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宇宙

日本政府、航空機から打ち上げるロケットの実用化研究に着手 47

ストーリー by hylom
打ち上げ風景を見に行くのは大変そうだ、 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

1/25の読売新聞の記事によると、「衛星を搭載したロケットを航空機に取り付け、上空で打ち上げる空中発射システムの実用化研究に政府が乗り出した」とのこと。

記事によれば、経済産業省は無人宇宙実験システム研究開発機構を通じて、航空機に固体ロケットを取り付けて空中から発射する技術や、それに関する法的課題などを3年前から研究していたそうだ。早ければ今年2月にも企業から提案を募り、市場規模や価格などの詳細を検討するとのこと。開発費はH-2Aロケットの約1割にあたる100億~200億円、打ち上げ費用は数億円が目標だそうだ。無人宇宙実験機構では「5年で開発可能」と述べている。

元の記事では、ロケットの規模などには触れられていない。空中発射を行うロケットとしては、オービタル・サイエンス社の開発したペガサスロケットが知られているが、これと同じようなものになるのだろうか?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 空中発射! (スコア:5, 参考になる)

    by simon (1336) on 2009年01月27日 1時20分 (#1499619)

    平成19年に調査研究報告書がでてる
    http://www.usef.or.jp/gijyustu/pdf/18-R-3.pdf [usef.or.jp]
    この構想にGOサインが出たってことなのかな?

    この研究報告では
    1.B-747(亜音速機)に9トンクラスのロケット(翼下吊り下げ方式)
    2.F-15(超音速機)に9トンクラスのロケット(背負い式)
    3.B-747(亜音速機)に50トンクラスのロケット(背負い式)

    って三つの場合を想定しているみたい(P.50~)。
    地球低軌道(250km、軌道傾斜角31度)にそれぞれ

    1だと145kg
    2だと195kg
    3だと1130kg

    の衛星を打ち上げ可能らしい。
    2.のF-15(マッハ1.5)をMig-31(マッハ2.5)に換えると260kgの衛星が打ち上げ可能。
    高度15~17.5kmで角度40度の超音速ズームフライト状態から発射だそうです。
    カッコイイな「超音速ズームフライト」。必殺技の名前みたいだ。

    F-15とかMig-31に背負い式でロケットを装備するのも想像しただけでカッコよすぎて死にそうだ。

    想像図 [over-drive-inc.jp]

    • Re:空中発射! (スコア:2, 参考になる)

      by pongchang (31613) on 2009年01月27日 17時04分 (#1500147) 日記
      [航空法]無人機は150m以下で、人や財産が無いところだけ飛んで良い。航空機は花火などを運んではいけない(これは佐川系のいまはないギャラクシーエアラインズが指摘された)。[輸出管理令や関税]武器とみなせる飛翔体が切り離し後に他国に流れ着いたら輸出。回収してを持ち帰れば関税、そういう「コマゴマ」した法律上の課題が山積していることを、件の研究は指摘してます。まず、スーツの仕事から。本文の24ページから記載されています。
      今回読売に出ましたが、昨秋のjapanaerospace2008 [usef.or.jp]でブース展示 [kosmograd.jp]され、朝日新聞にも2008年9月13日紙面掲載 [txt-nifty.com]されました。
      でも、パラシュート投下方式 [j-tokkyo.com]のは、かっこいいなぁ[pdf [collabo-univ.jaxa.jp]]。
      親コメント
    • by sladoslado (28918) on 2009年01月27日 16時00分 (#1500099)

      払い下げのB-58で空中発射するアレですね、分かりますw

      親コメント
    • > 地球低軌道(250km、軌道傾斜角31度)にそれぞれ
      >
      > 1だと145kg
      > 2だと195kg
      > 3だと1130kg

      正直、もっと行くのかと期待してしまいました。
      低軌道でこれだと、よっぽど安くしないと厳しいかもしれませんね。

      もちろん、いろんな技術や手段を蓄積しておくことは非常に有意義なことと考えますが…。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        AパーツBパーツCパーツを放り投げて
        重力圏突破後に大合体するんですよ

    • by Anonymous Coward

      タイトルだけ読んでミサイ小さいのかと思ってたら
      小型化はしないのか・・・、やっぱり太陽電池の問題なのかな?

