桜の開花日、東京では週末近くに集中する傾向。経済活動の影響? 30
ストーリー by reo
開花の判定基準ってどんなのなんでしょ 部門より
開花の判定基準ってどんなのなんでしょ 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
桜が咲く季節が近くなってきた今日この頃だが、近年、東京での桜の開花日が木曜・金曜に集中する傾向があることが調査によって判明したそうだ (毎日 jp の記事より) 。
1994 ~ 2009 年について、東京での桜の開花日を調査したところ、木曜が 5 回、金曜が 4 回、土曜が 3 回と、週末近くが多い傾向があったという。これは、都市部で車やオフィスから排出された熱がたまり、その結果木、金曜日の気温が高くなったからではないかと気象予報士の杉江勇次氏は語っている。
……統計的には誤差の範囲内では ? と思ったのだが、もしかしたら桜も空気を読んで週末に花見ができるように咲いてくれているのかもしれません。
そういえば今年は気象庁が桜の開花予想から撤退したとか (スコア:2, 興味深い)
気象庁の「さくら開花予想方法について」 [jma.go.jp]によると、開花の定義とは「花が5~6輪開いた状態のこと」。しかし国の役割は終わったと今年から気象庁が撤退、民間の気象予報会社3社が桜の開花予想情報を提供している [mainichi.jp]とのこと。民間3社による現在の開花予想は次の通り:
そのため毎日jpの記事によると、
従来気象庁の予想を元に日程を決めていたイベント主催者は頭を悩ませているそうだ。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:そういえば今年は気象庁が桜の開花予想から撤退したとか (スコア:1, 参考になる)
今朝のラジオでウェザーマップの森田正光氏が言ってましたが、
気象庁の言う「開花とは標本木で5~6輪以上の花が開いた状態」
というのは、1輪くらいだと飛びぬけて早く咲くものがあり、
後が続かない場合がある為だとの事。
# ちなみにウェザーニューズ(WNI)が「その木に一輪以上の桜が
# 初めて咲いた日」と再定義したのは、利用者の「ニーズが高い」から。
また、気象協会とマップは開花予想の対象が標本木なのに対し、
WNIは全国桜の名所約600ヶ所である点が違っている。
加えて、WNIは予想資料にさくらプロジェクト参加者約17,000人が自分で決めた
「マイさくら」のレポート120万通以上(2009年の場合)の情報を組み入れている
ことなどから、「土俵が違う」(森田)と語っていました。
>従来気象庁の予想を元に日程を決めていたイベント主催者は頭を悩ませているそうだ。
従来は従来でがちがちに決めてしまって、つぼみのままの木の下で寒風で
ぼんぼりが揺れる中の酒盛り、とか、散った後にイベントで客の入りが悪い、
という場合もありましたからねぇ。
主催者も業者さんも大変でしょうが、そこは自然相手ですから。
Re: (スコア:0)
「桜の開花時期は防災情報なので [srad.jp]、実際にいつ咲いたのかとは無関係に気象庁が決めます」とか言われるよりよっぽど健全だと思うけど。
# もちろん何が防災情報にあたるのかという情報は防災情報です。
桜の開花予想は応用気象情報であって防災情報ではないからw (スコア:1)
↑上のACのコメントは意味不明だけど、ここにぶら下げてみるw
気象庁におけるさくらの開花予想の発表終了について [jma.go.jp]
桜の開花予報は「応用気象情報」で、ウグイスがいつ啼いたとか紅葉がいつ頃になるかといった気象庁の「生物季節観測」 [jma.go.jp]の一環。「観測された結果は、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するのに用いられる他、新聞やテレビなどにより生活情報のひとつとして利用されて」いるもので、防災情報とは無関係。
さて民間3社が提供する開花予想の手法は「桜開花予想:都心3月24日ごろ 気象庁撤退、民間会社に」 [mainichi.jp]という記事によれば
という違いがあるそうな。そんなわけで気象庁予報の代替として選ぶなら、日本気象協会(JMA)がオススメらしいですよ。
# お花見宴会なんて当の桜の木や周辺住民にとっては迷惑だし、花よりダンゴの人なのでID
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
一般的で実用的な気象庁の定義よりも、非一般的で実用的じゃないゼザーニューズのオレオレ定義の方が正しいといいたいのでしょうか?
