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38001 story

中高年の脳はネット検索で活性化 53

ストーリー by hylom
脳を鍛えるインターネット検索 部門より

capra 曰く、

ネット検索は中高年の脳を活性化させるということが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームによって明らかになった(AFPBB News本家記事)。

研究では、55~76歳の中高年24人の読書時とネット検索時の脳の活動を調べた。半数はインターネットでの検索経験があり、もう半分は未経験であった。読書時も検索時も脳の活動は高まったが、特に検索経験者グループの検索時の脳の活動レベルが非常に高くなることが分かった。研究チームによると、検索行為は脳の中枢を活性化し、機能を向上させる可能性もあるとのこと。

脳の活性化の研究でパズルなどが対象になったことは多いが、中高年が脳を鍛え、健康的で活動的な状態をキープするためにIT技術も大きな役割を担えることが今回の研究で改めて分かった。これから中高年層に何か質問されたら愛を込めて「ググれ」と答えるのがいいかもしれない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 因果関係 (スコア:4, 興味深い)

    by mino3gou (36958) on 2008年10月19日 2時02分 (#1440110) 日記
    「ネット検索」が脳を活性化するのか、「ふだんからネットを利用する(ぐらいに好奇心ややる気がある)」人は、もともと脳の活性が違うのか・・・
    「検索は脳を非常に活性化するが、それは日常的にネット検索を利用している人においてのみ」っていうんですから、どっちかわかんないですよねえ。こんなネタに安易に飛びついちゃっていいのかな>ワシントンポストさん

    ところで本家記事じゃ

    The test had two groups, young people who used the Internet, and older people who had never been online.
    と書いてて、「中高年」ってのは落ちてるみたい。
    ワシントンポストの記事には確かに「middle-aged and older adults」と書いてあるけど。

    #こういうコメントをする「最初の一人」になるのは、なんか度胸が要りますね。見落としとか読み間違いとかしてたら恥ずかしいし

    --

     みの3号
      〜愚か者にも三分の理〜
    • Re:因果関係 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2008年10月19日 2時13分 (#1440111)
      どっかの記事では「検索項目に関連するキーワードを考えることが脳の活性化に繋がる」とか書かれてましたので、「ネットを使ってること」ではなく「検索行為」による効果なのではないかと。

      だから、辞書を調べることでも、図書館で目的の本を探すことでも同じ効果が得られるんじゃないかな。単にネット検索が簡単(お手軽/効率がいい)だからというだけのことではないかと。

      #お馬鹿なIMを使わせて間違い探しをしながら文章を書くことでも同じ効果が得られるかも。

      >見落としとか読み間違いとかしてたら恥ずかしいし

      (必要以上に)気にしたら負けです。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        検索項目に関連するキーワードを考えること
        趣味にぴったり合うエロ画像を探すためにあれこれ悩むんでしょうね、やはり。
        • by Anonymous Coward
          ブラウザの閲覧記録のことを知って、一生懸命消す方法を調べてる間も脳が活性化してそうね
    • by ymitsu (31883) on 2008年10月19日 2時18分 (#1440112)
      やっぱりこの記事だと結論以外はよく解りませんねー。
      私は、「読書」が対照実験として機能していない感じなのが気になります。
      (元の論文では詳しい脳の動きのデータが書かれてるんでしょうか?)
      まあ、本家でも「所詮新聞記事」みたいな扱いで、
      「ネット検索と言うかエロスが脳を活性化する」みたいな話で盛り上がってますし。
      親コメント
      • by noopable (36825) on 2008年10月19日 3時36分 (#1440122) 日記

        私は、「読書」が対照実験として機能していない感じなのが気になります。
        読書を趣味としているグループでは、インターネット検索よりも書籍を読んでいるときの方が活性化されていたとしても不思議はないですよね。

        まぁ、インターネットは馬鹿になる [google.co.jp]という暴論に対する反証、というか小ネタにはなるかもしれない。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          寝る前の読書が趣味、という人が
          読書すると眠くなったりしてスコアが落ちたのかも
  • by asap (6830) on 2008年10月19日 6時32分 (#1440134)
     ネットは、クオリティの問題は別にしても疑問を追いかけられるというか、
    思考の旅に出れてしまうのは魅力ですね。

    仕事中に、時々仕事と無関係な旅に行っちゃいますけど、
    「知的トレーニング」だったら問題ないですよね、、、
  • 一般的に高い知能を持つ人とそうでない人に同じ問題を解かせると、
    知能の高い人の脳はさほど活性化せず、知能の低い人の脳は盛んに活性化するという研究結果があるそうです。

    放送大学 心理学入門 第2回の授業でやっていました。

    要は知能の高い低いは、脳を効率よく働かせられるか否かが一つの要因になっていると推測されると言うわけです。

    だから、一概に活性化するのが良いとは言えないのではないかな?

