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テクノロジー

石油メジャーのシェル、代替エネルギーから手を引く 31

ストーリー by hylom
いまこそ日本の出番です、 部門より

soltiox 曰く

テクノバーンによると、石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルは、

石油に代るエネルギー手段として進めてきた風力、太陽光、水力などの各代替エネルギー手段への投資を全て停止する方針を明らかにした。

とのことです。

もちっと安心できるネタ元が無いかしらん、と思ったのですが、情報弱者な私にはイマイチなネタ元しか拾うことが出来ませんでした。ただ、代替エネルギーからの離脱に関しては直接的な言及は無いっぽいものの、フォーブスの報道によると、原油の下落で台所事情が苦しいんだよ、みたいな記述がありました。

確かに現状では、代替エネルギー開発はコストに見合うリターンが、期待できないのかもしれません。しかし、化石燃料依存の現状に寄りかかったまま、というのも、私は問題があると考えます。その意味で、巨大なエネルギー企業が代替エネルギーから手を引くことは、今後、様々な影響があるのではないかと予想しています。さぁ、人類と地球の未来を見据えて、レッツ床屋政談♪

Reutersによると、「ロイヤル・ダッチ・シェルは風力および太陽光エネルギー開発について大規模な投資は計画せず、また水素エネルギーが(現在の石油のような)重要な役割を果たすことはないだろうとしている」とのこと。また、「再生可能なエネルギー」分野についてはバイオ燃料のみに限定して投資を行うということも述べているようです。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by oddmake (1445) on 2009年03月22日 17時35分 (#1535603) 日記

    本家/.orgのShell Ditches Wind, Solar, and Hydro [slashdot.org]と、そこの元ネタであるGuardianの
    Shell dumps wind, solar and hydro power in favour of biofuels
    などが英語のニュースとしてはありかと。

    Energy Efficient News記事 [energyefficiencynews.com]にはより環境負荷の低い次世代バイオ燃料計画への投資を行い、藁からのエタノール生産技術を開発しているlogen [iogen.ca]、木材チップの廃材を利用するプラントのCHOREN [choren.com]といった既存のパートナーとの協働や、新たにCodexis [codexis.com]とより効率的なバイオ燃料作成技術の開発で協力関係に入り、海草からバイオ燃料を生産する実験プラントをハワイに作ることなどが触れられています。

    # 本家には代替エネルギーから手を引くじゃなくって、バイオ燃料に注力だろうこのタイトルってフレームのもとだよな [slashdot.org]みたいなコメもついてます。一応参考までに。

    --
    /.configure;oddmake;oddmake install
    • by Anonymous Coward on 2009年03月22日 18時34分 (#1535616)

      タレコみ元ネタのテクノバ~ンの報道とやらにも

      > シェルでは経済的に採算の合う代替エネルギーとして唯一、穀物から生産されるバイオ燃料を挙げており、今後は、代替エネルギー分野ではバイオ燃料関連に資金を集中させる。

      ってちゃんと書いてますね。

      親コメント
      • by Alef_F (27309) on 2009年03月23日 16時03分 (#1536275)

        経済的に採算の合う代替エネルギーとして唯一、穀物から生産されるバイオ燃料を挙げており、今後は、代替エネルギー分野ではバイオ燃料関連に資金を集中させる。

        他のコメントでは、穀物以外のバイオマスから生産されるバイオ燃料の研究が挙げられてますが、どうして「穀物」限定なんですかね?
        アメリカだとトウモロコシ由来のエタノールとかが使われているようですが、これはトウモロコシの市場価格が下がらないようにする、農家への補助金的な国策によって成り立っているようなものですし、穀物ではないですが、ブラジルのサトウキビ由来のエタノールも国策でやってるからこそ成り立っている可能性も結構あるように思います。
        アメリカのこの政策が発表されてからトウモロコシだけじゃなくて穀物全般の市場価格が上昇して、国連や研究者から、多数のつっこみが入っていたはずです。

        それとも、「実際に稼動して商用利用もされている代替エネルギー」としては唯一、なのかしらん?

