文科省、経済対策で理科教材費に200億円 144
ストーリー by hylom
箱物投資 部門より
箱物投資 部門より
そもそも「米百俵」の逸話って…… 曰く、
asahi.comの記事によると、今年度補正予算をあてて深刻な景気後退に対応する政府の新経済対策(経済危機対策)として、文科省は小中高・特別支援学校に理科教材費200億円を盛り込んだ。ここ数年の実施額と比較して15倍にもなる。授業時間増に舵をきった学習指導要領改正が前倒し実施される理科・算数/数学への対応も視野にいれられた施策のようだ。
日本においては「世界でも稀なほど多くの理科教材会社があります」などと言われており、購入費の半額を国が補助、残りは公立は自治体、私立は学校が負担する仕組み。しかし科学技術振興機構と国立教育政策研究所の調査では、「設備備品の不足」を観察・実験の実施の障害と考える教員が多く、1~3割の教員が平均で8,000~1万3,000円の教材費を自費負担している実態が明らかにされた。教材が少ないため教員の実験を見せるだけで終わってしまい「器具が少ないので見せるだけで子どもに体験させられず、理科の面白さが伝えられない」などの声が上がっていたようだ。
教育への資金補助は国内産業育成である一方、国の将来への長期的な投資である。これまでの理科の授業で行われてきた理科実験・観察以外にも、子供たちの興味を引くような面白い実験が数多くあるだろう(最近ではタレコミ人はミルククラウンを撮影するデジタルカメラを使用する方法と電子回路を自作する方法の比較が興味深かった)。/.Jの皆様で、子供たちが興味を引く実験のアイデアをお持ちの方、情報を持っている方があればコメントで補ってもらいたい。
出雲市での取り組み (スコア:5, 興味深い)
「設備が不足しているなら共有してしまえ」ということで出雲科学館 [izumo.ed.jp]が作られ、市内の小中学校の理科室となって授業の一部を担っています。
ここまでやらなくても中学校の設備を小学校側に貸すとか出来ないことはないと思います。政治的に難しいでしょうが。
出雲市の場合は教育委員会が主導だったようで、政治的には恵まれていたようで。
小学1、2年生には理科の授業が無い (スコア:2)
関連した話題がないようなので、ここに追記させてもらいます。
小学1、2年生の「理科」復活を=技術立国の推進へ提言-経済同友会 [jiji.com]
出雲科学館の理科授業の対象が小学3年以上になってるのが不思議でならなかったのですが、理科の授業そのものが無かったんですね。
#学研の「1年の科学」「2年の科学」の内容がものすごく気になってしまいます。
Re:小学1、2年生には理科の授業が無い (スコア:2, 参考になる)
「理科」という科目は無くなりましたが、「生活」で、理科的なことも教えてます。
昭和52年度小学校学習指導要領 理科 第一学年 [nicer.go.jp](1・2年に理科があった最後の学習指導要領)
平成元年度小学校学習指導要領 生活 第一学年 [nicer.go.jp](1・2年に理科がなくなった最初の学習指導要領)
といった感じで、「生活」では、「理科」にあった「(4) 風,ゴム」「(5) 磁石」「(6) 物の影」が無くなってますので、かなりのボリュームダウンなのは確かですけど…
老人天国ニッポン (スコア:3, すばらしい洞察)
老人に掛かる年金や医療費が莫大な反面、学校教育など将来を担う世代への予算配分は微々たる物なんですよね、この国は。これほど福祉=老人を連想する福祉制度を敷いてる国なんて他に例を見ません。
少子高齢化なんて騒いじゃいますが子を育てなければならない勤労世代から派手に搾取して、棺桶に行くしか人生が残ってない世代に浪費(将来ない物にカネ掛けるのは「投資」ではなく「浪費」です)してみたり、子供を育てなくても老人になれば国が面倒見てくれるって変な安心感で子育てのインセンティブすら奪っています。で、高齢者医療制度を施行してみればその恵まれすぎた老人の自己負担がわずかに増えたくらいでギャーギャー騒いだり、給与明細に「特定保険料」を明記したりするくらいで世代間対立を煽るとか抜かすわで、もうお先真っ暗なんですが。
なんかオフトピになってしまってますが、こんな無駄金あるなら教育費くらい国が全額持ってもいいのではないでしょうか?学費は高いわ教材には不足するわ、教材どころか教員の質まで低いわで塾通い必須でまたカネ掛かると、子育てするのが踏んだり蹴ったりって状況です。しかも給料から搾取される高額の社会保険料や税金は全く還元されない。
で、子供の方もカネないから教育水準は上がらない、特に理科系なんて最新技術に対応できないもんだから古くて社会では役に立たない基礎理論の詰め込み教育になって学問がつまらない・・・など、なるべくして理科離れしています。
さて、たった200億円の教材費で何が買えるんでしょうか?無駄遣いも甚だしい医療費は30兆円余りの規模なので、その0.01%にも満たないレベルですが。
Re:老人天国ニッポン(おふとぴ) (スコア:2, すばらしい洞察)
そういう発想自体が安易でしょ。
高齢者の福祉・・・を担っている(実際に労働してる)のは、若者ですよ?
