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宇宙

ロシアの惑星探査機、地球に落下の可能性 30

ストーリー by hylom
地上に落ちたらどうなる 部門より
rm -fr 曰く、

ロシア・中国と米惑星協会による火星およびその衛星フォボスの探査・サンプルリターンなどを目的とした惑星探査機フォボス・グルントは9日の打ち上げ後、動力装置が動かず(asahi.com記事)、軌道投入に失敗した。現在も軌道修正を試みているがここにきて、探査機の地球への墜落のおそれが報じられている(産経記事47News記事)。

最近落下した人工衛星と言えば、米UARS独ROSATで、それぞれ6トンと2.4トンであったが、フォボス・グルントは歴代惑星探査機の中で最も重い13トン超である。落下場所の予想は難しく、「恐らくは北緯52度・南緯52度の間」とのこと。

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  • by Anonymous Coward on 2011年11月11日 2時00分 (#2048424)

    火星への探査機送り込みが始まった1960年代から2003年の間に、
    人類は合計36基の火星探査機を送り込んだが、そのうち失敗は22基。
    多少の成果は出したモノの、主要な観測は出来なかった部分的成功は2基
    火星に到達し、主要な観測目的を成功させたモノは12基しかありません。
    まさに探査機の墓場状態で死屍累々。

    理屈からすると、地球から遠くなればなるほど惑星探査の技術的難易度が
    上がりますが、木星以遠に送り込んだ両手で数えられる程度の探査機
    (パイオニア10,11号、ボイジャー1,2号、ユリシーズ、ガリレオ、カッシーニ・ホイヘンス、
    ニューホライズンズ(ミッション途中やスイングバイ目的で木星へ行ったモノも含む))が
    全て成功を収めているのに、地球近傍の惑星にもかかわらず、火星へ向かう軌道と火星は
    「魔の宙域」と言わざるを得ないぐらい火星探査の失敗率の高さは異常なほどです。
    (日本も例外ではなく火星探査機のぞみが「魔の宙域」の餌食になりました)

    その中でも失敗は旧ソ連・ロシアが多く18基中16基を失い、残る2基も部分的成功に過ぎない
    惨憺たる有様です。これで今回のフォボス・グルントが加われば失敗は17基目となります。
    特に今回はソ連崩壊後約20年惑星探査を行わなかったロシアが本格的な惑星探査復活の
    狼煙となるものでしたが、このままの推移で行くと旧ソ連時代から続く火星探査の呪いは
    今回も解けなかったようです。
    (空白の20年の間に人材流出などでノウハウが失われていたのかも知れませんが)

    しかし、日本なら継続的探査すら怪しく、一回の失敗で次はあり得ないぐらい望み薄なので、
    半壊状態だった火星探査機のぞみや5年後まで生きていられるかどうかも
    わからない金星探査機あかつきを必死で飛ばしつづけるのと比べると、
    旧ソ連の惑星探査への執念は恐るべきモノを感じます。

    しかし体制が変わったロシアになってもその執念は残っているのかどうかが気がかりです。

    • やはりテセラックの仕業…

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 火星へ向かう軌道と火星は「魔の宙域」

      あれ、でも木星以遠に向かった探査機も火星の軌道を横切っているんじゃないの?

      「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」と頭の中で確認した。
      (冥王星については保留。昭和生まれなもんで)

      • by Anonymous Coward on 2011年11月11日 13時15分 (#2048675)
        過去に木星以遠をターゲットとした探査機のうち、火星を経由したものは一つもありません。
        全て木星に、直接あるいは地球や金星でスイングバイを行って向かい、土星以遠を目指す場合は木星でさらにスイングバイを行っています。
        小惑星探査においてもこれは同様で、火星を経由したことは今までにありません。

        火星軌道を横切ってより遠くに向かうミッションはそれなりの成功率なのに、
        火星に接近するミッションは(周回軌道投入かフライバイ観測かを問わず)特異的に成功率が低いのです。
        親コメント
    • by Anonymous Coward

      フォボスをターゲットにした時点で、失敗すると思ってました。
      あそこは触れちゃいけない。
      サンプルリターンのターゲットとしては適してるのかもしれないけど、
      火星に軟着陸を唯一成功させているアメリカですら、あそこは触れないのだから。

    • by Anonymous Coward

      やはり「カプリコン1」の呪い…

  • by Anonymous Coward on 2011年11月10日 19時22分 (#2048253)

    最近、人工衛星が良く落ちてくるな。

    実は昔から良く落ちていたが報道されるようになったのが最近なだけ?

    • by Anonymous Coward on 2011年11月10日 19時26分 (#2048254)

      ロケットの能力向上で、燃え尽きないまま地表に到達する大型衛星が増えたからでしょう。
      確実に燃え尽きると言える大きさなら注意喚起する意味はありませんから。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      将軍様、打ち上げ実験するチャンスですよ。
  • ってのを思い出した。北緯52度から南緯52度だと結構な割合の人口密集地をカバーしてしまいますね。
    ちょっと気になって調べたらロンドンは北緯51度30分、モスクワは55度40分だそうな。

    • by Anonymous Coward

      まあ、#2048252 [srad.jp]でも書かれてるけど、北緯52度から南緯52度の間をぐるぐる回ってる軌道だからしょうがないんだよね。いつ落ちるかによって実際にその範囲内のどこにでも落ちちゃうから。

  • そもそも兵器用プルトニウムも作ってないから、原子力電池用アイソトープも在庫限りでもう生産してないんだろうな
    • by Anonymous Coward

      火星探査は太陽電池使えるから。

  • by Anonymous Coward on 2011年11月10日 19時21分 (#2048252)

    軌道傾斜角が52度だって言ってるのと同じなのになぜかありがたく感じる

    • by Anonymous Coward

      違う。軌道傾斜角が52度の円(に近い)軌道だって言ってるんとだ。

      • by Anonymous Coward

        地球軌道を離れようというのに円軌道に乗せるの?

  • by Anonymous Coward on 2011年11月10日 21時58分 (#2048332)

    待てサンプルリターンを目的にした惑星探査機が地球に戻って来なかったら、そりゃ失敗と言わんか……とか良く読まずに思ってしまった粗忽者はワタスだけですかそうですか

  • by Anonymous Coward on 2011年11月11日 0時07分 (#2048394)

    ヒドラジン満載で墜ちてくるんですね

  • by Anonymous Coward on 2011年11月11日 0時09分 (#2048395)

    こういった衛星の落下は少しは報道されると思いますが、軍事衛星などは極秘な為報道されないのでしょうね。
    危ないのもありそうで怖いです。

    • by Anonymous Coward

      光学偵察衛星(特にアメリカの)の反射望遠鏡の主鏡は、燃え尽きるような代物ではないでしょう。
      ハッブル宇宙望遠鏡は、KHシリーズを元に開発されたそうで、その主鏡が落ちてくるようなものですから。

    • by Anonymous Coward

      秘匿されていない限りは発表されてますが。
      てか、誰でも見れる位置に置いておいて、そうそう隠せるものでも無いですし。
      どうせ燃え尽きるものはニュースとしては無視されていただけじゃないかな。
      でも、むかしからウォッチングしていた人も居た訳で。

  • by Anonymous Coward on 2011年11月11日 7時47分 (#2048468)

    タイトルを見て一瞬勘違いしてしまった

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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