光を通常とは異なる方向に反射させる物質を発見、ただし「光学迷彩」への道のりは遠い 26
ストーリー by hylom
光学迷彩の実現へ一歩前進 部門より
光学迷彩の実現へ一歩前進 部門より
insiderman 曰く、
カルフォルニア大学のXiang Zhang氏らによる研究チームが、一般的な物質とは異なる方向に光を曲げることができる2種類の物質の開発に成功しました(Reutersの記事)。ただし、まだ曲げられる光の波長は限られており、これで物体を覆うだけで視界から見えなくなる、といったことはまだ実現できません。
今回開発されたのはともにナノスケールの構造を持つ物質で、光の反射方向を変えるための網目状の金属の層や、微細な銀のワイヤーの層を備えています。これらの物質は自然界の物質にない特性を備えており、「メタマテリアル」などとも呼ばれています。
前述のように、今回開発された物質は非可視光線しか屈折させることができませんが、可視光線を屈折させる研究もおこなわれているそうで、まだまだ道のりは遠いですがいつかはSFなどに登場する「光学迷彩」が実現できるようになるかもしれません。
以前にも「英米の科学者ら「透明マント」の最初の実験に成功」などという話題がありましたが、今回の実験ではなにが違うのかが気になるところです。
なお、本家/.でも同様の話題がタレこまれていますが、そちらのソース(AP通信の記事)では、「研究者たちが光の進行方向を物体に沿って曲げることのできる人工素材を使い、3次元の物体を隠すことに成功した」とも述べられています。
違う点 (スコア:2, 参考になる)
何と言われましても、基本的な原理/構造は同じで、単に縮小しましたって感じです。
波長に対するサイズで対象波長域が決まるんで、1/nに縮めれば1/nの波長の光に対し
同じことができます。以前のが波長の長いマイクロ波領域だったのに対し、今回のは
小さく作ったんで可視領域(の一部)の波長に対しメタマテリアルとして働くよ、と。
#そのかわりマイクロ波領域に対しては単なる物体。
負の屈折率 (スコア:1)
しかし、どういう風にみえるのかなぁ…
Re: (スコア:0)
毎回毎回 (スコア:1)
もうちょっと他の活用法でネタに出来んのかと。
+=======------
| K.Hamaura a.k.a. SeyfertSluw
| 「SFはどこまで実現するか」 復刊希望は→http://www.fukkan.com/vote.php3?no=4901
部門名の誤字訂正 (スコア:0)
わざと? (スコア:0)
Re: (スコア:0)
小細工せずに (スコア:0)
Re:小細工せずに (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:小細工せずに (スコア:1)
// カステラの箱に黒い折り紙で・・・(:>^
Re: (スコア:0)
#どこまで打てるか挑戦して、関節痛めた苦い記憶が…
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:小細工せずに (スコア:1)
光を吸収するけど,黒体自体吸収した分放出するから感知されてしまう気が・・・
Re:小細工せずに (スコア:1)
迂回した光は背後の物体に反射してまた迂回して戻って来るので、
間にあった物体は見えなくなる=透明になるってこと。
Re: (スコア:0)
吸収した光はどこへ (スコア:0)
Re: (スコア:0)
様は見えなけりゃいいので (スコア:0)
一緒なので、まずは「石ころ帽子」を開発してもらえませんか。
写真にも写らない光学迷彩は20年ぐらい待ちます。
Wikipediaの解説にもあるけど (スコア:0)
この方法だと (スコア:0)
発展させていっても、身体に貼り付けて自由に動き回れる隠れ蓑的な物へつながる
見込みはあまり無いような。
せいぜい、乗り物の周りを巨大な円筒形の不可視カバーで囲むとか。
しかも3波長タイプの蛍光灯やLED照明の下でのみ透明に見えますとか。
自然光の下に出れば、丸わかり。
あんまり使えないなぁ。
Re:この方法だと (スコア:1)
元の理論の論文を見れば分かるけど、
半径方向に屈折率を制御した球形の物体を作る必要があって、
特定の波長ででも完全に実現できたら技術的にはすごい。
円筒や不完全なものでもかなりのアピールになる。
Re: (スコア:0)
この手のニュースが出るたびに、「攻殻の熱光学迷彩が!」とさわぐヲタはいいかげんにしろということ。
このナノ素材を使えば (スコア:0)
細かい事で恐縮ですが (スコア:0)
発見じゃないと思うけど。
「反射」じゃなくて「屈折」 (スコア:0)