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宇宙

GARMIN が準天頂衛星対応のハンディ GPS を発売 34

ストーリー by reo
自転車用に買おうかなー 部門より

774THz 曰く、

GPS レシーバ大手の GARMIN が準天頂衛星対応のハンディ GPS を発売したそうです。日本の「みちびき」の他にロシアの GLONASS にも対応している (INTERNET Watch の記事代理店の FAQ より) 。

GARMIN が対応機を発売したということで民間ベースのビジネス展開にも光が見えた (?) と言って良いのかもしれませんが、果たして今後の打ち上げ計画はどうなっているのでしょうか?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2012年02月16日 10時33分 (#2100192)

    GPS互換電波に対応しただけ。測位精度を誤差1m以内にできるとかいう「みちびき」のガラパゴス仕様対応は未定。まあ当然か。

    • by Anonymous Coward on 2012年02月16日 12時02分 (#2100236)

      みちびきが対応する精度向上は日本の独自規格ではないよ。既存の「L1-SAIF」信号は未確定という点でまだ実験ではあるが、JAXAの資料によると [qzss.jaxa.jp]。

      「高精度測位実験システム」では、米国が進めている「GPS近代化」とほぼ同一の測位信号を送信して、GPS利用者の利便性を向上させることが目的の一つです。

      と言う事で規格を先取りしたもの。GPSは一度に一気にバージョンアップされるわけでは無く、順次新しい衛星に置き換えていく中で数年かけて更新されていく。GPSは米国のものなので、これは当然米国の優先順位に従う。その中でいち早く自前で利用できる様にしたもの。またさらにL1C/A L2,L5信号と言ったものも今後送信予定。
      この事はJAXAの児童向けFAQにすら書いてある [www.jaxa.jp]。

      またL1-SAIF信号自体も、必ずハードウエア改修が必要なわけではなく、ソフトウエアで対応が可能。L1-SAIF [google.com]でググってみるといろいろと情報が見られる。個人でも実験したりしている人がいるようだ。

      #代理店FAQでGARMINが何をもって「とても大きな機能追加が必要です」とか言っているのかは知らん
      #が、これ単に国内販売代理店の発言力が弱いだけじゃ? そりゃ「発言力が弱いので強く言えないです」とは書けないだろうけどさ。

      ちなみに、汎用の対応の石はすでに販売されている [ascii.jp]し、ある程度ソフトウエアに柔軟性があるGPS装置なら、ソフトウエア改修で対応ができるはず。国内中小メーカからすでに対応機器だって出てる [yupiteru.co.jp]。
      たれ込み文の

      GARMIN が対応機を発売したということで民間ベースのビジネス展開にも光が見えた (?) と言って良い

      国内メーカも含めて着々と対応を進めている中で、素早い商品展開が売りの企業が一番乗りを果たした、と言う事しかニュースバリューが無いのを、「光が見えた」とかちょっと違うだろうと思う。

      親コメント
      • アレゲ話題として。

        国内中小メーカからすでに対応機器 [yupiteru.co.jp]だって出てる。

        こちらは YUPITERU のカーレーダー GWR73sd (2012年1月発売)ですね。
        『業界初!準天衛星「みちびき」受信』とうたわれていますが、実は同社の Lei01 [lei-kirishima.jp] の方が先(2011年10月発売)に対応しています。
        同時期だからか限定品だからか、どっちも初ということになってるのでしょう。

        サイトを見てもらえればわかりますが、キャラクターのアニメーションや沢城みゆきボイスが1600フレーズ以上搭載、レーダーなのに〈親密度〉パラメータがあるなど大変アレゲなカーレーダーでした。
        Web 限定での定価販売のみでしたが、すでに限定2,000台が売り切れています。

        ボイス例
        「レーダー初のみちびき対応なのです。」
        「みちびき、捕捉しました。」
        「ひまわり、捕捉しました。」

        #あれ?スラドでは話題になってなかったですか。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年02月16日 12時25分 (#2100257)

        http://www.enri.go.jp/~sakai/qzss.htm [enri.go.jp]
        上記の電子航法研究所のページにある通り、みちびきが発信している補強信号信号は2種類あって、一つが"QZS-L1-SAIF", もう一つが"QZS-LEX"ですね。
        後者は確かにガラパゴスですが、前者は国際規格です。

        どうもこの2種類の扱いがチャンポンになっているので、状況が分かりにくいみたいですね。
        QZS-LEXに対応するなら、GARMINの代理店の言う通り大きな機能追加が必要です。
        しかし、元コメのご指摘の通り、既存のSBASに対応している機器であれば、それほど大きくない改良でQZS-L1-SAIFに対応することは可能なはずです。
        現状、日本のSBASはMTSAT(ひまわり)を使用するもので、ハンディタイプの製品はよく知らないのですが、産業用途のGPSでは対応製品はたくさんあります。