        親コメント
        • by dameneco (33758) on 2009年03月23日 18時05分 (#1536352) 日記

          15%程度の濃度の米又は葡萄を原料としたバイオエタノールが適してます。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            葡萄を原料とした40度くらいのをお願いします。もちろんセ氏じゃなくてアルコール度数で。

            お酒は好きじゃないが、おいしいお酒は好きだ。
            それでもボトル一本を半年かけて空にするのがやっとだが。
            #低燃費?w

            • by Anonymous Coward
              半年もかけて飲んでたら、どんだけ味覚にこだわりない人でも気付くレベルまで味はボロボロに落ちてると思いますが、、、
              ブランデーの話だとしても、よほど管理を徹底した保存状態でもなきゃ、ボトル空けてまっとうな味なのは1日か2日が限度ですよ。
        • by Anonymous Coward on 2009年03月23日 16時32分 (#1536298)
          >どうして「穀物」
          それは藁や海草みたいなセルロースに比べて分解が容易で、大量に均一の性状で安定して入手できるからです。
          親コメント
      • Re:関連ページとしては (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2009年03月23日 14時39分 (#1536201)

        って事は「いろいろやってみたけど、見極めが付いた」って感じか。

        まあ、シェルは金はあっても太陽光や風力で競争を続ける競争基盤的にはどうか?ってのもあるからね。
        太陽光では半導体の本気でやっている会社とか、風力は電機系とかとの熾烈な競争が必要。
        そしてそれは現状の本業とはちょっと違う系統の技術。

        それに比べれば、バイオ燃料は生産でそれほど強いき競争相手企業は現状いない上、自社の本業のインフラ
        資本が十分に活用が出来ると。

        親コメント
        • Re:関連ページとしては (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Ambitious Coward (31380) on 2009年03月23日 17時11分 (#1536323)
          余計なところで油を売ってられないということですね。
          あれ、油を売るのが本業だっけ。
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            >あれ、油を売るのが本業だっけ。
            米国ではバイオ燃料がエタノールを指すことが多いことを考えると、自動車や産業機器用の液体燃料として有望な分野に集中投資するのは経営判断として当然かと。
            発電事業も火力発電所などは優良顧客に違いはないので、それらと競合する分野は避けるべきでしょう。
            いずれにしても発電事業は供配電が伴いますし、それらのノウハウは顧客である発電事業者を買収でもしない限り手に入りませんが、それは優良顧客を失うだけでなく、エネルギー事業の上流から下流までを支配することになり、独禁法だとか政治的なリスクを抱えることになります。
    • この2008年のアニュアルレポート(PDF) [shell.com]が元ではないでしょうか. ちょっと長いのでちゃんと読んでませんが.... この中でも出てくる数はすくないですが,開発は継続します...とよめますが....
      --
      --------------------------------------人生ってなんどすか? katsuyas
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年03月23日 16時03分 (#1536274)
    去年昭和シェルが太陽光発電に大規模投資 [diamond.jp]で騒がれてたんですけどねえ。社長インタビューでも石油がなくなるのは確実だから開発投資は当然みたいなこと言ってたし。親会社からストップかけられるのかな。
    • 昭和シェルソーラー [showashell-solar.co.jp]という会社まで作ってるので、
      昭和シェルは撤退しないんじゃないかなぁ。
      親コメント
      • ここの太陽電池は品質いいですからね、高いけど。
        昔、中古のSP75 [greenpost.jp]を使っていたことがありますが、
        経年劣化も少ないし、それなりに十分な発電量を稼げる、いいパネルでしたよ。
        中身はシーメンスあたりの作ったドイツ製みたい。

        自分のいる所だと、計測時にチャージコントローラ入れた状態で最大50Wぐらいは出力できたかな。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年03月23日 20時02分 (#1536410)

          「ここの太陽電池」ってそれ結晶シリコン太陽電池の輸入品でしょ?
          ちなみにいまそれの「品質」ってことでいうと、
          結晶シリコン系の変換効率は、アメリカのサンパワー、日本の三洋あたりがトップ
          だと思ったけど、違う?
          昭和シェルの主力はCISだからcyber205さんが言ってるものとは
          違うものだと思う。

          親コメント
    • 一方、シャープはその役割を取って代わろうとしていた。

      http://www.sharp.co.jp/corporate/news/081127-a.html [sharp.co.jp]

      21世紀は発電メジャーの時代か?
      この分野で日本企業は決して安泰というわけではなさそうですが、がんばってほしいものです。

      --
      閾値は 0 で
      親コメント
    • 親会社としては独占的利益を得ることが困難な太陽光発電や風力発電はうまみが無いから,
      バイオ燃料に注力するということではないのか?
      バイオ燃料,バイオ燃料を生産する農地を独占することは出来る.
      • バイオ燃料も案外むずかしいと思うな。バイオ市場の高騰はアメリカの間違った政策によるものなんだから。

