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宇宙

2030 年代半ばを目標とした有人火星探査計画を米大統領が発表 45

ストーリー by reo
彼の視線は深宇宙で焦点を結んでいた 部門より

バルスーム 曰く、

オバマ米大統領は 15 日にケネディ宇宙センターにおける演説で、2030 年代半ばに有人火星探査を行うなどの新しい宇宙政策を発表した (asahi.com の記事演説原稿NASA による解説より) 。

オバマ政権は前ブッシュ政権が立てた月有人探査計画「コンステレーション計画」を打ち切ることを 2 月に決定しているが (/.J 記事)、今回の政策はそれに代わる深宇宙探査計画となる。演説によれば、2025 年までに 30 億ドルをかけて既存のロケット改良のみならず新規デザインも視野に含めたロケットの開発を行い、月より遠い深宇宙 (deep space) へ到達できる宇宙船を開発する。小惑星への宇宙飛行士の派遣を行い、その後 30 年代には火星軌道へ、そして火星着陸を目指すと言う。

演説の中で、オバマ大統領はアポロ計画はケネディ大統領によって発表された 1961 年に自分が生まれたことを挙げ、ハワイに帰還した飛行士に旗を振った思い出などから宇宙探査計画はアメリカ人にとって“贅沢なもの”ではなく、アメリカの輝かしい未来のための探求 (quest) と述べている。

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  • by slashdot.jp.viewer (33542) on 2010年04月17日 13時07分 (#1750222) 日記

    中国が有人宇宙飛行、中国・インドが無人月軌道衛星探査を既に実現しているので
    そのまま月を目標にしたらこれら新興国に追いつかれてしまいそうだからですかねぇ。

    火星軌道まで目標を伸ばせば、そこまで人工惑星を飛ばした(無帰還飛行)ことがあるのは
    米・ソ(露)・欧・日くらいですから。

    #月より遠い深宇宙まで行って地球上に帰還するのははやぶさが(成功すれば)最初でいいんでしたっけ?
    #あれ、ハレーに接近してサンプルリターンしたのが居たような。
    ##「月より遠い天体に着陸して帰還する」のが初めて?

    • by TarZ (28055) on 2010年04月19日 11時24分 (#1750731) 日記

      #月より遠い深宇宙まで行って地球上に帰還するのははやぶさが(成功すれば)最初でいいんでしたっけ?

      Wikipedia: ジェネシス (探査機) [wikipedia.org]

      年間にわたり太陽風に含まれる粒子を採取した後、地球に持ち帰った。月以遠の場所では初めて行われたサンプルリターンミッションである。

      帰還時、地球に硬衝突しましたが。

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    • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 11時12分 (#1750722)
      探査船「コメット」が持ち帰ってえらい騒ぎになりましたよ
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      • by Anonymous Coward
        速雄自重。
      • by Anonymous Coward
        /.erとしては基礎教養かもしれませんが、このモデでは誤解を招くかと。ネタ元: ジーザス [wikipedia.org]
        #そういえば、2はプレイしてないなぁ
    • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 12時30分 (#1750786)

      >ハレーに接近してサンプルリターンしたのが居たような。

      ハレー彗星ではなくWild-2彗星ではないかと。
      #探査機はスターダスト。尾の中に突っ込んで接近、飛んでくるサンプルを採取してカプセルが地上に帰還。

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    • by s02222 (20350) on 2010年04月19日 11時20分 (#1750729)
      月だと、任期中、もしくは、政治家として活躍中に何か具体的な結果を出さないといけないから、とか。2030年なら、まあ、言っちゃったもん勝ち。

      # 俺はいつか本気を出してすごいことやるぜ、みたいな?
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      • by Anonymous Coward

        温室効果ガスを25%削減とかですね、分かります。

      • by Anonymous Coward

        良くそんな近視眼的な書き方ができるなw
        君にとっては長期計画とかはないんだろうけど、
        組織では誰かが示す必要があるんだよ。

        # 自分の能力を超えた部分について書くなよ。黙ってろw

        • by s02222 (20350) on 2010年04月19日 11時59分 (#1750757)
          本気の長期計画なら嬉しいんですが、そこまでオバマ政権、ひいては今のアメリカの世論が信じられないんですよね。 余計な事をせず、国内の景気を何とかしろ、という空気が強そうで。

          あの政権が「地に足の付いた次の一歩となる月探査計画はペンディングして、一足飛びに火星を目指そう」というメッセージを、「アメリカ最高!」と盛り上がってくれる事を期待して発するように思えないのです。 「ペンディング最高!」と喜んでくれる人に向けたメッセージじゃなかろうかと疑ってしまいます。 日本の似たようなニュースへのWebでの反応やらを参考にした偏見ですが。

