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地球

1981 年の論文、地球温暖化傾向をズバリ言い当てていた 69

ストーリー by reo
言い出しっぺの法則 部門より

eggy 曰く、

1981 年の Science 誌に掲載された論文 (PDF) が、2100 年まで地球平均気温が上昇し続けると予測していたとのこと。当時の北半球は 1940 年の平均気温を下回るほど涼しかったが、二酸化炭素排出量の増加が原因で地球気温が上昇し続けると言い当てていた。同論文を作成した 7 人の研究者グループの中に、1988年の「地球温暖化による猛暑説」で知られる J.ハンセンが名を連ねていた (The Register の記事Real Climate の記事本家 /. 記事より) 。

同論文ではまず、1990 年代に入るまでこれといって目立った地球温暖化対策はとられないと推測し、1990 年以降については使用エネルギー別にシナリオを幾つか立てている。燃料の使用量が増加し続け、石油やガスの代替燃料として合成燃料が使用されるようになるという最悪のシナリオから、非化石燃料が代替燃料として使用されるようになり、また燃料の使用量は横ばいというものまで、4 段階にわけて予測を行っていた。

GISS 気温データベースと比較したところ、30 % 程のズレはあったものの、ここ 31 年間の気温上昇の傾向を実に正確に予測できていたとのこと。

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  • by NOBAX (21937) on 2012年04月09日 16時12分 (#2132106)
    今より
    1.地球は温暖化する
    2.地球の気温はあまり変わらない
    3.地球は寒冷化する
    という3本の論文を書いておけば、未来を予測した偉い学者になれますね。
    • by Anonymous Coward

      この論文の著者たちが、その3つの系列の論文を80年前後に同時に出していたら
      そのコメントも意味がありますね。

      ぜひ見つけてください。未来予測ではないので簡単ですね。

  • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 12時56分 (#2131950)

    寒冷化を予測している資料とか、平常な予測とか、いろんな予測資料があって、

    その中からたまたま今と合ってた予測資料が見つかっただけでは?

    • by Anonymous Coward
      先日押入れを整理していた時に、70年代のSFマガジンの科学コラムで、ロシアの科学者が地球温暖化説を唱えているというのを読みました。
      • by Anonymous Coward

        70年代は寒冷化するといってなかったかな?w
        それには触れたら駄目なのか。

        • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 18時39分 (#2132198)

          寒冷化と温暖化の両論があって、専門家は温暖化論が優勢、マスコミは大衆受けがいい「氷河期が来る」説に飛びついた、というのが実情です

          親コメント
  • 地球規模のシュミレーションがどれ程の精度で出来るかは置いておいてもそれができるんなら・・・ワクワクしただろうなぁ。 windows98くらいにあったデフラグを魅入っちゃうのは多分lifegameに想いを馳せるのに似ているからだと思う。
    • by Anonymous Coward

      趣味ならば、のめりこむのは当然。

  • by beejay_aniki (45377) on 2012年04月09日 15時24分 (#2132080) 日記
    数年前(と言うか震災前)に地球温暖化防止の為、CO2の削減を声高に訴えておられた方々は、近頃は何をしてらっしゃるんでしょうね?
    --
    beejay_aniki
  • 偉い人にもそれはわからんのです [geocities.jp]
    >IPCCはじめ温暖化研究者の方々は、
    >二酸化炭素温暖化脅威説が完全に正しいとは言いません。
    >…過去のデータからは二酸化炭素が先か温暖化が先かはわからない…
    >…地域や時代によってはデータが乏しい部分もある。測定方法の違いもある…
    >…温暖化するにしてもフィードバック機構でどうなるかわからないから予測数値はかなりの幅がある… 
    >などと言ったことから、「温暖化は科学的に正しいと証明されたわけではない」というふうにちゃんと逃げを打ってます

    >でもね、だけどね、
    >マスコミや環境保護団体はもとより、有名気候物理学者までもが
    >「大気に増える二酸化炭素が地球を暖め、異常気象や海面上昇を引き起こす。人類の未来を救うため、さあ立ち上がろう」byジェームズ・ハンセン
    >と号令をかけ

    ぶっちゃけ◎根拠は示されていません◎という感じのようです。こちらも参照 [srad.jp]

    • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 18時52分 (#2132205)

