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story
cheez 曰く、
5800個の小さな鏡とパラボラアンテナの「皿」を使ってソーラー・デス・レイを作った青年がいるそうだ(Inhabitat、本家/.)。
皿の中心に開けた小さな穴には照準用のパイプが取り付けられており、簡単に太陽を狙えるようになっている。焦点に入った木材は瞬時に燃え始め、アルミニウムを蒸発させる。本人曰く「太陽光の5000倍以上」というそのパワーはぜひ動画にてご確認を。
ちなみにこの動画の「R5800」は昨年末に自ら出した火事により「自殺」してしまったそうで、現在は「R32K」を製作中とのことだ。
日本でも (スコア:3, 興味深い)
ASTEという電波望遠鏡がうっかり太陽を向いて副鏡が焼け落ちたことがあるそうです。
次世代機に期待 (スコア:3, 興味深い)
次世代機のR32Kに期待ですなあ。
R32Kが鏡の枚数だけうまく働いたとして、32000倍ですか。光学的な上限としては何万倍まで行くのでしょうね。
太陽と加熱対象を回転楕円体のミラーで囲み、一方の焦点に太陽を、もう一方に加熱対象を置くと、加熱対象からは全天が6000度の太陽表面に見えます。このときが(地球から視た太陽の面積と全天の面積の比から)20万倍弱ですが、さすがにこれは無理でしょう。
全天の半分だとして約9万倍。理想的な光学系を持ってきても、これよりは下になりそうですが。
ゆるさない!尻尾なんかじゃないんだから! (スコア:2, すばらしい洞察)
ちゃんと回転放物面を削りだしてそれに鏡貼り付けてるんだよ
Re:ゆるさない!尻尾なんかじゃないんだから! (スコア:1)
Re: (スコア:0)
逝ってらっしゃーい。
ハンカチ持った?車には気をつけるのよ
Re: (スコア:0)
すでに本人から訂正が入ってますが、これにすば洞を付けた人たちは
・パラボラアンテナは回転放物面であることを知らない
・ていうか放物線は英語でpalabolaであることを知らない
んですかね。スラドの読者がそれってかなりやばくない?
元ネタ記事には
> Jacqmain created his ‘solar ray’ from a normal satellite dish and 5,800 small mirrors.
とちゃんと書かれてるから回転放物面を自分で削りだしたわけじゃないのは確実。
Re:ゆるさない!尻尾なんかじゃないんだから! (スコア:1)
> すでに本人から訂正が入ってますが、これにすば洞を付けた人たちは
+1なのですが、1ポイント上げるのに複数名のモデレーションが要るのでしたっけ?
Re:ゆるさない!尻尾なんかじゃないんだから! (スコア:1)
これは中華鍋でもソーラーレイが出来るってことなんですかね。
# 中華鍋に具材を投入すると、着地時点で程よく焼けているという夢の鍋
Re: (スコア:0)
「サテライト・システム」を作って対抗しよう (スコア:2)
サテライト・キャノンで、ソーラー・レイを粉砕するんだ。
火おこし (スコア:1)
子供の頃を思い出した。
原始人みたいに、木の棒を錐みたいに回して火おこししようと挑戦したんだった。
弾み車まで自作したり、本にアジサイの枝が良いというので小学校のアジサイを
切って怒られたりと色々したが、結局のところ失敗したんだよな。
煙まではわりあい簡単に出るのだが、火が付かないんだよ。
Re:火おこし (スコア:2, 参考になる)
手で直接回しても速度が足りないので、弓を作りその弦を棒に巻いて回します。
棒の上側を手で支持すると火傷をするので、そちらは当て木をします。
谷口尚規「冒険手帳」より
Re:火おこし (スコア:1, 参考になる)
>煙まではわりあい簡単に出るのだが、火が付かないんだよ。
子供の頃、直径3〜4cmの虫眼鏡で紙を焦がしてたときも、やっぱり煙は出るけど火がつかなかった。
ふと思い出した、学研の科学の付録(だったと思う)のフレネルレンズ、十数cm四方のサイズのこれならと試したら、瞬時に燃え上がったよ。紙を黒く塗るまでもなく、白いままで簡単に炎上。
やっぱり太陽は恐ろしいわ。
Re:火おこし (スコア:1)
猫避けのペットボトル(水入り)で火事が発生するってのはありますね。
一時期、あちらこちらでペットボトルをみかけましたが、
火事への注意喚起(ニュース内の特集)を見かけたなあとおもったら、
殆どの家からペットボトルが撤去されました。
☆大きい羊は美しい☆
Re:火おこし (スコア:2)
ちなみにペットボトルは猫よけの効果なんてないって本当ですか?