    • by Anonymous Coward
      ズームフライトってなんだ? ググっても、NIKEの靴ばっかり

      想像図 [rokyu.net]
      • 釣られて見ます (スコア:5, 参考になる)

        by hashitom (34540) on 2009年01月27日 15時41分 (#1500076)
        ズーム上昇のことでしょう。

        水平飛行で充分加速して運動エネルギーを溜め込んでから
        機首を上げて上昇することで高度を稼ぐ飛行法です。
        上昇率が30m/minになる実用上昇限度が19500m位のF-15で
        ズーム上昇を行うと30000m位まで到達するそうです。
        親コメント
      • by qem_morioka (30932) on 2009年01月27日 15時35分 (#1500073) 日記

        超高空で超音速でズーームするように飛ぶんですよ!!
        ほら、角度40ですよ!!

        と、命名した人が興奮して話ししてくれそうなネーミング。

        熱いなぁ。

        #きみまろズームから想像(うそ

        親コメント
      • by the.ACount (31144) on 2009年01月28日 10時40分 (#1500616)

        どこかのエースパイロットが「空中戦はズーム(急上昇)とダイブ(急降下)だ」と言ってたのを思い出した。
        何で読んだんだろ?

        --
        the.ACount
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          エースコンバットの攻略本じゃない?

          # エースコンバットだと目標地点まで水平飛行するよりも
          # 「ヘ」の字に、上昇~下降で進んだ方がなぜか到達時間が早い

    • by Anonymous Coward
      飛行機も一緒に宇宙まで飛んでけばいいのに。
      簡易宇宙旅行。
      • by Anonymous Coward

        ×:簡易宇宙旅行
        ○:簡易宇宙葬

        ズーム上昇だけでも与圧服なきゃ死にますよ

        • by Anonymous Coward

          ICPのケツ丸出しの戦闘服では死にませんか

  • by soltiox (25610) on 2009年01月27日 15時13分 (#1500061) 日記

    ヴァージン・ギャラクティック/スケールド・コンポジッツの
    ホワイトナイト2/スペースシップ2 [nationalgeographic.co.jp]も
    航空機から射出するタイプの宇宙機でしたね。

    // /.jの検索では、ホワイトナイト2関連の記事を見つけられなかったのだけど
    // ストーリになってなかったでしょうかね?

  • by Anonymous Coward on 2009年01月27日 15時54分 (#1500091)
    ‥よりは確実で安いってことなのかな?
    まあ少なくとも加速に要る広い場所が不要な分だけ安く上がりそうだし、
    加速度も低く抑えられるのが最大のポイントだろうな。空中から射出する方法だと。
    • by kitakitsune (25416) on 2009年01月27日 17時48分 (#1500173) 日記

      空中発射で稼げる速度と高度と比推力は軌道に達するまでのエネルギーと比べたら大したものではないし、
      それによって得られるペイロード増大だってわざわざ母機を用意して改造して……といった面倒にかなうものではありません。

      空中発射のメリットは
      ・ 地上の天気と関係なく打ち上げできること
      ・ 打ち上げ場所と方角をある程度自由に選定できること
      ・ 発射台からの音響の跳ね返りが無いので振動条件が緩和できること
      あたりです。

      もっとも、静止軌道に数トン送り込むような現在の主力ロケット群を代替できるような空中発射ロケットとその母機、
      となるとこれまた非現実的な規模になってしまうので、報告書にあるように低軌道に1t程度のシステムが適用できる上限にはなりますが。

      親コメント
      • by taka2 (14791) on 2009年01月27日 23時32分 (#1500364) ホームページ 日記

        空中発射のメリットには気圧が下がるというのもありますね。高度15000mならわずか0.1気圧強です。
        気圧が低くなると、空気抵抗が少なくなるだけでなく、エンジンの動作環境もやさしいものになります。
        1気圧から0気圧まで動作するロケットエンジンよりも、0.1気圧~0気圧で動作するエンジンの方が設計が楽だし性能を出しやすい。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年01月27日 17時32分 (#1500166)

      >地上からのカタパルト式‥よりは確実で安いってことなのかな?