福祉にかけるお金を増やすってことは、福祉(老人介護etc.)で働いている
若者の待遇をあげるってこと。
(もちろん「それだけ」じゃありませんが)
もし介護保険やらなにやらが無くなったら、「親の介護」が、子供世代に
ずっしりのしかかるわけです。
公的に保証してくれなければ、私的に何とかしなくちゃならないわけで。
実際今でも、仕事辞めて親の介護してる人とか、けっこういるんですよ?
田舎の親の介護のために、毎週遠距離通ってる人とかも。
そういう人をもっと増やせ、ってことなんですかね?
「年取ったヤツは殺してしまえ」って暴論じゃない限り、高齢者福祉を
削れば若者の取り分が増えるはずだなんてのは馬鹿馬鹿しい話です。
#組織内での「老害」をなんとかしろ・・・っていうのは、また別の
#問題だけど、「仕事をしなくても悠々暮らせる」保証をする方が、
#むしろ上の人たちは辞めてくれるのかもしれず
問題は、介護にしろ教育にしろ、「人間を大事にする」ためには、費用も
手間もかかるんだ、ってことを、社会がよくわかってなかったところ。
それを必要経費として計上してこなかったこと。
必要な費用を払っていないのに、それに気づかず「利益こんなに出たー!」とか
喜んで来ちゃったってこと。
#つまり「所得倍増計画」あたりから見直さなきゃならんつーことかな
みの3号
〜愚か者にも三分の理〜
Re:老人天国ニッポン(おふとぴ) (スコア:2, 興味深い)
ちなみにわたしの基本立ち位置は「老人福祉が社会の基幹」じゃなく、「老人福祉も教育も医療も含む、社会の維持やメンテナンスにもっと費用をかけるべき」です。
小さなパイを年寄りと子供で奪い合うんじゃなくて、パイ自体をもっと大きくするべきだってことですね。
>老人福祉は社会全体では富を生み出さないので純然たる消費
「消費」ってことは、誰かがその費用を受け取ってるわけだから、無駄になってるとは言えないのでは?
#むしろお金持ってる人にはどんどん消費してもらった方が、富の再分配という意味ではけっこうかも?
>一昔前は要介護状態になれば速やかに死に向かった
どのぐらい昔をイメージしてるんでしょう?
三十数年前に倒れた父方の祖父母は、その後意識不明の寝たきり状態で栄養だけ点滴されて十年近く生きてましたけど。
その間の父兄弟の経済的負担と言ったらそれはもう・・・(実家売ったうえ、伯父は借金抱えてましたねえ)
むしろ最近の方が、リハビリしたりして社会復帰させてくれるようなんですがね。
もちろんリハビリには人手も費用もかかるけど。それでも十数年寝かしておくよりは、たぶん安くつくと思います。
「要介護」から「ちょっと手助けがあれば普通に暮らせる」レベルに回復することもあるわけですし。
#実際、祖父が倒れたのは祖母が入院した後、一人暮らしの生活が乱れて持病が悪化したからなので、
#ここで手助けがあれば入院しなくて済んだわけです
ついでに言えば、「速やかに死に向かった」ような時代には、教育水準も低かったですよね。
大学進学率なんてほんの数パーセントで、中卒(もしくは高等小学卒)で就職するのが普通でしょ。
そういう時代が良かったということなのかしら?
>だいたい何もしなくても老後が安泰なら、金と手間を掛けて子育てするかよ。老後の心配が子育ての原動力になってる所を否定すべきではない。
「老後の面倒は子供に見てもらおう」=「親の老後は子供が見なくちゃならない」ってことなんだけど、それは子供世代にとって「負担」にはならないんですかね?
早くに親を亡くした人がラッキー、って社会を作りたいのかなあ?
