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連続殺人事件の容疑者、息子のDNAから特定される 21

ストーリー by hylom
その発想はなかった 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

米ロサンゼルスで起きた連続殺人事件の容疑者が逮捕されたそうだが、容疑者特定のきっかけとなったのは本人のDNAではなく、容疑者の息子のDNAだったそうだ(LA Times本家/.CNN.co.jp)。

逮捕されたのは、駐車場の係員や清掃作業員として働いていたというロサンゼルス在住のLonnie Franklin Jr.容疑者、57歳。容疑者は、1985年から2007年の間に10件以上の殺人および殺人未遂に関与したと考えられている。

この連続殺人犯は1988年から2002年までの間一旦途絶えたため、犯人は通称「グリム・スリーパー(grim sleeper:眠れる残虐犯)」と呼ばれていた。長年に及ぶ捜査でも容疑者を突きとめられなかったロサンゼルス警察は、データベースに登録されている約130万人の犯罪者のDNAと、犯行現場から採取された「グリム・スリーパー」のDNAとを照らし合わせることにしたという。その結果、判定に使われていた15の遺伝子マーカーの型が全て一致する人物が1人見つかったとのこと。照らし合わせに使用した遺伝子マーカーは父子関係を表わすマッチングパターンであり、ここからFranklin Jr.容疑者が浮かび上がったという。

家族のDNA判定が捜査に使われるのは初めてではないそうだが、世間の注目を浴びている犯罪ケースで容疑者特定に成功したのは今回が初めてとのことだ。

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