パスワードを忘れた? アカウント作成
33071 story

蜂の生態を犯罪捜査に生かす 18

ストーリー by hayakawa
意外な共通点ですね 部門より

capra 曰く、

ミツバチの行動パターンを分析し、犯罪捜査の地理的プロファイリングの精度をあげようという研究がロンドン大学の研究チームと米国の元探偵との共同で行われている(BBC記事研究概要)。

ミツバチが蜜を集めるとき、天敵から巣を守るために巣の周辺は避けて行動するように、連続殺人犯も自分の家の周りは避け、少し離れた場所で犯罪を犯す。研究チームがRFIDなどを使いミツバチが巣の周りにどのような「バッファ」を作るか分析したところ、ミツバチの行動パターンモデルと犯罪者が被害者に目をつけるときの地理的プロファイリングのパターンとの間に共通点がみられた。

研究者曰く「連続殺人犯の複雑な考えを分析するよりも蜂が花を見つけるのを理解する方がずっと簡単」であり、この行動パターンモデルを犯罪学にフィードバックし、地理的プロファイリングの精度向上に繋げたいとのこと。地理的プロファイリングは既にかなり確立している手法かと思っていたが、まだまだ精度を上げられるのかもしれない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年08月20日 16時26分 (#1406650)
    オフトピですが、「犯罪」と「ミツバチ」と聞いて、シャーロック・ホームズを
    思い出しました。

    彼は隠退後、小さな農園で養蜂をし、「ロンドンで悪人社会を監視したのと
    同じに、働き蜂の群れを観察した」結果を「実用養蜂便覧」という本に
    まとめています。

    それを犯罪捜査にフィードバックした様子はなさそうなので、今回の件と
    直接は関係ありませんが、昔の(架空の)探偵と現代の犯罪の専門家が
    どちらもミツバチに興味を持つのが面白いなと思いました。
    • 逆に研究者がその話を知っていて、「そんなわけないだろ」と思って少し調べて見たら、まるっきりウソとも言い切れないという結果が出た。で、本格的にテーマにして調べてみたら共通点が見つかった…というストーリーかも知れません。

      もちろん、シャーロック・ホームズが蜂を観察したことを研究者が全然知らなかったかもしれません。それは研究者に聞かなければ分からないけど、昔の探偵と現代の犯罪の専門家が蜂に注目したのは、現代の犯罪の専門家のほうが、昔の探偵が蜂に注目していたのを知っていたからというほうが説得力があります。

      --
      vyama 「バグ取れワンワン」
      親コメント
  • by help (36022) on 2008年08月20日 13時22分 (#1406518) 日記
    というのも、ロバートデニーロ出演の映画:スコア [amazon.co.jp]によると地元ではヤらないという教えがあるシーンがありました。
    他にもTHIEF/シーフ [yahoo.co.jp]シリーズでも同じような話があったと思います。
    やっぱり高速道路の出口や入り口のそばとか、人気のない山奥がアクセスしやすいところにあるとかそういう何か重み付けをするとできるかもしれませんね。
    妄想を膨らませると、ベイジアンフィルタの技術を使うと、要素をスコアリングを統計としてまとめられたりできるのかな?それって因子分析とかそういうモノだったりするのかな?なーんて考えちゃったり
    • by Anonymous Coward on 2008年08月20日 14時28分 (#1406554)
      米ドラマ「NUMB3RS 天才数学者の事件ファイル」で犯人の家を見つける
      アルゴリズムを考案するシーンで同じようなことを言ってたような気が・・・

      再現ーー
      [チャーリー] "連続犯の次の出没先は、ベイジアン探索理論、ゲーム理論、グラフ理論の組み合わせでアジトが分かるよ”
      [湯川] "実に面白い"
      [チャーリー] "連続殺人犯は自分の家の周りを避ける行動をとる。これはミツバチが蜜を集めるとき、
             "天敵から巣を守るために巣の周辺は避けて行動するのと同じなんだ!
      [湯川] "実に興味深い"
      [内海] "ミツバチを追いかけるのですね"
      [チャーリー] "モデル化したミツバチの行動を当てはめるアルゴリズムを考案中なんだ"

      チャーリー:黒板で犯人の行動を数値化する試みをしている
      湯川:地面に数字の落書きを始める
      内海:ミツバチの図鑑を眺めている
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年08月20日 13時10分 (#1406508)
    うっかり蜂兵衛
    • by Anonymous Coward
      ハチのムサシ

      #死んでるか
      ---
      らじゃったのだ
  • たまに無銭飲食を重ねて日本縦断とかという記事を目にします。

    もちろん、何事にも例外はあるというのは判ります。
    • by Sakura Avalon (12557) on 2008年08月20日 16時45分 (#1406659)
      >たまに無銭飲食を重ねて日本縦断とかという記事を目にします。

      その際は「みなしごハッチ」や「みつばちマーヤの冒険」を見て捜査に活かします。

      #全米ではミツバチの大量失踪が問題になってましたが、猟奇犯罪者の大量失踪にも期待…できんよな。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年08月20日 12時27分 (#1406479)
    自宅からちょっと離れたところで(ゴニョゴニョ)することができなくなってしまうじゃないか!

     なんだかいろいろ当てはまってしまうが生々しいので伏せてAC
    • by Anonymous Coward
      この件がきっちり解析できたら逆を突いて自宅付近で堂々と(ゴニョゴニョ)できるじゃないですか。

      選択肢も生き方にも幅が増えるというものですよ。
      • by Anonymous Coward on 2008年08月21日 12時51分 (#1407108)
        遠隔地で悪さを働くってのは、自分自身の外見と個人情報とのヒモ付けがなされないってのを期待して行うもんです。
        でもってそれの危険度が上がったといって、普通に自分が普段確認されている近所で行う事の危険度より下がる事は無いでしょう。

        ぶっちゃけ、近所でやったら隣のおしゃべりなオバチャンに見られてるかも知れませんよ?
        つーか、全然興味が無いオイラにまで、そのまた隣の兄ちゃんが先週の日曜に彼女とラブホに行ったなんて情報が流れてくる訳でして。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年08月20日 13時11分 (#1406509)
    > 研究者曰く「連続殺人犯の複雑な考えを分析するよりも蜂が花を見つけるのを理解する方がずっと簡単」
    「Super Crunchers」の傍証事例のひとつか。
  • by Anonymous Coward on 2008年08月20日 13時47分 (#1406531)
    いわゆる郊外型犯罪 [wikipedia.org]の捜査に生かそうという話なんだろうけど、家庭内犯罪についてはどう説明するんだろう。
  • by Anonymous Coward on 2008年08月20日 17時59分 (#1406711)

    自分の家の周りを避けて行動する犯罪者集団を蜂の行動パターンからビーチームと命名する。

    一方、全国を行脚して人助けしている犯罪者集団をエーチームと命名する。

    # でも飛行機だけは勘弁な!

typodupeerror

クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

読み込み中...