あるAnonymous Coward 曰く、中国の歴史的建造物の強さは、煮たもち米の上澄み液をモルタルに混ぜた「もち米モルタル」にあることが分かったそうだ(サーチナニュース、本家/.)。中国では1500年前からこのもち米モルタルが使われているという。もち米の粘り成分であるアミロペクチンはモルタルの強度を高め、地震にも強い建造物を築くことができたとのこと。強度を高めるにはもち米と石灰モルタルの配合が鍵とのことで、多すぎても少なすぎても強度に問題をきたすという。このもち米モルタルは古い石造建造物の修復にも非常に優秀な補修材にもなるそうで、もちろん新たに建設される建造物にも応用できるのではないかと考えられているそうだ。
もち米タルタルに見えた… (スコア:3, 興味深い)
#腐ったり虫がわいたりしないんだな~と呑気に思ったり。
Re:もち米タルタルに見えた… (スコア:2)
現在残っている長城は明代に建造されたものであって、その頃の北方民族(モンゴル人)は「韃靼人」と呼ばれていました。韃靼=タタール=タルタル [wikipedia.org]ですから、あながち的外れの空目でもないでしょう。
#モンゴル人の骨を砕いて、もち米に混ぜ込んでセメントを作ったと。(怖い)
Re:もち米タルタルに見えた… (スコア:1)
>#モンゴル人の骨を砕いて、もち米に混ぜ込んでセメントを作ったと。(怖い)
全くのオフトピだけど、「ミルキーはママの味」思い出した:-p
凛々しく、あほらしく。
Re:ミルキーはママの味? (スコア:0)
ママのどこかの味なんですよ。
生まれ落ちて数年間、存分に味わったでしょう?
# 大人になってから再度実践したお父さんも結構いるようだけど
バイオ材料 (スコア:2, 興味深い)
何となく鉄やコンクリートで作ると頑丈だと思いがちだけど山陽新幹線の橋脚がボロボロ崩れ落ちていくのを目の当たりにしていたのであまり信用していない。
塩害の多いところでは鉄は長持ちしないのはもちろんだしコンクリートも品質が保証されていないとろくなものでは無い。
大金を払って信用の置ける、がっちり管理しているところに発注するしかない。
それでも下請け全部を完全管理なんて無理だろうから何十年かしてみないと本当にキチンと工事されてるかわからない。
そういう意味では建築技術というより工事の管理技術の方がすごいと思う。
アミロペクチンは側鎖の多い高分子化合物だから現代工法にあった似たような高分子を合成することは簡単だから結構参考になるんじゃないかな?
あと、手近にある材料を徹底して活用するという精神は将来の宇宙開発等で大いに学ぶべき点が多いんじゃないだろうか?
地球外の環境で手近にある材料、砂や石と植物工場や排泄物を組み合わせて新材料を作るとか。
そういえば蜂の巣は泥や木の皮を唾液で混ぜて作っているんですよね。
鉄って便利なようで意外と扱いにくかったりしますからね。
SF小説では未来の宇宙船は大抵鉄製だけど実際はどうなるかわからないと思う。
時代背景の違いは大きいよね Re:バイオ材料 (スコア:2)
> 大金を払って信用の置ける、がっちり管理しているところに発注するしかない。
役人の賄賂と、元請け中請けのマージンをがっぽり取られても、なお手抜きが発生しないほどの大金ですよね。ま、韃靼人(蒙古)の恐怖を背景に絞れるだけ絞っていたという明代ならでは。(清代初期の方が異民族支配でも善政だったとか)
#いや、「金庸」で勉強した歴史なので間違ってるかもしれませんが。
Re:バイオ材料 (スコア:1, おもしろおかしい)
よし次はモチ米バブルだ!