        バイオ燃料は石油にくらべて生産コストが高い。とにかく土地面積が絶対条件で、生産量が自然環境に依存するから、土地も場所を選ぶし、天候が悪いととたんに生産量が激減する。石油と違ってプラスチックにすることが困難。
        もちろん、食料高騰を誘発してしまう。
        市場を簡単に独占することも困難だよ。土地でなく、農業を独占しないとダメなんだから。AGFでも買収すればかなりの影響力を得られるかもしれないけど。

        他の発電方法もあまりに課題が多すぎる。太陽光発電は巨大な半導体だからシリコンを浪費するし、変換効率がたとえ100%になったとしても、街中の屋根や壁面をパネルにしても、既存の発電方法の何割かを代替させるには電力が全然足りない。砂漠をパネルで埋めたら、自然環境の大幅は変化は確実だろうし。

        だから、もちろん、それらの産業は今後、大きく発展するだろうけど、石油はまだまだ捨てたもんじゃないって、考えたんじゃないかな。景気が悪くなったから、本業に資産を集中させたいということもあるだろうね。

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        タネも押さえないと。
        (モンサント買うのにはいくらかかるんだろう?)
  • by Anonymous Coward on 2009年03月23日 16時21分 (#1536287)

    ・発電プラント関連はGEがあまりにも強いので、後発で参入しても開発競争で負ける公算が高い。
    ・大量生産によるコスト競争期にはいっているため、後発で参入してもコスト競争で負ける公算が高い。

    だったら自分の強みが行かせるところに集中投資するのは当然の成り行きですよ。液体燃料の輸送インフラや、顧客はすでに持っているので、投資対効果も高いでしょうしね。

  • by Anonymous Coward on 2009年03月23日 16時45分 (#1536307)

    欧州Shellの太陽電池パネルは品質が高いって聞くので(あくまで伝聞)。
    ただもともと事業規模が大きくなくてむしろ縮小しつつあったので、「ああやっぱりか」という感想です。
    競争も激しいので、得意のバイオ燃料に経営資源を集中するのは理解できます。

    でもやっぱり、もったいないなぁ…。

    # うわさ主体なのでAC

  • 読みにくい (スコア:0, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年03月23日 17時05分 (#1536318)

    >もちっと安心できるネタ元が無いかしらん

    そんな、唐突に「しらん」と断言されても困る。

    • by Anonymous Coward

      「知らない」を「しらん」と書くのは方言だが、終助詞の「かしらん」の方は(冗長だが)まともな日本語なので、読みにくいなら自身に問題があると思う。もともと「かしらん」は「そうであるかどうか知らない、わからない」という意味なので、断言に解釈する方がおかしい。まあ、(狭義の)口語なら「しらん」を使うのも無理はないが、現代文語で「しらん」は許されないだろう。

      # だって、知らないんだよ。断定できるわけがない…?

      • by Anonymous Coward
        シェルだけにちゃんとしたタレコミ「かい」て欲しいものです
        ホタテを舐めるなよ
      • by Anonymous Coward
        「かしら」に「ん」を付けたような意味で使ってる方が多いんじゃないのかな
      • by Anonymous Coward

        ひどい珍説です。

        「かしらん」は
        係助詞「か」+「知る」の連体形+打ち消し「ぬ」= かしらぬ
        が訛って「ん」になったもので、否定としても疑問としても「かしらん」の由来は同じです。

        現代では否定用法が強く残り、この形のまま疑問として使う用法は文語の特に古い文体に限られており、
        「ん」の抜け落ちた「かしら」が女性言葉として残っているだけの廃れつつある表現です。

        その様な表現を使っているにも関わらず、意味を理解せず正しく漢字で書かなかったり、
        句読点や疑問符の打ち方がおかしいので、要らぬ誤解を招いているのです。
        他のコメントでも指摘がありましたが、「かしらん」をどこかで見かけたので「かしら」に変化した物を一種の勘違いで「ん」を付けてみた様な無用な用法であるだけの事が、多い気がします。

  • by Anonymous Coward on 2009年03月23日 18時57分 (#1536376)
    火星移住の。
  • by Anonymous Coward on 2009年03月24日 1時16分 (#1536621)

    ビアフラを滅ぼしただけのことはある

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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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