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宇宙

NASAの火星探査機による火星の高解像度写真 9

ストーリー by kazekiri
別世界 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

火星探査機Mars Reconnaissaince Orbiterが撮影した高解像度写真が、新たにアリゾナ大学のHiRISE(High Resolution Imaging Science Experiment)Webサイトにて公開されている。

Universe Todayでも新たな写真が解説付きで紹介されているが、二酸化炭素の氷で覆われているクレーターなど、「この世のものとは思えない」素晴らしい写真である。かなり大きいサイズの画像も公開されているので、興味のある方はぜひオリジナルの画像を閲覧あれ。

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  • by Anonymous Coward on 2010年12月26日 19時00分 (#1880036)

    マーズ・リコネッサンスオービター(MRO)が得た高分解能の画像データは
    圧縮していても非常に大きなデータとなるはずです。しかも全球の画像データと
    なると休み無く送信し続けないと探査機に搭載されているコンピュータにデータが
    溢れかえってしまうでしょう
    探査データは当然、約三億キロ以上の距離を隔てる地球に送られますが、
    その時の通信ビットレートは6Mbpsなのだそうです。米国は火星にADSL並の
    ブロードバンド環境を持ち込めるからこそ可能なミッションです。
    地表面を高分解能カメラで撮るだけのミッションなら、だいちや情報収集衛星火星に
    飛ばすようなモノだろう。はやぶさを成功させた日本だって出来るじゃないかと
    思いますが、実は簡単ではありません。

    我らが日本のはやぶさは同じような距離を隔てた通信では、1.6メートルの
    パラボラアンテナを使って最大64kbps。一方火星地表面を探査するローバーは
    約20㎝の平面アンテナで最大256kbps(はやぶさPMの川口教授の著書に依ればはやぶさと同等らしい)
    同じ平面アンテナを搭載した金星探査機あかつきは火星よりも距離が近いにもかかわらず
    通信ビットレートは最高32kbpsで、圧倒的な差を付けられています。

    はやぶさPMの川口教授の講演会では米国は火星からハイビジョン動画中継が出来る
    深宇宙通信技術があり、それと比べると日本のそれは半世紀遅れているとの事。
    はやぶさ帰還やあかつきの金星周回軌道失敗の話題で日本もにわかに惑星探査が
    注目されるようになりましたが、それを支える技術はまだまだ未熟と言う事を
    痛感させられます。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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