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202526 story
医療

「臓器提供カード持てば、優先的に臓器提供受けられる」法律はドナー登録者を増やせるか ? 53

ストーリー by reo
survival lottery 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

臓器提供意思表示カードを持つ人は、臓器提供が必要となった場合に優先的に受けられるという法律がイスラエルで施行されるそうだ (SFGate の記事本家 /. 記事より) 。

この種の法律は世界初とのことで、臓器提供者の数を底上げできるのか注目されているという。ユダヤ教では臓器提供が宗教的に禁じられており、ドナー数が非常に少ないのが問題となっているとのこと。欧米諸国では成人の 30 % 以上が臓器提供カードを持っているが、イスラエルでは 10 % しかおらず、家族の同意による臓器提供率も欧米諸国では 70 % だがイスラエルでは 45 % でしかないという。

この法律によってドナーが増えることが期待されているが、他にも「自分は臓器提供をしないが、必要となったならば臓器移植は受ける」人々を減らすのも目的の一つだそうだ (臓器提供を受けることに宗教上の問題はないらしい) 。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 日本 (スコア:2, 参考になる)

    by motamota (30138) on 2010年03月17日 12時31分 (#1734248)

    日本での2008年の世論調査では、
    脳死判定を受けた場合に臓器を提供する意思がある人:44%
    臓器提供意思表示カードなどを所持している人:8%
    だそうです。
    http://blog.livedoor.jp/yoshitaka1215/archives/1252449.html [livedoor.jp]

    #郵便局でもらったカードが財布の中

    • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 14時34分 (#1734341)

      # 意思表示カード所持率が低い、というコメントだと思うので、ここに付けます。

      「臓器提供意思表示カード」は「臓器を提供しない」意思も表示できます。

      考え方が変わったら、古いカードを破棄してしまえば、最新のリビジョンが採用されます。
      (また、最近のは署名の日付を記入するようになっています。)

      臓器提供者を増やすことも大事なのですが、臓器提供するか否かの前に,まずは多くの人が
      「自分の死」の定義について考え、家族に知っておいてもらうことが必要なのではないでしょ
      うか。

      # 私はシールタイプのを保険証ケースに貼っています。
      # 現時点では心停止を自分の死とするのは受け入れられそうなので、心停止後の臓器提供の
      # 意思を表示しています。

      親コメント
    • 日本ではまだまだ臓器移植意思表示カードの類は普及率低いんですね。
      韓国と同様に遺体を神聖視(? 欧米圏のように遺体を魂の抜けた物と見なさない)する風潮が
      関係しているのかな?どうせ最後には焼いちゃうのに。

      因みに自分は1・2全部とその他使える臓器類全部のカードホルダーです。
      障害持ちで服薬量が多いから、使えなかったら献体予定。
      服薬で献血できないのが残念だったので骨髄ドナーも登録。

      #あとどこか登録する所ありますか?

      葬式も要らない無信仰ぶりなので制御信号の切れた体は社会のどこかに恩恵があれば
      いいかな、と。
      正直墓も要らないのですが、流石に親親戚が許容しなさそうなので諦めてます。
      親コメント
  • 臓器提供を行う意思を表明した人に優先的に臓器提供を行うというのは倫理的には非常にまっとうに聞こえますね。

    でも、その制度で臓器提供を受けた人が脳死になってしまったら現実的に臓器は提供できるんでしょうか?
    違う臓器ならOK?
    それとも既に移植の際に免疫抑制剤とかとかで薬漬けになっているはずだからドナーとして不適?

    ……運用としての効果は如何に??

