を含むものを使って、政治の道具にすべきではない、と。よって、IPCCの問題点もかなり書いてあります。

    このスレの北極圏の氷についても、重要な記述がいくつもありますので、一読の価値はあるかと思います。また、シロクマ君については、今よりずっと温暖だった間氷期を生き延びていますので、心配無用です。赤祖父氏は、「IPCC初代委員長は2020年に北極のツンドラ帯は牧場になると言っているが、今でもマイナス50℃(体感温度マイナス65℃)の猛吹雪があり、頭を冷やすにはちょうどよいだろう」というような言葉で本を締めくくっています。

    • by elderwand (34630) on 2008年07月06日 14時39分 (#1377848) 日記
      一老人としては、何で赤祖父先生がこんなところに出てくるんだ?というのが率直な感想。先生の専門はオーロラで、オーロラ研究のためにアラスカ大学へ行った。その後、業績が認められ、赤祖父先生を親分にすえて北極圏環境研究センターみたいのができた。しかし、環境は先生にとっては本業ではない。

      そのあたりを踏まえた批判は、ネットにも "Notes on Climate Change"を読んでみた [seesaa.net] とか、 反地球温暖化論 市民のための環境学ガイド [yasuienv.net] などいくつか出ているから、あわせて読むといいだろう。

      自分のフィーリングに合うものを読むと、それは安心するだろうけど、判断力を付けるには科学というものの営みを理解しないと。

      #自分のフィーリングとしては、二酸化炭素の増加と温暖化は手遅れなので、
      #ツバルの難民対策でも考えたほうが、、、だけど。それだと、赤祖父先生の
      #順応論とあまり変わらんなぁ。

      親コメント
      • あちこちで書いているけど、ドレくらい暴論なのか自分でもわからないですが…
        ツバルやキリバスとかの国ですけど、経済的な影響を考慮してもいないしわからないので、暴論なんですが、ツバルを日本に併合するのはどうでしょう?
        民族独立などの動きがあるなかで、反対の方向の動きだからどうかとも思います。

        人口は一万人程度。
        日本人として一万人増えても大きな人口統計の影響はでなさそう。

        じゃぁどうして?

        日本の一部としてなら、日本のハイテクな何かでツバルの島々を救えないか?
        つまり、日本人を救うという御旗の下にいろいろな援助ができるんじゃないかと思うわけ。
        当然に日本にメリットがないとイカンわけですが、ツバルを併合できたら広大な海洋を日本の排他的経済水域とできるハズ。
        反対にツバルは世界に冠たる経済大国な日本の一部ということで、
        ・元ツバルの国土を守れるかもしれない
        ・避難先に日本を選べる
        というようなメリットがあると考えます。
        あと、排他的経済水域として認定されるべき海洋の根拠となる陸地ですが、沖ノ鳥島を失う日本にとって、「元ツバル」の周辺に関して「海水面上昇」をつかって根拠を変えることが可能でありそうなので、そういう点でもツバルの併合ができるなら海洋国家日本として利益が見込めると思います。

        デメリットもあるだろうと思います。
        ・日本の負担が増える
        ・ツバル国民のアイデンティティの危機があるかも?
        んー他にどういうのがあるかなぁと…。

        一億二千万人に対して一万人程度なら受け入れても問題すくなかろうと思うのです。

        他の温暖化に対して、沈みそうで困っている国を日本が受け入れることで海洋国家として国土?を平和裏に広げることが可能なのではないか? …互いに利益があればこその考えなのですが妄想なんですねー

        こんな素っ頓狂な思いつきは実現できないかもしれないが、できる手伝いならやってみたいです。
        ツバルに知り合いいないので提案もできないし…
        無論日本だって併合な話が本格化しても誰に持っていけばいいんだかわかりません (笑
        あとキリバスくらいなら 10 万人…うーん、日本の市町村の順位 [wikipedia.org]でも人口規模としてはそんなに大きくないっすね。

        他にも、サモア、トンガ、バヌアツ、パプアニューギニア、パラオとかありますね。

        当時の西ドイツが東ドイツとくっついたときは大変だったようですが、日本とツバルのような違いなら何とかなりそうに思います。

        完全にオフトピなんですが、チャンスと見たので書きました。
        お目汚し失礼。

        親コメント
        • ツバルは国土が沈んで困っているようですが、
          温暖化による海面上昇の影響は数センチメールらしいですよ。
          のこりの数メートル分については、どういう理屈で支援するんですか?

          まあ、普通の援助ってことでいいと思いますが、
          温暖化とは関係ないですよね。
          親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年07月06日 20時12分 (#1377931)
      私は別にこの本を読んだ訳では無いけど、あなたのコメントと周囲のコメントや
      リンク先の内容から察するに、この本はあんまりお勧めしないほうが良いんじゃ
      ないですかね?

      何と言うか、この先生の商売っ気のすごさが鼻につくんですよ。

      今ホットな話題の温暖化問題に専門外であるにもかかわらず首を突っ込んで、自
      分では何も研究せずに手っ取り早く反対意見の仮説を集めて、温暖化は人為的な
      ものだという意見に「それは仮説」という理由だけで攻撃し、あとは蛇足としか
      言えない火山の例え話や皮肉の言葉でおもしろおかしく話をまとめ、それを「正
      しく知る〜」などという目を引きそうな題名で出版するって、この人は本当に先
      生なんて呼べるシロモノなのかとすら疑ってしまう。

      少なくとも、真剣に対策に取り組んでいる人たちに「吹雪で頭を冷やせ」を締め
      の言葉に持ってくる人が本気で温暖化問題を考えているとは思えないですよね。

      温暖化問題に反対の議論は必要でしょうが、この本はちょっとあんまりな気がし
      ます。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年07月06日 11時35分 (#1377806)
    The Global Warming Swindle(地球温暖化詐欺)
    http://jp.youtube.com/watch?v=hUKLOvtAUDk [youtube.com]

    この番組、非常に説得力があるのですが、地球温暖化問題に詳しい方、誤っている点を教えてください。
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