
「天敵の臭い」分子でネズミ撃退 40
ストーリー by reo
センスのあるネーミングを期待 部門より
センスのあるネーミングを期待 部門より
wetb 曰く、
数年前に視覚情報伝達タンパク質「ピカチュリン」を発見した (/.J 記事) ことで定評のある 大阪バイオサイエンス研究所は、天敵の臭いに先天的な恐怖を感じる哺乳類の本能を利用したネズミなど有害哺乳類用の忌避剤の製造技術を開発した (産経関西の記事より) 。
研究チームは嗅覚に遺伝子操作を加えた「猫を怖がらないネズミ」を作り出すことに成功し、哺乳類の「天敵への恐怖」が学習などによらない先天的なものであることを発見した。また、キツネなど天敵の臭いをかぐとネズミの脳内ストレス回路が活性化することも確認。さらに研究を重ね、キツネの糞に含まれる物質「TMT」に比べ 10 倍の強さで恐怖情動を誘発する臭い物質の開発に成功した。この物質は既存忌避剤のような動物の慣れや効果の弱さといった弱点を持たず、ネズミが臭いをかげばかぐほど恐怖の度合いを増す効果を持つという。
なお、この研究は昨年 3 月に「バイオビジネスコンペ JAPAN」の最優秀賞を受賞している (「神経回路の機能に基づいて哺乳類の本能情動を制御する機能性匂い分子の開発」) 。
別方面からの研究 (スコア:5, 参考になる)
肉食動物の尿に含まれる 2-フェニルエチルアミンがマウスやラットなどの齧歯目に逃避行動を取らせることが判った、という研究がしばらく前に Nature News に出ていました。
http://www.nature.com/news/2011/110620/full/news.2011.375.html [nature.com]
http://www.pnas.org/content/early/2011/06/13/1103317108 [pnas.org]
海外ではボブキャットの尿が庭園のネズミ/ウサギ避け忌避剤として売られているらしく、その分析からスタートしています。動物園で各種動物の尿を集め、分析して特定したそうです。
動物園とはいえ猛獣の尿集めは大変だったようです…。
# どこかで読んだようなストーリー、と思ったらこちらのブログ [hatena.ne.jp]でした
ネズミはミントのにおいが苦手らしい (スコア:2, 興味深い)
その大工さんによると、ネズミはミントのにおいが苦手なので、そのにおいがする薬らしいです。部屋までにおわなかったので、よく分かりませんでしたが。
自分でやることになって、忌避剤の成分が気になったり、もしくは手軽にやるなら、ミントの芳香剤でもまけばいいのかもしれません。
Re: (スコア:0)
それを、想定通過ルートに置いたら静かになりました。
これに加えて、電源ラインから電磁波で追い出すユニットを使用したところ居なくなりました。
ユニットにはGにも効果有りとか書いてありましたが、Gには全く効果無しでしたが。
電気ネズミは雷トラの夢を見るか (スコア:1)
なんで「ピカチュリン」なんて名前に……
ピカチュウとその物質の間の関連性がわかりません。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:電気ネズミは雷トラの夢を見るか (スコア:2)
関連:ソニック・ヘッジホッグ [wikipedia.org]
遺伝子系統の運命かもしれませんね。
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
Re: (スコア:0)
バルバルバル (スコア:1)
黒光りの速い奴 (スコア:0)
Re:黒光りの速い奴 (スコア:2)
Re:黒光りの速い奴 (スコア:1, 興味深い)
私的にはむしろなんであんなに嫌われているのかがわからない。
カブトムシとか含めあの手の虫系が全部駄目、ってならまあ理解できなくはないが、カブトムシやクワガタなどが平気でゴキブリが駄目、ってのはなんかこう理屈に合わないような……
#似たようなもんじゃない?
Re:黒光りの速い奴 (スコア:2)
カブトムシやクワガタが普通に家に湧いてくる虫ならそうなるかもしれないですけど、
そんなことはないでしょう。
それにゴキブリとカブトムシやクワガタでは地上での機動力がまるで違うので、
不快感が段違いだと思います。
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
Re: (スコア:0)
私的にはむしろなんであんなにキモオタが嫌われているのかがわからない。
イケメンとか含めあの手の男系が全部駄目、ってならまあ理解できなくはないが、イケメンや美少年などが平気でキモオタが駄目、ってのはなんかこう理屈に合わないような……
#似たようなもんじゃない?
