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バイオテック

NASAの「宇宙生物学上の新発見」は「リンの代わりにヒ素を利用する細菌を発見」だった 112

ストーリー by hylom
な、なんだってー 部門より

jonykatz 曰く

NASAが予告していた宇宙生物学上の発見に関する会見だが、リンの代わりにヒ素を利用する細菌をカリフォルニア州のMono湖で発見したということだったようだ(NASAリリース)。

炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄が生物を構成する要素として重要だと言われ続けてきたわけだが、今回発見の細菌は、リンの代わりにヒ素しかない環境でも細菌が成長し、リンがヒ素に置き換わって成長を続けていることが分かったとのことである。

GIZMODOに事前予想が出ていたが、ヒ素までは合ってるようだ。一般からの期待よりは地味な話に思えるが、生命というものが今まで考えられいるよりも多様であったと思うと、大きな発見だろう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 予想サイト (スコア:5, 参考になる)

    by hakase (7459) on 2010年12月03日 12時06分 (#1867988) ホームページ
    ここ [ameblo.jp]では本職だったらしく、正確に当ててましたね
    • そのブログの続き情報[NASA会見]DNAにヒ素をもつ生物の発見 [ameblo.jp]によると

      そして、ヒ素濃度の高い環境から微生物を採取し、実験室内でリンを排除した超高濃度ヒ素環境下でこれを培養し、たしかに細菌を構成するリンがヒ素で置き換わっていることを突き止めたのです。

      この発見に先立つ2008年、同じMono湖で砒素で光合成するバクテリア [wiredvision.jp]が見つかっており、これらの生物は原始地球の火山噴火口付近にあった大量の砒素を利用した生物が「砒素を使って二酸化炭素から酸素を分離し、後に多様な生物が繁栄することになる、酸素の豊富な環境を形成するのに貢献」(Wired Vision)したと考えられているそうですね。

      つまり砒素を利用する細菌が地球環境に誕生していなければ、現在の地球上での高度な進化はみられなかったということですか。

      ただ宇宙生物学的な解釈では、この発見が

      極限的な環境と思える惑星でも、想像を超えるような生命体が存在するかもしれない。

      と楽観的な観測に終始するのは致し方ないのかもしれませんがね。しかし砒素を利用する生物が発見されたところで、無生物から生物に進化した地球上のからくりはいまだブラックボックスのままということに変わりありません

      地球以外の極限環境での生命の存在を云々したいなら、生物進化論者があやふやな仮説に終始するこの大きな問題を検証しないとw

      --
      「ごめん、今ポケゴ―で忙しい」
      親コメント
  • by nue_nue (30719) on 2010年12月03日 12時04分 (#1867986)
    いや、ぶっちゃけリン酸はDNAやATPなんて言うメジャーなところも
    さることながら、色々なレセプターで細胞外シグナルを細胞内に伝えたり
    とかでもスゲー重要な働きをしているんで、ちょっと環境にリン酸足り
    ないんで砒素で代用、なんてすぐには信じられないんですけど。

    また、DNAその他、リン酸が砒素に置き換わってしまった分子に対して
    通常の酵素系が働くのか、それとも別の酵素系がワンセット用意されて
    いるのか??どちらの分子に対しても反応する独自の酵素系を持つ生き物
    なのか??うーん、すぐには想像できない。

    例えば、リン酸環境から砒素環境へ切り替えた時にはリン酸系DNAと砒素系DNA
    が混在するんでしょ??混ざったDNAとか機能するんかいな??

    原著まだ読んで無いけどはてなが一杯。
    --
    鵺の啼く夜は恐ろしい
  • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 13時21分 (#1868045)

    ( ´д)ヒソヒソ(´д`)ヒソヒソ(д` )

  • SF者は、今まで炭素をケイ素に置き換えた生命にばかり夢中になり、リンをヒ素に置き換える生命にまで発想を巡らせることを怠っていた点、猛省すべきです。

    なに、無リン生物では読者ウケが悪そう? ええい、読者に媚びるんじゃねえ! NASAを見習え―。宇宙人かと思わせて地球生物というオチだったんだぞー。

    # テレビ局では、矢追さんにまでコメントを求めて事に備えていたんだぞう。

    • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 18時01分 (#1868190)
      自分は漫画「BLAME!」でケイ素生物という発想がSF界に存在することを認識した奥手なのですが、Wikipediaのケイ素生物 [srad.jp]によると、アシモフが「もの言う石」(1955年)で登場させているのですね。
      ヒ素生物という発想は有機も無機も手付かずなのか気になります。
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  • by wakatonoo2 (30019) on 2010年12月03日 12時43分 (#1868014) 日記

    ひじきの砒素、日本の研究では無害な有機砒素、英国の検査では有害な無機砒素、本当はどちらなの?それが問題だ!! [plala.or.jp]

    砒素には無機化合物や有機化合物などいろいろありますが、自然界にある無機砒素では亜砒酸(As203:三酸化砒素)とそれが酸化された砒酸(As205:五酸化砒素)があります。毒性は、酵素などタンパク質を作るアミノ酸に結合して変性させる、その結果、酵素が働けなくなるという作用が主です。