たまたま焦点あったところを歩いた猫がびっくりするとか?
Re:火おこし (スコア:1)
>ちなみにペットボトルは猫よけの効果なんてないって本当ですか?
何が本当かは猫に聞いてみないと分かりませんが
最近聞くたいていの「説」では
「最初は見慣れないものだと判断して避けて通ったりするが
すぐに慣れて無視して出入りするようになる」という話ですね。
実効性を考えるなら匂い関係のほうが確実だとも。
そーらシステム (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:そーらシステム (スコア:1)
Re: (スコア:0)
ゲルドルバ照準とは何だったのか
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
たぶん知っていてわざとこう書いていると思いますが、念のため
ソーラ・システム [wikipedia.org]
Re:そーらシステム (スコア:1, すばらしい洞察)
山田くん、座布団全部持っていって。
お現代美術で (スコア:1, 興味深い)
この作品の前で声を出すと、面白い反射の仕方するので、楽しいです。
庭が広くて羨ましい (スコア:0)
思うんだが (スコア:0)
Re: (スコア:0)
反射率が足りません。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
>シルバーの塗装を吹き付ければ同じではないのか。
一般に良くあるシルバーの塗料だと、銀色の粒子を吹き付ける物が多いから散乱されちゃってきれいに一方向には反射しない。
(金属板の表面をものすごく荒くしたような感じで散乱してしまう)
それにあんまり反射率高くないしね。
メッキなら結構きれいに出来るから大丈夫だけど。
Re: (スコア:0)
メッキにしても表面の細かな凹凸がそのまま出てしまうので、文字通り鏡のようになるまで研磨しなきゃならないのが大変そう。
Re:思うんだが (スコア:3, 参考になる)
(これだけのものを作る根気がありながら、日光に当たる場所に保管するという抜けたところがあるドジっこ)
(懲りてナーイ)
(例えばソーラークッカー向けなら、もっと広い面積をそれほど高くない温度で加熱するほうが使い勝手がいいだろJK)
どう見ても、「大まじめに馬鹿な物作ってみた」(←褒め言葉で)です。
「ソーラー・デス・レイ」って何ね? (スコア:0)
つーか、そんなメジャーな単語とも思えんから、タイトルにしないとか、解説つけるとかしてほしかった。
あと関連記事にこれぐらい入れてほしかった。せぐうぇいってどこが関連記事やねん。
ソーラレイを作ってる奴がいた [srad.jp]
ラスベガスのホテル、太陽光で客を焼く [srad.jp]
Re:「ソーラー・デス・レイ」って何ね? (スコア:1, 参考になる)
ちっとは英語で検索するとかしてみろよ
http://en.wikipedia.org/wiki/Death_ray [wikipedia.org]
Re:「ソーラー・デス・レイ」って何ね? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
mythbustersとか見てるとdeath rayネタって時々でてくるんですけどねえ。
先生ももう少したくさん英語に触れられた方がよろしいんじゃないですか?
http://www.youtube.com/watch?v=T3udgbHjWCs [youtube.com]
Re: (スコア:0)
英語圏でどう表現されていようと、ここではカタカナという日本語で表記してるんだから日本語に戻すべきだろう。
そうでなくても洋画のタイトルの「ファインディング ニモ」みたいな芸のないのはもうたくさんなのに。
意味が通らん (スコア:1)
> 英語圏でどう表現されていようと、ここではカタカナという日本語で表記してるんだから日本語に戻すべきだろう。
意味が通らないけど言いたいことは何となく伝わる文章だな。
「日本語で表記している」のだから「日本語に戻すべきだ」っておかしいぞ。
そもそも英語から日本語への一方向なんだから「戻す」はおかしいだろ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
事情によりAC
Re:「ソーラー・デス・レイ」って何ね? (スコア:2)
赤色凍結光線も一緒に発射すれば、事情はなくなるかと。
#え、ちがう?