    # 専門外だけどID
    --
    ---- ばくさん!@一応IT土方
    • by Anonymous Coward

      倫理的には非常にまっとうに聞こえますね。

      救命の順位に医師の判断以外を入れるのが倫理的にまともな事なのか疑問に思います。
      臓器提供者を増やすという大義名分があれば、なんとか黒から灰色になれるかもしれない、というぐらいの感じです。

      #大金持ってアメリカに臓器移植を受けに行く患者の同国人なのでAC

      • 私も倫理面で良い制度だという意見には疑問ですね。
        じゃあ「大金を寄付して医療の充実に貢献したら優先的に治療」という制度も倫理的に良いってことになるのかな?
        ある意味では「臓器提供の意思」よりも多くの人を救えるわけですが。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          良いと思います。

          なぜそこまでお金を稼ぐ人たちを嫌うのでしょう?
          お金を稼いだということはそれだけ社会に富を生み出した対価として稼いだわけで
          賞賛されるべきであってねたまれる理由はまったくありません。
          (不公正な方法で稼いだ金はもちろん除く。)

          そういった方がすでに税金として大金を納めているにもかかわらず
          さらに大金を医療に寄付するのでしたら「ある程度は」優先的に医療を受けられるべきでしょう。

          お金を稼ぐことが汚いことと考えられる日本では受け入れがたい価値かもしれませんが。

          もう少しお金を稼ぐことにインセンティブを与えていいとおもいます。
          悪平等主義・嫌儲は社会のやる気をなくさせますよ。

          そういうひとたちはちゃんと賛同者同士で徒労を組んで社会システムを変えようと
          頑張るか、適当な場所で独立すればいいと思うんだ。

          • お金を稼いだということはそれだけ社会に富を生み出した対価として稼いだわけで賞賛されるべきであってねたまれる理由はまったくありません。(不公正な方法で稼いだ金はもちろん除く。)

            富を自ら生み出した人を必要以上に批判することには、私も反対です。
            しかしながら、お金持ちは、自分でお金を稼ぎ出した人だけではありませんね。

            そういった方がすでに税金として大金を納めているにもかかわらずさらに大金を医療に寄付するのでしたら「ある程度は」優先的に医療を受けられるべきでしょう

            そう言う奇特な人は尊敬されるべきだとは思いますが、優先的に医療を受けられるようにすべきだとは思いません。
            しかしながら、どちらにせよ高額な医療費負担が必要な高度先端医療はそういうお金持ちが優先的に受けられるようになっていますから、それはそれでいいんじゃないでしょうか?

            もう少しお金を稼ぐことにインセンティブを与えていいとおもいます。

            んー。要らないと思います。お金儲けしたら、お金が手元に残るのですから、それで十分なインセンティブでしょう。
            問題は、金儲けが尊敬されていない、ということにあるんですよね?だとすると、現状で尊敬されていない金儲けに成功した人達が、(医療費を負担できるかどうかという理由以外で)優先的に医療を受けられる、という話になれば、余計妬みの種が増えるだけではないでしょうか?

            それよりも、建物や道なんかのネーミングライツを積極的に利用して、寄付なんかで社会的に貢献したお大尽の行為を称揚する方がいいと思います。

            親コメント
      • by Anonymous Coward

        命とか健康とか医療とかが等しく平等だと思っていたら、それは相当な勘違いだよ。
        現実としてあなたは(おそらく)日本に生まれ、そして誰かは極貧の国で生まれるわけだ。
        あたなは非常に健康で長く生きられるかも知れないが、別の人は小児癌で20歳を迎えられない人がいる。
        まっとうな治療が受けられる人もいれば、そうでない人もいる。
        現実に医者は不足し、ベッドも足りていない。

        命・健康・医療が誰にでも等しく平等という考えが今社会に強くはびこっていて
        そういった思想が現実に医療崩壊をもたらした。国民・司法・マスコミ全員で
        医療をぶちこわしたんです。

        医療というものは人生と同じく本質的に不平等で事後対応しかできないんです。
        高望みはあなたが必要な最低限の医療、それすらも満足に受けられない状態にまで崩壊を加速させます。

        • by Anonymous Coward

          なにやら論点をずらそうとされているようですが・・・
          下手に突っ込むと300行ぐらいのレスが返りそうだからまあいいけど。

    • by Anonymous Coward
      医学的なことはわかりませんが、この制度を使って、臓器提供カードを
      持っている人から提供された臓器なら問題ないのでは?