    海洋生物中の砒素含量は陸上生物に比べ 10倍から1000倍高です。またすべての生物には砒素を代謝する、解毒する機能が備わっています。そのやり方は、植物も動物もほぼ同じです。亜砒酸を酸化して砒酸にかえます、さらに砒酸をメチル化した有機砒素化合物にします。私たち人間にもこの代謝、解毒機能が肝臓にあり、成人で1日当り約0.2 ~0.25mg程度なら解毒できるとみられます。この生物内の有機砒素化合物にはほとんど毒性がありません。

    アルセノベタイン(砒素糖)の毒性は、動物実験の結果によると砂糖の毒性以下です。体内に入ってから排出されるまでの体内の半減期、亜砒酸は28.6時間、アルセノベタインは5.3時間です。ですから海産物のなかでも私達がよく食べるヒジキや車エビなどは、ときに数百ppmの有機砒素化合物、少々の無機砒素が含まれていますが、いくら食べても全然問題になりません。含まれている多少の無機砒素は、人間が生来持っている解毒機能で無害化されているのです。

    きっとこのような現象も全て判った上での、ATPを中心としたクエン酸サイクル"でない"現象を、
    ヒ素による代謝を行うバクテリアに見つけたようです。
    面白いけど、毒性的にはもっと強毒性のものはいっぱいあるし、
    ずいぶんもったいぶった発表の割には・・識者だと感想も違うのかな

  • 和名は (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年12月03日 12時01分 (#1867980)

    ぜひ「ヒソクサリ」と名づけてほしい

  • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 12時49分 (#1868019)

    マキャフリィ女史のパーンシリーズの「竜の夜明け」だったかで

    火トカゲを巨体化させて過程で体重を支え切れなくならない様に骨体をカルシウムではなくホウ素で構成される様にしたんだったか
    元々火トカゲの骨がホウ素で構成されてたから巨体化に耐えられたとかいう記述があったことを思い出した。
    # 今手元にないのであやふやな記憶頼りで書いているので間違っているかもしれません

    • by PEEK (27419) on 2010年12月03日 13時33分 (#1868054)

      とあるゲームでは病気の副作用で超常能力を持ったキャラが出てきます。

      で、彼らの細胞には珪素が存在していてその珪素が何らかの回路を構成するために超常能力を持つそうな。

      ただしその分体重が重く、例えば女子校の1年生(もちろん年齢は18歳以上ですよ?)で
      身長147cm B65 W47 H71 で体重が147kg(ただし通常は念動で36kgに抑えている)有ったりします。

      --
      らじゃったのだ
      進め!恋する乙女♪
      その戦闘氏族の成れの果てがこれ
      親コメント
  • 映画「エボリューション」を思い出した。

    #ヒ素で死なないなら、セレンは効くのかしら

  • ヒ素他異種生物から飲み物や食べ物をもらうときには注意しなさいという事ですかね。
    彼らが普通に口にしているからといって無毒とは限らないと・・・
    ※我々もおもてなしするときには注意しないと。
    • 相手もたんぱく質で構成されている場合でも光学異性体のチェックをしとかないとなりませんね。

      #下手したら知らずに同行者を食べることになるかもしれません。

      --
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  • by nox_dot (11614) on 2010年12月03日 14時54分 (#1868104) 日記

    原始地球、というよりは、生命が誕生したらしい10億歳ぐらいの地球において、
    地表で利用可能なリンとヒ素は、どちらがどのぐらい多かったのでしょうか。そして、現在とはどのぐらい違うのでしょうか。
    ヒ素系の生命が先に誕生し、ヒ素欠乏環境に適応してリンを使い始めた可能性はありませんか?

    だれかえらい人教えて下さい。

    • by phason (22006) <lepton@dream.com> on 2010年12月03日 16時03分 (#1868140) 日記

      >ヒ素系の生命が先に誕生し、ヒ素欠乏環境に適応してリンを使い始めた可能性はありませんか?

      そのような観点は元論文で間接的に示唆されていると共に,Science誌上の解説においても述べられています.
      そもそも砒酸基がリン酸基に比べ生体中で使われにくいのは前者の方が加水分解を受けやすいためであり,非水条件下などでは砒酸を用いても十分長い間生体活動が行えるのではないか?とか,原始生物は最初砒素を利用していたが,安定性の面で優れるリンに移行したのではないか?というアイディアが書かれています.
      まあ,この手の研究はまだまだ初期段階ですので,どっちに転ぶかは今後の研究待ちでしょう.

      単純に元素の比率で考えるとリンの方が砒素より10倍ぐらい存在します.そのため,単純に一般的な環境で利用しようと思えば安定性的にも量的にもリンの方が有利です.
      その一方,非常に化学的なエネルギーにあふれ,もしかしたら初期生命発生の場かもしれないと言われている地下からの熱水の噴出口などでは砒素を多量に含んだ成分となっているため,最初は砒素を使っていたかも,という発想にもそれなりに可能性があります.

