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サイエンス

FLOATEC プロジェクト、洪水の時に浮く「水陸両用の家」を開発 17

ストーリー by reo
もっとこうテックス・エイブリー的な何かを 部門より

eggy 曰く、

ヨーロッパの研究開発プロジェクト FLOATEC では、洪水が起きた時に浮くよう設計された「水陸両用の家」を開発しているとのこと (gizmag の記事本家 /. 記事より) 。

同プロジェクトの筆頭パートナー企業であり、浮体式建築物のリーディングカンパニーの Dura Vermeer 社によれば、何層にも重ねた軽量プラスチックを基礎部分に持つことでコンクリートの家を浮かすことが出来るという。またスペインの Acciona Infrastructures 社と共同で開発した発砲プラスチックをコンクリート層の間に何層にも重ねて差し込むことで作られるブロックはモジュール式に簡単に組み立てることができ、仕上げはコンクリートで塗り固めるだけとのこと。従来の技術であれば一定のサイズ及び重量を超過すると沈んでしまうが、より軽量で大きな建築構造が可能となったほか、建築コストも削減できたという。

同プロジェクトは、海面上昇を危惧する低地の国オランダを主要な市場として見ており、また、100 年内に沈没するリスクに晒されるインド洋及び太平洋の小島嶼国でもこの技術を活かすことができると考えているとのこと。

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  • by iwakuralain (33086) on 2011年09月06日 11時56分 (#2015178)

    家を連結して広大な広さになったため、独立国家として宣言した

    とかそういう時代がくるんですかね

    • by Anonymous Coward

      連環の計が成功しました。

      孔明「東南の風が吹けば勝つる!」

  • 今回のは「洪水の時だけ」という点が新しいのかもしれませんが、
    住居が船上 [wikipedia.org]というのは、むしろ昔からあるような。
    造船技術で住宅をつくった方が [hitachi-kenki.co.jp]早くないですかね。

  • 関連ストーリー?人工島に集落を再建する東北スカイビレッジ構想 [srad.jp]のコメント [srad.jp]
    にもありましたが、浮いてたら(地面に固定されてなければ)固定資産税を払わずに済むんでしょうか?
    だとすると普及の後押しになりそうです。

    --
    -- う~ん、バッドノウハウ?
  • by Anonymous Coward on 2011年09月06日 11時46分 (#2015170)

    浮いて流れて他の家を破壊してまわるのですね。いかりをつけておかねば

    • by felice90 (16811) on 2011年09月06日 12時34分 (#2015217)

      まずは、ぶつけても自分の家が壊れないように補強が必要かと

      #ぶつけられた方?同じように作ればぶつけられないと営業しましょう

      --
      /* なんだかんだと、すすむしかない */
      親コメント
    • by greentea (17971) on 2011年09月06日 13時43分 (#2015283) 日記

      3.11で船が津波で流れたり、建物に乗り上げたりしたらしいので。流れたらどうするのか考えとくのは重要な気がする。
      津波ほど長距離流されることはなくても、家なんてちょっとでも移動したら元の位置に戻すのに一苦労だろうし。

      --
      1を聞いて0を知れ!
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      • by Anonymous Coward

        このタイプの究極は「空」に浮く家なんでしょうね。
        普段は地表に着地あるいは係留しておき、非常時は浮上して水害をやり過ごす、という感じで。
        空に浮かぶ家なら移動も比較的容易でしょうし。
        StarCraftのテラン建造物や野尻泡介氏の小説をはじめ、アイデアとしてはありふれたものですが、
        実現は極めて困難ですね。(今のところは夢やロマンの領域かなー)

    • by Anonymous Coward on 2011年09月06日 19時27分 (#2015542)
      欧州の大陸の方なら、大雨や大量の雪解け水などで、ゆっくりと河川の水位が上昇していき、少しずつあふれて、広範囲が水につかり、ゆっくりと水が引いていくことが多い。

      そういうところだと、流速はそれほどないから流されることはないけど、水が引くまでに1週間以上かかったりするので、水が引くまでの間、家財を守るために家が水に浮くのが1つのアイディアでしょう。日本と違って、平屋が多いし。

      日本なら、高価なものだけ2階に上げて、水に使った部分は修理や交換というのが現実的。1週間も水につかっているということはないし。

      家が破壊されるほどの流量だったら、浮かしても流されるから、そういうのは想定していないんじゃないかな。
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  • by Anonymous Coward on 2011年09月06日 11時56分 (#2015179)

    オランダやドイツなどでは人工の浮体上に建てた浮く家はすでに存在する
    だから現地の人にとっては「水陸両用の家」はそれほど物珍しいものではないのでは?

    • by Anonymous Coward on 2011年09月06日 12時29分 (#2015210)

      ハウスボート [google.co.jp]なんかでぐぐれば色々ありますね

      # 増えすぎたので新規進水禁止、てアメリカの話を聞いた気がするが、どこかまでは

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      これからは、潜水する家なんじゃないのかな。

      大水でも床下浸水しませんみたいな。

    • by Anonymous Coward

      ヴェネチアでは水没しそうな古い歴史的建物は、
      フロートを仕込んで浮かせてるとか。

  • by Anonymous Coward on 2011年09月06日 12時27分 (#2015208)

    海沿いに立てたら「大西洋ひとりぼっち」のリスクはあり?

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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