    しかし、同じ事を調べようとして、検索サイトを使うのと使わないのとでは、おそらく使わずに調べる方が脳がより活性化するような気がします。

    何もしないのと、検索サイトで検索することを比べると、当然検索サイトを使って調べ物をする方が脳が活性化するに決まっていると思います。
  • by kobachi (22060) on 2008年10月19日 4時00分 (#1440124) ホームページ

    Gary Small博士の個人サイトにあるニュース一覧 [drgarysmall.com]に、この件に関する記事がいくつか載っていました。
    大体どこも似たような記事でしたが、USA Todayの記事 [usatoday.com]には、fMRIの画像が載っていました。
    参考までに。

    # 個人サイトのアドレスに肩書き(Dr.)が入っているのは新しいなぁ

  • 確定事項? (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2008年10月19日 3時10分 (#1440117)
    この種のストーリーでは「との説」とか「…らしい」とか
    そんなような語尾のタイトルが踊る/.Jで
    「分かった。」言い切っていいくらい明確に「分かった」話なのか?

    #辞書を引くと脳か鍛えられる、なんて話を聞いて
    #「検索ばっかりだとダメだよな、やっぱ」などと思った
    #主体性のないAC
    • by firewheel (31280) on 2008年10月20日 2時20分 (#1440478)
      >#辞書を引くと脳か鍛えられる、なんて話を聞いて
      >#「検索ばっかりだとダメだよな、やっぱ」などと思った

      英語の上級者は紙の辞書を「読む」って言いますよね。さらに書き込みもする。

      分からない単語を検索するだけなら電子辞書でも良いし、むしろ早くて楽なんだけど、
      それに頼りすぎると真の理解は得られない。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        辞書を引くと脳が鍛えられるって言うのは
        「FはIより前だからこっちだ!」とページを手繰ったり
        同じページから目的の単語を発見したりする作業が
        脳のさまざまなところを使うからって話で
        語学の上達のために云々、て話じゃないよ。
  • by Anonymous Coward on 2008年10月19日 3時24分 (#1440121)
    おい、おまえ、そこのあれをいつものように・・あーなんだっけ、これして廻しとけ

    で済ます上司は結構多かったり

    あれとかこれとかそれを明確にしないと検索できませんから
    結果として脳が活性化されると愚考

    #そしてWikipediaにはまる上司であった
  • by Anonymous Coward on 2008年10月19日 4時04分 (#1440125)
    「『ぐぐる』ことに依存したため、若者の見かけ上の知識は増えたが知能は退化した」
    ということになっていそうで恐いんだが。

    自分で考えることを放棄し、「ぐぐればなんでも答が見つかる」と思ってる
    人のなんと多い事よ。
    #そしてそういう人に限って、スパゲッティプログラム製造機だったりする罠。orz
    • by noopable (36825) on 2008年10月19日 11時29分 (#1440172) 日記

      「『ぐぐる』ことに依存したため、若者の見かけ上の知識は増えたが知能は退化した」
      若者が検索に依存するのは知識ですよね、知能ではなく。見かけ上の知識は減少したということでは?

      むしろ、知識の外部記憶化に成功した結果、
      情報の取捨、論理の組み立てなど知能の強化に集中できるかもしれないと思えます。

      知識を埋め込むことが教育と思われていた時代ではなくなったわけで、
      教育のリソースやテストの質も、記憶することから思考することへ重心をおけそう。

      #AIの進化で知能の外部化もそのうち可能になるのかもしれませんけど。
      #ある事象の結論を簡単にググれるほど検索が進化していない今だからこそ
      親コメント
      • Re:逆もまた真なり? (スコア:2, すばらしい洞察)

        by ots556556 (34248) on 2008年10月19日 13時03分 (#1440204)
        知識の外部記憶化によってリソースが空くのならよいんですが、あんま若いうちから楽すると
        知識が外部記憶化されることを前提としたコンパクトなオツムにならないか不安です。
        よく考えるためには脳みそに知識を詰め込む技術というか、思考を組み立てるための部品を
        脳内に大量に展開する能力も必要だと思います。
        外部化がイカンってんじゃなくて、どっちか一辺倒にならないように気をつけるべきかと。
        親コメント
        • by firewheel (31280) on 2008年10月19日 17時48分 (#1440243)
          結局「検索を利用する」ことが問題なわけではなく、「ぐぐることへの依存」が問題なんだよね。

