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ニュートンの 7 月号恒例大特集は「ニュートン力学」 36
ストーリー by reo
力学を習ったのも遠い昔になりにけり 部門より
力学を習ったのも遠い昔になりにけり 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
月刊科学雑誌ニュートンは説明するまでもないかもしれませんが科学を題材した月刊誌です。今日発売のニュートン 2009 年 07月号のテーマは「ニュートン力学」 (最新号案内より) 。
科学雑誌ニュートンでは 2005 年 7 月号の「相対性理論」の大特集を契機に、毎年 7 月号に大特集をするのが慣例化しました。2006 年は「量子論」、2007 年は「光」、2008 年ではそれぞれ「宇宙論」と特集が組まれておりました。
ということで古典力学を懐かしんでみたりまたは学生時代の出来事、愚痴などのやんややんやをお待ちしてます。
入門・再入門にいい? (スコア:2, 参考になる)
相対論や量子力学などは身近な力として感じることはあまりありませんが、ニュートン力学の体系はとても身近な現象にまつわるものなので、初学者にとってはとてもいい教材となるかもしれません。わかったつもりになっているがだんだん知識があやふやになってきた私のような者にとっても、再入門のチャンスになるのかな。
#ところで「やんや」は褒めるときに使うもので、愚痴などには「やんや」は使いません。毀誉褒貶とりまぜる場合には「やいのやいの」の方がよいでしょう。
6月12日発売予定の数学セミナー7月号の特集も『天体力学と数学』 (スコア:2, 参考になる)
6月12日発売予定の数学セミナー7月号 [nippyo.co.jp]の特集も『天体力学と数学』らしいよ。
予定執筆陣は
ガリレオと国際天文年◉渡部潤一
惑星の観測◉池内 了
ニュートン力学◉山本義隆
オイラーとガウス◉桜井邦明
ポアンカレの位置解析◉平野葉一
3体問題◉柴山允瑠
共鳴現象とKAM理論◉伊藤秀一
あと
「新型インフルエンザの理論疫学」を7月号で掲載します
現在小誌にて連載中の「オランダ発パンデミック東方見聞録」の西浦博氏(ユトレヒト大)に
緊急に新型インフルエンザの解説をお願いしました.
なぜ,新型インフルエンザが世界中に広まったのか,
日本における報道や対応は正しかったのか.
新型インフルエンザの対応計画や,SARS,HIVをはじめとする
感染症の理論疫学に携わる専門家が鋭い視点で分析!
詳しくは7月号(6月12日発売)をご覧ください.
ってのも。
love && peace && free_software
t-nissie
子供からの突拍子もない質問に備えるために (スコア:1)
子供からの突拍子もない(心の濁った大人は普通スルーするような)質問疑問に答えるための
下地作りとして役に立ちます>特集号
オトナですが疑問を解消するために (スコア:3, 参考になる)
毎月買ってる読者ですよ。
定価1000円は正直お安くはないけれど
毎号なにかしら「ええっ?!」「へぇー」というセンスオブワンダーが味わえるので買い続けてます。
例えば「地震」の特集だったら「地震は海洋プレートの海山が地殻プレートを引っ掻いておきる。
レコード針がレコードの同じところを引っかくようなものなので震源地が同じ地震は振幅のパターンがほぼ同じものがある」
とかいうのを読んだときにはなるほどと膝を打ちましたし
「宇宙論」でいうと「この宇宙はビッグバンとビッグクランチを繰り返している。今回は151回目のビッグバン後の宇宙で、
おそらくこのまま拡散してビッグクランチはもう起こらない」
とかいうのを知るとその壮大さとソレを発見した人間の叡智を感じて荘厳さすら感じてしまいますね。
今号のニュートン力学特集では「殻状天体の中では重力はどのようにはたらく?」「地球の中心に空洞を作ったら体重はどうなる?」って考察が面白かった。
ほかの記事では7300年前に鹿児島南部が壊滅するくらいの超巨大噴火(鬼界カルデラ)が起きてたってのも知らなかったし。
あ、あと111ページの日本の航空事始の長岡外史の肖像だ。日本にもこんな人が居たんだな。揚力 [ocn.ne.jp]?
ところで今月は二十日ころにコンビニで「あれ、ニュートン出てるじゃん」と買おうと手に取ったら
http://f.hatena.ne.jp/tvhumazu/20090514185900 [hatena.ne.jp]
TVブロスでしたよ。騙された!