      いや、そのコンテンツの日付、見ましたか? せいぜい2007年ですよ。
      『地球温暖化懐疑論批判』 [u-tokyo.ac.jp]であっさり論破されてますがな。
      ぐぐれば「CO2による吸収は(ほぼ)飽和している」という主張にに対する反論はいくつも見つかります。

      親コメント
    • ”100%確実な予測”は、無理です。しかし”100%確実じゃないから”という理由で「根拠が示されてない」などと断じるのは、詭弁です。

      地球温暖化の予測がこの先もずっと正しいかどうか、100%確実に言うことはできません。
      しかし世界中の科学的情報をかき集め、信頼性を1つ1つ評価した上で出された結論は、「20世紀半ば以降の世界平均気温の上昇は、その大部分が、人間活動による温室効果ガスの増加によってもたらされた可能性が非常に高い(=確率90%以上)」 [env.go.jp](33ページ)です。
      これは世界中の何百・何千人もの専門家が何十年もかけてまとめた科学的結論、かつ世界中の約200の国によって公式に認められた結論です。
      この結論は、現在でも変わっていません。最近ではIEA [iea.org]やOECD [oecd.org]も、対策の必要性を強調しています。

      残り数%の可能性に賭けたいというなら、それはあなたの自由です。
      しかし不正確な情報や詭弁を用いて、何も知らない方まで騙す権利は、貴方にはありません。

      # 不正確な情報の流布は遅かれ早かれ、何らかの形で国益を損ないます。結局は、変化を嫌い日本に閉じこもりたい方々に、もっとも大きな損害をもたらすのではないでしょうか。

      親コメント
    • Re: (スコア:0, フレームのもと)

      by Anonymous Coward

      そんなgeocitiesにあるようなページを自信満々にIDで書けるなんて、勇気あるね。

      • ではこっちは如何でしょうか?

        現在,雑誌「パリティ」で「温暖化問題,討論のすすめ」という連載記事が
        掲載されています.両論併記の形を取っていて,けっこう面白い.

        4月号の,「"CO2 排出削減"という妄想 渡辺正」が温暖化CO2起源説
        の反対論者の記事なのですが,なかなか興味深い内容でした.
        ここで皆さんに紹介できないのが残念です.

        関連するURLを貼っておきます.

        http://blog.livedoor.jp/climatescientists/archives/1409034.html [livedoor.jp]

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      • by Anonymous Coward
        そんな、返す刀でスラドがバッサリ・・・ じゃないですか
        • by Anonymous Coward

          テレビで言ってるから正しいとかそういう判断基準な人なんでしょ

  • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 13時06分 (#2131961)

    「温暖化した」という事実があっても、それがCO2のせいだとは何も証明されておらんし、
    温暖化した結果、海水温の上昇により溶解度の関係でCO2が放出されるわけで。

    • 「CO2が増加する前提で気温上昇を予測した30年前の論文が、実際の気温上昇の傾向を何だか上手く予測していた」という事実があるだけで、温暖化がCO2のせいと証明された訳ではありませんね。
      ちなみに The Register の記事の図を見ると、予測した気温の絶対値は低い側にずれています。「温暖化詐欺の布石」だとしたら控えめすぎたと言えそうです。

      Scienceの論文の著者の方々は比較的最近(2008)にも西ヨーロッパの温暖化は予測よりもずっと速い [arxiv.org]という論文を出されていて、まぁなかなか予測は難しそうですね。

      # あとタレコミ文、「石油やガスの代替燃料として『石炭由来の』合成燃料が使用されるされるようになるという最悪のシナリオ」が正しいです。

      親コメント
      • 温室効果ガスによる「温暖化」を肯定する立場にしても、今後の予測については研究によってかなり差がありますね。対策するにしても正確な予測は必須だと思うのですが、モデルがまだ定まっていないのでしょうか、それとも測定データの問題なのでしょうか。

        # 対策と言ってもまあ、温室効果ガス排出削減はなかなか難しいでしょうが。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      地球の歴史を見ると、白亜紀辺りは今よりも平均気温で10度以上高かったわけだから何も問題無いかとw

