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202603 story
宇宙

地球に向かってくる小惑星、「核兵器で爆破しても元通りくっついてしまう」という主張 71

ストーリー by hylom
不可抗力 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

「地球に向かってくる小惑星を核兵器で爆破しても再び元通りにくっついてしまう」という主張を、ニューメキシコ州ロスアラモス国立研究所の科学者、キャサリン・プレスコとカリフォルニア大学のドン・コリキャンスキーが発表した(デジタルマガジンの記事元ネタのNewScientistの記事)。

シミュレーションでは、地球に向かってくる直径1キロメートルの小惑星を核兵器で破壊したとしても、小さな欠片以外は2~18時間後には元通りにくっついてしまう結果となったそうだ。「ただ、別の研究では“900キロトン級の核兵器で爆破すれば直径1キロメートルの小惑星は完全に粉砕できる”との結果もある」と記事にあるが、果たしてどちらが真実か。

実際に小惑星を破壊するような事態が訪れないことを祈る。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 「はやぶさ」が到達したイトカワの脱出速度は、0.0002 km/s

    三軸径 535 × 294 × 209 m

  • それなら。 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年03月17日 18時47分 (#1734534)

    元通りになるなら、
    1) 地球を核兵器で爆破
    2) 小惑星が通過
    3) 地球も元通り
    でいいんじゃね?

  • by 90 (35300) on 2010年03月17日 18時48分 (#1734537) 日記

    核兵器を大気のないところで使用すると爆風が起こらず、あまり効果範囲が広くとれないとかなんとか。
    だから高高度核爆発はただのEMPとしての効果しかないとかなんとか。

    • Re:爆風 (スコア:2, 興味深い)

      by yasuchiyo (11756) on 2010年03月17日 19時17分 (#1734557) 日記

      てかさ、でっかい塊を破砕する目的なら、核爆弾より従来型の運動エネルギー弾の方がいいんじゃないかな。
      # どんなに堅い小惑星でも、ヘソに打ち込めば一撃で木っ端微塵にできるはず

      親コメント
    • Re:爆風 (スコア:2, 参考になる)

      by Yohsa (2572) on 2010年03月17日 19時30分 (#1734564) 日記
      核爆薬の被害としては熱線・放射線・爆風がある訳ですが、爆風に関しては大気中で核爆発が起きた際に発生した電磁波が爆心周辺の大気を加熱する事により、大気が爆発的に膨張する事によってもたらされます。ですから大気の無い宇宙空間の小惑星の表面で核爆発を起こしても放射線と電磁波で片側をちょろっと焙って終わりになりますね。
      このトピックの元ネタの核爆薬で小惑星を粉砕云々は小惑星の中心部に核爆薬を設置して行われるものなのでしょう。(リンク先読んでない。w)

      高層大気中での核爆発によるEMP現象ですが、これは放射線が高層の薄い大気を励起して電磁波を発生させる現象でやはり大気がらみなので高真空状態の小惑星とは関係ないですね。

      #記憶オンリーで書いたけどID。
      #一応Wikipeった方がいいかなーとか思ったけど、いいやこのままで。w
      親コメント
      • Re:爆風 (スコア:3, 参考になる)

        by sekia (38775) on 2010年03月17日 21時49分 (#1734671)

        元記事からこの記事 [newscientist.com]を辿れます(全文読むには登録が要るかも)。

        読んでないと申告するよか読んだ方が早いと思うんだけど、リヴァモア研究所のDavid Dearborn氏のチームの試算で、衝突1,000日前に小惑星の地下10メートルで爆発させた仮定ですね。破片が衝突するにしても質量は100,000分の1だろうとのこと。
        ついでにメリーランド大のDerek Richardson氏が「んなもん小惑星の内部構造によるだろJK(意訳)」と至極真っ当な指摘をしてます。

        # どちらかというとその前にある「レーザーで隕石をそらす」作戦とかの方がアレゲっぽくていいと思う

        --
        言ってないことに反論するなよ
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        すると、小惑星破壊ミサイルの核弾頭の周囲に水タンクでも
        設ければいいのかなー、なんて素人考え。

        地上からは撃ち上がらないかなあ...