      提供する意思を示す人は、誰は嫌、誰は良いという判断までは
      していないと思いますし。

      あと、免疫抑制剤でボロボロになるのは本体のほうで、臓器のほうは
      免疫システムに攻撃されてボロボロになるんだと思います。
      • by Anonymous Coward
        医学的にアウトでしょう。
        献血ですら、一度でも輸血を受けた人は、献血永久禁止です。
        • by Anonymous Coward
          輸血と臓器移植では事情が違うような気がします。

          輸血は不特定複数の人からの献血を受け入れるのでリスクがありますが、
          臓器は特定できる人からですよね。

          臓器移植された人が感染する病気持ちだったのならわかりますが、
          感染する重篤化する病原体をもった臓器を移植されるわけないですよね。

          それ以外に医学的に臓器の再提供がダメな理由は何ですか?
    • by Anonymous Coward
      ドミノ移植って事例なかったっけ?
    • by Anonymous Coward
      > 臓器提供を行う意思を表明した人に優先的に臓器提供を行うというのは倫理的には非常にまっとうに聞こえますね。

      「目には目を」的な臭いを感じてしまいます。
  • 死にそうな人が藁にもすがる思いで相次いで臓器提供カードを持ち始めて、死にそうな人たちの間でサドンデスゲームが始まるんじゃないだろうか。
    となりの心臓病患者が先に死んだら自分は肝臓移植を受けられて、自分が先に死んだら自分の心臓がとなりの患者に移植される、みたいな。

    --
    1を聞いて0を知れ!
  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 12時30分 (#1734247)

    「ユダヤ教が臓器移植を禁じている」というのが良くわからなかったのですが、
    脳死が関係してロジック的に「できない」と解釈するラビがいて、ultra-Orthodoxな
    人たちに影響力が大きい、という話なのかな?

    キリスト教と自殺の話もそうですが、様々な宗派がある中で特定の解釈を行う人たち
    の話が過剰に拡大されて伝わることは良くあるので、少し注意が必要かと思いますね。

    • by jerry_fish (32739) on 2010年03月17日 12時51分 (#1734273) 日記

      ユダヤ教では心臓の停止を以て死亡とするようです。
      なので臓器提供は宗教的に不可とか。

      生きてる人から摘出ってどうよって感じ?

      --
      ☆大きい羊は美しい☆
      親コメント
      • Most leading Orthodox rabbis - as well as Israeli law - agree that a person dies when his brain-stem stops functioning. A minority opinion, endorsed by Elyashiv, holds that as long as a person's heart beats he or she is alive and therefore the organs cannot be harvested. Donation in Israel after cardiac death is rare and only done in special circumstances.

        タレコミのリンク先記事から。
        この"Elyashiv"なる人物の主張を「ユダヤ教の教義」と解釈するのはさすがに読解力に問題があるように思えます。

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        人工心臓の人はどうするんだろう。
      • by Anonymous Coward
        心臓の移植を受ける人は、オリジナルの心臓を摘出した時点でお亡くなりになってるわけですね。
        それ以降の人生はゾンビってことかな?
      • by Anonymous Coward

        親族提供の生体肝移植とか片方の腎移植とか
        生きてる人から摘出って普通にありますよ?

        • 今回のは臓器提供カードの話なので、死亡後に提供するか否かが問われている話なのでしょう。

          医学的に死亡とみなされた場合、「その時点では」本人は意思表示ができません。
          それを踏まえた上で、「その時点」で臓器を摘出するのが許されるのか。

          例えば心臓死=死という宗教に則って考える場合、
          脳死状態(で心臓は問題ない)というケースは「まだ死んでいない」ということになりますが、
          その時点で臓器摘出というのは例えるなら「昏睡患者から臓器摘出」「全身不随患者から臓器摘出」みたいな気持ち悪さがあるわけで。