      親コメント
  • by cat-did-it (34864) on 2010年12月03日 15時04分 (#1868109)

    大々的に会見まで開いてするものでも…

    • by soltiox (25610) on 2010年12月03日 15時48分 (#1868134) 日記

      ひっそりとやれとか。

      今回の発表の予告も、一般人には宇宙人との邂逅という印象を
      持つように誘導してるんじゃないでしょうか。
      いや、ま、用語とか上手いことチョイスしてるのは認めるけど。

      地味にやってても、それなり予算のアテが付いた前世紀とは
      状況が異なるのでしょうが、nasaみたいな組織が
      センセーショナリズムにハマるとロクな事が無いと思うのですが。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 9時52分 (#1867927)
    自分たちの足元で異種 (異なる化学原理で動作する、という意味で) 生物が見つかること、のほうがサイエンス的にはインパクトが大きいかもしれませんね。
  • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 11時44分 (#1867972)
    西洋人ならば、ヒ素は中世の毒殺の代表格だから、
    生物の構成に必要不可欠な要素にヒ素がとってかわれるのは驚きなのかもしれないけど
    日本人の感覚だとそれほどでもないね。
    • Re:ヒ素だから (スコア:3, おもしろおかしい)

      by tatsushi (87) on 2010年12月03日 12時46分 (#1868016) ホームページ 日記

      リンが無けれは砒素を食べればいいじゃないの。

      親コメント
      • Re:ヒ素だから (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Takahiro_Chou (21972) on 2010年12月03日 19時53分 (#1868218) 日記

        炭素がない、やれ窒素がない、リンがないなどは生存・繁殖を放棄する理由にはならぬ。
        リンがなかったら砒素があるじゃないか。
        砒素がなくなれば、アンチモンで行くんじゃ。
        アンチモンもなくなったらビスマスを使え。
        日本の生物には大和魂が有る事を忘れちゃいかん。
        日本は神州である。神々が守って下さる。
        毛唐の研究に日本が負けるものか。絶対に負けやせん。必勝の信念をもってやれ。
        必須元素がなくても命のある限りやり抜くんじゃ。神州は不滅であることを忘れちゃいかん。

        この声涙共にくだる一時間余りの長広舌のため、あちらでも、こちらでも必須元素不足を起して死滅する生物が続出した。
        それでも彼はいっこうに山上の迷言狂訓をやめようとはしなかった。
        神州不滅論も時により結構だが、必須元素不足の生物には生きて居ること自体が懸命の努力なのである。

        高木俊郎著「抗命 インパール作戦─烈師団長発狂す」より

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    • by jerry_fish (32739) on 2010年12月03日 12時21分 (#1867997) 日記

      石見銀山ねずみ捕り [wikipedia.org]

      時代劇ではメジャーです。

      --
      ☆大きい羊は美しい☆
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      和歌山に謝れ。

  • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 11時49分 (#1867974)
    「重大な発表をします」と前振りして、いざ発表で肩すかしを食らう……。今まで幾度となく繰り返されてきた歴史ですな。

    #スクウェア・エニックスのカウントダウンのネタバレ [gaasuu.com]とか。
    #「こいつが今から最高の一発ギャグを披露するぞー」とか。
    • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 11時56分 (#1867977)

      いや、ライフサイエンスの研究分野においては、宇宙生物の発見にも相当するくらいインパクトのある発見でしたよ。
      ズコーにはならない。
      情報の維持(DNA/RNAとか)・伝達(リン酸化によるシグナル伝達とか)、エネルギーの貯蔵(ATPとか)とか。
      Pは生物の中では最重要の要素のひとつですから、それが他の物質に置き換えられるというだけでワクワクしますね。

      親コメント
      • Re: (スコア:0, 興味深い)

        by Anonymous Coward

        素人的には、この生物が他のリン系生物から分化して発生したのか、全く独立に発生したのかが気になります。

    • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 11時57分 (#1867979)
      #「明日、いつもと同じ一日が、忘れられない一日になります」とか。

      もう忘れていた人多数。
      親コメント
    • 今回の発表はすごい発見だと思います。

      が、ちょっと高度な内容で一般受けは悪そうですね。

      相対性理論だって発表当時は5人しか理解している人がいないと
      言われたわけですし、ガリレオに至っては処分されたわけですし。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 12時01分 (#1867981)
    定義の根底に構成要素があるのが間違いなきがするな。
    何を基にしていようが振る舞いが生物なら生物でいいじゃない。
    繁殖すれば生物、コミュニティ形成できれば知的生命体って感じで。
    物理層に存在している縛りなんてのも必要ない。
  • by Anonymous Coward on 2010年12月03日 12時03分 (#1867984)

    タレコミが間違えるのは仕方ないにしても、編集少しは仕事しようよ。
    何回間違えれば覚えるんだGIZMODOさん可哀想過ぎる

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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