パスワードを忘れた? アカウント作成
357622 story
スポーツ

平均余命を伸ばすことができる最低限の運動量は? 11

ストーリー by headless
長寿 部門より

capra 曰く、

WHOによれば、18~64歳の成人が1週間に150分以上の軽い有酸素運動を行うことで、疾病による死亡リスクが低下するという。しかし、最新の研究によると週90分程度の運動でも寿命を長くする効果があるという結果がでたそうだ(論文要旨本家/.)。

台湾の医師らによる研究グループは、被験者416,175人(男性199,265人、女性216,910人)を運動量別に分け、平均8.5年間の追跡調査を実施したという。週平均の運動量は自己申告によるもので、「非活動」、「低活動量」、「中活動量」、「高活動量」、「非常に高い活動量」の5グループに分類された。その結果、週平均92分間の運動をする「低活動量」グループでも、すべての要因による死亡率が「非活動」グループよりも14%少なく、平均余命が3年長いことが明らかになったとのこと。

論文では心疾患がある人を含め、軽い運動を週90分(もしくは1日15分)実施することで死亡リスクを減らし、余命を伸ばす効果があると結論付けている。

WHOのファクトシートでは、有酸素運動の例として散歩、ダンス、ガーデニング、ハイキング、水泳、サイクリング、軽作業、家事、遊戯、スポーツ、エクササイズなどを挙げており、最低でも10分間は継続して行う必要があるとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by masakun (31656) on 2011年08月25日 16時20分 (#2009230) 日記

    >1日15 分の中程度の強度の運動

    中程度の強度の運動って何かなと思ってググって見たらいろいろ出てきたんだけど、

    国立病院機構和歌山病院 患者さま向け情報 病気のおはなし 糖尿病 糖尿病患者に対する理学療法 [wakayama-hosp.jp]

    (1)運動強度:一般にインスリンの感受性を改善し、筋肉組織のブドウ糖利用率を高めるためには、最大酸素摂取量の約40~60%の中等度の強度の運動(※後述)が勧められています。中高年では、脈拍数で100~130/分、歩行速度で70~90m/分の速歩き運動がこれに相当します。具体的には少し汗ばむが、一緒に歩く隣の人と話しはできて、ややきついと感じる程度までとします。

    (2)運動の持続時間、頻度:運動筋へのブドウ糖の取り込みは、運動開始後約10分ぐらいから増大します。しかし長時間の運動は疲労を招くため、1回の運動持続時間は20~30分が適当と考えられます。回数としては、代謝効果が3~4日しか持続しないため、週3回以上が望ましいでしょう。また一般に食後30~60分経過後、血糖値やインスリンがピークに達した時に運動することが勧められています。しかし、日常生活の中では必ずしもこの時間帯に運動できるとは限らないため、極端な空腹時や食事直後を避け、習慣化しやすい時間帯を選ぶようにしましょう。

    (3)運動量:1日の運動量としては、200~300kcl程度が望ましいと思われます。例えば、朝夕それぞれ1回70~90m/分の速歩き運動を、平地にて20~30分(歩数にして約2000~3000歩)ずつ行い、昼にラジオ体操を行うと、この運動量を消費できます。

    これは糖尿病患者の運動療法の一例ですが、フツーに健康な人が平均余命を伸ばすためには少なくとも平地を速歩きで15分歩くのと同等の運動を習慣的に毎日続けるということが必須ということでしょうか。単にダラダラ歩いているだけとか布団の上でゴロゴロしているのではだめよと。

    p.s. 世界保健機関(WHO)でヨロシク♪

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
    • by Dobon (7495) on 2011年08月28日 15時32分 (#2010509) 日記
      駅から15分の距離(不動産屋基準)に住めば、通勤だけで(だいたい)足りるって事かな?

      # 土日に秋葉のジャンク屋を巡れば、お釣りが来るかもしれない……
      --
      notice : I ignore an anonymous contribution.
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2011年08月28日 17時10分 (#2010545)

        都会の人って、電車通勤だから、毎日けっこう歩いてると思います。
        へルシア緑茶みたいに歩いて脂肪分解みたいなのも、それを前提とした製品だと思います。

        地方都市だと、都市が小さいので、職場がすごく近いか、または
        郊外の山奥に住んで車を使うかで、それほど歩かないで生活できてしまいます。
        便利は便利だけど運動は少ないかも。

        まあ、都市部に住んでも、海や山もすぐ近所なので、その気になれば運動できますが。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2011年08月28日 18時56分 (#2010589)

        そのとおり!
        で、できたら「これは運動なんだ」と意識してみてください。
        それだけで体の動きがキビキビして結構体の筋肉の動きが違います。
        おためしあれ。

        #主治医の受け売りなんでACで

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          私は脳が筋肉でできているので、現状のままで大丈夫ですな

      • by Anonymous Coward
        異動前に通っていた職場がまさに徒歩10~15分のところだったので丁度良かったです。
        速度も早歩き+くらいで職場の人に歩くの速いよねと言われるレベルで続いてました。
        おかげで(?)真冬でも会社に着く頃には軽く汗をかくほどでセーターなんぞ着なくて済んでました。

        異動後は歩く距離が減ったせいで1年で約3kg程増えてしまいましたがねorz
        • by Anonymous Coward on 2011年08月28日 20時28分 (#2010607)

          普段から速歩きの人間は更に速歩きじゃないと無意味だったりしないのでしょうか…気になります。

          # 自分も速歩きなのでAC

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2011年08月28日 22時47分 (#2010649)

            そうですね、心拍数が上昇する程度の負荷をかけないと代謝経路の割合は変わらないので、普段速歩きならジョグしないと有酸素運動とは
            言えないです。結局、一日15分なり30分有酸素運動を継続するということは、数ヶ月でそこそこアスリートじみた運動ができるようになっ
            てしまいます。ウォーキングでダイエットできるというのは、筋力や心肺能力がが極端に少ない人で、やがてジョギングしないと意味がなくなってしまいます。

            有酸素運動ではないけれどカロリー消費はするわけですが、その場合は主な脂肪がエネルギー源になるわけではなく、条件によってグリコーゲン、たんぱく質(筋肉)
            などが一定割合燃焼することになります。

            親コメント
    • by Anonymous Coward

      一般に食後30~60分経過後、血糖値やインスリンがピークに達した時に運動することが勧められています。
      食事直後を避け

      あしたから健康のため早弁して昼休みに歩けば良いんだな!

  • by BlueRain (37857) on 2011年08月28日 21時35分 (#2010625)
    ちょっと前の話題を参考にすると一日15分「アルゴリズム体操」をすればいいということですね。
    これはこれでかなりハードかも。いろんな意味で。

    アルゴリズム行進でないだけましか。
  • by Anonymous Coward on 2011年08月28日 22時17分 (#2010638)

    >18~64歳の成人が1週間に150分以上の軽い有酸素運動を行うことで、疾病による死亡リスクが低下するという。
    いや、まじめな話、こんな短い時間の有酸素運動でいいのなら、たたなくなったら急に運動量落ちると思った。

    不能になった後、案外、別の運動で汗を流すようにすれば、急な老け込みを防止できるとか。そういう検討もあってもいいと思う。
    #それはそうと、医者のグループなら、ディスカッションのときにこういう質問って出るのかが気になった。
    #ぜひ、美人で眼鏡のキツそうな女医に顔を赤らめながら質問してもらいたい。

typodupeerror

ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

読み込み中...