#とにかく“お上”をたたければそれで満足な人にしかみえないです。
Re: (スコア:0)
>> #とにかく“お上”をたたければそれで満足な人にしかみえないです。
それはキミの読解力が無さ過ぎなだけだと思うが.台風の騒動を知らんのかね?
それよりも (スコア:2)
平日に開花し始めた桜を出勤中に見て、
「あー、桜も咲いてきたなー。仕事行きたくねーなー。さぼりたいなー」
などと言いながら上の空になって、
仕事に身が入らないような状態になり生産性が低下し、
経済(と人事評価)に悪影響を及ぼさないように
桜が配慮してくれているのだと思う。
「開花日」の判断は本当に客観的? (スコア:1)
気象庁の定めていた「桜の開花日」の定義は「花が5~6輪開いた状態 [jma.go.jp]」、ウェザーマップの定義は「桜が1輪咲く日 [weathermap.co.jp]」とのことですが、この時点でかなり曖昧じゃないでしょうか。
(「花が開く/咲く」のは何分咲きから? そもそも、どうやって計測する?)
開花日の決定に、無意識のうちに曜日が影響を与えていた可能性もあるんじゃないかと。
Re:「開花日」の判断は本当に客観的? (スコア:1, 参考になる)
なにか混乱しておられるようですが。
> ウェザーマップの定義は「桜が1輪咲く日」とのことですが
まず、「桜が1輪咲く日」と定義(再定義)したのはウェザーニューズです。
あなたが示しているリンク先のウェザーマップ発行「気象人」の記事は
2009年の物です。マップが開花情報サービスに参入したのは今年からですから
当該記事は気象庁の定義に準じており、記事中の「花が数輪以上開いた状態」は、
気象庁の「花が5~6輪開いた状態」の言い換えにすぎません。
そして、マップは今年の予想 [weathermap.co.jp]において、今まで気象庁が
観測してきた平年値との差を発表していることから、開花日の定義は従来どおりで、
気象庁や日本気象協会と同じであると考えられます。
(ウェザーニューズは再定義した為、資料中の平均開花日は推定であると断っています)
> (「花が開く/咲く」のは何分咲きから? そもそも、どうやって計測する?)
「花が開くとはどういう状態か」については厳密な要件は知りませんが、
開花したらメディアがカメラで写してくれるでしょう。
そして「計測」ではなく「観測」で、その手法は「気象庁担当職員による目視」です。
なぜなら、気象庁は応用気象情報である開花予想だけを止めたのであって、
生物季節観測である開花の観測と発表までも止めたわけではありません。
今年も気象庁からの開花の発表は行われるのです [msn.com]。
一方、ウェザーニューズのいう開花観測 [weathernews.com]とは
「開花の確認は該当施設の管理者等による開花の判断があったかどうか」
ということなので独自ルールといえ、さらに開花の定義とあわせて考えると
他とは開花日がズレて当然という結論が導かれるでしょう。
嘘つきっ >ウェザーマップ (スコア:1, 興味深い)
便利な世の中になったもので、気象庁のページ [jma.go.jp]には、1970年~2009年の40年間分のデータがあります。
その40年分を見ると、以下のように、火曜日が多く、木・金が突出して多いという印象はありません。
木・金を足して(8+6)/40=35%なので、2/7=約28%と比べて誤差のうちでしょう。
|日 |月 |火 |水 |木 |金 |土 |
| 1 | 4 |10 | 4 | 8 | 6 | 7 |
そもそも、元記事は、1994年~2009年の16年間という中途半端な期間で検討しています。
この期間、実は、木・金の割合が一番大きくなる期間です。
どうやら、自説に都合の良い期間で区切ったように見えます。
それよりも気になるのが、日曜日の少なさですね。40年間で、たった1回というのは偶然では片付けられないでしょう。
(#1719389) [srad.jp]さんの発言も、まんざら間違っていなかったりして。
あと、日付で言うと、3/31が多いのも気になります。40年間で8回。