Re: (スコア:0)
> 「宇宙論」でいうと「この宇宙はビッグバンとビッグクランチを繰り返している。
> 今回は151回目のビッグバン後の宇宙で、おそらくこのまま拡散してビッグク
> ランチはもう起こらない」とかいうのを知ると
え、そうなんですか? ビッグバン以前を知る方法があるの?
Re: (スコア:0)
おそらくは「そういう説がある」レベルじゃないでしょうか。
たしかM理論では、今わたしたちのいる宇宙は3次元のメンブレンである可能性があり
ビッグバンとは隣り合ったメンブレンとの衝突で、それが周期的に起きているのかもしれない・・・
という説があるとか。
ただそれにしても、151回という回数は具体的過ぎて信憑性がありませんね(笑)
#そもそもM理論は数学的に難しすぎてきわめて大雑把な近似でしか計算できてないと
#聞いていますので。
まああくまで仮説なんですが (スコア:0)
>> 「宇宙論」でいうと「この宇宙はビッグバンとビッグクランチを繰り返している。
>> 今回は151回目のビッグバン後の宇宙で、おそらくこのまま拡散してビッグク
>> ランチはもう起こらない」とかいうのを知ると
>え、そうなんですか? ビッグバン以前を知る方法があるの?
バックナンバー掘り返してみたら(2008年8月号『宇宙の超未来』特集)「150回」じゃなくて「50回」でした。(より正確に言えば30~50回目)
なんで回数わかるの?っていうと、なんでも超ひも理論から導き出されるT-デュアリティによって(俺にその詳細を訊くんじゃないぜ)
宇宙の大きさはビッグクランチからビッグバンに転ずるたびに数倍になるということがわかってる・・・んだそうです。
で、今現在の宇宙の
Re: (スコア:0)
という壮大なバックグラウンドも含めて「3年前にできたばっかりでしたー」と
壮大なんだかなんだか判らなくするのが涼宮ハルヒのお話。
Re: (スコア:0)
>という壮大なバックグラウンドも含めて「3年前にできたばっかりでしたー」と
>壮大なんだかなんだか判らなくするのが涼宮ハルヒのお話。
それはいわゆる オムファロス仮説 [wikipedia.org]とゆーやつですね。
地質学者で熱心なキリスト教徒でもあったフィリップ・ヘンリー・ゴスは聖書の記述(世界は紀元前4004年に神が創造された)と地質学(何万年もかかって地層はできた)の間の齟齬を埋めようと
「過去の
Re: (スコア:0)
>ソレを発見した人間の叡智を感じて
一応指摘しておきますと、その辺の話はいくつかある説のうちの一つ(それも決して賛同者が多いとは言えない)ですので、まだ"発見"とは言えないレベルです。
#もちろん間違ってるとは限らないけどね。
Re: (スコア:0)
そう。Newtonのまずいのは、こういう「胡散臭さ」。
この業界ではNewtonなんて誰も読んでないですよw。
Re:オトナですが疑問を解消するために (スコア:2)
たまに買うのですがぶっちゃけ挿絵が最大の目的ですね。
数式がほとんど出てこない科学雑誌であるという時点で、
ほとんど全ての読者は「そういう雑誌」であるとわかって買ってると思います。
仮説段階(たまにソレにすら到達していないものもある)の説をほんとっぽく紹介するのは困りものですが、
例え仮説であっても(後世に間違いと証明されたとしても)おもしろい思考の理論を知るのは頭の体操になりますよ。
Re:オトナですが疑問を解消するために (スコア:2, すばらしい洞察)
素人向け科学雑誌なのに、「業界」て何?
the.ACount
Re:オトナですが疑問を解消するために (スコア:1, 興味深い)
「この業界」もなにも、そもそもニュートンって一般向けの科学教育雑誌でしょ。
読むのは主に一般層とか科学教育に携わってるひとくらい。
本職の研究者が読んでるかどうか、ってのはなんの参考にもならんと思うが。
Re: (スコア:0)
ってかここの業界は研究職がメインだったのですか??
くるとこまちがえてた予感・・・
Re: (スコア:0)
>ってかここの業界は研究職がメインだったのですか??