          まあ、言ったからには予算出せよ、と迫ることは出来るでしょうから、NASAの方々の手腕に期待したい所です。
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          • 見方を変えれば (スコア:1, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2010年04月20日 12時26分 (#1751353)

            少なくとも、シャトル退役に伴って失われる雇用の受け皿は必要となるはずです。コンステレーション計画が可能な限りシャトルの遺産を再利用しようとしていたのも、そうした背景があっての話です。

            現状維持では今以上に雇用の拡大は出来ないですから、こうした高い目標をぶち上げることには、新たな雇用を創出するという側面もあることは否めません。事実、The White House Blogの記事 [whitehouse.gov]によれば、大統領のNASAでの演説ではその点にも触れられているようです。

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    • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 13時38分 (#1750833)
      「We choose to go to the Mars」くらいは言って欲しかったですね。
      親コメント
    • いや、こう言うオチ [twitter.com]だったりして。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      2030年代には宇宙太陽発電(宇宙太陽光発電)を商用化してエネルギー問題を解決したのであった~~~なんてこたぁない
      日本の宇宙屋さんはアメリカ人も想像すら出来ない妄想を抱いているだけだ
      (2030年になったって種子島の漁業権問題すら解決できないだろう)
  • by gonta (11642) on 2010年04月19日 11時44分 (#1750747) 日記

    カプリコン・1 [wikipedia.org]を思い出した。

    --
    -- gonta --
    "May Macintosh be with you"
  • by iwakuralain (33086) on 2010年04月19日 11時58分 (#1750755)

    片道で半年かかるとテレビで見ました。
    往復するだけで1年かかるわけですが、生きてる間にこういったことが(せめて出発ぐらいは)見られるかもしれないですね。
    20年後にはもっと速く行けるものが出来てるかもしれませんけど・・・。

    #火星からの資源を送るのに半年かかるわけですが、その間に戦争とかが起きて受け取りなんかをちゃんとするところがなくなってたりしたら
    #巨大な人口物として地球のそのまま降ってきて大災害をもたらしたりして・・・。

    • by Anonymous Coward
      いくらなんでも火星から直接地球突入軌道に乗せたりはしないと思う。
      適当な近傍軌道に乗せて、地球側で残りの精密誘導するのでは。

      なので、受取人がいなくなってたら、近くを掠めてどっかへ、そして人工惑星になると。
      あ、でもそれが何年か何万年か将来の衝突軌道になってるかもしれないですね。
  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 12時13分 (#1750769)

    松浦晋也氏のつぶやきより。1 [twitter.com], 2 [twitter.com], 3 [twitter.com]

    オバマ演説の火星についての言及。By the mid-2030s, I believe we can send humans to orbit Mars and return them safely to Earth.

    つまり、2030年代に約束しているのは火星軌道まで行くということだけ。おそらくはフォボス有人探査じゃなかろうか。火星に降りるなんて約束していない。

    And a landing on Mars will follow. と続く。つまり「その後、火星着陸もやるかもね」ぐらいであり、これは探査というと月→火星というルートしか思いつかない一般に向けたリップサービスと見た。

    技術的に妥当と言えば妥当なのかもしれませんが、フォボス探索じゃあ小惑星+αぐらいの価値しかないような・・・?

    • 行くだけで降りないなら金星だって良いような気がするんですけど…… 火星よりは近いみたいだし。太陽に近づくのは危ないでしょうか? それとも人間が住めそうにもないから興味が薄い?

      --
      人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        軌道遷移のエネルギー収支的に、金星の方がお高く付くとどっかで聞いたような。
        違ったっけ?

        地球軌道から降りるとスピードが乗るので、それを殺して目的惑星の衛生軌道に乗せるために相当の減速をしないといけない、とかだったかな。
  • by yyok (34343) on 2010年04月19日 11時39分 (#1750742)
    2030年代ってことは最長で20年後ってことか。 火星をうろうろしてる地球からの探査機に腹立てた火星人が来襲する前に間に合うのか。
  • 宇宙開発は大規模な公共事業なわけで、開発に関わる産業だけでなく、開発した技術の宇宙ビジネス展開、軍事・民間技術への転用による二次的・三次的な経済効果が見込まれるでしょう。

    さらに「宇宙」は古き良き逞しいアメリカを彷彿させる象徴的なキーワードなので、ライバル中国とも「目指すもののレベルが違う」ところを見せつけることで、国の威信と誇りの回復を目指しているとみることができます。

    リーマン・ショック以降失われてしまったいろんなものを取り戻せる政策として、「なかなかいいところをついてきたな」と思ってしまいました。

  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 15時32分 (#1750917)
    オバマが鳩山に会わないのは、これが理由だよ。 鳩山嫁が宇宙人の側に立って、NASAの計画にケチつけてくるのを、聞きたくなかったんだ。
  • by oj.wake (39498) on 2010年04月19日 18時43分 (#1751019)
    科学も夢を見てた

    そのうち誰かが火星に降りても
    もう 愕かないでしょう
  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 11時44分 (#1750745)
    Mission to Mars が 2020 年
    Red Planet が 2057 年

    「2001 年」的にはもう土星まで行ってないといけないんですがね……
    気がつけば続編の年
  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 12時22分 (#1750775)
    勝手に決めるな。ていうか来るな。
  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 12時26分 (#1750780)
    朝日の記事には「我々は月には行ったことがある」としか書かれていないのですが、
    月を止めて火星にする理由は明確にされたのでしょうか?