閑話休題
Re: (スコア:0)
意外とちっちゃい (スコア:0)
http://solarcooking.wikia.com/wiki/Scheffler_Community_Kitchen [wikia.com]
これくらいの期待したのだが意外と口径が小さいね
http://www.google.co.jp/images?q= [google.co.jp]ソーラークッカー
ソーラークッカー程度だと普及しすぎて目新しさはないし
どこが面白ポイントか誰か解説してください
Re: (スコア:0)
リンクしたつもりでリンク切れなあたりかな。
実際は (スコア:0)
>「R5800」は昨年末に自ら出した火事により「自殺」してしまった
いくらR5800でも曇天じゃ紙すら燃やせないしなあ。 (スコア:2)
# ここだけ。
今どき(?)の艶消し白熱電球でそんなことはできないような。
Re:焦点ではいったい何度? (スコア:1)
> 白熱電球だってレンズや凹面鏡で集めると紙くらい焦がせるんだけど、その白熱電球に紙を直接くっつけてもなかなか焦げないよ。
電球表面のガラスの温度ではなく、フィラメントの温度の問題。
白熱電球の光をレンズや凹面鏡で集めた場合、電球の表面温度より高くなるかもしれないが、フィラメントの温度は超えられない。
窓ガラスごし越しの太陽光をレンズや凹面鏡で集めた場合、窓ガラスの表面温度より高くなるかもしれないが、太陽の表面温度は超えられない。
Re:焦点ではいったい何度? (スコア:1)
「第二種永久機関が不可能」でも「エントロピー増大」でも「低温源から高温源への熱移動禁止」でも、お好きなのをどうぞ。
the.ACount
Re:焦点ではいったい何度? (スコア:1)
どんな熱源をもってきても界面では高温源から低温源への移動方向は決まってる。
これを排除したら熱力学を使う場面がない。
高温源と低温源が温度を定義できるくらい熱平衡なら、途中が熱平衡でなくても問題ない。
(単に可逆過程でないだけ)
the.ACount
サン先生の虫眼鏡 (スコア:3, 参考になる)
これはできないんじゃないですか? 試しに虫眼鏡を持って、手近な照明器具(天井の蛍光灯など)の光を1点に集められるかやってみてください。
いろんな考え方があると思いますが、太陽表面温度を超えられるかどうかという話はひとまず置いておきます。今回のストーリーのパラボラに貼り付けた鏡を使って、「集光能力はいくらでも増やせるのか?」について幾何的に考えてみます。
まず、パラボラに貼り付けてある平面鏡の数を増やし、たとえば8500枚で「強度8500倍だッ!」という場合には、(焦点から見た)鏡のサイズが十分に大きな場合には成り立ちます。
焦点に立った人の視点で考えてみます。大きな1枚鏡を焦点に向けた時、焦点から見ると、鏡には1つの太陽が映ります。1枚の鏡を2枚に割り、放物面に沿うように焦点に向ければ、焦点から見るとそれぞれの鏡に太陽が映るので、太陽が増えたように見えます。この段階では、「鏡を増やした分だけ集光力アップ!」と言えます。
しかし、パラボラに貼り付けてある平面鏡のサイズが、焦点から見たときの太陽の視直径(0.5度=30分くらい)を割り込むレベルにまで細かくなってくると、それ以上は鏡を細かく分割しても反射される光は増えません。
なぜなら、焦点から見たときに太陽の視直径を下回るような鏡には、それぞれ太陽面の一部分(たとえば太陽の半分)しか映しておらず、それをさらに分割して放物面に合わせても、それぞれの鏡は元の鏡よりも太陽面の小さな部分(たとえば太陽の1/4)を映すにすぎないからです。
つまり、鏡の数を増やすと、その分だけ1つ1つの鏡からの光は弱くなります。仮に小さな鏡を100万枚パラボラに貼り付けたとしても「8500倍を超えた100万倍だっ!」とはなりません。
この理屈は、鏡をさらに細かくしても同じことが言えます。で、限りなく鏡を小さくしていくとだんだんと凹面鏡(放物面鏡)に近づきますが、この過程で集光能力は増えません。
鏡の作用は、焦点から見て「(太陽の視直径よりも大きな凹面鏡の面積全体が)太陽と同じ輝きになる」ということにすぎません。回転楕円体の鏡で太陽と焦点を囲んだ場合、焦点からは全天が太陽表面に見えますが、これが鏡を使った最良のケースです。
# レイトレーシング的に考えても可。:-)