>この業界ではNewtonなんて誰も読んでないですよw。
#1573282がどの業界を指してるのかはそのACしか知らん罠
スラドでいえばいろんな業界の「アレゲ」な連中が来てるだけで別にどの業界ってことはあるまいよ。
Re: (スコア:0)
確認の証拠も無しに
「あの製品はバグが多いから止めた方がいいですよ」
とか適当なアドバイスを垂れ流すエンジニアもどきが
結構潜んでいるのもうさんくさいこの業界。
Re: (スコア:0)
> この業界ではNewtonなんて誰も読んでないですよw。
胡散臭くない本であっても業界人が一般向けの本を読むとは限らないでしょう。
もしもあなたが業界人なら、業界に興味のあるひと向けの本をなにか推薦してくださいよ。「そんな本胡散臭いから読むな」だけで皆が胡散臭くない本にたどり着けると思ってますか?
/.J に突拍子もないコメントを書かないために (スコア:1, すばらしい洞察)
Re: (スコア:0)
ex.
「赤ちゃんはどうやったら出来るの?」
Re:子供からの突拍子もない質問に備えるために (スコア:1)
「赤ちゃんはどうやったら出来るの?」
だめじゃん!ニュートン役に立たないじゃん!
#専用バインダーが家にあった幼い頃、実際ニュートン読んでもこれは判らなかった。
#空気感染みたいなもんかと思ってた(実話)
Re: (スコア:0)
子「どーしてリンゴは落っこちるの?」
親「重力があるからだよ」
子「ジューリョクってなあに?」
親「リンゴを落とす働きかけのことだよ」
子「違うよーそれは妖怪リンゴオトシの仕業だよー」
親「……え?」
子「妖怪リンゴオトシはツキウゴカシ様と一緒なんだよー」
親「……ははは突拍子もないことを」
逆2乗則の2は厳密に2か (スコア:1)
高校生に聞かれがちな質問.
屍体メモ [windy.cx]
Re:逆2乗則の2は厳密に2か (スコア:1)
そして未だに(特に重力に関しては)答えがはっきりしない質問でもありますしね.
Re: (スコア:0)
球の表面積は半径の二乗に比例するから
「理想的には厳密に2になる」という説は
理解できるのだけれど、「2ではない」という
根拠は何かあるの?
Re:逆2乗則の2は厳密に2か (スコア:1, 参考になる)
>「2ではない」という根拠は何かあるの?
弦理論(に限らず高次空間を必要とする力学)が正しければ、空間が3次元ではなくもっと大きくなるので、その余剰次元のサイズの範囲内では(Dブレンに張り付いていない)重力は逆二乗より早く減衰します。
他のコメントで挙げられているMONDでも逆二乗からずれますが、こちらはそもそも空間に対して均一に広がっていく場ではない形を採用しているため厳密な逆二乗にならない理論です。
ただ、現在の理論からの修正が大きい割には利点が少なく、また観測が進むごとにさらなる補正が必要になっている(つまり観測精度が上がるほど元々の理論に余計な項をつけて補正していかないと合わない)ためいまいち。
Re: (スコア:0)
主水も紐もなかなか面白そうです。
そもそも、今いる世界が3次元で無いとか、F=maを仮定しないとか
そういうところを崩しても成り立つ仮説はたくさんあるのですね。
高校生のころは、この辺の仮定があまりに自分の感覚にマッチ
していたから、疑えなかった。
ニュートン力学深いっす。
Re: (スコア:0)
にゅーとんかがくに見えた (スコア:0)
Newtonといえば (スコア:0)
masakun [srad.jp]のプロフィールから「しかしNewtonは進化論者の洗脳雑誌なのでお薦めしません。」という一文がいつのまにかなくなっている件。
Re: (スコア:0)
最終形は解析力学 (スコア:0)
・・・でも試験はボロボロでした
>古典力学を懐かしんでみたり (スコア:0)
古典力学は「19世紀で終わってしまった、教科書の中だけの学問」じゃありません!
2000年に出されたミレニアム懸賞問題 [wikipedia.org]のひとつ、「ナビエ-ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」はまんまニュートン力学系の問題です。
E.ローレンツ氏 [srad.jp]が、古典力学の系から「カオス」を発見したのは1963年で、カオス力学は今なお発展途上です。
利用目的に尖がった設計のスパコンGRAPE [srad.jp]もニュートン力学の多体問題を(力ずくで)解いているのです!
物理における未解決の問題といっても量子論とか相対論とかだけじゃないんだ!
モンド (スコア:0)
げんなりする名前だが修正ニュートン力学=MOND [wikipedia.org]なんてのも。
Re:モンド (スコア:1)
天下御免の向こう傷!
the.ACount
ニュー2トン力学 ニュー1トン力学 そしてニュー3トン力学 (スコア:0)