    前政権を否定したかったダケじゃないですよね?
  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 12時37分 (#1750791)

    一方日本は、探査機を擬人化した。

    http://twitter.com/Hayabusa_JAXA [twitter.com] が面白過ぎです。

  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 14時16分 (#1750862)
    ロケットではなく宇宙人に連れってもらう。
  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 14時27分 (#1750868)
    アポロ当時は、経済にしろ軍拡にしろ、(相手が誰であれ)とにかく相手を打ち負かすことに躍起になっていましたよね。
    勝者こそが幸福を獲得できると信じていたし、そのためなら犠牲も厭わないというぐらい、世界は闘争心に溢れていた。
    世界もそれにならって突っ走ってた。
    しかし結局スペースシャトルは相次ぐ事故で頓挫し、世界の経済は一時期の活況を失って低迷が続き、政治や世界の安全保障も混とんとするばかりでね。
    もう誰もあの頃のあの熱狂を支持するような気持ちは持っていないと思うし、あの頃の世界情勢に戻りたいなんて望んでないと思うんだよな。
    火星進出するなら、人類にとってもっと明確なビジョンが示されないと共感されないような気がする。
    逆に、資源確保とか環境保護対策など人類共通の問題を解決するといったシナリオを示せば、かすかな希望にすがる程度の支持は得られるかな、とも。
    • > 逆に、資源確保とか環境保護対策など人類共通の問題を解決するといったシナリオを示せば、かすかな希望にすがる程度の支持は得られるかな、とも。

      それは,まぁそうなんだけど,もう環境問題ってのが世界的な合意に達して解決するのがムリだという計算なら,せめて米人口の数%でもいいから火星に移住できる能力を持っておきたいっていう怖い話になってるのかも.今後五十年とかの長期的な話で.

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      • # 「第3の選択」が再び流行ったりしませんように。

        地球の環境問題が行き着くところまでいったところで、おそらく地球が火星より住みづらくなる、ということはありません。すなわち、人口増や環境問題は、「地球が住みづらくなったから人口の一部を他の惑星に移住させよう」という動機にはなりえません。

        「天体ベラスが衝突して地球が砕け散る」くらいの天文学的な災厄でもあるなら話は別ですが、その場合はザイラ火星に殖民地を作ろうとしたところで人類絶滅は避けられません。今後50年程度の「短期的」な条件では、仮に火星に殖民地を作るとしても、地球側に火星殖民地をサポートするだけの余力がなければ維持できないでしょう。

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      • by Anonymous Coward

        怖くも何ともなく、地球脱出というか外に向かうのは当然でしょ。
        何か凄いトラブルでもなければ、人口は増加する一方なんだから。

        # 星外に移住していく人々を見たいが、自分が生きてるうちには無理だろうなぁ・・・。

    • by Anonymous Coward
      > 火星進出するなら、人類にとってもっと明確なビジョンが示されないと共感されないような気がする。
      > 逆に、資源確保とか環境保護対策など人類共通の問題を解決するといったシナリオを示せば、かすかな希望にすがる程度の支持は得られるかな、とも。

      そこで小天体ですよ。

      予算獲得したい科学者らの談合的なデータ捏造によって地球温暖化問題が一般人の興味を引いたわけですから、
      世界中のスペースガードが示し合わせて100年後に壊滅的な被害をもらたす小天体が地球に衝突する確率が80%とか言えばいいんですよ。
    • アポロでの大規模使い捨ての反省『もったいない』から初期構想が産まれたものの
      重厚長大に慣れた組織が作り上げたかなりもったいない代物が
      スペースシャトルではないかと思います。
      また、アポロとスペースシャトルの間の世界情勢の変化の影響も見逃せません。
      例えば、ブランの発案と挫折の背景にあるものです。
      • by Anonymous Coward
        スペースシャトルの本来の用途は、大型の偵察衛星の打ち上げ・回収だから、あそこまで巨大なカーゴベイを持った高コストな往還機になったのだと思う。
  • by Anonymous Coward on 2010年04月19日 15時30分 (#1750911)

    不況から抜ける(って言うか目を逸らすと言うか)為の、派手な消費とお祭り騒ぎに
    ブチ上げたんじゃ無いでしょうか?(昭和の大恐慌の時の戦争の変わり?)

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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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