      • by Anonymous Coward

        その頃、現代人と現代社会はなかったでしょう?
        環境の維持は人間や社会のためにやってるんだよ。

        • by Anonymous Coward
          氷河期に過適応してしまった生活スタイルと低い海抜に作ってしまったストックが無駄になるというだけで、豊かな生物相をもたらす高温高CO2濃度の環境の方が長期的には住みやすい社会作れるはずだが。
          • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 17時30分 (#2132150)

            問題はそれをよくて数世代のうちに切り替えないといけないわけで。

            温暖化した際に穀倉地帯になれるであろうシベリア・カナダは、最初は表土が洪水で削られるので数十年~数百年は不毛でしょう。
            下手するとそのまま不毛の砂漠化ですが。一方、今穀倉地帯の黒海沿岸やアメリカの穀倉地帯は乾燥化するでしょう。
            シベリア・カナダが穀倉地帯になるまでは人類は飢餓に陥るでしょう。
            食糧の生産とバランスするくらいまで、人口は戦争・餓死などで減るでしょう。まあ、今現状でも多すぎるので。

            現在の都市は海岸沿いに作られてますが、これも移転が必要になります。
            これは今の土地の資産価値を無にすることなので、多大な抵抗が生じます。
            人類史でも、ウル・ウルク・ラガシュのメソポタミア文明も、気候変化に対抗して都市を維持しようと抗していました。
            気候適地に移動したほうが人口を維持できただろうに、それまで都市があったところでの継続を模索し、
            破滅的な文明崩壊に至ったことが考古学的に推測されています。
            「これまでのしがらみ」「近隣する部族との境の長年の調整」などで、最適解に降りれなかったと。

            現代の国際関係がそれを解けるか、と問えば、それができるなら北のミサイルは(ry の状態ですね。

            親コメント
            • by Anonymous Coward
              破滅的な文明崩壊の前に、その支離滅裂な文章をなんとかせよ。
    • by Anonymous Coward

      海洋に溶けているCO2が減っているデータを示してください。
      それがなければ、2行目はただの妄想・願望・信仰です。

      実際には、海洋に溶けているCO2が増えていて、
      貝やサンゴの殻が溶解するという懼れが指摘されています。

    • by Anonymous Coward

      少なくとも二酸化炭素の増加は一部の赤外線での地球からの熱放射をブロックすることは事実

      太陽活動等で熱入力が増えていることは観測されていない。

      完全な因果関係は証明されてなくとも、状況証拠は揃っている

      • by Anonymous Coward

        自然科学に因果関係を求めてもあまり意味はないしね。
        知見が増えて、因果関係にあると思われていたものが疑似相関だったと判明することもありうる。
        今ある知見が明らかに間違いだったと判明するまでは、今ある知見は正しい。
        それが科学の限界。

      • by Anonymous Coward

        >少なくとも二酸化炭素の増加は一部の赤外線での地球からの熱放射をブロックすることは事実
        >太陽活動等で熱入力が増えていることは観測されていない。

        例えば、二酸化炭素による熱放射のブロックよりもエアロゾルの熱放射のブロックのほうが支配的かもしれないし、太陽活動はともかく、宇宙線による雲生成がアルベドを支配しているかもしれない。

        いずれも支持するデータと否定するデータがある。同様に、入力する熱量も放射する熱量を変える無数の因子が存在する。

        CO2が支配的であるとは限らない以上、単一の因子によるモデルが温暖化をもたらすといっても証拠としては不十分。

  • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 16時31分 (#2132116)

    30%ってのは摂氏での話なのか華氏での話なのか、絶対温度での話なのか・・・

  • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 16時43分 (#2132128)

    地球は温暖化する

    これじゃ預言者と同じ

  • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 16時47分 (#2132131)

    学者が原発政策を推進したら経産省からお小遣いが貰える。
    学者が地球温暖化で環境税を推進したら環境省からお小遣いが貰える。
    学者が消費税増税を推進したら財務省からお小遣いが貰える。
    学者が年金削減を推進したら厚生省からお小遣いが貰える。

    こういうもんばっかりだな。

  • by Anonymous Coward on 2012年04月09日 16時49分 (#2132134)

    「先生、気層のなかに炭酸ガスがふえて来れば暖かくなるのですか。」
    「それはなるだろう。地球ができてからいままでの気温は、たいてい空気中の炭酸ガスの量できまっていたと言われるくらいだからね。」

    グスコーブドリの伝記 [aozora.gr.jp]
    上の文章は最後の章からの引用

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