お役所だけに、年度末には何かあるのでしょうか…。
Re: (スコア:0)
元ネタの杉江予報士のblog記事 [ameblo.jp]では、1989年(平成元年)以降のデータが検討されています。
都市化という文脈で行けば1994年以降に限定したのは、「経済の24時間化、舗装、廃熱、建物密集などがより進行して影響が強く出ているのではないか」と推測したからなんじゃないでしょうか。
どっちかというとこの記事はサイエンスというより、所属会社の開花予想サービス参入に関する話題作り、といった要素が大きいと思ってます。
#悪口は言いたくないが、だいたい組織のトップからして、ネタとはいえ、首相就任時の朝の天気と在任期間の関係がどうのこうのと、マスメディアで口に出すようなそんな軽いところが残念。「晴や雨を当てることだけじゃなくて、天気予報の究極の目的は人の命を救うこと」などと普段は良い事を言ってるのに。
他地域との比較 (スコア:0)
経済活動によるドーピングが原因という仮定なら、
その影響の及びにくい近隣地域との比較でより明確に抽出できるんじゃないでしょうか。
桜前線の進行が週末に加速する傾向が見られるか、それが地域の経済活動と相関関係にあるか、など。
そんな馬鹿な (スコア:0)
来週末は半分以上散っている
…写真撮ろうにも満開は平日って事が毎年の恒例ですが。
Re: (スコア:0)
いや、開花日と満開の日は違うから。
なんてことだ (スコア:0)
まだ2月なのに今週末には東京で桜なんて、世も末だな。
と10分ぐらい勘違いしていた。
杉花粉も早いかも(オフトピ) (スコア:0)
# 減感作療法を受けてるおかげかどうかは分からないけど、今の処発症の気配は無し。
経済効果を狙って気象庁予報官が…… (スコア:0)
空気を読んでいるのは (スコア:0)
気象庁の担当者のほうだろう。
台風情報の前科もある。
気象庁は「防災のため」意図的に不正確な台風情報を流している
http://srad.jp/science/article.pl?sid=09/11/05/0055234 [srad.jp]
休日前ということは…(フレームの元:-1) (スコア:0)
確認する人「土日に開花しちゃいそうだな…休日出勤ヤダな…開花にしちゃうか!」
#妄想です、ごめんなさい
Re: (スコア:0)
確認する人「土日に開花しちゃいそうだな…休日出勤ヤダな…開花にしちゃうか!」
#妄想です、ごめんなさい
気象庁に全館休業日なんてあるかw
Re: (スコア:0)
#追加で妄想です、ごめんなさい
はかない (スコア:0)
桜の下に宴会部長でも埋まっとるんとちゃうか
おぇっぷっ (スコア:0)
栄養確保の努力はするんじゃないかな。
食べかすや溢れた飲物だけでも
周りの土に還る量増えるでしょうし
効率のいい時期にくらいは合わせるでしょう。
検定 (スコア:0)
>統計的には誤差の範囲内では ?
検定してみました。
開花する曜日がランダムではないと言う仮説を検定します。
帰無仮説は「曜日がランダムである=ある曜日に開花する確率は1/7」です。
最も多い木曜日の5回を見てみます。
確率1/7で16年間で5回発生する確率は二項分布で求められ0.048となります。
「木曜が5回」と言うのはランダムとは言えない=5%有意でランダムではなく1/7より大きいと言う結論になりました。
逆に5回未満だと有意になりません。
Re: (スコア:0)
今回の場合、「5回以上起こるのは偶然である」を棄却しないといけないんじゃないの?
そうなると、5%有意ではなくなりますよね。
いいえ、 (スコア:0)
多くの人間が願ったときに現実は変わるんです。
都市部で影響が出るのも、当然のことです。
さぁ、世界平和も願いましょう。
Re:なんと、 (スコア:2)
資本家が週末に集中開花するような桜を
植えているという可能性はないのか。
Re:なんと、 (スコア:1)
実は日本で初めて植えられた桜はロスチャイルド家からの贈り物だったとか?
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
そして、それが巡ってポトマック川へ。