「年取って使い物にならなくなったらさっさと死んでくれ」って社会になったら、子育てなんかしてる場合じゃないですよね。元気なウチに人生を楽しんでおかなくちゃ。子育て終わってからの悠々自適なんて期待できないわけだから。自分のために貯金もしておかなくちゃね。
自分が親の面倒を見ない(あるいは、さっさと死んでくれと思っている)のに、自分の子供は見てくれるなんて期待できないし。
で、できるだけ健康維持に時間とお金を使って、元気で長生きしたいものね。お金さえあれば要介護状態になって「不要」判定される前に十分な医療を受けることも出来るでしょ。
「老人の面倒を見ることがすべての元凶」ってのは、「老人福祉が社会の基幹」と言うのと同じぐらい暴論じゃないでしょうかね?
#わたしも一部の高齢者が「求めすぎている」ケースがあることは確かだと思います
#モンスターペアレンツならぬモンスターエルダーズ、ですかね
#でも、それを理由に全部を切り捨てろはおかしいだろうとも思うわけで
みの3号
〜愚か者にも三分の理〜
Re:老人天国ニッポン(おふとぴ) (スコア:1)
>#モンスターペアレンツならぬモンスターエルダーズ、ですかね
>#でも、それを理由に全部を切り捨てろはおかしいだろうとも思うわけで
その具体的な事例は、またその場合なにが問題だと言いたいのでしょうか。
ぜひ聞いてみたいです。
Re:老人天国ニッポン(おふとぴ) (スコア:1, 興味深い)
>小さなパイを年寄りと子供で奪い合うんじゃなくて、パイ自体をもっと大きくするべきだってことですね。
パイはどうやっても大きくならないよ?GDPの限界があるので。GDP大きくするために経済成長を目指す?それが出来るもんならとっくにやってます。経済成長に肝心なのは人材だけど、その人材育成には教育投資が必要ですよね?なのに教育関連予算は驚くほど低い。逆に老人福祉は膨張する一方。自ずと対立軸が形成されます。
>三十数年前に倒れた父方の祖父母は、その後意識不明の寝たきり状態で栄養だけ点滴されて十年近く生きてましたけど。
気の毒な話とは思いますが、それは生きていてはいけない状態だと思いますよ。当事者の負担も大きいですが社会に掛ける負担も莫大なものになります。ユニセフみたいな例えは嫌いですが、例えばそのお金で何十人の学生の教育費が賄えますか?まんまユニセフな表現では何百万人の途上国の子供が救えますか?まだ国際貢献に使った方が活きた使い道になります。
>大学進学率なんてほんの数パーセントで、中卒(もしくは高等小学卒)で就職するのが普通でしょ。
大学進学率が高すぎる現在の方が問題だと思いますが。高校は義務教育が3年伸びたみたいになっていますし。しかも「みんなが高等教育を受けるようになった」のではなくて、「高校大学のレベルが下がった」状態です。かつての大学の役割は教養の場であって実業教育は行っていなかったので本当の高等教育だったんですど、今、その役割を果たす大学は存在してないです。強いて挙げるなら東大の教養学部くらい。
だいたい社会全体で全員が知的労働に携われるわけではありません。現在では大学卒でも昔の中卒と同じ仕事をしていたりするので、何のための大学なのかも分かりません。そういう低レベルな人のために多大な貢献をする可能性がある1人の秀才を育成するチャンスが失われているとすれば、国家として大きな損失です。
>「老後の面倒は子供に見てもらおう」=「親の老後は子供が見なくちゃならない」ってことなんだけど、それは子供世代にとって「負担」にはならないんですかね?
長生きの親であっても介護は必ずしも訪れる負担ではないんですけどね。晩年まで健康なまま過ごし、致命的な病で短期で寿命を終えるのが通常のケースですから。それが糖尿病など生活習慣病に拠る慢性疾患を抱えてみたり、致命的であった病をQOL下げてまで人為的に延命された場合は大きな負担になりますが。昨今はこのケースが激増しているので介護が社会問題化しています。
当然、そうなった場合は自らの子供への負担にはなりますが、身近に負担を求める場合、本人も要不要を判断するので無駄な医療は避けられる傾向に繋がります。負担者の顔が見えなければ病院の待合室が老人サロンと言われるように浪費しまくるわけですが。また、生活習慣病が原因だとあまり同情の余地もないので放置でしょう。。。
>早くに親を亡くした人がラッキー、って社会を作りたいのかなあ?