      リニアモーターなどによるロケットの初期加速ってのは、あんまり芽はないそうです。
      衛星に必要な速度は8000m/s(マッハ23)もあるのに、カタパルトで稼げるのはせいぜい音速程度(340m/s)。
      たったこれだけしか稼げないのに、何キロもリニアモーターの軌道を作って
      さらにロケットをそれだけの加速度変化にも耐えられるように強靭に作らなくてはいけません。
      (今のロケットというのは垂直方向のGには強いですが
      寝せた状態から加速する、みたいなGの方向が変化する環境には耐えられません。耐えられるようにするには
      構造材を増やすなどして対応する必要がありますが、それはロケット自体の燃費を悪くすることに他なりません)

      んだもんで、今のところ初期加速にカタパルト、ってのは効率が悪いんだそうです。

      #H-IIAロケットの打ち上げ後の速度グラフを探したんだけど無かった。
      #どなたか知ってるかたURLを教えてください。
      #音速突破は数十秒後だと思ったんだけどなあ

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      まぁ、発射場の土地の確保とかが今一番問題ですからね。そういう意味では、公海上まで出かけて発射、とか日本向きです。
      ロケットの打ち上げ取材がとてもとてもしにくくなりそうですが。

      •  そのうち笹本祐一氏らが母機に同乗取材をし、「ああ、打ち上げの瞬間が(構造的に)見られないよぉ~」なんて嘆いている記事を書いてくれるのでしょうか?
        # あのシリーズの四巻も読みたいけれど、新作も……

        --
        ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
        親コメント
  • by the.ACount (31144) on 2009年01月28日 10時47分 (#1500628)

    日本には気球から打ち上げるロックーン (ロケット+バルーン) てのがあったが、どうなったんだろ?

    --
    the.ACount
  • by Anonymous Coward on 2009年01月27日 14時46分 (#1500037)
    有事の際には、

    1.衛星をバリバリ打ち上げるぞ!
    2.あ、姿勢制御に失敗した!
    3.あぁ、都合よく敵国の要所に墜落した~、大惨事だ、遺憾の意だ。

    という運用をする空中発射型の戦術ミサイルを獲得出来るのですね!?
    …規模によっては戦略ミサイルかしら?
    • 有事の際には、
      1.衛星をバリバリ打ち上げるぞ!
      2.あ、姿勢制御に失敗した!
      3.あぁ、都合よく敵国の要所に墜落した~、大惨事だ、遺憾の意だ。

      敵国を攻撃するのに、事故を装う必要の有る「有事」????
      後ろ暗い所の有る謀略とかですか????

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      残念ですが、日本においては衛星打ち上げと周辺国家の方向がまったく一致しませんので、
      その言い訳は通りません。

      お隣さんとかその親戚はその言い訳、通りそうですが。

    • by Anonymous Coward

      無理矢理軍事的解釈をするならばASM-1のような対艦誘導ミサイルというよりはむしろ
      空中発射型の弾道ミサイルでしょう。
      地表や海面近くを飛ぶんじゃなくて成層圏とかその上を飛ぶんですから。

      アメリカでかつて開発されていたスカイボルト [wikipedia.org]みたいな。
      あるにしても戦術級じゃなくて戦略ミサイルでしょうな。

      まあ公式には軍事用途についてはまったく触れられていませんし「空中発射型弾道ミサイル」という兵器システムじたいがあまり筋のよいモノではないと考えられてるのでそっちの方向は無いでしょうけどね。

      #通常弾頭の「戦略ミサイル」がどれほどの意味を持つのか、という点についてはさておく

    • by Anonymous Coward

      ロケットなんかはほとんど爆発しても、爆撃機よりはちょっといいかな?という程度にしかならないと思います。
      もちろん、ペイロードにヤヴァイものをのせれば別ですけど、弾道弾なんかは強力な爆弾を乗せて初めて使えるものですから。

      1.衛星をバリバリ打ち上げるぞ!
      2.あ、姿勢制御に失敗した!
      3.あぁ、都合よく敵国の要所に墜落した~、大惨事だ、遺憾の意だ。

      そのいいわけをするには、ペイロードに爆弾なんか乗せるわけにはいかないのであんまり戦術としては価値がないような。逆に相手方に使い勝手の良いカードを渡してしまうことになると思います。

      もちろん選択肢は増えますから、いざ有事の際にどさくさにまぎれて国会に認めさせ、戦術・戦略ミサイルとして運用できるように技術蓄積をすることは可能だと思います。
      まぁ、戦車も軽トラックも共通技術はある、っていう程度の話ですが。