Re:バイオ材料 (スコア:1, 興味深い)
高分子を使ったコンクリやセメントはかなり昔から実用されていまして
ポリマーセメント、ポリマーコンクリートと呼ばれて使用されています。
>SF小説では未来の宇宙船は大抵鉄製だけど実際はどうなるかわからないと思う。
大抵というほどに宇宙船の材料が「鉄」って材料明記したSF見たことがないのだが数例あげてもらえないだろうか。
鉄が嫌いならステンレス(広義の鉄だけど)、チタン等使えばいいじゃない。大金を払えるならね。実際、航空機や寺院等、金をかけれるところには使われていますよね。
昔作られて現代に残っている建築物だってコスト度外視で作られたものばかりですよね。
Re:バイオ材料 (スコア:1)
>>SF小説では未来の宇宙船は大抵鉄製だけど実際はどうなるかわからないと思う。
>大抵というほどに宇宙船の材料が「鉄」って材料明記したSF見たことがないのだが数例あげてもらえないだろうか。
SFとは到底呼べないけれど「宇宙戦艦ヤマト」とか。しかしヤマトはむしろ
「素材が錆びた鉄なのにどうやって宇宙船を作る気だよwww」みたいなネタに使われてると思う。
ひょっとして「鋼鉄の巨人」のような記述を見て、「鉄製なんだ」と誤解しているだけだったりしないかな。
「鋼の肉体」と書いてあっても、人間の肉体は蛋白質や水やカルシウムなどで作られていることは、
説明するまでもないと思うんだが。
それにしてもSF小説において材料は泣き所だよね。その当時に知られてる最も高い強度の材料でも、
何十年かしたらより優れた材料がでてきて新鮮味が薄れたり、欠陥や弱点が明らかになったりするから。
Re:バイオ材料 (スコア:1)
ちなみに今はコンクリートに繊維入れるのがトレンド [google.co.jp]。これ豆知識。
Re: (スコア:0)
一昔前は、その「繊維」にアスベストも使われた模様(ベルリンの壁 [wikipedia.org]など)
Re: (スコア:0)
Re:バイオ材料 (スコア:1)
「鉄」って明記は少ないかもしれませんし、「大抵鉄製」ってほどではないとは思いますが、
「○○鋼」(○○は架空の名前)な素材を装甲に使ってるようなSFは結構見かけると思います。
とりあえずすぐに思い出せるのは
宇宙英雄ローダンシリーズ: テルコニット鋼
とか。作中で鋼鉄ベースの合金であることが明記されてます。
ちなみに、宇宙戦艦ヤマトなど松本零士世界では「硬化テクタイト」がよく出てきますね。
テクタイト(ガラス)のクセして、見かけは金属っぽいですが…
Re: (スコア:0)
きっちり考証すると
未来の人はうんこハウスにすんでいる
ってことじゃないんですか
アフリカの方では今でも実践されてますが
Re: (スコア:0)
>高分子を使ったコンクリやセメントはかなり昔から実用されていまして
高分子とか良く分からんけど、昔家の改築した時に海藻を炊き込んで何か作ってました。
漆喰? ものすげー臭かった気がする。
Re: (スコア:0)
> 大金を払って信用の置ける、がっちり管理しているところに発注するしかない。
それでうまくいくんなら、システムトラブルの多くは発生するはずがありません。(キッパリ)
#こういう的外れな意見が出るってことは、IT業界や建築業界の人じゃないんだろうなあ。
#ひょっとして、お役人とか?