早くに親を亡くすのは当事者にとっては辛いことですよ。その辛さと引き替えであれば、長生きされた場合とどっちがラッキーかなんて分からないと思いますが。
Re:老人天国ニッポン(おふとぴ) (スコア:1)
では公式のソース(平成20年版厚生労働白書、PDF) [mhlw.go.jp]を。
医薬品比率の21.2%ってのは先進国中では飛びぬけて多いらしいんですが、その上の表(国際比較)をみると分かるように、その原因の一つは医療費自体が先進国中では最低レベルに少ないことによるものなので(薬剤の価格に諸外国と大きく差をつけることはできません)、「どこに消えてるか」の答えは、「どこにも消えていない」っていうことになります。
# 「道路に消えている」という言い方をする人もいますが、こっちはソースを持ち合わせていません。
Re:老人天国ニッポン (スコア:2)
医者に行って自分が払う金額と、そのおよそ2倍が国から医者に「診療報酬」として払われるわけで。
福祉制度を見ても、小泉の医療制度改革で老人も負担額が増えたし、最近だと後期高齢者医療制度が問題になったばかり。
日本の福祉は既にそんなに優れてないだろう。
「老人が悪い」みたいに言っても、少子化問題をさんざん放置してここまで無策できたのは全日本人の総意だろうw
Re:老人天国ニッポン (スコア:1)
>>日本の福祉は既にそんなに優れてないだろう。
数字でみれば、かなり優れているみたいですが。
>マスコミのネガティブキャンペーンのおかげで、医師が悪者にされていますが、
今でも諸外国(特に米国!)にくらべると医療費はかなり安いので、医師の診療報酬は
何割か増やしてもいいとおもいますけどね。
ただ増やすだけじゃなく、周産期医療と救急医療をドンと倍くらいにしたらどうでしょうか。
Re:老人天国ニッポン (スコア:2, すばらしい洞察)
>少子高齢化なんて騒いじゃいますが子を育てなければならない勤労世代から派手に搾取して、棺桶に行くしか人生が残ってない世代に浪費(将来ない物にカネ掛けるのは「投資」ではなく「浪費」です)してみたり、子供を育てなくても老人になれば国が面倒見てくれるって変な安心感で子育てのインセンティブすら奪っています。
というように、本来対立関係にないのに、あたかも世代間のゼロサムゲームであるかのように「どちらかを手当てすればどちらかが割を食う」との方向へミスリードをしてしまうのが話を先が見えないものにしている。
まともな政治家ならどうしたって老人人口が増えるのなら、それを単なる負担とするよりも、いっそ医療福祉を産業として育成することを考える方が建設的だと思うんですが、なぜか文字通り公共工事の土木建設にお金が流れちゃう訳で。
Re:老人天国ニッポン (スコア:1)
ホンキで言ってるんなら『棺桶に行くしか人生が残ってない』段階になったら
社会に養ってもらわないで自殺してくださいネ(はぁと)
♪潔くカッコよく生きてゆこう
Re:老人天国ニッポン (スコア:1)
>無駄遣いも甚だしい医療費は30兆円余りの規模なので
まあ、見る人が見れば無駄があるのかもしれませんけど、
誰でも受けられる医療としては世界で最高水準で、
なおかつ費用は(OECD調べでは)GDP比でみると先進国でも
指折りの低さですから、あんまりぎちぎちしめなくても、
と思いますけどね。
老人の医療費が増え続けるのは確かに課題ですが、
それにはいい解決方法があります。
そもそも老人の医療費が増えるのは、老人の数が
増えるからなので、老人の定義年齢を毎年ちょっとずつ
あげていけばいいんです。
(実際、年金はそれに近いことをしてますし)
で、その分長く働いてもらいます。老人が増えるのは、
基本的には寿命が長いからで、つまりその分元気に
働ける老人も多いということでしょう。
それこそ、メーカーの技術者なんて、65歳で定年退職、
それから5年間は小学校で理科の実験補助とか。
Re:老人天国ニッポン (スコア:2, すばらしい洞察)
>技術立国ニッポンを成し遂げた老人たちの、せめてものご褒美としての今の福祉だと思って大目に見てあげられないものですかね。
大目に見れるのは影響が軽微な場合。老人のせいで若年層が超貧乏とか国が傾きそうとか、それは大目に見れるとは言わない。
あと、技術立国ニッポンを成し遂げた老人はとっくに死んでる。「貢献した」まで範囲を広げるなら80歳以上か?貢献はしたが負の遺産も多いので功罪ありって感じ。これから老人になる団塊世代は借金作っただけなので大目に見る対象でもない。
>老人が幸せそうじゃなければ、どうして子供たちに将来の夢を与えることができるんでしょう。
老人が幸せそうで自分ちの生活が貧しかったら、単に恨み妬みの対象になるだけ。
>もっとも、幸せ≠裕福だというのは、高齢者ほど承知しています。
