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宇宙

日本、独自で有人月面探査を開始? 95

ストーリー by hylom
日本の「国家プロジェクト」ほど当てにならない物はない、 部門より

simon 曰く、

政府の宇宙開発戦略本部は、2025~2030年までに有人月面探査を行う構想を、宇宙基本計画の策定を進めている同本部の専門調査会に提示した(毎日新聞読売新聞)。

これまで「当面独自の有人宇宙計画は持たない」としていた方針を転換するものと思われるが、コレをみて「おお、日本もついに独自で有人宇宙船を作る気か!」とワクワクしていたのだが、宇宙開発評論家の松浦氏のブログで以下のような分析がされていた。

有人宇宙探査に限って今の所の感想を述べるなら、「これはダメだ」。この文書は、「独自をやるのかも」という期待感を抱かせつつ、実はどこにも「日本独自の有人月探査」なとどは書いていない。

要するに「日本は惑星探査をやめてその予算をアメリカの月計画に出資して座席を買おう」ということではないか?という推測である。

タレコミ子の個人的感想だが「まず低軌道に有人やってから次に月面、っていうステップを踏んでくべきじゃねえの?」という疑念がこの推測で思いっきり腑に落ちてしまったわけだが、/.Jの皆様は日本が独自で有人宇宙飛行をする是非についてはいかがお考えだろうか? 是非ご意見を聞かせて頂きたい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • しかしISASの中でも野尻さんや松浦さんに対して情報を恣意的に選択して
    リークしているように見える動きがあることもずいぶん前から気になっています。
    もし本当に懸念があるなら、リークという形ではなく、
    ご本人が表に出てきてくれると、応援もしやすいのですが。

    一方で上のような事を言ってる人 [air-nifty.com]も居るのであった。まあコメント欄含む全文はリンク先を読んでもらうこととして。

    さて、結局のところ有人宇宙活動てのはどこまで行っても国家か技術者か一部国民のズリネタにしかならないわけですが、
    それでもあえて(有人飛行の先達である諸国家のような)国民の物語とか国家の幻想の創生とかなんとか理由をつけて
    万難を排して有人宇宙活動に参入するのだ、としましょう。惑星探査よか有人活動の方がパトロンたる納税者の受けはいいでしょうし、
    どちらも(少なくとも今世紀の世紀末が見えてくる頃までは)直接世の役に立たないことには変わりあるまいし。

    「まず低軌道に有人やってから次に月面、っていうステップを踏んでくべきじゃねえの?」というのはまあそうなんですが、
    月計画用のアポロ宇宙船は地球低軌道上のスカイラブでも十二分に活躍しているし、ソユーズだって元はアレが月まで行く予定だったし、
    現在絶賛開発中のオライオンだって基本的に同じ宇宙船がISSに行ったり月に行ったりする予定なんですから、
    「長期的な目標としての月を置くこと」と「月計画用の宇宙船で低軌道から月その他近傍の天体にステップアップしていくこと」とは
    特段矛盾するものではないと思います。月を目指すからっていきなり初号機から月に向かうわけじゃあるまいし。

    そして今年初号機が上げられるHTVは生命維持機能と地上への回収機能を除いては有人宇宙船が備えるべき要件を持っていますから、
    日本がこれから有人宇宙船を作るとなればHTVの構成要素を最大限利用したものとなるでしょう。
    「宇宙で人間が活動する機械に求められる諸々の設計方針」を一から調べなくて良いのは国際協調(口の悪い人はそれを対米追従と言うが、
    「自分の気に入らない国際協調」と「○○への追随」や「土下座外交」はほぼ同義です)の大きな成果ですね。

    • 低軌道から積み重ねるというのは詰まらない。それは買って済む話ではなかろうか?
      HTVの再突入版についてはいくつか [khi.co.jp]の先例 [isas.ac.jp]があるといっても、それを有人でどうこうする事は想像したくない。
      軌道間航行などなら「HTVや」「きぼう」となじ技術が使えるのだから飛躍が無いし、地球の重力に抗する事の出来る再使用型ロケット [isas.ac.jp]が、大気がない月への離着陸探査機になって、それが物資補給機になって、有人月面着陸船になるという積み重ねは容易に想像できる。
      でも、大気圏突入はエラい技術的格差だ、夢のスペースプレーン [sfo.jaxa.jp]も根本的な奇想 [exblog.jp]を得るにも蓄積は未だ無い。
      #本心は月ではなく小惑星の有人探査
      #>ズリネタ
      中国に嫌みを張るなら宇宙より、海底ステーション [mext.go.jp]
      親コメント
  • 「切符を買う」のどこがいけないのか?ブッシュが月で練習して火星にヒトを [soranokai.jp]送ろうという話を持ち出す前からSELENE [soranokai.jp]などで月に関与をもっていたから今日本は月に有人探査計画があるなら関与したいと言える。「切符の代金」として、冥加金だけでなくデータとそれに基づいた実験計画を提示できるからだ。概念とはいえ切符の代金にはリチウム冷却超安全・超小型高速炉(RAPID-L [jaea.go.jp])も入っているかもしれない。
    総合科学技術会議で日本独自の有人活動がペンディング [srad.jp]された、H-IIの失敗など信頼性向上を優先付けられたからだ、それ以前から「何時かは有人」の文言があり2005年の長期ビジョン[pdf [www.jaxa.jp] 26ページ以降]でも同様に月への有人計画の記載がある。そしてそこには国際協力とあって「独りで」とは書いていない。平成18年のSELENEのシンポジウムでも2015年ごろに政治決断を仰ぐという発言 [umin.ac.jp]があったし、それに向けて設けられている部署でも今頃に決断に向けての審議を受けてGO!が聞けたら良いなというポンチ絵 [jspec.jaxa.jp]が描いてある。
    そもそも、そのような部署や先に述べた原子炉の概念設計などは前向きに予算が投じられていないと、投じる決断がなされていないと出来ないし、今回の有人の話は突然生じたものではない。
  • マンガの読みすぎ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年03月10日 16時27分 (#1528376)