    • by Anonymous Coward

      軍事用途なら対衛星ミサイルの方が近いんじゃないかな

  • by Anonymous Coward on 2009年01月27日 16時29分 (#1500116)

    同時にスーパーマンの開発も必要ですね。

  • by Anonymous Coward on 2009年01月27日 18時48分 (#1500207)

    地上打ち上げで実験した小型超音速実験機 [apg.jaxa.jp]は
    2002年 実験失敗
    2005年 改良機で実験成功
    とかなりの時間がかかってますよね。

    ここでいう開発期間って設計前までで使い切ってしまうような気がするな。

  • by Anonymous Coward on 2009年01月27日 21時34分 (#1500293)

    JAXA/ISASの高層大気・宇宙空間観測用ロケットの中で
    もっとも大型のSS-520ロケットは三段目キックステージを追加して
    ミニ衛星を打ち上げる構想を持ったロケットとして
    開発されていますが、既に最初からあるロケットはスルーなんですかね。
    http://www.jaxa.jp/projects/rockets/s_rockets/index_j.html [www.jaxa.jp]
    安全距離がとれる場所なら、どこでも打ち上げられ、
    (内之浦・ノルウェーのスバルバードロケット実験場で打ち上げ実績あり)
    140kgのペイロードを高度1000kmまで打ち上げられる能力を持ち、
    三段目を追加すれば、かつて日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げた
    L-4Sロケットと同等以上の能力を持っていますので、
    今すぐ出来る手段して見るならSS-520ロケットは一押しだと思います。

    即応性ある小型衛星打ち上げ手段というコンセプトがにわかに注目されていますが、
    今思えば固体燃料ロケットへのこだわりや観測ロケットの衛星打ち上げ
    転用コンセプトなど、低予算・少ない人員という身の丈に合う宇宙開発を
    心がけている事もあると思いますが、ISASの先見性は改めて驚かされています。

    • そんなポンチ絵を誇らしげに先見性とかいわれても困る、っていうか、そんなんで必要以上にISASヨイショしても誰も幸せになりませんよ。
      SS-520改造とかゆーたって相応に改造が必要だから「そのまま転用できる」なんて言葉道理に受け取る方がどうかしてるし、
      「安全距離がとれる場所なら、どこでも打ち上げられ」なんて固体ロケットなら皆そうだし、
      「140kgのペイロードを高度1000kmまで打ち上げられる能力」のロケットを打ち上げ機に改造したところで
      出来るロケットは低軌道に十数kgを投入するのが関の山だから今回の構想とは桁が二つ三つ違いますぜ。
      まして、例えばM-Vなんかをどう見れば「固体燃料ロケットへのこだわりや(中略)低予算・少ない人員という身の丈に合う宇宙開発」になるのやら。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年01月27日 21時54分 (#1500305)

    >開発費は (略) 100億~200億円、打ち上げ費用は数億円が目標

    ただし母機の調達費用は除く、だったりしませんよね。

    JAXA手持ちの機体にはエアローンチに使えるような大型機はありませんし、
    相応の改造を施すでしょうからレンタルというわけにも行きませんし、
    買ったら買ったで維持が大変そうですし……

    • これからぽつぽつ国内航空会社からも747-400の剰余も出てくるだろうし、
      もう少しシステムの規模を絞っていいなら数年内に787に押し出されてくる767あたりでいいんじゃないかしら。
      あるいは政府専用機を小回りの効く中型機3-4機に置き換えて余った747-400を……

      親コメント
      • by nim (10479) on 2009年01月27日 22時43分 (#1500332)

        >政府専用機を小回りの効く中型機3-4機に置き換えて

        まあ、政府専用機は国策で MRJ 買うことになってるみたいですしね。

        親コメント
      • Re:母機はどうするの? (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2009年01月28日 0時46分 (#1500428)

        年数回の打ち上げのためにジャンボを抱えるのが、コスト的に見合うのかなあ。
        他の実験等に使うと言っても、あれだけ大きいと燃料代もかさみますし。

        JAXA運送でも始めますかw

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        余剰747は転売されて貨物機になります.
        余剰767も海外の中小エアラインに転売されるでしょう.
        素直に近代化改修にあぶれた引き取り手のないF-15を母機に転用すれば良いのです.

        • by Anonymous Coward
          それが航空宇宙軍のはじまりであった
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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