>年を重ねれば重ねる程、幸せは金では買えないということが身に染みてわかってきますので。
金持ちすぎの老人がそれを言ってもな。金意外の幸せを求めて60歳以上になっても引退せず若い世代が割を食ってるのもな。
20~30代が超貧乏なのはやばいぞホント。
若者地獄ニッポン (スコア:1, 興味深い)
せめてものご褒美に老人一人頭、若者2人分の人生を要求するノリなんですけどね、、、この先の年金とか。
少子高齢化で昔とは違う社会構造なんだし、若い人のためにも、老人は子供にたからず自立して最後まで生きて欲しいです。はい。
# 俺の青春時代は自宅で老人介護に消費されたのでAC。いや、本当に無理だから(--;
# まぁとはいえ、将来年金貰えるかも怪しいってのも、みんな貯蓄しちゃう理由の一つだとは思うけどさ。
モノよりもヒトを (スコア:3, 参考になる)
面白い先生がいないのもあるんじゃないかと。
面白い先生というか、偏屈者というか。授業でへんなことから変わったことまで(笑)教えてくれる
先生は概して学校職員内での評価が低かったりするので、結果として職員室内でかちあってたり
してます(ただしソースは俺)。
んで、そういう先生は自腹で教材用意して、「変な実験」をクラス児童or生徒全員に体験させちゃう
もんだから、問題になってしまって、の繰り返しもあるような気もします。
例)身近なものを燃やすと何色になるか(炎色反応)って実験するだけで
児童or生徒が放火する原因になるからやめさせろ とかどんだけゆとりPTAなんだとか
おもったりとかしますがそれが現実なんでしょうか。
TVでぜんじろう先生の授業見るとわくわくしてたまらんのですが、授業でやっちゃ
だめなんですかねえ。
( ´・ω・`)いままでとこれからを比べる生活
ぱんかれ
Re:モノよりもヒトを (スコア:1, 興味深い)
教師の個々の能力と意欲は高い,ゆえに現場の創意工夫で問題に当たれ,という精神論が,
労使双方にとって都合の良い聖職神話として,現実と解離しながら安易に流布され続けた結果,
その破綻が表面化しつつある,というのが現状の総括ではないのでしょうか?
そこで能力と意欲の高い教師を選抜し育成するシステムを作ろう,という取り組みの結果も,
毎年の新しい工夫の数を競いつつ効果の確認も比較も曖昧な,自己満足のための評価制度。
いっそ教師の一部を短期の単純労働と定義しなおして,個々の能力と意欲を前提とせずに,
教育システムの自動化と指導マニュアルの標準化を目指したほうがよいのかもしれません。
そろそろ教師の仕事を少しずつ機械に奪わせていくべき時代かもしれませんよ。
Re:モノよりもヒトを (スコア:1)
ごめんなさい、ごっちゃになってました。「ゆとり世代の親」、
ぶっちゃけていえば私と同年代の親、です。
( ´・ω・`)いままでとこれからを比べる生活
ぱんかれ
学校は中古品やジャンクが買えない (スコア:2, 興味深い)
教員が中古品とかジャンクでちょっとでも安く教材をそろえようという努力が許されないんですよね。
理系離れの原因 (スコア:1, 参考になる)
>「器具が少ないので見せるだけで子どもに体験させられず、理科の面白さが伝えられない」などの声が上がっていたようだ。
理系離れの原因は子供が科学に興味を持てないことじゃない。
科学に興味を持っていた子供たちが大人になって、理系が評価
されてないという現実に失望して離れていくんだ。
俺たちだって雲や霞を食って生きているんじゃないんだよ。
ところで、この『経済対策』については以下の表現が的確だと思う。
「火事になっているのに火を消さないでエアコンつけようとしているような
ものだから。それで喜ぶのは、もうすぐ寿命のお爺ちゃんだけだ。
ツケの先送りと言ったほうが、若い人には琴線に触れるか。」
http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/f908ae0cd7cab45e4ac3d90e69f11ca9 [goo.ne.jp]
Re:理系離れの原因 (スコア:2, 興味深い)
それは高校くらいでの話じゃない?小学校の段階で「理系が評価されてないという現実」なんて知るはずもない。実社会なんて意識してないだろ。
あるつながりで幼稚園の理科、天文好きな園長先生とお話しましたが、幼稚園の先生って文系女子が多いので、幼稚園の段階で理科に興味を持たせようとするとまず先生からということになり大変ですとおっしゃってました。
絵本の読み聞かせでも、先生に任せると星など理系に関する本は自然と選ばれないとか。
Re:理系離れの原因 (スコア:2, 興味深い)
ぶっちゃけ教材の仕入先なんて地区や学校ごとに決まってるわけで
そんな一部にお金を回してなんになるのやら?