        ちなみに、「ひまわり」があれば「みちびき」いらないじゃん、と思われるかもしれませんが、ひまわりは静止衛星で仰角が低いので、都市部や山間地ではすぐ見えなくなっちゃいます。
        GPS補強信号はインテグリティ保証(要するに外れ値が出ませんよってこと)ができるようになることが売りのはずなのに、そもそも受信できないところがいっぱいあるんじゃ意味ないじゃん、って話ですね。
        まあ飛行機に使うだけならひまわりでもいい気がしますが。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        光が見えないのは、二機目以降の予算の方。
        使える商品が出ることで、「国民は期待しているはよ予算つけろ」という圧力になることを期待してもよいでしょう。

        • by Anonymous Coward on 2012年02月16日 14時55分 (#2100388)

          >光が見えないのは、二機目以降の予算の方。

          見えなくていいよ。
          QZSSみちびきなんて三菱電機のための官需衛星じゃん。

          米GPSにグロナスなりガリレオなり北斗なりを冗長させれば精度は上がるでしょ。出費ゼロで。

          「みちびき」は他のGPS(高度2万キロ)より倍も高い軌道(4万キロ)に上げなきゃならないので電波出力をでかくしなければならない上に重量制限のせいで原子時計を2系統しか積めない。(米GPSは4系統積んでる)しかも「みちびき」は原子時計がもう1系統壊れてる。特殊な軌道なので一度の打ち上げに一機しか上げられない。軌道上予備機にしても必要なときに移動だけで燃料をほとんど使っちゃう。

          こういうのを「筋が悪い」って言うんですよ。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            じゃあ筋の良いのを1つ頼むよ。
            屋内でも1m誤差で検知できるなら何でも良いよ。

            • by Anonymous Coward

              >じゃあ筋の良いのを1つ頼むよ。
              >屋内でも1m誤差で検知できるなら何でも良いよ。

              それは「みちびき」でも不可能だよね。

              でもって「みちびき」システムに3000億円ブッ込むくらいなら全国の高層ビル街に無線LAN網を張り巡らせられるんじゃね?

          • by Anonymous Coward
            >複数の無線LANや携帯基地局を利用して高精度な位置情報を得る方法もある。

            GPSが受信できる環境と同程度であれば、日本全国都心から山奥まで現行のGPS精度を上回る1m級の精度を得られるのが「みちびき」の導入理由じゃないんですか?
            GPS利用者全てが街中でスマートフォンのみを使用して測位するわけじゃないんですよ?
            • by Anonymous Coward

              地味なんであんまり注目されてないけど、山間部の測量や、気象観測などにも応用されるよな。
              真上にあれば林の中でも谷間でも、従来はGPSが受信できなかったような場所でも利用できる。

              • by Anonymous Coward

                >地味なんであんまり注目されてないけど、山間部の測量や、気象観測などにも応用されるよな。
                >真上にあれば林の中でも谷間でも、従来はGPSが受信できなかったような場所でも利用できる。

                ガリレオとかグロナスとか北斗で衛星がどばっと増えるので天頂にはなにかしら測地衛星がいることになります。
                わざわざガラパゴス衛星に数千億ぶっこむ意味はないですよ。

              • by Anonymous Coward

                天頂にはなにかしら測地衛星がいることになります。

                へー、そんなこと言い切れるほどそこら辺の計画って進んでたんだー。
                へーそれは知らなかったなー(棒

              • GLONASSの衛星数は既に実用レベルに回復した。
                北斗は既に準天頂軌道と静止軌道のコンステレーションを完成させている。
                Galileoも実用機に近い原型機が2機上がっていて、今年は原型機がもう2機、さらには実用機も上がり始める。
                遅れて立ち上がる上にグローバルに使えず、リージョナルでも大して利点のないQZSSが割って入るような場所は既に無い。

            • by Anonymous Coward

              その程度のメリットでは2000億から予算を投じて衛星コンステレーションを作るのなんてペイしない。
              だから通信や放送も相乗りさせようとしたが、こっちも商売にならないと逃げられて、だけどなぜか衛星は上がってしまった。
              そして、GPS+QZSSよりもGPS+GLONASSとかGPS+GALILEOの方が可視衛星数もDOPも向上する。たとえ街中でも。

              • by Anonymous Coward

                1機あたりが高いので、メリットが疑問なのはたしかですが。

                QZSSは2つの機能を持っています。ひとつはGPSやGalileoなんかと同じ測位のための信号を出す機能。もう一つは補強信号を出す機能です。
                測位信号だけを考えた場合、GPS+QZSSというのはGPS衛星が1つ増えたのと同じことになります。
                というのも、QZSSはGPSと同じ信号を使っているためです。したがって受信機もちょっとした変更だけで対応可能です。
                ところがGLONASSとかGalileoなどはGPSと周波数も信号も異なるものを使っているため、受信機に大きな変更(2つの受信機を持たせる)が必要と

              • by Anonymous Coward

                でもその「ちょっとだけ」の意味のためにあれだけの金ドブは許されないぞ、と。
                そんな高仰角が必要な場所なら地上からの補正がペイする場所か、そこまでの精度を必要としない場所かのどちらかでしょ。