          「知識の外部記憶化」なんてご大層な単語を上げている人もいるけど、これは昔からあった
          ことで、文字と書籍の時代には「詰ん読」と呼ばれていたものです。

          >>よく考えるためには脳みそに知識を詰め込む技術というか、思考を組み立てる
          >>ための部品を脳内に大量に展開する能力も必要だと思います。
          「詰ん読」がなぜいけないのかは説明するまでもないでしょう。多くの本を買って詰んで
          あるだけで満足する人は全く成長せず、いつまでも初心者のままでした。これは今も昔も
          変わりません。変わったのは道具だけ。

          「ぐぐる」ことは、まるで全ての人が膨大な百科事典を個人所有できるような環境を
          実現したけれど、ほとんどの人は「詰ん読」だけで満足し、それを理解し、利用できる
          ようにはなっていません。

          以前であれば、「詰ん読専門の人は、簡単な内容を質問しても答えられない」という
          ことで、初心者にも容易に区別できました。しかし今では質問に答えるだけなら
          「詰ん読」専門の人でも「ぐぐる」ことで答を得ることができます。そしてその答
          のほとんどは正しいでしょう。つまりは「参考書の丸写し」なのだから。これにより、
          まるで膨大な知識をもっているかのように振る舞うことはできます。

          ですが彼らは、その内容については全く理解していないし、その答が間違っていても
          真実に辿り着く術も知らないし、類似の問題に対する答を得る方法も知らないのです。
          さらには、自分にその能力が欠けていることにも気付いてない人が多いようです。

          プログラミングで失敗が多いのも、そう考えると不思議ではありません。ネットに
          転がっている「サンプルコード」は、ほとんど常に単なるサンプルに過ぎず、その
          ままでは不完全です。ほとんどの場合に置いて、単なるサンプルを使えるコードに
          書き換えていく作業が必要です。ですが、彼らにはそのコードを理解することも、
          修整することも、適切に利用することもできないのです。
          親コメント
          • by Ryo.F (3896) on 2008年10月19日 20時51分 (#1440328) 日記

            「知識の外部記憶化」なんてご大層な単語を上げている人もいるけど、これは昔からあったことで、文字と書籍の時代には「詰ん読」と呼ばれていたものです。
            普通は「積(ん)読」と書いて「つんどく」ですね。積んどくだけだから、つんどく。
            親コメント
        • by Anonymous Coward
          先日ちょうどその辺をテレビ番組でやっていたのですが(海外のIT化が進んでいる学校)、
          彼らの宿題は学校のサイトから自分でダウンロードします。で、検索しまくってコピペ
          をしてこなします。「ネットがなかったら(宿題を)どうすればいいか分からない」と言
          ってました。

          コピペ元のテキストが出来すぎな場合、ばれないように自分の舌足らずな言葉に劣化修
          正をする頭は働くようですが、コピペで学力評価されている社会の是非は導入前に十分
          検討してからでないと、考えることをしない人間を大量に生み出すだけではないかと思
          いました。考えたり組み立てる訓練無しに便利過ぎる環境を先に
        • by Anonymous Coward
          いくら大容量HDDをつないでもcacheの小さいCPUじゃしょうがない
          ということですね
      • by Ryo.F (3896) on 2008年10月19日 11時55分 (#1440178) 日記

        むしろ、知識の外部記憶化に成功した結果、
        情報の取捨、論理の組み立てなど知能の強化に集中できるかもしれないと思えます。
        そーかなー。かなり疑問。
        自分の中に知識を貯め込む事によって、本当に必要な情報ってのが判断できる、ってこともあるし、新しい見識を得る、ってこともあると思うよ。文系の学問を見てると特に。
        親コメント
      • by the.ACount (31144) on 2008年10月21日 12時15分 (#1441374)
        情報をどれだけ高度に処理できるかは同時処理できる情報量に依存する。
        逐次的にしかアクセスできない外部記憶では低レベル処理にしか役に立たない。
        --
        the.ACount
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        >論理の組み立てなど知能の強化に集中できるかもしれないと思えます

