国立天文台のレプソルド子午儀、国の重要文化財に指定 8
ストーリー by hylom
知らないと見逃しそうなたたずまいではある 部門より
知らないと見逃しそうなたたずまいではある 部門より
parsley 曰く、
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構国立天文台の発表によれば、 国立天文台のレプソルド子午儀が国の重要文化財に指定されたそうだ。日本の近代天文学黎明期の基本的な天文観測装置として、歴史上および学術上の価値が高いと認められた。
レプソルド子午儀は三鷹キャンパスの子午儀資料館(レプソルド子午儀室)でガラス越しに見学できる。
「子午儀」は天体が子午線上を通過する時刻を精密に観測することによって、その地の経度を決定する、あるいは時刻を決める観測に使われるもの、だそうだ。レプソルド子午儀は130年以上の歴史をもち、日本の天文学史上貴重な望遠鏡とのこと。
子午儀は引退したが (スコア:2, 参考になる)
天文少年だったので、子午環(子午儀に目盛りを付けた、天体位置を観測する望遠鏡)が世代交代していた [nao.ac.jp]ことは知ってたけど、古い方の子午環が復活してた [nao.ac.jp]ことまでは知らなかった。
# この、百年以上昔の精密機械のメンテナンスはどんな職人がやってるのかなぁ
Re: (スコア:0)
タイムマシンで当時の職人を呼び出して。
Re: (スコア:0)
いやいや、タイムマシーンで過去に持ち込んで。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ネタ:牛乳は賞味期限を越えていないためセーフ。
実際:牛乳の賞味期限を越えたという事実は消えていないため、NG。
マジレスすまん。
世界的に見た価値はどうなの (スコア:1, 興味深い)
ドイツから買ったとの事だが、重要文化財に指定される様な物が海外ではどの様に扱われているか気になる。同型機はもう残っていないのだろうか。
また、子午儀の上の方にある丸い重りは何に使うのかと言う疑問と、レプソルド子午儀室の側にある樹が観測の邪魔になったのではないかと思った。あの場所で使っていたのではないかも知れないし、樹もずっと小さかったのかもしれないが。
Re:世界的に見た価値はどうなの (スコア:1, 参考になる)
> 子午儀の上の方にある丸い重りは何に使うのか
望遠鏡の軸を、(おそらく、すべり)軸受からごくわずか浮かせ、可動部重量の大半を転輪にかけるための重りと思われます。
うろ覚えですが、当時の転がり軸受(ベアリング)では精密位置観測用の天体望遠鏡に使えるほどの精度がなかったので、設計に苦労したとかいう記事を読んだことがあります。
油圧軸受けが天体望遠鏡に採用されるのは半世紀後...のはず
# 富田先生の「テレスコープ・エンジニアリング」が懐かしい
Re: (スコア:0)
なるほど、軸受けの技術を補うための重りですか。現代の技術で造られた望遠鏡と形が違うのも納得です。
上の方のコメントで、メンテナンスの話題が出ていましたが特殊な技術が要るのでしょうね。