#コレが言いたかっただけなんだが
理科離れに関しては親から変えないとどうしようもないんだよなぁ
私が中学のころ、悪戯でアルコールランプの芯を点火中にピンセットで引っ張って
新聞にまで載ってしまった事件があった
悪戯をした子はおでこに火傷して前髪がこげただけなんだけどね
周辺学区の理科室棚からアルコールランプが撤去され
火を使った実験は先生が教台でして見せることに
#ちなみに我が地区は郊外学習を行うにはPTA役員各位にお伺いを立てないといけない
#実施はクラス単位は不可で学年一致で行うこととなっている
#授業進度が合ってないとあまりやる意味のない行事になってしまいます
Re:理系離れの原因 (スコア:1)
>小柴センセの浜松フォトとの関係とか
あの会社のことなら「浜松ホト」では?
Re:理系離れの原因 (スコア:1, 参考になる)
理系も文系も関係ない。
「公務員にあらずんば人に有らず」
って状況がそうさせている。
公務員準公務員で労働人口の1割程度。
でだ、他の労働者総計での年収え平均はほぼ300万程度。
で、公務員は600万程度。
つまり、1割の人間が2割の収入を、残り9割の人間から得ているってのが現状。
挙句、公務員はクビにはならない。
どちらが安定して利益が大きいか、考える迄もない。
理系離れ以前に、親に相当な資産が有ったり当人が天才でもない限り、公務員以外の選択肢には将来的な展望は先ず無いってのが現状。
将来希望の上位が公務員になる辺り、子供も保護者もそれはちゃんと解って居るって事だ。
Re:理系離れの原因 (スコア:1)
この先生がいらっしゃる阪大はバブル期に工学部、基礎工、理学部の卒業生が、かなり「文系就職」しました。
阪大は当時ほとんど理系の大学ですが、そこは東工大のような完全な理系大学ではないため、クラブの先輩などから金融などの情報も入ってきます。
そのため、数年勤めたときの給料が明らかに違うことをしります。
教授たちは(阪大は大学院進学率も高いのですが)「院までいかせてもらった、国のお金を何と心得ているのか」と怒りを露にする方もいらっしゃたとか。
Re:理系離れの原因 (スコア:1)
「...馬鹿?(仕事が大変で給料の安いところにどうして行きたがるの?)」
と言われたものです。
>教授たちは(阪大は大学院進学率も高いのですが)「院までいかせてもらった、
>国のお金を何と心得ているのか」と怒りを露にする方もいらっしゃたとか。
その割には、学生をいじめることに執心されている教員も少なからずいたように思いますが。
Re:理系離れの原因 (スコア:1)
> manmosさんは「理科離れ」と聞いて「製造業への就職減」という瑣末な問題以外には問題はないとおもいますか?