        せいぜい「できるかも知れない」なわけですよね。
        実際にそのようにする時間を割り当てて初めてそうなる(なり得る)というだけ。

        怠惰(悪いほうの意味で)な人は結局なにも変わらないか悪くなるだけでしょう。
        いわゆる「使う者の心しだい」という奴。

        >#ある事象の結論を簡単にググれるほど検索が進化していない今だからこそ

        検索を煙にまくような非論理的なものの書きかたが、(Webページにおいても)主流ですからねえ。

        普通のWebサイトがもっと論理的に書く…たと
      • by Anonymous Coward
        > むしろ、知識の外部記憶化に成功した結果、
        > 情報の取捨、論理の組み立てなど知能の強化に集中できるかもしれないと思えます。

        2chとか/.Jを見てると、それは当てはまらないように思えます。
        いろんなことをネットで検索できるので、雑学や知識はどんどん蓄積されるけど、
        その知識を元にした応用問題とか、逆に、その知識を導いた過程に関する議論などに
        なると、とたんに全然だめになる人が増えたように感じています。
        /.だとここ2年くらいかなあ。
    • by SteppingWind (2654) on 2008年10月19日 10時31分 (#1440160)

      「文字なんかで記録することに依存したため, 若者の見かけ上の知識は増えたが知能は退化した」

      とかなんとか稗田阿礼に言われている太安万侶を想像した.

      親コメント
    • ネット検索以前でもあまり考えることをしなかった人はいた事を考えれば、考えることの放棄の全てがネット検索によるものとは言えないでしょう。
      またIT技術の普及等の要因で元々相対的に知能が低かった人の活動領域も広がった事もあって、特定の領域を抽出した場合には「知能が退化」している事もあるかもしれませんが、「若者の」といった広い括りでもその通りかは疑問です。

      思考活動の基礎としてもある程度の知識が必要ですし、一定以上の知識を得ることがより多くより良く考る契機にもなり得ます。
      個別には様々な事例があると思いますが、全体的に見ればウェブ上の情報とその検索によって底上げする方向にはなっているのではないでしょうか。

      一部分を取り出して「ネットが原因で若者が」式に捉えず、ネット検索の存在を前提としてどのように問題を改善していくかが重要だと思います。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      おっと、ぐぐるさんの悪口はそこまでだ。
  • by Anonymous Coward on 2008年10月19日 5時17分 (#1440129)
    fMRIの画像で、脳が活性化して見えればいいってもんでもないよ。 ビデオゲームでも将棋でも、ようするに慣れていないうちはあちこち活性化するが、 慣れてくると活性化する部分は少なくなるのが普通。
  • 紙を読むよりモニタの中を読む方がしんどい、ってだけじゃ?
  • by Anonymous Coward on 2008年10月19日 13時13分 (#1440206)
    慣れた事をやる->脳が効率的に働く->活性化しない->痴呆と同じ状態!
    不慣れなことをやる->脳が無駄にフル回転する->活性化している!

    ただこれだけのこと。どっちがいいの悪いのという話ではない。
  • ・知りたい事象を、言葉で表現する
    ・数あるシノニムの中から、検索効率がよさそうな単語を選ぶ
    ・検索エンジンに打ち込む
    ・出力される多数の候補から、ざっと見で関係ありそうなものを選ぶ
    ・表示されたサイトの内容をななめに見て、関係ありそうかどうか判断する
    ・望ましい検索結果が得られなければ、検索単語の試行錯誤をする

    とまあ、文章化や速読、シノニムの検索、サイトの速読、瞬間的な判断、
    タイピング(w)と、けっこう脳力の総動員で検索を行っているわけで、
    検索して脳が活性化しなけりゃ嘘だよ、くらいには思います。

    検索能力の個人差も無茶苦茶あるわけで、系統的なトレーニング法が
    あってもいいくらいの操作なんじゃないかしらん。

    --
    -- Tig3r on the hedge
  • by qem_morioka (30932) on 2008年10月20日 19時13分 (#1440970) 日記
    ・・・55歳からの中高年うんぬんかんぬん。

    ああ、よかった。まだ中年じゃないんだ

  • by Anonymous Coward on 2008年10月19日 6時52分 (#1440137)

    読書?ネット検索?動けるうちは動いた方が脳も活性化する。

    日本には森田ケンサクがいるじゃないか!

    # 最近だとシュウゾウか?

  • わかった! (スコア:0, オフトピック)

    by Futaro (2025) on 2008年10月19日 6時54分 (#1440138) ホームページ 日記
    それで日本の国会議員は議場でもケータイでネットをやってるんですね!

    それにしてはたいした質問も答弁も出てないようではありますが。

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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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