
米政府、NASA が中国と協力することを禁じる 19
ストーリー by reo
人口比は如何ともし難い 部門より
人口比は如何ともし難い 部門より
eggy 曰く、
米国連邦政府の一時閉鎖を回避するべく、経費の大幅削減を目指した米国議会が承認した予算案には、中国と共同で科学技術活動を行うことを禁じる条項が盛り込まれていたとのこと (本家 /. 記事、Discovery News の記事より) 。
NASA 及び OSTP (科学技術計画局) が中国及び中国企業と科学技術の分野で協力すること、また NASA が中国高官を接待することを一切禁じる条項が含まれることとなった背景に、中国からのサイバー攻撃の脅威と激化が報じられている諜報活動の疑惑があるという。本条項の導入を提案した米国下院の Frank Wolf 氏は、2006 年に同氏のオフィスのコンピュータがハッキングされ、後に中国からの攻撃であったことが FBI の調査で明らかになったこともある。
本家 /. では、「米国が中国を次のスーパーパワーに育てた。中国は米国の研究を盗む必要はもはやない」「中国との共同研究をやめたとしても、中国はみずから研究と技術革新を行う方向にシフトしていく力がある」など、中国の力を認めるコメントが多いのが興味深い。
ムチャじゃないのかな? (スコア:1)
中国国籍のままNASAの予算で雇用されているポスドクとか、いないのかな?
日本で同じような法案が通っちゃったら大変すぎるよなぁ。
Re:ムチャじゃないのかな? (スコア:4, 参考になる)
>中国国籍のままNASAの予算で雇用されているポスドクとか、いないのかな?
そもそも中国のロケット研究はアメリカのジェット推進研究所の共同設立者の銭学森博士が
1955年に中国に帰国してから始まったものですからね。
その銭博士にしても、戦後のレッドパージで一時、米国で拘禁されていました。
巨大な政治がからむと研究者もたいへんだ。
Re:ムチャじゃないのかな? (スコア:1)
中国との共同研究と中国人が研究してることは別の話じゃないですかね?
米国人に研究させてても中国に引き抜かれてしまえば同じことな気が。
まずはここから (スコア:0)
>米国連邦政府の一時閉鎖を回避するべく
これが意味不明なんですけど、米国連邦政府って閉鎖されるもの?
# 日本政府も閉鎖されるのか?
Re:まずはここから (スコア:2, 参考になる)
ニュースくらい見ようぜ。
米議会、予算案で合意、政府機関閉鎖も回避へ [msn.com]
Re:まずはここから (スコア:2, 参考になる)
本予算が年度末まで決まらない場合は、経常経費だけなどの暫定予算が
与野党合意で通るのが日本では“慣例”になってます。
もし、暫定予算さえも通らないまま新年度になった場合は法の規定がありません。
「結局のところ、経常経費くらいは国会で承認されるだろ」という空気で業務が継続されます。
アメリカは暫定予算が通らなければ政府を閉鎖すべしとの法の規定があります。
Re:まずはここから (スコア:3, 興味深い)
暫定予算が通らないのが1・2週間なら日本の「空気嫁!」な対応のほうが一般国民は問題なしですみます。
いきなり政府が閉鎖されるよりはサービスが継続しますので。
#その場合、日本政府は通常業務を「見込み」の予算でなします。
##発注される企業もそれはそれで、で過ごせます。
暫定予算が通らないのが1ヶ月を過ぎると、途端に破綻します。
#まず、公務員の月給を払う根拠がなくなります>日本全体の金回りが途絶えます
#好況事業の「来月払われる分」で操業していた企業が、金回りが途絶えます
こういうとき、「数ヶ月くらい止まる可能性があるのでどうにかしておけ」って法律で決めているのがアメリカです。
止まる可能性を想定していないのが日本です。まるで原発の非常用電源が(ry
日本経由 (スコア:0)
日本と協力してると日本経由で情報漏れそうだけど…
政府に中国のスパイがいるくらいだし。
Re:日本経由 (スコア:3, おもしろおかしい)
スパイ: 相手や敵のようすをひそかに探ること。また、その人。
from http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/119451/m0u/ [goo.ne.jp]
「露骨に」とか「広く知られている」の場合は、スパイとは呼べないと思います。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
仙谷とかなんであんなに日本に対してだけ冷淡になんだろう。宮内庁の蔵書を漁る熱心さはあるのに韓国にある日本の古文書には一切無関心とか。
本質は金と人 (スコア:0)
話は当然あるでしょうが、それが短期間で起きてしまうとマズいわけです。
自国内での諸々の対策、対外的な工作等してる時間が無くなるわけで。
NASAも予算不足でしょうからニンジン(中華マネー)を前にぶら下げられて
ほいほいとついていかないように、という意味が1つ。それと共に現状の
アメリカ内の機密情報が最も脆弱な人というインターフェースを介して
漏れるのを防ぐために個人レベルで交流がやりづらい環境作成が1つ。
今回の縛りはそのあたりじゃないのかなあ?
# もちろん議員さんの選挙対策も。
# 中国製品のおかげで国内の雇用環境が悪化するのにその相手と協力という
# 形ではいろいろ批判が出る(既に出ている?)でしょうから。
中国製品 (スコア:0)
それを機械で補うようになってきたら脅威かもしれない。
Re:中国製品 (スコア:2)
Re: (スコア:0)
日本企業は中国企業が作れないような車を作れるが、
中国は日本が作れない有人宇宙船を作れる。
航空機開発でも今や中国のほうが上。
Re: (スコア:0)
その理由として
有人宇宙船:中国は人命や慣習的タブーを軽視してチャレンジができるが、日本でそれで事故が起これば研究は凍結となってもおかしくない。
航空機開発:法規制の縛りが別次元で、兵器とその関連技術の開発に関して中国は推進だが、日本は封じられて長くしかも政府からの予算でやりにくい。
車:時間をかけて積み上げてきたノウハウがあるため。上述の人命重視もあり過剰といわれるほどすばらしい品質のものを作り上げる。
Re:中国製品 (スコア:1)
>>中国は人命や慣習的タブーを軽視してチャレンジができるが、
なんてこといってるの?
もう少し現実社会に目を向けたら?
とうの昔に、日本は宇宙・航空分野では置いていかれてるんだよ。
Re:中国製品 (スコア:2, 興味深い)
残念ながら、たしかにそうなんだろうと思います。
ただ、その原因は、中国国内の各種リスクの相対的な低さ(日本国内の相対的な高さ)だ、と親コメントは言っているのでしょ。
「現実社会に目を向けたら」、その解釈が変わりますか。
Re: (スコア:0)
ハッキング事件についての過去記事 (スコア:0)
>本条項の導入を提案した米国下院の Frank Wolf 氏は、
>2006 年に同氏のオフィスのコンピュータがハッキングされ、
>後に中国からの攻撃であったことが FBI の調査で明らかになったこともある。
これについての過去記事はこちら。
http://srad.jp/security/article.pl?sid=08/06/14/0415213 [srad.jp]
>不正アクセスされたのは世界各地の反体制活動家に関する情報が
>保存されているコンピュータ複数台で、2006年以降数回にわたり
>攻撃を受けたとのことである。