    • by Anonymous Coward

      そりゃちょっと離れてしまえば小惑星を破壊するのにエネルギーを伝えるモノはその核兵器の質量分しかない訳だし。
      実際はそんな量の質量なんてのは数百メートも離れれば無視できるレベルでしょうから表面を高熱で炙るだけになるっぽい。
      その熱すら周囲がほぼ真空の為に直ぐに散逸してしまうんじゃ無かろうか。

      となると直撃させて内部爆発させるしか無いと思うけどそれも効果が薄いと。

      なら、次の手としては敢えて核爆発はさせず小惑星上で核燃料をメルトダウンさせるってのはどうでしょう?
      そうすれば小惑星の構造物自体が継続的に推進力になると思うのですが。

  • 引力でくっつくの?磁力?
    単に相対速度が変わらないから一緒に落ちるって話?

  • by phenix (31258) on 2010年03月17日 22時30分 (#1734696)

    一度ほぐしてやれば、大気圏の高々度でばらばらになって、燃え尽きそうな気がするけど?

    大きさなんかにもよるんでしょうけど。

  • 衝突しないけど近くを通る隕石を捕まえて衛星にしておいて、
    いざとなったらそいつを盾にすればいいんじゃないかな。
    衛星にしておく間に破壊力を増すような細工とか、自力で軌道変更できる
    ようなお化けエンジンつけるとか・・・・

  • そんな! (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年03月17日 17時55分 (#1734495)
    ブルース・ウィリス [wikipedia.org]が無駄死にになってしまう!
  • by t_mrc-ct (5292) on 2010年03月17日 18時18分 (#1734506) 日記

    なるほど、2〜18時間後だな。俺にまかせとけ。

    1. 小惑星が地球と衝突する1〜9時間前に核兵器で爆破
    2. 小惑星が地球に衝突する瞬間。小惑星はもっともバラバラなっている
    3. 地球はバラバラになった小惑星の破片の隙間をすり抜ける
    4. 地球通過後1〜9時間、バラバラだった小惑星は元通りに

    やったぜ完璧。これで地球最後の日がいつ来ても安らかに眠れるぜ。

  • by nyagy (17036) on 2010年03月17日 20時28分 (#1734603)

    地球の防御力を上げよう。

    どんな巨大な小惑星でも燃やし尽くせるように大気の層を厚くするんだ。そのために温暖化ガスを排出...

  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 21時48分 (#1734669)
    とすると、旧ソ連が作った50メガトン級の史上最大の水爆だと
    どのくらいまで対応できるのかな。
  • 小惑星が破壊されるほどの力が加わったなら、
    その小惑星(の破片群)の軌道が変化してもおかしくないように思います。

    地球や月に直撃することを防げればいいのではないでしょうか?

    --

    ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
  • 1/2mv^2 だから、大きなものが戻ってきて、小さなものが戻って来ないわけでしょ。
    それはそうだろうな〜

    軌道を変えるのに、小惑星自身の質量を使うってのはありだと思うし、軌道をそらすのが
    目的なら大きな爆発一発よりは、小さな爆発たくさんの方が効果的だろうと思います。

    発見から衝突までの時間がどれくらいあるかにもよると思うけど、ラッキーなケースで数ヶ月。
    だめだめな場合は数日ぐらいか。シューメーカーレビーの時も数ヶ月だったよね。

    数10kmあると、もはや動かすことも現実的でないわけだけど、さすがにそれが直前まで見つからない
    ってのはありそうもない。数年かけてよいなら、そういう場合でも、なんか方法があるかな?
  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 17時55分 (#1734494)
    デブリで苦労してるわけないだろ
    • by flutist (16098) on 2010年03月17日 18時17分 (#1734505)

      シミュレーション結果のPDF [usra.edu]をみると、リンク先各記事にあるように、爆破による小片は
      ・高速なもの - 散逸
      ・低速なもの - 再集合
      てな感じです。簡単に集まるんでしょうな。

      集まってくっつくとは書いてないけど。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      「この球の下にある物はすべて床に落ちました。
      もし地球が丸かったら、下にいる人は立ってられずに空にむかって落ちてくいくに決まってます。」
      みたいな話だよね。