Re: (スコア:0)
多分犬とか猫とか違う種から見たらそんな感じなんだと思うよ。
Re: (スコア:0)
いやいや、製薬会社のマインドコントロールですよ
Re:黒光りの速い奴 (スコア:1)
アシダカグモ
・・・どっちもどっちな感じだけどね。
Re:黒光りの速い奴 (スコア:1)
ゴキブリも捕食するけどネズミも小さければ捕食するので、気の小さな人にはゴキブリよりキツいかもしれません
Re: (スコア:0)
飼ってた柴犬はゴキを前足で叩き殺す癖がありました。
もっとも、獲物を食することはなかったので、「天敵」とは言えなかったかも。
Re: (スコア:0)
研究途中で
遺伝子操作を加えた「人を怖がらないG」を作り出すことに成功して
逃げ出したら困る…
Re:黒光りの速い奴 (スコア:1, おもしろおかしい)
使ったほうが幸せか、使わないほうが幸せか
えっとう (スコア:0)
鼠より羆と蝦夷鹿が欲しいです@北海道。
羆なんて札幌市の住宅地にも出るぐらいだから…。
野いちご落とし (スコア:2)
食物連鎖のピラミッドの頂点に近い生物ほど、本能的に恐怖を感じるニオイは少なくなりそうです。クマだと難しいかも。
クマの天敵って日本国内では、東北地方に住むといわれる伝説のマタギくらい?
Re:野いちご落とし (スコア:2, 興味深い)
北海道だと、鹿対策にライオンのフンをばらまいてみたがまったく効果が無かった!ってのがありましたが
#いっそ硝煙の臭いでもさせた方がマシなんでありましょうか
Re: (スコア:0)
羆は若羆を除き列車や車を見たら退避するので、待避しないのが多い蝦夷鹿よりは対処が楽という話も。
ただ、列車や車は特有の匂いがないし、(羆が出るような)住宅地は列車は当然として車も少ないからなぁ。
でもまぁ、踏切事故はいつも多いので、羆の方が人より学習能力があるんじゃないかと思いたくなる今日この頃。
Re:野いちご落とし蛇には弱いらしい。 (スコア:1, 興味深い)
詳しくは記事をご覧になっていただきたいのですが、蛇や蛇に類するもの(蛇の匂いをつけたヒモ状のもの)には警戒するようですよ。
私が聞いたはなしでは蛇の匂いのエキスをスプレーにしたものが熊に有効ということでしたが、このリンク先はのっていませんでした。リンク先の記事によると、唐辛子スプレーは有効だそうです。
ヘビはさすがに怖いクマー (スコア:2)
へええ、そうなんですか!
それにしても、なんでヘビを警戒するんでしょうね。やはり毒ヘビを避ける本能があった個体のほうが、生存に有利だったのかな? 毒ヘビが自分からクマに毒を行使するってことはそうそうないと思うので、ちょっと意外な感じです。
Re: (スコア:0)
確かに考えると不思議ですね。
我々の身近にいる猛禽類の 猫は蛇をものともせず戦いますよね [youtube.com]。
熊が蛇よりも大きすぎるので不覚をとることがあるのを警戒しているのかもしれません。
Re: (スコア:0)
禽には鳥って意味があります。非猫鳥!
猛獣! 猫猛獣! 猫猛獣! 猫猛獣!
Re: (スコア:0)
でも、対馬山猫を捕って食べるそうなので、
ネコマタギさんです。
Re: (スコア:0)
遺伝的恐怖感なら肉食恐竜(獣脚類)の臭いを再現できれば利くかも
化石から臭いの再現は無理だが、現世鳥類の遺伝子を研究すれば手がりが得られるかもしれない。
# 何となく鳥類って怖いよね?
これはひょっとすると (スコア:0)
ノーベル賞も狙える成果ではないだろうか?
化学とか医学生理学方面でなくて、平和賞候補として。
ネズミなどの小動物による食料生産への被害って、かなーりデカイんでしょ。
とくに発展途上国では。けっこうな数の人命を救える可能性がある。
Re:これはひょっとすると (スコア:1)
昆虫にも効く物質が見つかるとなお良いですね。
アフリカでは収穫時期に襲ってくる人間が一番厄介ですけど
軍事利用 (スコア:0)
10倍の恐怖情動… (スコア:3, 興味深い)
これは、単に人間にとって便利な薬が出来そう!という話ではなく、
「哺乳類の恐怖情動を10倍に出来る薬…」ってすごいホラーだと思うのです。
#人間が臭いを嗅いだ瞬間、恐怖→発狂する物質ができたら…
Re: (スコア:0)
よくわからんが「まんじゅうこわい」ってこと?
Re: (スコア:0)
私は上司が近くに来ると本能的に逃げたくなるのですが、どうも上司の放つ物質ボスリンに反応するようです
宛、部門名 (スコア:0)
この忌避物質は酸だろうか? もし酸だったら命名は
脱鼠酸
ねずみじゃなくてウサギだったら (スコア:1, おもしろおかしい)
脱兎酸...
ねずみじゃなくて日本人だったら (スコア:0)
産酸あれっ (スコア:0)
耐性菌 (スコア:0)
こうしてキツネを怖がらないネズミが増えるのですね。
キツネがいない地域ならもたもたして食われる等で淘汰されることもあるまい。