パスワードを忘れた? アカウント作成
238298 story
バイオテック

米軍、「血液製造工場」を開発中? 36

ストーリー by hylom
現場を見たいような見たくないような 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

WIRED VISIONによると、米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)が「人間の血液を製造するシステム」を開発しているそうだ。そしてこのほど、DARPAからの資金援助を受けたArteriocyte社が米食品医薬品局(FDA)に製造した血液を提出したとのこと。

同社の技術は胎児のへその緒に含まれる臍帯血を用いて血液を培養するというもので、「1単位の臍帯血から、20単位の濃厚赤血球を3日で製造できる」とのこと。ただし、1単位の製造には5000ドルのコストがかかるそうだ。

臍帯血を用いるため「人工血液」といって良いかどうかは難しいところであるが、技術の進歩を歓迎しつつ、100%安全であるのか見守りたいところ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by pongchang (31613) on 2010年07月15日 21時14分 (#1795991) 日記
    人工アルブミンの取り下げ [mt-pharma.co.jp]
    高分子とか輸血由来の再合成の人工赤血球って、やっぱ伸びないね。
    • by Anonymous Coward
      ミ●リ十字から発売されます
      • by Anonymous Coward

        変な伏字つけなくても、田辺三菱製薬の前身(の一部)がミドリ十字ってのは常識でしょうに。
        # この不祥事がそれと関係しているのかどうかは知りません。

        • by Anonymous Coward

          ミドリ十字は吉富製薬と合併した時から存続会社じゃないですよ。
          入社時の研修を思い出してみると、こんな感じだった筈。

          東京田辺製薬─────────┐
          ミドリ十字─┐        │
          吉富製薬──┴ウェルファイド─┴三菱ウェルファーマ─┐
          田辺製薬──────────────────────┴─田辺三菱製薬 (MTPC)

          ;; あぁ、もちろん AC で。

          • by Anonymous Coward
            ちょいと追補。
            問題を起こしたメーカーはバイファなんだけど、これはミドリ十字の子会社だった。
                ミドリ十字の部分は合併後にベネシスという子会社として放り出されたんだけど、一般的な製薬事業とは大きく業態が違うのか、政治的にアレコレあったのか知らんが、ベネシス (とバイファ) は、ミドリ十字の頃から大きな人的・組織的な変化は無かった。

                だから、こんな不祥事が発生しても「あー、実質ミドリ十字そのままだしな」で社内は皆大納得。
  • Mr. Goddard (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年07月16日 13時20分 (#1796288)
    やっぱ人工血液は白ですよね
    • by Anonymous Coward

      「ビショップのばかーッ!(泣)」 by リプリー

  • 妻帯血 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年07月16日 14時36分 (#1796355)

    妻帯者の血の涙は使えませんか?

    • by Anonymous Coward

      ひどい、そんなところからしぼりとるなんてとんでもない!

  • by Landie(GRG) (6950) on 2010年07月18日 8時39分 (#1797076) ホームページ
    人類との平和的共存を望む吸血鬼の一派が、ようやく米軍の中枢に食い込めたってことですね?
  • by kalb (19692) on 2010年07月18日 19時22分 (#1797262)
    ラザルス・ロングもこれで生き延びられるのか?
  • by Anonymous Coward on 2010年07月16日 11時47分 (#1796187)
    Rh- O型

    まぁ、戦場ならやむを得ないな
    • by celtis (33470) on 2010年07月16日 13時32分 (#1796303)

      消耗の激しい前線に近い基地へRh-でO型の兵士を優先的に送り込む。
      他の兵士よりも食事を多めにして、その場で献血&ストックとか。
      ああそうか、別に兵士でなくてもいいんだ。
      ピザってるほうが血液タンクとしては優秀なのかも。

      「急募! Rh-でO型の方、食っちゃ寝しているだけで稼げます!」

      以前に見たエビの外骨格から作ったという血液凝固包帯を思い出しました。
      もう既に前線で使用されているのでしょうか。
      http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070202_shrimp/ [gigazine.net]

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年07月16日 11時49分 (#1796189)

    輸血だって100%安全じゃないのに、気安く100%を求めるねぇ...