実は、理系的要素を叩き込まれた人が文系就職することは、そう悪いことだとは考えていません。
私個人で言うと、高校まででやる数学や理科の実験の考察を理解してない奴が、コンピュータ業界に多いのが問題だと思ってます。
ま、それは狭い範囲ではありますが、当たり前の話、産業の力は、理系的なものと文系的な物が車の両輪であることはよく言われていますよね。
ただ、私は理系的な物は、入り口の部分でさえ、かなりしっかり叩き込まれないと、身につきにくいと考えています。
学校教育は、より理系的要素を多めにしないと、片輪だけで走る車になってしまうと思うのです。
そういう話では、もっと小学校から多めにやった方が良いくらいでしょう。そのためには、つまらないと思わせないようにするのは重要です。
政府としては、小学校教師の多くが「文系」であると言う問題を解決して欲しいものです。最低でも2人担任で、片一方は必ず理系出身者であることですね。
Re:理系離れの原因 (スコア:5, 興味深い)
> 小学校教師の多くが「文系」であると言う問題を解決して欲しい
私もこれは大問題だと思うのですが、教育学部が「文系」にカテゴライズされちゃっている現状では、
> 最低でも2人担任で、片一方は必ず理系出身者である
なんてのはかなり難しいんじゃないですかね。
妻が小学校の教員をしてて、今年は1年担任なので準備が忙しいといって、ここ10日ほど手伝いをさせられてたのですが、
保護者に配る、当面の学校生活内容などについて記載した、いわゆる「学年だより」が、かなり出来が怪しかったんです。
とりとめなくつらつらと文章が書き連ねられていて、情報がB4×3枚の各所に散らばっていて、「資料」として非常に見づらい感じ。
そういった問題点を指摘したら、かなり納得してたのですが、
私が一目見てすぐに気づくような「論理的に整合性が取れてない」所も、
担任3人+教頭の4人がチェックしていて、まったく気づいてなかったとか。
で、担任3人で「理系はさすがやなぁ」という感想が出たとか。
私にしてみると「論理的な文章の組み立て」なんてのは理系か文系かどうか関係ない、基本技術だと思ってるんですが、
いわゆる文系な人は、そのあたりの習熟が弱いうえに、弱いことを「文系だからできない」と言い訳してる節がある感じ。
科学や数学の礎となるのは「論理的思考力」だと思いますが、
「論理的思考力」は普通の生活をする上でも非常に重要だと思うし、
そのあたりの教育に、もっと重点を置いてほしいですね。
#そういう点では「理系的要素を叩き込まれた人が文系就職する」のは悪くないと、私は考えてます。
Re:理系離れの原因 (スコア:1)
>だって、日本のコンピューター業界って、そんなレベル低い人でも勤まってしまう、寧ろそういう人を求めているんですもの。
大学の数学・物理・情報なんかの人数って限られてますからね。コンピュータ業界はそれとは人数が
比べものにならないと思います。そういう人を求めてるってことはなく、ただ行き渡らないだけでは。
実際、大手元請けSIなんかは、(所謂)理系率が相当高いはずですよ。NTTデータなんて、東大でないと出世できないなんて
話も聞きますが、知り合いはそのほとんどが理系ですね。
Re:理系離れの原因 (スコア:1)
つか、金融でも特に給与の高かった(過去形?)投資銀行系の仕事は、
理系出身者が非常に多いですよ。有名大学(旧帝一工のうち、一以外とか)の数学なんか特に。
所謂、「ロケット科学者」ってやつで、仕組み債の価格評価のための数理モデル作ったりとか。
そういう人たちって、まさか「文系」に分類されてるんですか?
とりあえずこのあたりを引用しておこうかな。 (スコア:1)
「教育費をタダにせよ」 親の所得格差が生み出す教育格差は亡国への道 [nikkeibp.co.jp]
まったくですな。
Re:無駄金 (スコア:2)
後半はともかく前半には意味があると思う。
要するに、理科の教員が「何をすれば興味を引けるか」という努力をせずに
「道具が足りない」「時間が足りない」といういいわけをしてるって意味で。
>だいたい、理科のおもしろさなんて何かあったか?
>単に知らなかったことに驚いているだけだろ?
って、案外教員の本音だったりして。
Re:無駄金 (スコア:1, すばらしい洞察)
>だいたい、理科のおもしろさなんて何かあったか?
>単に知らなかったことに驚いているだけだろ?
知らないことを知る喜びが大切なんです
何に興味を持つかは人それぞれです。
誰が決める訳でもありませんし、別になんでもいいです
ただ、何かに興味をもつきっかけは必要です。
Re:無駄金 (スコア:2)
思考実験だけで十分面白いと思うのは私だけ?
で、理系を優遇するような社会にしなきゃ意味ないよ
Re:無駄金 (スコア:1, すばらしい洞察)
それは視点が狭すぎる
科学テジナ=学習、じゃなくていいんだよ、ぶっちゃけ
テジナでテジナを理解する必要はない
テジナ見て「くだらね、おれはこれやるわ」って目的意識が芽生えるなら
それはそれでいいじゃん。いまはそれすらないから問題なんじゃないの?
それで結果的に、理系「も」底上げできれば万々歳でしょ?