        • by Anonymous Coward

          出なくていいよ、2機目以降の予算。
          これに予算食われて、はやぶさ2とかの科学探査衛星とかの予算が削られるんだよ。

          GPS補完してもうれしいことなんてあまり無い。
          新しい試みというわけでもない。
          高精度化する方法は準天頂衛星以外にも色々ある。そもそも素のGPSだって高精度化しつつある。
          複数の無線LANや携帯基地局を利用して高精度な位置情報を得る方法もある。

          公共事業としてロケット打ち上げを持続するために発注するんだ、という論理は分かるが、それなら別の目的の衛星打ち上げを減らすことだけはやめて欲しいですな。

          • by Anonymous Coward on 2012年02月16日 13時54分 (#2100349)

            予算のぶんどり合戦の内ゲバはこんなところでやらずに直接殴り合いに行ってください。

            俺はいらんをみんなはいらんにすり替える程度の幼稚な詭弁ならなおさら。

            親コメント
            • なら「国民は期待しているはよ予算つけろ」なんて俺はいるをみんなはいるにすり替える程度の幼稚な詭弁にも突っ込みを入れてくださいまし。

              # つーか、#2100334 [srad.jp]のAC氏は俺はいらんしか言ってないよね。誠実。

          • by Anonymous Coward

            測量や防衛用途は無線LANじゃ代替できねえよ。

            あとGLONASSとかCompassって言うなよ。
            ミサイルぶち込むのに敵の測位システム使ってどうするんだw

            • by Anonymous Coward
              防衛用途は防衛予算で。情報収集衛星ごとひきとってくれてかまわん。

              防衛予算もまた苦しく、なんでもひきとれるわけがないのもわかるが、防衛用途を防衛予算以外で整備して当然という風潮はいただけない。
              • by Anonymous Coward

                別にQZSSは防衛省が欲しくて出来たプロジェクトじゃないので、
                引き取らせるなら経産省に引き取らせてください。
                JSDFはGPSと商用リモセン衛星で間に合っています。

              • by Anonymous Coward
                それなら防衛用途なんて言い訳自体成り立たないな
      • by Anonymous Coward

        What's new いいよねっと

        類似品GPSにご注意ください
        iiyonet1

        最近、ネット通販で弊社製品を装った類似品が販売されており、ユーザー様から数件のお問い合わせがありました。

        「検索サイト等で当社製品名を検索した結果、タイトルにその型番が表示されていたので購入処理に進んで行ったところ、実は英語版の並行輸入品であった。」

        などというものです。

        世界初3測位システム対応のeTrexJシリーズをお求めの際は、必ず機器本体に「Jマーク」が刻印されている事をご確認下さい。

        同様に、GPSMAP62SJやOregon450TCも型番末尾の「SJ」や

        • by Anonymous Coward
          日本版って表示を日本語にローカライズしただけだったと違うの?
          平行輸入品使ってるけど、地図の地名がローマ字でちょっと見にくいのさえ我慢できればなんら問題なく使えてる。
        • by Anonymous Coward

          代理店様の理屈では個人輸入機は類似品扱いww
          海外の三倍ボッタクリ価格で官庁等にも納入してる現実。
          税金泥棒の理屈は凄いよなw

          • by Anonymous Coward
            この書き込み開いたら上の広告が

            >正規日本版は地図2本付き
            >地形図とナビ可能な道路地図収録済み 安心のガーミン社国内正規輸入品です

            だってw
    • by Anonymous Coward

      これですかね。

      > また、準天頂衛星はGPS互換の補完信号の他に、測位誤差が1メートル以内に収まるという補強信号が放送される事になっていますが、
      > 現在、当社のGPSユニットはこれには対応していません。

      http://www.iiyo.net/faq/index.php?action=artikel&cat=23&id=546... [iiyo.net]

  • by Anonymous Coward on 2012年02月16日 13時11分 (#2100303)

    以前GARMINのSBASに対応した機器を持っていましたが、ぜんぜん精度向上は認められませんでした。
    SBASを受信しているのは確認できるのですが、体感できない。
    今回のものはそんなこと無いといいですね。
    #過去形なのは紛失したったPND

    • by atdp117 (41595) on 2012年02月17日 0時53分 (#2100705)
      GARMINのWAAS(SBASの米国版)対応レシーバ(Etrex)を持っていますが、これって高度の精度補正に重点をおいたものだったと思います。
      なので地上ではあまり体感できないと思います。
      登山で使ってますが、WAAS無しだと高度方向で100mくらい誤差が出ますが、有りにすると数十m程度になるようです。
      どうもGPSは2次元測位に最適化されているようで、高度方向の精度はあまり良くないですね。
      おそらく単純な3次元測位精度だけではなく、測地系との関係もあるのだと思いますが。
      GPSは主にルート記録用に使っていて、別に気圧高度計もあるのでGPSの高度は当てにしていません。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      だとすると真相は「そもそもタコい精度しかでない設計なので受診しても生かせません」って話かいな?

  • by Anonymous Coward on 2012年02月16日 14時40分 (#2100380)

    EUのガリレオは?

    自分が無知なだけだと恥ずかしいのでAC

  • by Anonymous Coward on 2012年02月16日 21時41分 (#2100600)

    ボッタクリ代理店のステマキタコレ
    reoはdameyoの工作員かw

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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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