  • by Anonymous Coward on 2010年07月16日 12時16分 (#1796207)
    戦場で輸血が必要な場合って、赤血球より白血球の方が必要なんじゃないのでしょうか。
    まあ、ないよりはましだと思いますが・・・
    • Re:赤血球 (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2010年07月16日 12時57分 (#1796253)

      白血球なんて移植したら、GVHD [google.co.jp]になりますよ。
      全血の輸血用血液は白血球を殺してあります。

      親コメント
    • Re:赤血球 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2010年07月16日 12時38分 (#1796230)

      戦場なら輸血の対象はもっぱら外傷ですから、必要な輸血製剤の多くは赤血球濃厚液で、一部の大量出血者に対して凝固因子製剤や血小板製剤が必要になるといったところでしょう。
      輸血を受ける人自身の好中球造血には問題がないことが殆どですから、顆粒球輸血は基本的に行うことはないと思います。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      あまり耳にしない意見ですが、理由はなんでしょうか?
  • by Anonymous Coward on 2010年07月16日 17時19分 (#1796451)

    個人的意見として、ここ二十年ほど”開発を急ぐべきもの”トップ3が
    うなぎの完全養殖
    石油代替燃料
    人工血液
    の三つだったんだけど。
    赤血球が何とかなればあとは血小板やアルブミンか。
    in vitroで難しそうならいよいよ”動物工場”の出番か?
    口蹄疫も収まってきたようだし、関係者の奮起を期待したいですね。
    石油代替燃料はトウモロコシ澱粉を発酵させたバイオエタノールが食料問題を引き起こすだけではなく、かえって環境負荷が大きいというレポートも出始めてるみたいですね。
    やっぱり本命はバイオディーゼルじゃないかな。
    どちらにせよメキシコ湾の原油流出事故の影響で切迫してきていることは確か。
    うなぎの完全養殖はメドが立っているとはいえ切迫してきている。
    シラスうなぎの高騰でもはや猶予が無い。
    それに加えてやはり原油流出の影響でマグロがヤバいことに。
    実質完全養殖に成功しているとはいえもはや待ったなしの状況。
    完全養殖マグロの大量、安定供給が可能になるまで寿司屋からマグロが完全に消える可能性もある。
    経済的混乱は避けられないんじゃないか?
    どれも技術的課題としてよく挙げられてきたものだけど、バブル崩壊以後経済対策としてまんべんなくお金がばらまかれてきたけど、今更こんなことを言ってもしょうがないのかもしれないが、投資に戦略的な”傾斜”がつけられていればもっと違った展開があったかもしれない。

    • Re:ここ20年来 (スコア:2, 参考になる)

      by hafu (31167) on 2010年07月19日 17時30分 (#1797593) 日記
      石油代替、という面で見れば「C1 化学」でほぼ完成している。
      あとは、どこかが規模のでっかいプラントを作ってしまえば価格的にも勝負になる筈。
      親コメント
    • Re:ここ20年来 (スコア:1, オフトピック)

      by skapontan (35455) on 2010年07月16日 17時30分 (#1796456) 日記

      日本においては、食料自給率の改善を最優先にしないかなあ。
      個別の食材も大事だけどさあ、それは問題のごく一部なんだよね。
      エネルギーも『エコ』より自国での再生産を優先しないとねえ。

      親コメント
      • 日本は既に世界有数の農業大国です。
        『カロリーベース』などと云う怪しげな計算式を見直せば、
        全く違った見方が出来るようになりますよ。
        • by bitterbeer_sweetwine (37563) on 2010年07月16日 21時22分 (#1796582)

          確かにカロリーベースって無茶な計算方法なんだけど、
          高価格水準にある日本で生産額ベースで計算するのも危険だと思うんですよ。
          お米や麦でも日本産は他国産の数倍程度は当たり前ですからね。

          日本国内向けに高い米や麦が出来たとしても、安い外国産品が入ってきて帳尻があうわけでしょ?