科学=理系、って発想が既に古いよ
Re:無駄金 (スコア:2, すばらしい洞察)
>歴史を知ることだって、文学を知ることだって、知る喜び。しかも理科と違って低コスト。
まあ、本や実験器具程度で学習できる範囲ならコストは大差ないでしょうし、
研究レベルになると、史学も相当お金がかかりますね。
史料あつめ、現地調査、炭素14年代測定……
あと文学は、この文脈で言う「知る喜び」なのかは正直微妙だと思いますね。
どうみたって Science の一部じゃないしね。
それが出来ないのは (スコア:1, すばらしい洞察)
学問自体に問題は無いって前提が有るから、なんですよ。
だから、授業中にケータイで遊ぶガキが居るって状況にも「子供の興味を引けない教師が悪い」なんて意見がまかり通る訳です。
子供を理想化して見る事が諸悪の根源です。
必用なのは、
「ガキは常識も無ければ躾も出来ていく、話しても解らない」
って前提。
全てのことはその後の話でしょう。
現状では現行犯で他の生徒に被害を出している生徒相手でも、教師が手を触れる(押さえつけるとか)だけで処分されるんですよ。
Re:本当はつまらない勉強 (スコア:1, 興味深い)
実際当てはめる事ができるだろうし、他の教科はそういうのを認めてる気がする。
特に文系科目と言われるものほど割り切ってしまっているんじゃない?
でも理科や数学に関して言われるときには、どこか抵抗するようなところがある。
生徒から見たとき、道具ですと言い切ってしまってる分野の方が選びやすいんじゃないかな。
嫌な言い方だけど、理系科目の人たちは幻想を捨てきれないでいるんじゃないかと思う。
でも、夢見てても飯は食えないことぐらいは子供にも分かっちゃうんだよ。
Re:本当はつまらない勉強 (スコア:2, すばらしい洞察)
学校でつまらない教科はほとんどなかったですね。
どの分野もそれなりに楽しかったし、知る喜びや学ぶ喜びはありましたよ。
(あえて知る喜びに乏しかった教科を言うなら、体育ですね)
私のまわりにもそういう子は多かったし、今でもみんなそれぞれ、
知識や学習には貪欲で、向上心を持ちつつ幸せな社会生活を送っています。
皆責任のある仕事で忙しそうですが、それぞれの持ち場でやりがいをもち、
リーダーシップを発揮しています。
思うに、このような施策の目的はこのような国民をより多く育てることでは
ないでしょうか。で、各教科の中でも理科と算数は学習が積み重ねになることが
明確なので、途中で興味を失うと、そこから全滅になってしまうために
特に気をつけているのだと思います。
Re:無駄金 (スコア:1)
出る釘は打たれるんですよ. それでも駄目ならいじめで潰すのも学校の機能です.
Re:無駄金 (スコア:3, おもしろおかしい)
打ち込めないほど出てくると、今度は(外国に)引っこ抜かれます。
Re:無駄金 (スコア:1)
Re:無駄金 (スコア:1)
そんな頭空っぽの連中が日本のあらゆる組織を指揮しているわけですから言わずもがな。
Re:多いから (スコア:2, 興味深い)
ちょっと興味を持ったので調べてみた。
メスシリンダー [sanifoods.net]
5ml ±0.05ml 定価¥1,300 を¥1,170
イギリスの実験器具販売サイトのカタログ [jaytecglass.co.uk](amazon.comで「flask」検索で下部に広告出てたお店)
Class A Spout Cylinders
5ml ±0.05ml £7.26
7.26英ポンド = 1 067.23968 円 [google.co.jp]
日本がめちゃくちゃ高いというわけでもないような?
サンプル1つでタレリンク先の「ドイツ」「アメリカ」でなくて物価高いといわれている?イギリスなので、
たまたまかもしれませんが。
Re:多いから (スコア:2, すばらしい洞察)
「説明書が日本語で書かれているかどうか」も大きな要因じゃないでしょうか。
輸入品に日本語の説明書をつけて国内販売するだけであっても、日本独自の教材会社が成立する余地があると思います。
Re:多いから (スコア:1)
ビーカーとかフラスコは、説明書以前に米国のものは日本では使えなさそうですね。
米国のビーカー (スコア:3, 参考になる)
さすがの米国でもビーカーやフラスコはmLで目盛りが振ってあります [sciencecompany.com]。
# という話でなかったならごめんなさい。
Re:米国のビーカー (スコア:2)
ミリリットルは ml が正しいのに、米国では mL と書けとどこかで決められているらしく、米国からの輸入食品を買うとどれもこれも mL 表記になっています。
ビーカーもですか。それは、小学校で使うには、教育上、ちょっと問題あるかも。
Re:米国のビーカー (スコア:1)
そ、そうなんですか(そういう話でした)
それはそれで、大人になったときに困りそうですね。
まあ、ヤード・ポンド法はそもそも進法が統一されていないところが
めちゃめちゃなので、どっちにしても大変そうですが。
アメリカでは、「17オンスの水を31回くむと、何ガロンになるか」みたいな
のがすぐにわかるんですかね……