Re:バイオ材料 (スコア:2)
的外れってことはないと思うけど。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
SFだと未来の宇宙船は、鉄じゃなくて特殊合金でできていることのほうが多くないか。
Re: (スコア:0)
火星年代記などは、なぜか「銅」が多く使われてたはずだ(宇宙船の材質は書かれてなかったが)。
発表当時(1950年)既にジュラルミンが実用化されてたはずだが、レトロな語感を狙ったんだろうか。
Re: (スコア:0)
ハインライン作品では鉄の外板が多いな。
磁気靴を履いての船外活動描写があるのでその整合性を得る為だと思うけど
Re: (スコア:0)
ヤマトは濃硫酸で溶けてたから鉄ではないだろうね。
4000年ではないけど... (スコア:2, 興味深い)
学生時代に読んだ「最後の宦官」なる小説に、城壁の煉瓦にもち米のとぎ汁を使ってた話を含めて、
この手の濃い話がいっぱい載ってましたっけ。
紫禁城で行われた闘蟋(コオロギ相撲)の奥義とか、帝室に保護された京劇の危険な演技とか、北京市の乞食たち
が高度に組織化された秘密結社であったとか、その大親分を含めた、さまざまな有力者の合従連衡とか。
# 本は手元にないし、20年前なのでほとんど忘れてしまったんだけど。
日本にだってあるぞ (スコア:1, 参考になる)
下地の土壁は中に藁を混ぜ込んである。
しかも、もち米の藁が強度があっていいらしい。
# 平成の大修復のドキュメンタリー(NHK)の受け売り
Re:日本にだってあるぞ (スコア:2, おもしろおかしい)
中国人が四足で食べないのは椅子と机だけ (スコア:1, おもしろおかしい)
ゴミ袋、発泡スチロール、廃材、廃プラスチックなどがあったそうですが
そうした試行錯誤の結果があってこその今回の発見なのですね。
ビバ、ごはん!! (スコア:0)
Re: (スコア:0)
穀物で”中性子”を防げるのか!!
金儲けの予感??
Re:ビバ、ごはん!! (スコア:1)
うにゃ。さすがにご飯だけじゃだめで、遮蔽力のある金属粉を錬り込んでいたはず。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re: (スコア:0)
ご飯の話は有名だけど、ググっても
「ヨウ素を一緒に炊き込んだ」とか
「含まれている軽水が遮蔽物だ」とか
眉唾な話しか出てこないな・・・
Re:ビバ、ごはん!! (スコア:2, 興味深い)
ググったらホウ素飯で遮蔽したと出てきたよ
Re:ビバ、ごはん!! (スコア:2, 参考になる)
おお、中性子を吸収する(漏洩してたのは中性子)ということで、ホウ素だったのか。情報あり〜です。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re: (スコア:0)
軽水炉の減速材と同じ考え方ね。
オカラはダメなのに (スコア:0)
ヤマトのりで補修OKですね
美しい日本 語 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
食いもんとして使う訳じゃないし「煮る」でいいんじゃ?
Re:美しい日本 語 (スコア:1)
この場合は「蒸す」のでは。
http://www.usuichi.com/moti-seiro.html [usuichi.com]
#餅つきなんて子供の頃に見たくらいなので、
#「蒸し上がった餅米を臼に入れて~」みたいな表現は見たことあっても、
#実際に自分で蒸した餅米を杵と臼でついた経験はない。
Re:美しい日本 語 (スコア:1, すばらしい洞察)
蒸したら上澄み液なんて出ないよ?
>>煮たもち米の上澄み液をモルタルに混ぜた
餅米を餅にするんじゃなくて、粘り成分を抽出するんだから。
Re: (スコア:0)
>蒸したら上澄み液なんて出ないよ?
え?
>もち米は煮るな、炊け。
に対して蒸すのが正しいというツッコミじゃね?
#おこわとかは炊くけどね
Re: (スコア:0)
炊くというのはだな…
Re:美しい日本 語 (スコア:2, おもしろおかしい)
炊く: コンセントが必要
Re: (スコア:0)
炊く:穀物を煮て食べられるようにする。食事を作る事。
煮る:水の中に入れて火にかけ熱を通す。
じゃないの?
Re: (スコア:0)
米の調理に限定した用法であれば、
炊く:日本で普通にみられる米の調理法。水に漬けた米に火を通し、
炊き上がると丁度余分な水分がなくなる状態にご飯を作る。
煮る:十分な水で火にかけ熱を通す。ご飯にする場合には「湯取法」とか「ゆでこぼし」とかいわれ,
やわらかくなったところで余分な水分を捨てる。インディカ米を主食とする地域でよく見られる。
かな。
地域文化に依存するので、厳密解はないとおもうが。とりあえず [wikipedia.org]
上澄み液が出るのはやっぱり"煮る"んだとおもう。