    あぁ、MOONLIGHT MILE [wikipedia.org]ではH-2Aに人が乗ってたよね。マイナーだけどパスポート・ブルー [wikipedia.org]でも乗ってたな(こっちは正確にはHOPE-Xだったけど)。

    宇宙飛行士がいればISSへ行ける訳じゃない。ソユーズやシャトルに乗せてもらってISSまで行くのと、自力で行くのには天と地ほどの差があるんだが、どうも脳内でごっちゃになってるとしか思えない。人を運ぶためにシステム全体に要求される信頼性ってのは文字通り桁違いで、現在の日本にはその技術は無い。N-1の時みたいにアメリカにお願いして(多分大枚払って)教えていただくのか?その技術を自分のものとして吸収して、ロケットを完成させるまでに何年かかったかもう忘れたのか?

    多分、毛利さんは判っててあえて「二足歩行ロボット」なんて話を出してるんだと思う。正論を直接ぶつけたってどうせ聞く耳持たない連中ばかりなので、「二足歩行ロボットによる月探査」というインパクトのあるアイテムをだしにして、遠まわしに「有人月探査がやりたいなら、まずは自力でISSまで行ける技術(まぁ、ISSの運用がいつまで継続される判らないんで、正確にはそれと同程度の技術)を確立すべき。それまでは無人探査にとどめておけ」と言いたいんじゃないかと。

    • Re:マンガの読みすぎ (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2009年03月10日 17時47分 (#1528428)
      夢が無いですね。
      そういう意見を目にするたびに思うのは、「実際に行くには現在どのような技術が欠けていて、それをどう実現するか」という「絵空事を真顔で考える人」と、そういう「傍から見ると無謀な挑戦に投資するクレイジーなお金持ち」の絶対数ががアメリカには多く、日本にはそれほどいなかった。というコトだと思いますよ。
      変なとこで斜に構えて夢を語らない日本人。
      「Change!」とかいうのが流行ったのを見定めてから「それもそうだよね~」と重たい腰を上げる日本人。

      日本人のSFはS(シンジラレナイ!)F(不可能だろ!)ですか?
      親コメント
      • by nmaeda (5111) on 2009年03月10日 18時38分 (#1528450)

        子供の夢と大人の夢は違うよ。大人は実現可能性を検討する。

        >「実際に行くには現在どのような技術が欠けていて、それをどう実現するか」という「絵空事を真顔で考える人」

        だから、それがまずはISSと云うことなんじゃない? 本当ならまたマンガの読み過ぎだと切って捨てて良いレベルの話なんだけど、実際に実現する方法を検討すると、まずはISSまで自力で行って、ノウハウを蓄積しようと。何しろ、日本は有人で打ち上げて帰ってくる(つまり、ガガーリンさん)ことさえ、経験ががないんだから。

        親コメント
  • by CowardDuck (25674) on 2009年03月10日 23時01分 (#1528564)
    確か IT 成金の誰かがコメリカとかいう感じの名前の国の
    宇宙旅行を企画した会社に多額の寄付をしてなかったけ?

    そのことを激しく思い出す。
  • by cogito (25709) on 2009年03月10日 21時45分 (#1528528)

    個人でつくってしまおうとしてるとか...

    http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200903101504 [technobahn.com]

  • by Anonymous Coward on 2009年03月10日 14時17分 (#1528282)

    日本が誇る企業の技術の粋を集結し、今こそ月への有人宇宙船を!
    てな感じでやるべきじゃないですかね。
    宇宙船に「Sony」とか「Toshiba」とか、F1みたいに社名を描き。(うんカックイイ)。

  • by Anonymous Coward on 2009年03月10日 14時41分 (#1528299)

    二足歩行ロボットを月面に……ですか。
    えーと……

    そのロボットが意図せぬ大活躍でどんどん調査を進め、
    突如黒い四方体を発掘し、
    太陽が天頂に差し掛かる頃、
    突如人工知能としての進化が芽生え……

    まぁ冗談はさておき;
    アポロ計画がどんだけのコストを注ぎ込んだか知った上での検討なのかわかりませんが、この案が巨額な予算を必要とするのはどう考えても確実なわけで、そんなお金はあるのなら無人探査機等の「強み」を一層強化するのが当然の流れなのでは?と思ったことです。
    ましてや、この案を進めるために「はやぶさ」後継を含めた他の宇宙開発案件が縮小や廃止に追い込まれてしまう可能性があるのであれば、極めて憂慮すべき事態だと思います。
    野尻ボードとかでも同じような論調ですね。そりゃそうだよなぁ。

  • by Anonymous Coward on 2009年03月10日 14時43分 (#1528302)

    アポロ計画のような膨大な予算を出せるとも思えないしな。
    麻生がJ・F・ケネディのマネ事をやってみたくて、言っただけなんじゃないかと。
    でそれを周りがあわてて、少しでも現実的な路線に向かわせるように言い回しをひねくりまわしたとか。

    しかし来年は2010年か。小説や映画では、ソ連、中国が木星まで有人宇宙船を飛ばしているはずだったんだが、
    まだ道は遠いなぁ。ソ連なくなっちゃったし。

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