          例えば、日本人が全体で10トン食っていて、日本産5割と、価格が1/4の外国産5割も食っているとするね。
          とすると、日本産100万円×5で500万で、外国産が25万×5で125万、合計625万。
          そして、日本で生産価格でみると、100x5だから500万で、総額625の内の80%
          半分しか供給していないのに、割り増しされちゃうよね。

          そして、輸入が途絶えるとかすると、やはり五割しか生産できていないって。

          >日本は既に世界有数の農業大国です。

          でもって、高い自国内消費で高額になる精算額ベースってことにもなっていると思う。

          つまり、あれだ、日本人なら米を食えってことだ...(違う)

          http://www.youtube.com/watch?v=FZeuQQrrE3A [youtube.com]

          親コメント
          • > そして、輸入が途絶えるとかすると、やはり五割しか生産できていないって。
            農水省はカロリーベース計算による食料自給率が低いと危機感を煽っているが、
            食料生産に必須であるエネルギーや肥料の自給率はそれよりも更に低い。
            そんな状態で自給自足を掲げても殆ど無意味。

            > つまり、あれだ、日本人なら米を食えってことだ...(違う)
            肉類に高税率を掛け、フードロスに罰金を課せば
            国内での食料生産量が一切増えなくても、自給率は一気に上がる。
          • by Anonymous Coward

            言いたいことはわかるけど、カロリーベースって恣意的過ぎるんだよね。
            例えば肉や卵のための飼料は自給率に関係あると思う?ないと思う?
            金額じゃなくてトン数で比較したっていいんだし、少なくともカロリーベースに騙される人が増えるよりはいいんじゃない?
            一方で無駄に廃棄される食品にはみんな無頓着だよね。
            スーパー・コンビニ・外食産業で大量に廃棄されてるのは知ってるかもしれないけど、6000千万トン輸入して1/3を無駄に捨ててるってどう思う?そして実は家庭で廃棄される食品の割り合いが一番多いってみんな知ってるのかな?
            (参考 http://www.ueno-fc.co.jp/foodsafety/pdf/shokuhin_haik [ueno-fc.co.jp]

            • >例えば肉や卵のための飼料は自給率に関係あると思う?ないと思う?

              飼料だけでもないからね。
              それらを移送するためのエネルギーとかね。
              第一、肥育している方々も、輸入燃料を使って仕事しているし、輸入燃料に頼った生活しているからね。

              >金額じゃなくてトン数で比較したっていいんだし、少なくともカロリーベースに騙される人が増えるよりはいいんじゃない?

              何種類か調べてみたけど、どれも「その定規を使うのは、その定規が言いたいことを説明しやすいから使う」だけであって、定規としての正しさをある程度まできっちりと示せているものは見当たらない。
              カロリー/金額/重量/生産コストの総和とかみたけど、どでも穴が大きすぎて「○○でいいんだし」って説明の根拠が弱い。

              >つまり国の将来よりも目先の金を優先してカロリーベースの自給率が使われてるんじゃないのかな。

              「カロリーよりまし」が「どっちもどっち」で、お前が言いたいことのために定規選んでるだけだよな...ってのが透けて見えちゃう。

              そういえば、栄養素を脂質/タンパク質/糖質/各種ビタミンやミネラルにおおまかにわけているのもあったけど、これなんか、どの要素をとるかで言いたいことの定規がたくさんあるだけみたいだったな。

              あと、廃棄については「高くなってきたら減るだろうね」ってことで、飢餓が発生する前になんとかなるとも思っている。飢餓になっても捨てる状況が続くわけもなかろうとね。
              捨てなくなって足りなくなって、そこから飢餓が始まるだろうと...

              親コメント
            • by Anonymous Coward

              6000千万トンじゃ無くて、6千万トンです、ゴメンナサイorz

      • by Anonymous Coward
        ゴパンのニュースで見た、食料自給率と米の消費量のグラフが、ほぼ同じ増減の仕方をしてましたよ。
        つまり、自給率は、生産ではなく消費の問題なんです。

        自給率を上げるにはパンやパスタ、麺類を食べるのをやめて、白米を食べるか、
        日本国内で小麦を大量に生産するしかないわけです。
        • by Anonymous Coward

          白米で何とかしようと思うからおかしくなります
          白米は作付面積や食べられる様になるまでのコストと栄養価との比率が悪いので、こんなものに頼るのは早くやめるべきなのに
          これから伸ばすべきは芋類のはずなんだけど、イメージが悪いからというバカな理由で全く伸びる気配はありませんね

    • by Anonymous Coward

      地球以外での自立した生存圏の確保。それもパターン別に複数。これに尽きます。
      どんな形でも生き残ればよい。しかし地球のみではリスクが高い。

typodupeerror

物事のやり方は一つではない -- Perlな人

読み込み中...