      大きさが違えばすべてが変わってくる。
      十分に大きな天体同士ならば引力で引き合ってまた一つになる。
      問題は「直径1kmでそれが十分起こりえるほど大きいか?」だと思う。

      • >直径1kmでそれが十分起こりえるほど大きいか?
        地球(半径 6378 km)と同じ密度なら、表面重力は 1G/13000 。つまり 1 mm/s^2 程度。
        脱出速度は (2×1km×1 mm/s^2)^(1/2)=1.4 m/s
        破片の速度が 1.4 m/s 以下なら戻ってくるかな。
        (核爆発の破片って、どんなスピード?)

        --
        the.ACount
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        New Scientistにシミュレーション結果 [slashdot.jp]があるね。

        表面近くで爆発を起こしても大部分の破片は同方向に飛ばされるため、引力でくっついてしまう。
        ただしベクトルは変化するので地球への衝突は避けられるかも。

        • というか

          くっつこうが離れたままであろうが、それぞれの軌道を衝突コースからズラすことができなければ意味はないですよね。

          1kmの小惑星×1が100mの小惑星×10になったら人類の(地球の、ではなく)被害程度にどのくらい差があるというのでしょう。
          1mの石×1000個にできたらいいのでしょうけども(それが「完全に粉砕」に当たるものなんでしょうけど)。

          #直径1kmの球体を適当に1000個に分割しても1mの球体×1000にはならないけどそこはまぁ気にしない方向で

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          • by Anonymous Coward

            > 1kmの小惑星×1が100mの小惑星×10になったら人類の(地球の、ではなく)被害程度にどのくらい差があるというのでしょう。
            1個燃え尽きないで落ちてくるのと全部燃え尽きるのでは全然違うと思います。
            > #直径1kmの球体を適当に1000個に分割しても1mの球体×1000にはならないけどそこはまぁ気にしない方向で
            いくらなんでも1000個と10億個の違いを気にしないのは気にしなさすぎでは。

            • by Anonymous Coward
              > 1個燃え尽きないで落ちてくるのと全部燃え尽きるのでは全然違うと思います。
              宇宙空間なら空気抵抗はありませんからすべての破片が同一速度/同一方向に進むこともありえるでしょうが、仮にそのまま地球に落ちてくるとした場合には、空気抵抗によって破片が分散しますものね。しかも大気中であれば破片のそれぞれの形状差によりVtが変化するわけで、地表に到達するタイミングも違ってくる。ある程度小さくなったものは地表にさえたどり着かないたんなる流れ星になる。
              要するに、仮にもう一度一塊になったとしても、細かな破片に分断さえできていればまったく問題が無くなる可能性もあるということですよね。
    • by Anonymous Coward
      どうしてそういう比較になる?
      デブリと比較するならデブリのみの系で比較すべき。でも質量も
      バラバラになる際の相対速度も全然違うだろうけどね。
    • by Anonymous Coward
      直径1km(比重もそれなり)の天体が低軌道で安定していれば
      その重力でデブリを吸い上げてくれそうな気がしますよ

      別の事でもっといっぱい困りそうですが
  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 18時24分 (#1734513)

    または地球移動作戦の出番か

  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 18時41分 (#1734531)
    「核兵器で爆破しても元通りくっつくよ!」
    「だから核兵器で攻撃するのやめて!」
  • by Anonymous Coward on 2010年03月17日 19時52分 (#1734581)
    ちょうど、先々週のサイエンスで、恐竜絶滅の原因が、直径10〜15kmの隕石落下による [yomiuri.co.jp]と結論づけられたことが報告 [sciencemag.jp]されてましたね。

    さすがに、そこまでの衝撃はないにせよ、ツングースカ大爆発 [wikipedia.org]の原因になったのが、直径60〜100m程度の天体(地上に落下してないので隕石とは呼べない)と考えられてるそうだし、地球に出来るクレーター [wikipedia.org]の直径が、隕石の約20倍くらいと考えられてるそうなので、直径1kmの隕石だと、約20kmのクレーターになる可能性があるわけか…。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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