ロシア、2009年は活発に衛星を打ち上げる予定 14
ストーリー by hylom
月3回以上! 部門より
月3回以上! 部門より
ノーボスチ通信の報道によりますと、ロシアは2009年に、39回の衛星発射を予定しており、もし、予定通りに打ち上げが実施されると、過去最多の年間発射回数となるようです。そのうち、半数は商業・民生目的であり、ISSへの4回の有人ミッションと6回の補給宇宙船の打ち上げも予定されているそうです(エルエルの記事)。
でも、以前はソユース残機2機でピンチ!とか、言ってなかったっけ?
疑問に思ってエネルギアのサイトを見てみると、別にそーゆーネタで盛り上がってもないっぽい。あれっ?
もしかしたら、ロシアは手間ヒマ金のかかる有人ミッションを縮小して、衛星打ち上げで稼いでいこうという、思惑があるんじゃないでしょうか?
ノーボスチ通信 (アレたま時点のでのコメント) (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:ノーボスチ通信 (アレたま時点のでのコメント) (スコア:2, 参考になる)
書き込みを見て一瞬、公的機関かと思ったけど、リンク先見たら Russian News & Information Agency じゃん。ご丁寧に日本語ページ [jp.rian.ru]まで用意してあって「ロシア通信社・ノーボスチ」とあるよ。酷いのは誰だい?
#オレが変なサイトに誘導されてないという前提で。
RIAノーボスチ (スコア:2, 参考になる)
ちなみにITAR-TASS通信社との違いは、TASSがソビエト、ロシアサイドの
情報発信・宣伝を担当する通信社的役割ですが、Novostiは現在でも国外向け
大本営発表とインテリジェンスを中心にした純然たる情報機関そのものです。
日本でいうと、んーラヂオプレス+内閣官房みたいなところですね。
ソビエト時代、西側のマスメディア・記者に付くガイドはここの人たちでした。
ここが配信する記事の選択、内容や言い回し=ソビエトやロシア政府の
公式見解と同等と考えていいでしょう。
TASSや新華社と違い、宣伝や世論を誘導する、というよりは、外国政府、西側メディア
に対するソビエト/ロシア政府の見解の表明を行うための機関なので、
ここの記事が無評論で直接配信されることはまずないです。
むしろ、各国情報機関やロシア担当記者の分析対象ですね。
まぁ、壁の向う側だった時代はレーニン廟のひな壇に並んでる順番で
権力順位を推定していた時代もあったわけですし。
そこんところを踏まえて記事をよく読みほどいていくとロシア政府の真意めいたものが
わかった気になれます。
リスト (スコア:0)
宇宙切手マニアの人の作ってたリスト [home.ne.jp]くらいしかなかった。
番号が飛んでるのは秘密裏に打ち上げてるのがあるから?
#全部網羅してるページってないもんか。
Re:リスト (スコア:1, 参考になる)
http://en.wikipedia.org/wiki/2009_in_spaceflight [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
どの部分かわからんけど、打ち上げとかが明らかとなっているにもかかわらず
そのリストから落ちているものがあるから、単に載せ忘れかもよ?
Re: (スコア:0)
39機で過去最多というのはロシアになってからの話?
残弾補充か (スコア:0)
#見なかったことにしよう
ちりも積もれば (スコア:0)
このコメントはロシア宇宙局の中の人の発言。つまり、ロシアの宇宙政策の方針として39回の打ち上げを行うという話。まぁ、結果としてエネルギヤ社が官需によって潤ったりすることはあるんだろうけど、結局ロシアの中で金が回ってるだけなので、「有人宇宙飛行ではなく衛星打ち上げで稼ぐ」という表現には多少違和感がある。
とはいえ、このご時勢に20億払って宇宙へ行こうという人が次から次へ現れるとも思えないんで、大勢としては間違ってない気がするけど。
ちなみに39回の打ち上げの中にはGLONASS [wikipedia.org]の打ち上げも含まれる。現状GLONASSは16機が運用中(これでは全世界をカバーできない)だけど、今年中に6機追加して、2011年までに30機体制にすると発言したみたい。いろんな意味でやる気満々だね。
# ガリレオ [wikipedia.org]はどうなったんだ?
#(準天頂衛星 [wikipedia.org]は忘れることにしている)
ロシアはむしろ,有人宇宙飛行を拡大しようとしている (スコア:3, 参考になる)
>「有人宇宙飛行ではなく衛星打ち上げで稼ぐ」という表現には多少違和感がある
ということですが,違和感を感じて正しいはずです.
なぜなら,タレコミ元の記事 [en.rian.ru]第5段落に
とあるからです.すなわち,ロシアの有人宇宙飛行は拡大しようとしているのです.ですから,タレコミ人による
という考察は,あなたの言う通り正しくない(というかむしろ逆だ)と思います.ちょいと言い訳をば (スコア:1)
「ビンボやさかいソユースが2コしか残ってないねん」
という涙目発表は何だったんだろう?
という疑問が残るワケでして。
「あの発表があったから、ロシア政府は宇宙開発の
テコ入れをはかったんだよ!」「ええーっ!(ry
という筋も、あるっちゃあ、ありえます。
(去年の私は、正にそういった意味合いの発表じゃないのか
と邪推していました)
でも、ロケットって結構値段が張る物ですから、
「じゃあ来年はロケット40本ほどこさえて、飛ばしてみようか。
ソユースもプログレス込みで、10個ばかり打ち上げてみようぜ」
みたいな決定が半年ばかりで為されるというのも、怪しく感じます。
そんなこんなを、つらつら考えてみると、
ソユース4発&輸送便6発というのは、実は口三味線じゃないのかなぁ、
って妄想が湧き上がってきて、タレコミの文言に、結実したのです。
「衛星発射」? (スコア:0)
例えばソユーズは往還船だから衛星じゃないし、また1回のロケット打ち上げで軌道に投入される人工衛星はおそらく複数個だろうし。
Re: (スコア:0)
11A511と言われてもピンとこないだろ。
「ソユーズロケット」はスプートニクを打ち上げたロケットと基本設計は全く変わっていないからもはや伝統工芸の世界。
打ち上げるものが何であれ、基本的に大陸間弾道弾と同じものなので政府としても技術を失うわけにはいかないから少々の無理をしてでも打ち上げるんじゃないか?