          本人の「その時点の許諾」が得られる生体移植とはここが異なります。

          #あくまで元コメの「生きてる人から摘出ってどうよって感じ?」に即して考えると、という話なので
          #ストーリー自体には脳死云々は出てきてませんが

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      • by Anonymous Coward

        どなたもタレコミの元記事は読まれておられないようで…。

    • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 17時14分 (#1734460)
      どんなに厳格な戒律にも抜け穴はあるものです。
      というか、なんやかんやでガザ地区あたりから臓器を「調達」してきそうな…。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ユダヤの教義とその解釈はキリスト教などよりよほど厳格でロジカルです。
        (しばしばジョークのネタになるくらいに)
        包括的に定義する習性がなければ、「1桁の数の領域」と「10に1以上を加えた領域」が
        それぞれ定義されているような時、10について抜け穴だなんだと騒ぐ必要はありません。
        どちらの領域にも属さないことは明白だからです。
        支障があるとすれば、10を処理する際の判断が面倒というだけです。

        #後半の行についてはノーコメント。
         スラドでは「中国人は赤ん坊を食べる」などの物言いでもプラスモデしてもらえるのかな?
         今度試してみよう。

  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 13時57分 (#1734313)

    「自分に移植が必要になったら臓器提供カードを持つ」だな。
    どうせ急性の発症じゃ移植なんて間に合わないだろうし。

    • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 14時03分 (#1734315)

      次はカードを持つ者同士の争いとなるから、
      どのカードが強いのか決めないと。
      意思表示日が過去であれば過去であるほど移植優先度が上がるとか。

      #だとすると1999年に意思表示したカードを持つ俺最強かも。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        大将カードはスパイカードに負ける。

        • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 15時01分 (#1734354)

          つまりこうですね。

          俺のターン!
          手札から"10年物の臓器提供カード"を攻撃表示で配置、特殊効果により肝臓が移植される。

          甘いな、手札から"1000万の寄付"、"政治家の口添え"、"死ぬ死ぬ詐欺"を墓地に捨て、
          移植優先度に割り込んでやる!

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        その理屈だと高齢者ほど有利ですから、結果的に、老人が若者の命を吸い取ることになりそうです。

      • by Anonymous Coward
        日付手書きやん
  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 14時09分 (#1734318)

    移植をしたい医師側の恣意的判定で、本来脳死とは判定できない人を脳死判定して
    移植のために臓器を取り出すリスクはどうやって解消するんでしょうか?

    骨髄バンクのドナー登録でもそうだけど、デメリット(それも非常に大きい)の
    存在が明らかなんだから、少なくとも明示はしてくださいよ。

    #移植は提供も受容も拒否でカード持ってます

    • 昔はアイバンクやらなんやかやの登録カード持ってたけど、脳死判定が信用できないのでヤメちゃったな。

      --
      the.ACount
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 15時44分 (#1734378)

        アイバンク(角膜移植)や腎臓移植は心停止後でOKなので、脳死判定の問題は関係ないはず。
        嫌気が差した気持ちがわからないではないけど、単に思考停止でしかないのは残念。

        親コメント
        • Re: (スコア:0, フレームのもと)

          >アイバンク(角膜移植)や腎臓移植は心停止後でOK
          脳死でやるって聞いたぞ。
          思考停止と決め付けた理由は何? 何がすばらしい洞察?

          --
          the.ACount
          • 脳死での臓器移植を許諾している人からなら、心臓停止を待たずに摘出するでしょうね。 どっちにしても、脳死での臓器移植を許諾していない人から脳死段階で角膜を切り取っちゃったら傷害罪でしょうし。 臓器移植カードには脳死移植と心臓死後の移植とそれぞれ別に許諾のチェック欄がありますよ。
            親コメント
          • by Anonymous Coward on 2010年03月18日 16時54分 (#1735183)

            アイバンク協会のホームページに書いてありますよ
            http://www.j-eyebank.or.jp/trans.htm [j-eyebank.or.jp]

            >死後(心停止)、眼球を提供していただき、角膜移植待機患者にあっせんする公的機関をアイバンクといいます

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            落ち着いて少しググってみてくださいな?

            角膜と腎臓は、比較的劣化しにくいので、心停止後の移植が可能です。
            脳死による移植前から、心停止を条件に移植が行われていました。
            ですが、腎臓については、死後摘出よりも生体移植のほうが数%定着率が上がりますので、
            可能であれば脳死状態から摘出したほうがベター、という話ではないですか?

      • 普通に、臓器の提供者が足りないのなら、提供者に払う報酬を増やせばよいと思うのだけど。死亡判定だって、信用してよいのか不安な脳死より、昔ながらの心臓死のほうが安心だ。そこで「脳死判定を選択すると金銭がもらえます」では、なぜ、だめなのだろう。「金銭がからむと不正が増えて困る」というのは言い訳のように思う。
        • >提供者に払う報酬

          まずここを定義するところから始めないとまずいでしょう。
          提供する意思を示す最も重要な主体である提供者本人は提供の時点で死体ですから、報酬を受け取るすべがありません。

          直接関係ありませんが、臓器移植と関連付けずに脳死を人の死としている国なら、脳死と判定されて臓器提供の意思がないと分かった瞬間に、ほとんどの場合経済的な理由で、人工呼吸器が止められ心臓死が訪れると思います。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      医師ってそんなことまでして移植したいですかね?
      何のために?

    • by Anonymous Coward

      まず法的脳死判定する時点で必ず2名以上の医師が必要ですから、殺人を共謀してくれる医師仲間がいないとダメなのですが、そうじゃなくても移植をするとなったら、その時点で飛んでくる病院の部外者とかも含め、多くの人間が関わってきますから、恣意的な操作は不可能でしょう。
      もう過去に何十例と移植はされていますが、そんな話は1回も出たことがないはずです。
      ま、陰謀論を信じるのも自由ですし、証明できない系のことでそういう不信感を持つ人は逆に医療側からしても困るので、拒否でカードを持っておくのは正しいと思います。

      骨髄ドナーは術後アンケートも死亡率も合併症率も全部公式に公開されてるし、ここに来れる人間ならそんな情報くらいネットで1分で見つけられると思いますが、なにが具体的に不満なのでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 14時14分 (#1734322)
    日本の臓器提供カードには、選択肢が3つ表示されています。
    1. 自分の「脳死」後に、自分の臓器を移植に提供する(臓器のリストに○)
    2. 自分の「心臓停止」後に、自分の臓器を移植に提供する(臓器リストに○)
    3. 自分の臓器を提供しない

    日本の場合、「臓器提供カードを持っている=臓器提供について何らかの意思表示をしている」ということであって、「臓器提供の意思がある」ということではないですね。

    今回のようなケースで使われる臓器提供カードからは、3番の選択肢は消去されているんでしょうか。

    • 悪辣な人だと、自分が臓器移植が必要になりそうな時は1や2に○をつけたカードを出しておいて、終わったら3に戻す…とかやりかねないですね。

      脳死・死後臓器移植ドナーの了承は人の良心に期待したシステムだけに、明確なメリットをつけると良心に背を向ける行為を行う人間が入り込みかねないのが頭の痛い所で。

      #私? 2に○をつけたカードを持ってます。どれだけ健康的な死に方するかは不明ですが、その上で使えるパーツがあったら持ってってくれ的。
      #結婚する可能性は限りなく低いので嫁や子供が嫌がる可能性は考慮する必要無さそうですが、
      #万が一先に逝った場合に親や兄弟が嫌がる可能性は捨てちゃいかんので。
      #棺桶に入れる時に見栄えが悪くならないよう気は遣ってくれるという話ですし、墓に入る骨がちゃんとあれば文句は出ないでしょう。

      親コメント
      • by Ryo.F (3896) on 2010年03月18日 22時33分 (#1735389) 日記

        そういう悪辣な人がいてもいいんじゃないかと思います。
        というか、3を選択しても優先権を与えていいんじゃないかと。
        そういう悪辣な人よりも、今回の様な試みで初めてドナー制度に興味を持ち、提供の意思を表明してくれる悪辣でない人の方がたくさん居そうな気がします。ドナーカードを持っていなければ、前者も後者も見分けが付きませんからね。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 20時14分 (#1734595)

    どうせ優先されるのは、政治家や財閥の人だよ。
    一般庶民が優先されるわけない。

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